恐竜が住む島で自由気ままなサバイバルライフ! 開発スタッフが語る『ARK: Survival Evolved』の魅力とは?

0 0
恐竜が住む島で自由気ままなサバイバルライフ! 開発スタッフが語る『ARK: Survival Evolved』の魅力とは?

20171005-ark-01.jpg

恐竜や古代生物たちが闊歩する謎の島「ARK」を舞台に、サバイバル生活を営む『ARK: Survival Evolved』(アーク:サバイバル エボルブド)。PCで登場し、海外で高い評価を得ている本作が、PlayStation®4用ソフトウェアとしていよいよ10月26日(木)に発売を迎える。

20171005-ark-02.jpg

プレイヤーは「ARK」で目覚めたサバイバーとなり、オープンワールドの広大な世界で自給自足の日々を生き延びることに。巨大な恐竜との戦いや飼育、体調管理などのサバイバル、最大100人での大規模なマルチプレイなど、盛りだくさんの要素を楽しめる。

今回は、本作の開発を手掛けたStudio Wildcardの社長であり、チーフ・エグゼクティブ・オフィサーであるDoug Kennedy氏と、コミュニティ・マネージャーを務めるCedric Burkes氏のインタビューをお届けしよう。プライベートでもPC版をプレイしているというふたりの体験談を交えながら、その世界観や広大なオープンワールド、マルチプレイなど、本作の魅力や見どころを熱く語ってもらった。

20171005-ark-05.jpg

Studio Wildcardの社長でありチーフ・エグゼクティブ・オフィサーのDoug Kennedy氏(右)と、コミュニティ・マネージャーのCedric Burkes氏(左)。

恐竜世界を生き残れ。『ARK: Survival Evolved』の魅力を開発者自らが語る!

【広大な島「ARK」を舞台に楽しめる、自由気ままなサバイバル生活】

――まず、『ARK: Survival Evolved』の基本コンセプトや、重視されているポイントを、あらためて教えてください。

Cedric:本作はオープンワールドの島を舞台にしたサバイバルゲームです。プレイヤーは何も所持していないところからのスタートとなり、生きるうえで必要なものは拾い集めたりつくったりしなければなりません。また、恐竜は狩るだけでなく飼い慣らすこともできますし、オンラインマルチプレイでは他のプレイヤーとの抗争が勃発することもあります。このように、本作は自由に遊べるサンドボックス型のゲームで、たくさんの要素が詰まっています。

Doug:その通り! 海を見たければ海へ行くのもいいですし、島に住みたいなら拠点を建築することもできます。プレイヤーが好きなように遊べる自由度の高さが、本作の特徴です。

――すでに発売されているPC版との違いはありますか?

Doug:すべてのユーザーに本作で同じコンテンツを楽しんでもらいたいので、プラットフォームによる差はありません。

20171005-ark-06.jpg

【原始的な生物と近代的な施設が同居する世界観とは?】

――本作は一見すると、恐竜が存在した原始時代が舞台のようですが、公開中のスクリーンショットやトレーラーでは近代的な施設やスナイパーライフルといった銃などが登場しています。また、ドラゴンやゴーレムといった、ファンタジーの世界に登場するモンスターも確認できました。本作の世界設定について、詳しく教えてください。

PS4® ARK: Survival Evolved イントロダクショントレーラー

Cedric:本作の世界観は、物語と密接な関係にあるんです。発売を楽しみにしている日本のファンへのネタバレになってしまいますので詳細は伏せますが、例えば、ゲームを開始するとプレイヤーの腕には何かが埋め込まれており、周囲にはビーコンのようなものがあります。また、空に浮いている巨大な建造物も視界に入ってくるんです。

「これはいったいなんだろう?」と思ってもらうことが狙いで、「原始時代でサバイバルを行なうだけのゲームではないぞ」と感じてもらえるはずです。そして、島の各所には、かつて「ARK」を訪れた人が書き残した調査書のようなものが残されています。それらを繋ぎ合わせていくと、本作の世界観や物語が浮かび上がってくる仕組みです。

