PlayStation®4用ソフトウェア『クローンドローン – デンジャーゾーン -』は一撃で生死が決まる、緊張感に満ちた戦いを楽しめるシンプル操作の武器アクションゲームだ。開発はアメリカの気鋭インディーズゲームスタジオであるDoborog Games。闘技場のようなフィールドを縦横無尽に駆け巡って、続々と現れる敵ロボットとの手に汗握るバトルが楽しめる。
人の心をインストールされたロボット剣闘士となって戦え!
プレイヤーの立場は、邪悪なロボットの帝国に捕らわれ、その心を1体のロボットにインストールされた人間。ロボットの観客たちが見守るアリーナに放り込まれ、次々と現れる敵ロボットの群れとの戦いに挑むことになる。ゲーム中はロボットの解説者とコメンテーターの実況が行なわれるが、そちらもすべて日本語化されている。
ゲームモードは1人用のシングルプレイと、オンラインでのマルチプレイの2種類に分かれており、シングルプレイではストーリーモード、エンドレスモード、チャレンジの3種類のモードがプレイできる。マルチプレイにはエンドレス協力プレイと協力チャレンジの2種類の協力モード、勝ち抜き対戦のラストボットスタンディングと、フレンドと対戦できるプライベートデュエルの2種類の対戦モードが、それぞれ用意されている。
最初にプレイすべきストーリーモードにはノーマル、ハード、インセインの3種類の難易度があり、難易度が上がるごとに出現する敵が強化される。最も難しいインセインでは最初のステージから一撃では倒せない敵が登場するなど、かなり厳しい戦いが待ち受けている。まずは一撃必殺の爽快感を味わえるノーマルからはじめるのがおすすめだ。
CHECK POINT①
操作はシンプル! アップグレードで使える武器や特殊アクションも増加
プレイヤーが操作するロボットの基本アクションは、スティックでの移動、武器を使った攻撃、ふわっとしたジャンプ、エネルギーを使用するダッシュの4種類。どれも操作自体はごくシンプルなので、少し慣れれば迷わずロボットを操ることができた。武器は剣、弓、槍、ハンマーが存在し、剣とハンマーは縦斬り・横斬りの概念があって、スティックとの組み合わせで出し分けができる。
ストーリーモードの場合、最初は剣だけを持った状態だが、ゲームの進行に応じて新たな武器がアップグレードで入手可能。弓の遠距離攻撃、ガードしながら攻撃できる槍、攻撃速度は遅いが敵のガードを打ち破れるハンマーと、武器を切り替えることで行動の幅も大きく広がる。ほかにもアップグレードでは、突進攻撃が可能になるジェットパックや、敵を吹き飛ばせるキックのような特殊なアクションも使用可能となる。ジェットパックやキックは敵に囲まれたときにも使えるので、おすすめのアップグレードだ。
アップグレード項目で注目したいのがクローンを作成できる点。本作のシングルプレイでは、ゲーム中に一度倒されてしまうとロボットが消滅し、再びゼロからのスタートとなってしまう。だが、クローンを作っておけば倒されてもアップグレード状態を継続したまま復活が可能。いわばクローンは“残機”というわけだ。クローンは最大10体まで作成できるが、当然ながら作ったぶんポイントは減ってしまう。強気に強化メインで進めるもよし、もしものときのために余裕を持ってクローンを作っておくもよし、プレイヤーの腕前しだいでアップグレードの方向性も自由だ。
CHECK POINT②
プレイ感覚は1対多! 一撃必殺のチャンバラ! ギミックも使って敵を蹴散らせ
本作のバトルは、敵味方とも弱点である胴体や頭に攻撃を食らったら一発アウトの一撃必殺方式。手足にかする程度の攻撃なら、受けてもその部分が破壊されるだけでやられずに済む場合もあるが、片手を破壊されると両手で扱う弓が使えなくなり、片足を壊されると機動力が大幅に減り、キックも使えなくなるといった大きなデメリットが発生する。とにかく相手の攻撃はかわし、そのスキをついて攻撃するのが基本だ。また覚えておきたいのが、自分と敵の剣がぶつかった場合は攻撃がブロック扱いになること。剣を構えた状態の敵に正面から斬りかかってもブロックされてしまう。多人数が相手だとひとりの敵を攻めあぐね、囲まれてボコボコにされることもしばしばだ。
