圧倒的な没入感と衝撃のVR体験で話題となったVR脱出アドベンチャーゲーム『Last Labyrinth(ラストラビリンス)』が、本日3月22日(水)にさらなる進化を遂げて登場しました。PlayStation®VR2ならではの機能を使ってさらなる没入感を体感できるのはもちろん、VRヘッドセットが無くても遊べるモニターモード『Last Labyrinth -Lucidity Lost-(ルーシディティロスト)』(以下、『L4』)を含んだPlayStation®5/PS VR2対応版を発売し、大型アップデート『Last Labyrinth -Lucidity Lost-』でPlayStation®4版へのモニターモードの実装を同時に行ないました。
これを記念して、『Last Labyrinth』の生みの親であるプロデューサー兼ディレクターの髙橋宏典さんに広報担当がインタビューします。
『Last Labyrinth』PlayStation®VR版からPS VR2版への進化
2019年11月13日(水)に発売されたPS VR版『Last Labyrinth』と2023年3月22日(水)に発売されるPS VR2版の大きな違いや進化した部分を教えてください。
髙橋宏典(以下、高橋):PS VR2版『Last Labyrinth』は、PS VR版でプレイヤーから高く評価された仮想キャラクターとのコミュニケーションや謎解きといったゲーム内容はそのままに、PlayStation VR2 Sense™コントローラーのハプティックフィードバックやヘッドセットの振動などPS VR2ならではの機能を活用していて、衝撃のゲーム体験がさらにパワーアップしています。グラフィック品質もPS5とPS VR2の性能の高さを生かし、PS VR版から大きく向上しています。また、PS5単体でも遊べるモニターモード『L4』が搭載されました。
PS VR2版『Last Labyrinth』で注目してほしい、楽しんでほしい部分はどこですか。
髙橋: PS VR2版では、より高品質になったグラフィックやPS VR2ならではのヘッドセットの振動やハプティックフィードバックといった要素が、今まで以上の没入感を生み出しています。謎の言語を話す少女“カティア”とのコミュニケーションを通じた謎解きや、各部屋に仕掛けられたギミックを、全身で体感して楽しんで欲しいですね。
モニターモード『Last Labyrinth -Lucidity Lost-』について
PS5/PS VR2版にはモニターモード『Last Labyrinth -Lucidity Lost-』が含まれているとのことですが、どういったものなのでしょうか。
髙橋:『Last Labyrinth -Lucidity Lost-(ラストラビリンス ルーシディティロスト)』は、PS VR2をお持ちでないプレイヤーが『Last Labyrinth』を気軽に体験できるよう、PS5単体でも遊ぶことのできるモニターモードです。VRモードの『Last Labyrinth』とモニターモードの『L4』は、起動時にいずれか好きな方を選んでプレイすることができます。また、セーブデータやトロフィーも共有しているため、モニターモード『L4』でゲームを遊び始め、途中でVRモード『Last Labyrinth』に切り替えてゲームの続きを遊ぶことができます。
モニターモード『Last Labyrinth -Lucidity Lost-』は大型アップデートでPS VR版にも実装したようですが、これ以外にアップデートされたことや、PS4とPS5で異なる点はありますか。
髙橋:PS4/PS VR版とPS5/PS VR2版は、ゲーム内容としては基本的に同じです。ただ、これまでの『Last Labyrinth』では、とある部屋でのリトライ時の開始状態や、トロフィーコンプリートを目指すプレイヤーにとってはゲーム進行上同じ部屋を何度も通る必要があるという不親切な仕様がありました。今回のアップデートでは、この点を改善しています(VRモード、モニターモードのどちらも対応)。また、PS4/PS VR版をお持ちの方は100円でPS5/PS VR2版にアップグレード可能になっています。
モニターモードの開発経緯とその苦労
発売から4年目を迎える『Last Labyrinth』ですが、このタイミングでモニターモード『Last Labyrinth -Lucidity Lost-』を実装したのはなぜでしょうか。
髙橋:『Last Labyrinth』は、VRならではのアドベンチャーゲーム体験を追求したゲームなので、このゲームの面白さを味わい尽くすにはVRヘッドセットが必須と考えていました。一方で、2019年の発売以来、VRヘッドセットを持たない方からもぜひ『Last Labyrinth』を遊んでみたいというご要望を継続していただいていました。今回PS VR2の発売を契機に新たにVRに興味を持つ方が増えると考え、まずはモニターモードで『Last Labyrinth』を体験していただき、「この体験がVRになったら、いったいどうなってしまうんだろう!?」という風により強くVRへの興味を持ってもらえるのではないかと考えて、『L4』の実装を決断しました。VR酔いの対策も十分してあるタイトルですし、PS VR2への入門編となるゲームとしては、最適と考えています。
モニターモードを開発するにあたり、もっとも苦労した点はどこですか。また、モニターモードならではのおすすめポイントはありますか。
髙橋:元がVRゲームのため、モニターモードでどのような操作体系にするかは少し検討が必要でした。ファーストパーソンビューの謎解き脱出ゲームとして再構築することで、簡単な操作でパートナーと謎解きをするという元々のVR版の操作と比べても違和感のない操作体系にできたと思います。
『Last Labyrinth』は、VRゲームとして非常に面白いものになっているので、ぜひPS VR2で遊んで欲しいと思っているのですが、私のようなVRゲームを頻繁にプレイする人間でも、VRヘッドセットを被るのが少し面倒臭いと感じる日があったりするのも事実です。VRモードとモニターモードではセーブデータを共有しているので、VRヘッドセットを被りたくないなと思う日にはモニターモードで気軽に謎解き、脱出に挑んでいただくことができます。そういった気分に合わせたプレイスタイルの選択は、モニターモードを実装したからこそ実現できたように思います。
『Last Labyrinth』は今回のPS VR2版でVRゲームとしての進化を遂げ、さらに幅広い方に遊んでもらえるように脱出アドベンチャーゲームとしても進化しました。ぜひ、謎の少女“カティア”とのコミュニケーションをVRモードでもモニターモードでも体感してみてください。
Last Labyrinth(ラストラビリンス)
・発売元:あまた株式会社
・フォーマット:PlayStation 5/PlayStation 4
・ジャンル:VR脱出アドベンチャーゲーム
・発売日:PS5 2023年3月22日(金)予定
PS4 好評発売中
・価格:ダウンロード版 販売価格 3,278円(税込)
・プレイ人数:1人
・CERO:D(17才以上のみ対象)
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