20171005-ark-07.jpg

Doug:プレイヤーが降り立ったのはどんな時代なのか、最初はあえてわからないようになっています。世界の謎を解き明かしていくことも、本作におけるひとつの楽しみ方ですよ。

Cedric:また、本作には明確なエンディングはありません。『ARK: Survival Evolved』のゲーム本編に収録されている物語は第1章ともいうべきもので、ゲーム発売後に配信予定のダウンロードコンテンツによって、新たな物語がどんどん追加されていきます。

──ダウンロードコンテンツを導入することで、島内にあらたなスポットが登場するのでしょうか? それとも、新たなエリアが別に用意される?

Cedric:ダウンロードコンテンツに収録されるエリアは、ゲーム本編の島とはまったく別になっています。その島から、それぞれのダウンロードコンテンツに収録されたエリアへ移動する形です。

20171005-ark-08.jpg

【開発者も迷子になるほど広大なオープンワールド】

──ゲーム本編に収録されている島は、どれくらいの広さがあるのでしょうか。

Cedric:何平方kmというような具体的なサイズは明かせませんが、とにかく広大です。傾斜のきつい地形や、強い恐竜がいて進みにくい場所もありますし、火山などを迂回しなければならないこともありますから、島の端から端へと横切るだけでも、かなりの時間がかかるのではないでしょうか。私もプレイ中によく迷ってしまい、自分の拠点へ戻るのに何時間もかかってしまうことがあります(笑)。

Doug:移動時にオススメの乗り物は、手なずけたティラノサウルスですね。他の恐竜を蹴散らしながら進めますし、マルチプレイ時でも他のプレイヤーが逃げてくれますから(笑)。

──個人的にオススメのロケーションはありますか?

Cedric:私のお気に入りは雪原地帯です。とても寒いので、毛皮の装備を用意したり、しっかりと食べ物を用意したりしないといけませんが、そのおかげでマルチプレイ時でもあまり人がこないんです。拠点を荒らしにくる人が少ないので安心ですね。まあ、凍死の危険はあるのですが……。

マルチプレイの拠点選びについてアドバイスをするとしたら、「ビーチに拠点はつくらないこと」ですね。ビーチは新たにログインしたプレイヤーが最初にやってくる場所なので、そこに拠点を構えていると、ペットの恐竜が襲われたり、家に侵入されたりしてしまうんです。

20171005-ark-09.jpg

Doug:私は社長であり、本作は子どものようなものですから、全てのロケーションがお気に入りです(笑)。

──現在はオープンワールドのゲームが主流ですが、その魅力はどこにあるとお考えですか?

Cedric:私は、これまでにたくさんのオープンワールドのゲームをプレイしてきました。何が好きなのかと考えると、やはり解放感にあると思います。今のプレイヤーには、決まったストーリーを追いかけるのではなく、自分の決断が未来を切り開いていくようなゲームプレイが求められているのかもしれません。本作も高い自由度を誇っているので、そこがみなさんに評価されていると思います。

Doug:オープンワールドのゲームは、リアルとゲームの橋渡しのような役目を果たしているのかもしれません。好きなように、自分のペースで遊べるのがいいんじゃないかな?

Cedric:私は、実はプレイヤー同士で戦うのはあまり好きじゃないんです。でも、本作では戦いたくない、やりたくないと思ったことはする必要がない。

Doug:私はゲームの中でしかCedricを叩きのめせないので、プレイヤー同士の戦いは大好きですけどね(笑)。

Cedric:だからDougとは同じサーバーでは遊ばないんだよ!(笑)

20171005-ark-10.jpg

【協力か敵対か? ユーザーリードなマルチプレイ】

──マルチプレイでは、どのようなゲームプレイを楽しめるのでしょうか。

Cedric:本作のマルチプレイは、最大100人のプレイヤーが1つの島で同時にサバイバル生活を楽しめます。シングルプレイとは違い自分がログアウトしている間も、島では時間が経過しているのが特徴です。他のプレイヤーとの協力および敵対プレイは、流動的に発生します。私がプレイしていると、貴重なリソースが近くにある場所をめぐって争いが勃発したり、同盟を結んだりといったことが多いですね。

