※本記事は英語版PlayStation®.Blogの日本語翻訳記事です。
11月7日(木)の発売が迫るPlayStation®5 Pro。先日は、このパワフルなハードウェアの特性を活用できるタイトルと、その活用方法を紹介しました。そして本日の「State of Play」では、PS5 Pro の拡張された機能やモードを楽しめるタイトルリストに、ゲームがいくつか加わりました。
ゲームやその開発チームによって、PS5 Pro の機能が活用される方法はさまざまです(※)。以下では、PS5 Pro向けタイトルについて開発者14名がコメントしています:
Polyphony Digital
『グランツーリスモ 7』はすでにネイティブ4Kでレンダリング可能でしたが、PS5 Proの“PlayStation Spectral Super Resolution”は4K映像ソースにも有効なため、これまで以上のディテールと高画質が実現できます。さらに、これまでは不可能だったレース中のレイトレーシングにも対応できるようになりました。これにより、クルマの表面に別のクルマが映り込むだけでなく、クルマのパーツまで映るようになり、ゲーム全体を通してリアルさと没入感を大幅に高めることができます。
さらに『グランツーリスモ 7』では、8K出力(※)を実験的に実装予定です。プレイヤーたちは、かつてないほどのディテールと鮮明な映像によって、精巧にモデリングされたクルマやコースを臨場感をもって楽しむことができます。こうした最先端の技術開発により『グランツーリスモ 7』では、これまで以上にエキサイティングでビジュアル的にも見応えのあるレース体験が可能になります。
– 高野 修一、Polyphony Digital、メインプログラマー
Guerrilla
PS5 Pro は、快適に楽しめる安定した高フレームレートを維持しながら、グラフィックのリアリティを大幅に向上させることができます。『Horizon Forbidden West』では、通常のPlayStation®5のクオリティーモードと同等またはそれ以上のビジュアルクオリティーを、60fps(2倍のフレームレート)で楽しむことができます。
また、映像のクオリティーは解像度だけでなく、ほかにも多くの要因があることも忘れてはいけません。PS5 Proのレンダリング機能によって、DECIMAエンジンには多くの改良が加えられました。影、被写界深度、肌や髪の質感、雲、ゴッドレイなど、さまざまな点が改善されているのが実感できると思います。レーシングカー級のパフォーマンスが、純粋に目を楽しませてくれますので、ぜひお楽しみください。
また、『Horizon Zero Dawn Remastered』がPS5 Proにネイティブ対応していることもお伝えしたいと思います。これには、PS5 Proの性能を最大限に引き出すために改良された、数々のグラフィック機能が搭載されており、超高忠実度を超高速フレームレートでお楽しみいただけます。
– Jan-Bart van Beek、Guerrilla、スタジオディレクター兼アートディレクター
Naughty Dog
Naughty Dogは、PS5 Pro向けに『The Last of Us Part I』と『The Last of Us Part II Remastered』をアップデートし、PS5 Proでプレイされる皆さんに最高の体験をお届けします。各ゲームには、PS5 Pro 専用に強化されたレンダリングモードが搭載され、改良されたグラフィック処理によって1440pでレンダリング後、PSSR超解像技術(※)で4Kにアップスケーリングします。このモードは60fpsのターゲットフレームを維持し、フレームレートと解像度が理想のバランスを保っています。
PS5 Proでは、パフォーマンスと忠実度レンダリングモードが引き続き利用でき、PS5よりもさらにスムーズなゲーム体験と、お使いのディスプレイが対応していればより高いフレームレートが実現します。『The Last of Us』を初めて体験される方も、久しぶりにプレイしてみる方も、すべてのファンの皆さんにこの素晴らしいプレイスタイルを体験していただきたいと思っています。
– Vincent Marxen、Naughty Dog、リードプログラマー
Insomniac Games
