『Battlefield 6』試遊レビュー! 兵科システムが復活、“戦略的破壊”が戦場を変える!

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『Battlefield 6』試遊レビュー! 兵科システムが復活、“戦略的破壊”が戦場を変える!

『Battlefield 6』がついにお披露目しました。大規模なファーストパーソンシューティングの全貌が公開され、マルチプレイヤーモードの試遊が開催されました。今回はローンチ時に登場する 9つのマップのうち4つでプレイし、乗り物がひしめく全面戦争から、狭いエリアでの近接戦闘まで、さまざまな戦いを体験することができました。

『Battlefield 6』では、シリーズの原点回帰が図られており、『Battlefield 3』や『Battlefield 4』 の後継作と言えます。2027 年の現代を舞台に、兵科制が復活しました。しかし、従来の方式に新しいひねりが加えられています。

『Battlefield 6』 はPlayStation®5でパッケージ版が10月10日(金)、ダウンロード版が10月11日(土)発売されますが、それまで待つ必要はありません。オープンベータが8月9日(土)17時から11日(月)17時と、8月14日(木)17時から18日(月)17時に実施されるので、ひと足早く本作の新たな進化を体験できます。

ここからは、『Battlefield 6』の試遊レビューをお届けします。

兵科

プレイヤーにお馴染みの“兵科”システムが『Battlefield 6』で復活。そして今回は、自分の得意分野にさらに特化できるように調整が加えられています。新たに導入される“トレーニング”システムは、『Battlefield 3』の“専門技能”や、『Battlefield 4』の“フィールドアップグレード”を拡張したもので、今作でサブクラス的な役割を果たします。

各兵科は、チームメイトの支援や敵の撃破、目標の達成などを通じて試合中に“レベルアップ”することでバフを獲得し、その個性がさらに強化されていきます。最終的には、それぞれのトレーニングに応じたアビリティを使用できるようになります。

突撃兵:アサルトライフルとアドレナリン注射器を手に、戦場を駆けまわる兵科。“前線兵”トレーニングにより、体力の回復速度が上がり、注射器の使用回数が増え、移動中の射撃精度も向上します。

斥候兵:長距離からの射撃と、敵の動きを察知する能力に優れる兵科。“狙撃兵”トレーニングは、スコープ越しに捉えた敵をより速く、かつ長時間スポットできます。さらに、狙撃による攻撃は敵の回復を妨げ、ヘッドショットを決めれば敵を一撃で倒し、味方による蘇生も不可能になります。

工兵:車両を修理できる唯一の兵科。その一方で車両や歩兵にとっても大きな脅威となり得ます。“対装甲”トレーニングは、敵車両の修理効果を低下させる特殊なロケットで、車両にダメージを与えられます。

援護兵:分隊を支える防衛的な選択肢としてお馴染みの兵科ですが、『Battlefield 6』では単なる蘇生要員にはとどまりません。軽機関銃を専門とし、一時的な遮蔽物を設置したり、味方に弾薬を補給したりすることも可能です。さらに“野戦衛生兵”トレーニングは、味方に回復を配ることができ、蘇生中には自分の体力も回復します。

武器制限:各兵科には専用武器と専用ガジェットが用意されていますが、武器が制限されているかどうかはプレイリストによって異なります。クローズドプレイリストでは、使用できる武器が兵科ごとに限定されますが、オープンプレイリストでは、自分のプレイスタイルに合わせて自由に武器を選ぶことができます。

戦術的破壊

マップの破壊は 「Battlefield」シリーズを象徴する要素のひとつですが、『Battlefield 6』では、それが戦略の一部となり、敵に対する武器として活用できます。

道を切り開け:ドアや窓などの薄い障害物は、壊したり吹き飛ばしたりして射線を通すことができます。さらに、手榴弾やスレッジハンマーを使って壁を崩すことも可能です。

“戦術的に“破壊しよう:「Battlefield」シリーズのクリエイティブ・ディレクターであるトーマス・アンダーソン氏は、『Battlefield 6』における破壊要素はある程度予測可能に設計されており、銃撃戦で戦略的に活用できると言います。敵の足元の床を破壊したり、建物を倒壊させて敵の頭上に落としたりといった戦略は、有効かつ決まれば爽快な手段です。

建物の破壊:崩壊していく建物のなかに立つと、衝撃的なほどの騒音と迫力に圧倒されますが、『Battlefield 6』の美しい破壊の光景から目を離すことはできませんでした。しかし真骨頂は、マップが変化するなかで、瓦礫に隠れて戦いを続けることにありました。

キネステティック戦闘システム

『Battlefield 6』では、新たに導入されたキネステティック戦闘システムにより、銃撃戦がこれまで以上にダイナミックかつ柔軟なものになっています。

乗り出して覗き込み:『Battlefield 6』では、角に近づくとR1ボタンで乗り出して射撃し、ボタンを離せば再び遮蔽物に隠れるという操作が可能。近距離戦における新たな戦術として、状況に応じた立ち回りが可能になります。