20171005-ark-11.jpg

ある日、私がつくった拠点を大きなトライブ(グループ)に潰され、全てを奪われてしまったことがあったんです。たぶんそのトライブの縄張りに近い場所だったのが原因なのですが、とてもくやしかった……。そこで「みんなであのサーバーのトライブを倒そうぜ!」と仲間を募って、抗争を起こしたこともありました。

また、ひとりでは倒すのが困難な敵に、みんなで協力して挑むといったこともあります。そのための武器やペットの恐竜を自分で用意するのはもちろん、他のプレイヤーから譲ってもらったり、物々交換したり、奪ったりといったこともできるので、こういったところでも協力や敵対プレイが発生しますね。

──シングルプレイよりもマルチプレイで遊んでもらいたい、という感じですか?

Cedric:まずはシングルプレイで遊ぶことをオススメします。サバイバル生活の基本や、恐竜をどう手なずけるのかといったシステムはもちろん、島でのベストスポットを見つけるといったことに少し時間を費やしてもらうのがいいと思います。ゲームの仕組みを理解してからの方が、マルチプレイをより楽しめます。

Doug:最初は小さくスタートし、少しずつ人と繋がっていくことをオススメします。

20171005-ark-12.jpg

【実際には見たことがない恐竜を動かす難しさ】

──登場する恐竜や生物のデザインについて、こだわりや苦労したことはありますか。

Cedric:化石などから構造はわかりますが、恐竜が実際にどうやって動いていたかは誰も知りません。想像力で補うしかないので、やはりモーションの作成には苦労しました。ただし、こだわったのは「プレイヤーのみなさんがハッピーでいてくれるような設定にすること」でした。そのモーションが正しいかは二の次で、この恐竜を、この形で登場させることによってみなさんに喜んでもらえるかどうかが最終的な判断基準であり、これからもそうするつもりです。

──登場する生物は何種類くらいでしょうか?

Cedric:ゲーム本編で120種類くらいでしょうか。ダウンロードコンテンツによって、これからも増えていきます。登場する生物の中には、恐竜だけでなく、昆虫や鳥、ゴリラ、猿といった動物も含まれていて、生態系のバランスを見て加えていきます。また、クジラやイルカ、サメはもちろん、首長竜のプレシオサウルスみたいな水生生物もいて、手なずけることができます。個人的には海の生物が一番怖いですね。

20171005-ark-13.jpg

──さきほどは、ティラノサウルスも飼い慣らすことができるといったお話がありましたが……。

Cedric:可能です。本作で生物を飼い慣らすことを「テイム」と呼びますが、テイムできない生物のほうが少ないです。できないのは、主にボスに相当する特別な生物くらいですね。イルカやクジラもテイムでき、手なずけると海での移動がかなり楽になります。イルカはフレンドリーな生物なので、テイムしやすいのも魅力です。

──おふたりが特に気に入っている生物はいますか。

Cedric:私はやはりティラノサウルスです! 子どものころから大好きな恐竜なので、ぜひ実際に会ってみたい……いや、それは危ないですよね(笑)。

Doug:私はニワトリのように飛ばない鳥の、ドードーがお気に入りです。ゲーム開始時から近くにいるし、草食だから襲いかかってこないので、簡単に狩れるんですよ。

Cedric:ああ、確かに! 肉は食料になるし、皮をはいで服をつくることもできるし便利だね。

Doug:いや、自分はゲーム中では”裸族”だから、肉だけあればいいんだけどね(笑)

20171005-ark-14.jpg

【日本は独自のエネルギーを持つ市場。ぜひ本作を楽しんでほしい!】

──日本のゲーム市場やゲームファンについては、どのような印象をお持ちですか。

Cedric:日本のマーケットは、いい意味で他の国とは違うと感じています。日本のゲームファンはものすごくゲームにのめり込む印象が強く、彼らから得られる情熱などのエネルギーは質が違う。これに触れていると、自分もよりポジティブに、より情熱的にゲームについて考えられるようになるんです。不思議な力を感じます。

Doug:北米のマーケットと日本のマーケットでは、好みがかなり違いますよね。北米で売れているものが日本では売れないこともあるし、その逆もあります。ただ、日本のゲームファンは恐竜への関心がものすごく高いと感じました。これはうれしい限りです。

20171005-ark-15.jpg

──恐竜にはロマンがありますからね。おふたりにとってもそうなのでしょうか?