Insomniac Gamesでは、PS5 向けに4つのゲームをリリースしていますが、PS5 Proの新しい機能を活用するため、これら4つのゲームすべてを拡張することになりました。『Marvel’s Spider-Man Remastered』『Marvel’s Spider-Man:Miles Morales』『ラチェット&クランク パラレル・トラブル』そして『Marvel’s Spider-Man 2』に、新たにデフォルトで“パフォーマンスプロモード”が登場。“フィデリティモード”の鮮明な4K解像度およびレイトレーシングと、“パフォーマンスモード”のフレームレート60fpsが組み合わさった表現が可能になりました。
これらは、ファンの皆さんに大満足いただける最高の体験になると確信しています。そして私たちは、これら既存タイトルと『Marvel’s Wolverine』のような今後発売されるゲームの両方で、新たなPS5 Proの活用方法を模索したいと考えています。
– Mike Fitzgerald、Insomniac Games、コアテクノロジーディレクター
Avalanche Software
『ホグワーツ・レガシー』をPS5 Pro向けにアップグレードしたことを報告でき、大変嬉しく思います。新しいコンソールにアクセスしてすぐ、私たちは以下のハードウェア技術に力を注ぐことを決意しました。
- パフォーマンス機能の向上
- 最先端のPSSR画像アップスケール技術
- レイトレーシングの新機能
パフォーマンス能力が向上したことで、プレイヤーの体験を犠牲にすることなく、パフォーマンスおよびフィデリティのビジュアルモードの質を高めることができました。プレイヤーは、すべてのビジュアルモードでPSSRを活用することで、より鮮明で豊かな高解像度のグラフィックを体験できます。さらにGPUの性能が向上したことで、フィデリティ・レイトレーシングのビジュアルモードを一新し、ゲームに新たな光を当てることができました。いたるところで、新しいビジュアルリフレクションや、レイトレーシングされた影を目にすることができるでしょう。ホグワーツ城の大広間や教室周りの豪華なリフレクション、ホグズミードの店周辺の精巧な影、ブラックレイクの美しい水面の輝き、禁じられた森近くの神秘的な影など、『ホグワーツ・レガシー』では、いたるところで魔法の存在を感じられます。
– Jose Villeta、WB Games Avalanche Software、ソフトウェアエンジニアリング・ディレクター
カプコン
こんにちは、覚者たちよ! カプコン社員一同、PS5 Proの発売を心待ちにしています。
『Dragon’s Dogma 2』は、PS5 Proの性能、PlayStation Spectral Super Resolution(PSSR)、新しいレイトレーシング技術の恩恵を受け、フレームレートの向上が実現しています。
『Dragon’s Dogma 2』が初めての方も、覚者の容姿、ジョブ、パーティー、さまざまな状況への対処方法など、プレイヤー自身が選択しながらゲームを進める、体験重視のひとり用アクションRPGにぜひご期待ください。覚者たちよ、PS5 Proで壮大な冒険の旅に出かけましょう。
– Joseph Bustos、Capcom USA、ソーシャルメディア&コミュニティマネージャー
『バイオハザード ヴィレッジ』では、PS5 Proで最高のユーザー体験をお届けするため、120fpsのゲームプレイを追加しました。この大幅なパフォーマンス向上により、個性的で記憶に残るキャラクターたちがよりリアルに描かれています。また、恐怖心をおおいに煽り、アクションシーンもこれまで以上に強烈でパンチが効いています。『バイオハザード ヴィレッジ』の美しく妖艶な世界観は、PS5 Proが持つ超高解像度技術を駆使してリアルで鮮明な映像を生み出し、圧倒的な没入感を実現しています。
『バイオハザード RE:4』は、「サバイバルは単なる序章にすぎない」というコンセプトのもとに制作された、ゲームプレイのバリエーションが豊富なサバイバルホラーゲームです。PS5 Proでは、ゲームはより高いフレームレートで動作するため、ダイナミックなアクションがさらに迫力を増します。また、『バイオハザード RE:4』では、PS5 Proの超高解像度技術を活用し、これまで以上に自然で美しいビジュアルエフェクトや、細部にまでこだわったリアルな映像を実現しています。
– カプコン 開発
Electronic Arts