誰も置き去りにしない:仲間を蘇生させるのは、ただ□ボタンを長押しして撃たれないように祈るだけではもうなくなりました。今作では、倒れた仲間を射線の外まで引きずり出しながら蘇生させることが可能に。援護兵を好んでプレイする私自身も、仲間を危険から救い出すことで何度か命を救われました。

便乗しよう:車両には十分な座席がないように見えますが、戦車やトラックの外側につかまって便乗し、分隊と一緒に行動することができます。

反動を制せ:開発チームによると、多くのプレイヤーは銃撃戦の勝敗を左右するスキルであるにもかかわらず、銃の反動をどう補正すればよいかを理解していないと言います。キネステティック戦闘システムでは、銃が発射時に動く方向に傾くことで、反動の傾向を自然とプレイヤーに伝える仕組みになっています。そのため、気づかないうちに狙いを定め続ける感覚が身につくようになっています。

マップ

私が戦った4つのマップは、『Battlefield 6』のスケールの大きさと、局地戦の緊迫感を体感させてくれました。今作の広大なマップには、“戦闘区域”と呼ばれる小規模な戦闘エリアが点在しており、これらは緻密に設計されていて、ゲームのさまざまなモードでは単独のマップとしても使用されています。

リベレーションピーク:広大な山岳地帯に広がる戦場で、あらゆる種類の車両に適しており、特に狙撃兵にとっては理想的なマップ。建物を破壊して新たな狙撃ポイントを作れば、敵に見つかりにくい有利なポジションも確保できます。

カイロ包囲戦:密集した都市部で激しい戦闘が繰り広げられ、建物は常に瓦礫と化す危険にさらされています。戦車などの車両にも対応できる広さを持ちつつ、路地裏や建物内の“戦闘区域”では、角を警戒しながら絶えず動き続けることが求められる。

オペレーション・エンパイアステート:この歩兵専用マップでは、ブルックリンの市街地が戦闘の舞台となり、分隊は開けた通りや狭い路地へと追いやられます。ショットガンは狭い屋内で威力を発揮しますが、上階への警戒も怠らないようにしましょう。

イベリアン・オフェンシブ:ジブラルタルの曲がりくねった通りと趣のある店々が並ぶ市街地では、狭い路地を進む進軍は困難を極めます。しかし、破壊可能な壁が多く、敵をあぶり出すことができます。

モード

今回プレイしたモードは、「Battlefield」シリーズ伝統の“All-Out Warfare”と、小規模マップ向けに設計されたふたつのモードに分かれていました。

分隊デスマッチ:『Battlefield: Bad Company 2』で登場したモードが復活し、4つの分隊が小規模マップ上で近接戦闘を繰り広げます。チームワーク、兵科のバランス、そして継続的なコミュニケーションが勝利の鍵です。

ドミネーション:3つの目標めぐって歩兵同士が争う、近距離戦中心のモード。激しい押し引きの応酬が続く、テンポの速い戦いが展開されます。

コンクエスト:「Battlefield」シリーズを象徴する全面戦争モード。マップ全体に点在するコントロールポイントの制圧をめぐって、ふたつのチームが大規模な部隊と使用可能なすべての車両を駆使して戦います。戦況は混沌とし、圧倒されることもありますが、“目標に向けてプレイする”ことが重要です。

ブレークスルー:『Battlefield 6』の広大なマップを舞台に、攻撃側がセクターごとに支配領域を広げながら前進し、防衛側はそれを阻止すべくあらゆる手段を講じる、全面戦争モードです。

『Battlefield 6』では、 Battlefield Studios とEA が、シリーズの優れた要素を蘇らせながら、かつてないレベルの“破壊”を実現しています。建物のなかに立ち、戦車の砲弾によってそれが崩壊させられるのを目の当たりにするまでは、真の「Battlefield」をプレイしたとは言えないでしょう。

そして、すべてを自身で体験できるときが来ました。8月9日(土)17時から11日(月)17時まで、そして8月14日(木)17時から18日(月)17時までの2週間『Battlefield 6』のオープンベータに参加できます。PS5®にて、パッケージ版が10月10日(金)、ダウンロード版が10月11日(土)発売です。


Battlefield 6

・発売元:エレクトロニック・アーツ
・フォーマット:PlayStation 5
・ジャンル:シューティング
・発売日:パッケージ版 2025年10月10日(金)予定
     ダウンロード版 2025年10月11日(土)予定
・価格:パッケージ版 希望小売価格 スタンダードエディション 9,800円(税込)
    パッケージ版 希望小売価格 ファントムエディション 13,900円(税込)
    ダウンロード版 販売価格 スタンダードエディション 9,800円(税込)
    ダウンロード版 販売価格 ファントムエディション 13,900円(税込)
・プレイ人数:1人(オンライン時:最大64人)
・レーティング:審査予定


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