Cedric:はい。私たちも大ファンですし、確かに恐竜は人を惹きつける魅力がありますよね。私も子どものころに博物館へ行って化石を見るのが大好きでした。本作で恐竜と触れ合えたことは、とてもうれしいです。

──これから本作に触れる日本のゲームファンに向けて、ここに注目してほしいといったポイントはありますか。

Cedric:たくさんあって絞り込むのが難しいのですが、ひとつのことだけでなく、さまざまなものに注目してほしいです。私が最初にプレイした時は小さな家をつくって、そこから夕暮れをずっと眺めていました。サバイバル生活に勤しむのもありですが、そういった小さなことも楽しんでもらえればと思います。

──それでは最後に、本作の発売を楽しみにしている日本のゲームファンにメッセージをお願いします。

Doug:日本のみなさんに本作をお届けすることができることになり、とてもワクワクしています。ものすごく楽しみながら開発したゲームですので、同じくらいみなさんに楽しんでもらえればと思います。また、プレイ後にぜひ感想をお聞かせください。気に入ったことはもちろん、不満に思ったことでも構いません。それらを元に、何年も楽しめるゲームとなるよう、開発を続けたいと思います。

Cedric:私は、まず「ごめんなさい」と言いたい。なぜなら、本作はものすごく楽しいので、何時間もプレイしてしまうからです(笑)。Dougがお伝えしたように、開発スタッフも本作が大好きなので、その愛情がゲームプレイを通して感じていただけるとうれしいです。

20171005-ark-16.jpg

PS Storeでダウンロード通常版&シーズンパスを含むセットの予約受付中! 予約購入特典として「恐竜用バイオニックコスチューム」が付属

PlayStation™Storeでは、『ARK: Survival Evolved』ダウンロード版の予約を受付中! 予約購入後にゲーム本編の事前ダウンロードが可能になるので、発売日の午前0時よりダウンロードを待つことなくプレイできる。

20171005-ark-17.jpg

通常版のほか、ゲーム本編と「シーズンパス」がセットになった『ARK: Survival Evolved – Explorer’s Edition』も登場。「シーズンパス」には、今後リリース予定となっている3つのDLCが含まれており、新しいマップとそこに生息する生物が追加される。1つのDLCの目安となるゲームプレイ時間は、300時間以上にも及ぶ大ボリュームだ。

PS Store限定の予約購入特典として、「恐竜用バイオニックコスチューム」が付属! 詳細については、こちらのPS.Blog記事で確認しよう。

▼PS4®『ARK: Survival Evolved』のPS Storeでの予約購入はこちらから

—————————————-

ARK: Survival Evolved(アーク:サバイバル エボルブド)

・発売元:スパイク・チュンソフト
・フォーマット:PlayStation®4
・ジャンル:オープンワールド恐竜サバイバルアクション
・発売日:2017年10月26日(木)予定
・価格:パッケージ版 希望小売価格 7,344円(税込)
    ダウンロード版 通常版 ARK: Survival Evolved 販売価格 7,344円(税込)
    ダウンロード版 ARK: Survival Evolved – Explorer’s Edition 販売価格 11,880円(税込)
・プレイ人数:1~2人(オンライン時:1~100人(予定))
・CERO:D(17才以上対象)

—————————————-

『ARK: Survival Evolved』公式サイトはこちら

© 2017 Studio Wildcard. ARK: Survival Evolved is a trademark of Studio Wildcard. Created and developed by Studio Wildcard, Snail Games, Efecto Studios, Instinct Games, and Virtual Basement.
※画面は開発中のものです。

コメントの受付は終了しました。

お客様の生年月日を入力してください。

Date of birth fields