『ドラゴンエイジ: ヴェイルの守護者』でPS5 Proがプレイヤーにもたらすパワーをどのように活かすのか、とても楽しみにしています。奥深いストーリー展開や戦略的戦闘、あるいは「ドラゴンエイジ」シリーズの伝承世界が好きであろうとなかろうと、PS5 Proでの体験が大幅に進化したことにすぐに気づくでしょう。ゲームのフィデリティモードとパフォーマンスモードが、それぞれ30fpsと60fpsの解像度に向上するなど、ハードウェアの改良が実施されます。さらに、30fps(フィデリティモード)と 60fps(パフォーマンスモード)で、多くのビジュアル設定も改良されます。
SONYのAIベースのアップスケーラー“PSSR”でアップグレードされた画像によって描かれる美しい世界“セダス”。BioWareのチームは、プレイヤーがその世界に没入していただけることを光栄に思っています。これまでは、PS5の 30fps(フィデリティモード)でのみ使用可能だったレイトレーシングによるアンビエントオクルージョン(RTAO)が、60fps(パフォーマンスモード)でご利用いただけるようになりました。
– Maciej Kurowski、BioWare Studio、テクニカルディレクター
当社のエンジニアは、新しいハードウェアで限界に挑戦したいと意気込んでおり、SIEと提携したことで、PS5 Pro向けに改良した『スター・ウォーズ ジェダイ:サバイバー』を皆さんに提供できるようになりました。
クオリティーモードでは、コンソール史上最高の解像度2160pを実現しています。また、パフォーマンスモードは引き続き60fpsを維持しますが、より高い解像度と、反射やアンビエントオクルージョンを生成するために、奥行きを強調するレイトレーシングが追加されています。新しいPSSRアップスケーリングは、どちらのモードでもより鮮明なビジュアル体験をお約束します。
PS5 Proのパフォーマンスモードで『STAR WARS ジェダイ:サバイバー』をプレイするのが私の最近のお気に入りです。今すぐプレイしていただきたいです!
– Bobby Wilkinson、Respawn Entertainment、テクニカルディレクター
コーエーテクモゲームス
PS5 Proだからこそ実現できる『Rise of the Ronin』の新たな体験を皆さんにお届けできることをとても嬉しく思います。
高いフレームレートによるレスポンスの良い刀アクションはもちろん、美しく再現された横浜・江戸・京都の街並みを歩き、より精細に描かれる19世紀の英傑たちと出会う……。
そんな幕末の世界をぜひご体験ください。
– 安田 文彦、『Rise of the Ronin』開発プロデューサー
コナミデジタルエンタテインメント
新技術PSSRの機能によって、本作の舞台の中心となるジャングルの木々や生い茂る植生の表現がより鮮明になり、自然環境に紛れて潜入する臨場感が高まりました。 また、フレームレートもゲーム全体を通して向上しており、より滑らかなプレイ体験をお届けできるようになりました。
– 是角 有二、コナミデジタルエンタテインメント、クリエイティブプロデューサー
Nexon Games
『The First Descendant』では、PS5 Proの優れたGPU性能と、改良されたレイトレーシング・アーキテクチャを活用し、レイトレーシングの拡張に力を注ぎました。その結果、スタンダードなPS5と比較して、よりリアルで自然なライティングおよびシャドウ効果を実現しました。
さらに、PlayStation Spectral Super Resolutionを活用することで、より高い解像度と高画質を提供。また、現在は“FSR 3.1 Frame Generation”の有効化を進めており、フレームレートの向上を目指しています。『The First Descendant』のプレイヤーの皆さんには、PS5 Proを通じ、より美しい画質と高いフレームレートで、充実したゲーム体験を楽しんでいただきたいと思っています。
– Jun-hwan Kim、Magnum Studio、Nexon Games、リードエンジンプログラマー
Remedy Games
Remedyのグラフィックエンジニアたちは、SIEのチームとともに、PS5 Pro用に『Alan Wake 2』をアップデートできたことを嬉しく思っています。『Alan Wake 2』のようなゲームでは、雰囲気や環境に合わせたストーリーテリングが不可欠なため、レイトレーシングを新しい要素として取り入れることで、没入感をさらに高めることができます。また、PS5 Proの性能をさらに向上させ、60fpsのパフォーマンスモードではビジュアルとエフェクトを改善。出力解像度を4Kに引き上げ、以前よりもさらに美しい映像が体験できるようになりました。