バトルのセオリーは、つねに足を止めずに動き回ること。移動で攻撃をかわし、敵の攻撃のスキをついて横斬りでの一撃を加えるなど、攻撃のタイミングやポジションを意識した立ち回りが重要になる。そのため、プレイ中の感覚はまるで1対多のチャンバラのよう。一撃で敵を葬れるのは爽快だが、こちらも攻撃を食らえば即死。見た目は比較的コミカルだが、つねに緊張感を持ってプレイすることが必要なゲームといえる。
ちなみに本作では、敵の攻撃がその仲間にも普通にヒットするほか、フィールドに設置された回転ノコギリやマグマなどの罠に敵を巻き込んで倒すこともできる。これを利用して敵を誘導し、同士討ちをさせたり、吹き飛ばし攻撃でトラップに突っ込ませたりして、“してやったり!”な気分を味わうこともできる。敵の多いステージではこうした要素も積極的に活用していきたい。
CHECK POINT③
ステージごとに多彩な敵が出現! 自分なりの攻略法を見つけよう!
ストーリーモードでは、いきなりアリーナに放り込まれて状況もわからず戦いがはじまる。突然のはじまりに戸惑うかもしれないが、ステージが進むと随所にストーリー演出が入り、自分の置かれた立場や倒すべき敵が見えてきて、やる気にさせてくれる。
アリーナに出てその場にいる敵ロボットを全滅させたら控室に戻り、アップグレードを行なってからもう一度アリーナに戻ってバトル、という流れを繰り返して先に進んでいく。アリーナで10ステージをクリアするとチャプタークリアとなり、次のチャプターが出現。クリアしたチャプターはリトライも可能だ。
アリーナの構造は固定ではなく、ステージごとに多彩な敵と仕掛けが登場する仕組み。剣や弓、ハンマーを持ったプレイヤー同様の兵士型ロボットから、爆弾をまき散らす巨大なクモのようなロボット、口からブレスを吐く恐竜型のロボットと、敵にもさまざまな種類が存在する。フィールドの特定の位置まで近づくと突然襲いかかってくるものなど、配置も工夫されていて、初見のステージはかなり緊張させられる。また、各チャプターのボスも強力で、アップグレードを重ねていてもギリギリの戦いとなるはずだ。
プレイしていて楽しいのは、そうしたステージで自分なりの攻略法を見つけること。一撃を食らうとやられるうえ、ゲームオーバーになるとチャプターの最初からやり直しなのはシビアだが、ひとつのチャプターは20~30分ほどあればクリアでき、リトライするときもサクサク進められるのでストレスはほとんどない。難しいステージでも、クローンを活用しつつ、どのアップグレードが有効なのかを確かめて再挑戦すればきっとクリアできるはず。難しいぶん、クリアできた時の達成感はひとしおだ。
ストーリーモードが終わっても、称号や新たなアップグレードが手に入るチャレンジモードや、延々と続けられるマルチプレイなどの豊富なゲームモードがあるおかげで、繰り返し楽しむことが可能。すべてのアップグレードを集めるもよし、武器の扱いを極めるもよしと、一度クリアしただけでは終わらない奥深さが備わっている。アクションゲーム好きは、ぜひ挑戦してみてほしい作品だ。
『クローンドローン – デンジャーゾーン -』プレイ動画
クローンドローン – デンジャーゾーン –
・発売元:Phoenixx Inc.
・フォーマット: PlayStation 4
・ジャンル:アクション
・発売日:好評配信中
・価格:ダウンロード版 販売価格 1,980円(税込)
・プレイ人数:1人(オンライン時:最大15人)
・CERO:A(全年齢対象)
※ダウンロード専用タイトル
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©2021 Doborog Games, All rights reserved
Published by Phoenixx Inc.
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