PS5®『FBC: Firebreak』 試遊レビュー! 『Control』の世界を舞台に戦う協力型FPSが、6月17日発売当日からPlayStation®Plus ゲームカタログに登場!

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PS5®『FBC: Firebreak』 試遊レビュー! 『Control』の世界を舞台に戦う協力型FPSが、6月17日発売当日からPlayStation®Plus ゲームカタログに登場!

「な、何だ? ヤツは」

Remedyの本社で、近日発売される『FBC: Firebreak』を初めて試遊していた筆者とほかふたりのライターは、“ヤツ”と遭遇してしまいました。“ヤツ”は奇妙な、不定形の黒灰色をした塊でした。私たちが探索している“採石場”を、ぎこちない動きで目的もなくうろつき回っています。最初は何だかわかりませんでしたが、近づいてみれば見覚えがありましhた。『FBC: Firebreak 』の“前作”にあたる『Control』にも登場した“アストラル・スパイク”です。しかし、ときすでに遅し。一瞬あとに響いたわたしたちの悲鳴が、“ヤツ”が前作と変わらず危険であることを証明していました。

PlayStation®5で6月17日(火)発売の本作は、試遊だけでも素晴らしく、非常に中毒性の高い作品でした。しかし、この一人称視点の分隊型シューターを筆者が時間をかけてじっくりプレイしてみて驚いたのは、これだけではありません。本記事では、筆者が“オールデスト・ハウス”で超常現象の侵攻に対する“防火活動”を何周か繰り返すなかで気付いた点を紹介します。

何度でもチームで生き、独りで死を迎えろ

プレイヤー対環境(PvE)である本作において3人組のチームを編成するときに重要なのが、“クライシス・キット”と呼ばれる3種類のクラスを念頭に置くことです。筆者が選んだのは集団の制御と電力の管理に長けている“ジャンプ・キット”。チームメイトのふたりは修理と技術に特化した“修理キット”と、ほかのプレイヤーに水を与えステータス面でサポートする“スプラッシュキット”を選択しました。

これらのキットは、作業や攻撃の際に互いをフォローし、協力して行動できるように設計されています。そのため、一匹狼を気取れば、痛い目を見るのは自分自身です。本作では、味方からの誤爆を避けるためにも、コミュニケーションがとにかく不可欠です。また、キットのアイテムをフル活用することが、無尽蔵に湧き続け、暴れながら迫りくる大群から生き延びる唯一の方法なのです。また、チーム内で復活できる回数に限りがあるため、長くゲームを続けるために、フィールド上で互いを回復し合うことが最善の道でした。もちろんそれも、厄介な“ヒス”の大群に囲まれればそう簡単にはいきません。

理想のロードアウトを目指して

ライフルやショットガン、ピストルといったよくある武器のほか、各キットを構成する“ツール”、“オーグメント”、“アイテム”という3種類の装備があります。筆者が使ったジャンプ・キットの初期ロードアウトはツール“電気運動チャージインパクター”。敵を感電させたり、発電機を起動させたりするほか、遠くにジャンプすることもできます。それから、アイテム“BOOMボックス”。こちらはチャージすれば敵の気を逸らすことができます。

各キットの装備がシステムとして巧いのは、これによってチームワークが発揮される点です。スプラッシュキットを装備した仲間は、ツール“クランク式流体射出器”を使用。怪物達を濡らすことで、筆者の使う電撃の威力を最大限に高めます。いっぽう、修理キットを選んだ仲間はアイテム“回転式ターレット”を活用。自動追尾して群れからはぐれた敵に一斉に集中攻撃を行なう装備です。

数々の傑作シューターと同様、『FBC: Firebreak』でも徐々に難しさを増していく戦況において、臨機応変に立ち回ることが求められます。一方で、本作はカオスな状況で生まれる“おかしさ”も魅力。筆者たちがキットのオーグメントをアンロックしたとき、Remedyのスタッフがいたずらっぽく喜び、その理由はすぐにわかりました。チャージされた“AI19 ガーデン・ノーム”という名の筆者のオーグメントが、何の変哲もないノーム像を射出したのです。これが強烈な雷雨を放ち、至近距離に固まっていたチームの全員が感電してしまいました。悪いことをしてしまったと思います……。

豚の貯金箱をいじり、付箋と戯れる

もちろん、敵が炎上する“AI44 ティーポット”や、“触れたら割れる(が再生する)”ことでとんでもない大ダメージをもたらす“AI16 ピギー・バンク”のような存在もあり、戦うこと(あるいはチームの仲間を誤って傷つけてしまうこと)だけがすべてではありません。プレイヤーには、『Control』の主人公だったFBC局長のジェシー・フェイデンから、ヒスの侵攻を確実に抑え込むための特別任務が課せられています。

今回の試遊版では、リリース時点で予定されている5つの任務のなかから3つをプレイすることができました。“Hot Fix”では、いくつもの熱風扇を修理し、最終的にはメンテナンス部門の超常的な溶鉱炉を再封印できるかが試されます。“Paper Chase”では、無数の付箋を破壊しながら、うごめく付箋の怪物の攻撃を切り抜けることが求められました。そして“Ground Control”では、シャトルを発射し軌道に乗せるために必要な、放射能を浴びた真珠を発掘するため、“ブラックロック採石場”に派遣され、“アストラル・リーチ”を討伐することになりました。

どれもよく練られたレベルデザインで、キットごとのさまざまな能力を駆使するようにできています。たとえば、修理キットの“レンチ”を使えば壊れた熱風扇を素早く修理でき、ほかのキットだと発生するボタン合わせのミニゲームを回避できます。また、スプラッシュキットの“加湿器”なら、回復効果のある水を吹きかけて放射線を除染することができます。

しかし、任務には実に恐ろしい瞬間もたくさんあります。たとえば、“Sticky Ricky”という文字通り巨大な付箋のボス。これと戦うときには、周囲の発電機に電源を入れなければダメージを与えることができません。それから、冒頭で紹介した採石場に巣食うアストラル・スパイクも、悪夢のような思いをさせてきます。

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気になる“カスタマイズ”と“汚染”

銃撃戦の満足度も高く、スムーズな操作性でDualSense® ワイヤレスコントローラーと相性がよい『FBC: Firebreak』には、今後さらに期待できる点が数多くあります。発売に向けて、カスタマイズ可能な武器の性能や外見、装備品、装甲など、気になる要素がさらに追加される予定です。また、電撃弾を撃ち込める機械や、上下に飛び跳ねることで放射線や炎を振り払う能力のような、レベルによってアンロックされるボーナスもあります。

さらなる危険をもたらす“汚染されたアイテム”が現れる、“汚染レベル”が追加されます。低重力になったり、超スピードの敵が出現したりといった現象が発生します(筆者も遭遇し、何度も倒された恐ろしい相手です)。これらはすべて、キャラクターの動きとステータスに基づいたシステムを最大限に活用してデザインされています。それが『FBC: Firebreak』のきわめて魅力的で進化し続ける体験のもととなる、予測不能な結果を生み出します。

オールデスト・ハウスの扉が再び開くのは、『FBC: Firebreak』がPS5に登場する6月17日(火)です。PlayStation®Plus エクストラまたはプレミアム加入者は初日からプレイ可能です。まだ不安が残るという方も心配は無用です。それもすべて、Remedyの“コントロール”のうちなのです。


FBC: Firebreak

・発売元:REMEDY ENTERTAINMENT LTD.
・フォーマット:PlayStation 5
・ジャンル:アクション
・発売日:2025年6月17日(火)予定
・価格:未定
・プレイ人数:未定
・レーティング:審査予定


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