– Thomas Puha、Remedy Entertainment、コミュニケーションディレクター
Shift Up
PS5 Proでは『Stellar Blade』を50fps以上の4K解像度で、より滑らかなゲームプレイをお楽しみいただけます。また、PSSRアップスケールモードでは、画面のきめ細かさやディテールが向上していることにお気づきいただけると思います。
さらに、HFR(ハイフレームレート)オプションに対応しており、80fpsの滑らかなゲーム体験をお楽しみいただけます(120hzディスプレイのサポートが必要)。
– Dongki Lee、『Stellar Blade』テクニカルディレクター、CTO、SHIFT UP
SQUARE ENIX
『FINAL FANTASY VII REBIRTH』は、PS5 Proの優れたマシンパワーと新たなアーキテクチャを活用することでさらなる進化を遂げることができました。
今回PS5 Pro専用に開発された”エンハンスモード”は、これまでの”パフォーマンスモード”と”グラフィックモード”両方の特性をもち、ユーザー皆様に新たな体験を提供します。具体的には、”エンハンスモード”は60FPSで動作し、PSSRに対応することでグラフィックモード相当の解像感を実現しています。
この強化によりワールド・バトル・カットシーン等、ゲーム内のさまざまな場面がよりリッチに描画され、皆さんの没入感をさらに高められると思っています。
ぜひPS5 Proでさらに美しく・爽快になった『FINAL FANTASY VII REBIRTH』を体験してください。
– 浜口 直樹、SQUARE ENIX、ディレクター
※モードの名称は開発中につき、変更になる可能性があります。
Ubisoft
『ザ クルー:モーターフェス』の開発当初から、Ivory TowerのチームはPS5が提供する機能と性能(DualSense®ワイヤレスコントローラーの高度なハプティックフィードバックや高速ダウンロードなど)を試したいと意気込んでいました。私たちは、ハワイでのドライブをよりインパクトのある、そしてより没入感のあるものにするための手段をつねに模索しています。
PS5によって『ザ クルー:モーターフェス』は新たなレベルの視覚的忠実度と没入感を実現します。コントローラーはプレイヤーと地形をつなぐ完璧なツールとなり、PS5 Proの性能と新機能により、ビジュアル設定とディテールはさらに進化します。また、PSSRの技術によって、よりシャープで鮮明な画質が実現し、画面上の多くのオブジェクト(デカール、植物、群衆など)がすべて60fpsで動作しています。これらを総合して、私たちは最強のゲーム体験メソッドを確立したと思っています。
– Didier Blanché、Ubisoft Ivory Tower、テクニカルディレクター
『アサシン クリード シャドウズ』は、封建時代の日本を舞台にしたオープンワールドのアクションアドベンチャーRPGです。私たちは、PS5 Proでの体験を最大限に楽しめるよう尽力してきました。
PS5 Proのレイトレーシングを活用することで、『アサシン クリード シャドウズ』では、改良されたレイトレーシングによるグローバルイルミネーションが実現します。PlayStation Spectral Super Resolution(PSSR)と、より高性能なGPUを併用することによって、レンダリングシステムが改善され、ゲームのフォトリアリズムと没入感がさらに向上します。封建時代の日本を探検しながら、改善された環境、世界観、雰囲気、近くからでも遠くからでも見える細やかな描写が楽しめます。
PS5 Proがあれば、プレイヤーはビジュアル的に魅力あふれるゲームを体験でき、16世紀の日本に完全に没入できます。
– Pierre Fortin、テクノロジーディレクター
※これらの機能は、PS5 Pro向けに強化された一部のPS5ゲームでのみご利用いただけます。PS5 Proによって強化される機能は、ゲームごとに異なります。機能拡張には対応ディスプレイが必要です。
※本情報はState of Playで発表された内容となります。販売するタイトルは国・地域によって異なる場合があります。
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