『ACE COMBAT 8: WINGS OF THEVE』最速プレイレビュー──1st Look体験会レポート①

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『ACE COMBAT 8: WINGS OF THEVE』最速プレイレビュー──1st Look体験会レポート①

メディア向けに開催された1st Look体験会で世界初公開の試遊版を体験してわかった、数々の新要素について。

ドラマティックフライトシューティング「ACE COMBAT」シリーズの最新作となるPlayStation®5用ソフトウェア『ACE COMBAT 8: WINGS OF THEVE』。10月2日(金)発売の本作の1st Look体験会がメディア向けに開催された。

2025年に初代が誕生してから30周年を迎えた「ACE COMBAT」シリーズ。プレイヤーが実在・架空の多彩な戦闘機のパイロットとなり、無数の敵との激しいドッグファイトとバリエーション豊かなミッションや戦場を戦い抜き、大空の英雄となっていくドラマチックなストーリーで世界的な人気を集めるフライトシューティングだ。

『Ace Combat 8: Wings of Theve』最新映像

『ACE COMBAT 8: WINGS OF THEVE』最速プレイレビュー──1st Look体験会レポート①

イベント冒頭では、シリーズの累計販売数が2,100万本を突破し、2016年に発売された前作『ACE COMBAT 7: SKIES UNKNOWN』の販売数が750万本を超えたことも紹介された。2026年にPlayStation®Plusで実施されたフリープレイでのダウンロード数も含めると世界で延べ1,500万人以上の手元に同作が届いたとのことで、プロデューサーの下元学氏は、シリーズ認知度が大きく向上する中で最新作『ACE COMBAT 8』を発売できることを楽しみにしているとコメント。

その後、さっそく体験会がスタートし、キャンペーンモードの冒頭となるミッション1~5と、シリーズおなじみの超兵器も登場する特別な3つのミッションをプレイできた。世界初公開となる試遊版のプレイレビューをお届けしよう。

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キャンペーンモード冒頭と大型ミッションをプレイ

キャンペーンモードの脚本は『ACE COMBAT 04 shattered skies』『ACE COMBAT 5 THE UNSUNG WAR』、そして前作『ACE COMBAT 7』でも好評を集めた片渕須直氏が担当。今回の戦いの舞台は、ソトア共和国の電撃的な侵攻により、中央ユージア連合(FCU)が主要戦力を喪失した2029年のストレンジリアル世界。プレイヤーが救難ボートで海を漂っているところをFCU所属の旧式空母「エンデュランス」に救助される場面から、物語は始まる。

同艦にはFCUの首都であるシーヴの名を冠した「シーヴの翼」の異名を与えられた伝説のエースパイロット・コープがいたが、彼はプレイヤーが救助された直後の敵襲で戦死。そしてなぜか死んだはずのコープの声が、プレイヤーの頭の中で聞こえるようになる。そうした経緯を経てプレイヤーはコープのものだったシーヴの翼の名と「REX」のコールサインを託され、コープが率いていたジョーカー隊のメンバーであるプロフェッサー、ターシャ、ノイズの3人とともに、ソトア共和国に奪われた土地を奪還する戦いに挑むことになる。

すでにアナウンスメントトレーラーなどで紹介されているとおり、物語は、シネマティックシーンと呼ばれる一人称視点の画面で展開。エンデュランス艦内のシーンでは自由に移動こそできないものの、右スティックで周囲を細かく見渡すことができた。空母内部は細部まで作り込まれ、大型モニターでプレイすれば実際に空母の内部にいるような感覚が味わえそうなディテールの細かさを感じさせる。ちなみにシネマティックシーンで視点が操作できる場面では、ボタン操作で視点をズームして気になる部分を注視することができる。食堂の机に置かれた調味料のビンのラベルまでじっくりクッキリ見ることができ、注意深く見回せば、シリーズ共通の舞台であるストレンジリアル世界に関係したものなども見つけられそうだ。

アナウンスメントトレーラー「偽物の翼」

『ACE COMBAT 8: WINGS OF THEVE』最速プレイレビュー──1st Look体験会レポート①

導入部のストーリーを終えると、REXとして本格的に大空の戦いに出撃することに。キャンペーンモードの進行は従来と同様で、作戦の概要を伝えるブリーフィング、乗機と特殊兵装を決定するハンガー、作戦を実行するミッション、クリア後の結果を伝えるデブリーフィングという流れで進んでいく。最初に選べる機体はF/A-18E スーパーホーネットで、ミッション中のチュートリアルを通じて機体の操縦やミサイルの発射、相手ミサイルを回避するチャフの射出といった基本操作を学ぶことになる。

登場する実在戦闘機は世界中の航空機メーカーから許諾を得た30機以上。PlayStation®4で発売された前作からPS5へとハードが変わったことで、各機体はモデリングからテクスチャーまで、より高精細なグラフィックに作り直されているとのことだ。出撃前のハンガーで新しくなった機体を眺めてみたが、機体に書かれた整備作業の注意書きなどの文字もしっかり読める細かさだった。プロデューサーの下元学氏によると、出撃するたび機体に汚れがついていく仕様が追加されているそうで、戦いの内容に応じて汚れ方も違ってくるという。汚れはボタンひとつできれいにできるが、あえて清掃をせずに機体に歴戦の痕跡を残しておく楽しみもありそうだ。

そしていざミッションへ。機体の操作方法はシンプルな「スタンダード」と、ロール・ピッチで旋回を行ない、やや操作が複雑な代わりに自由度も高い「エキスパート」という、シリーズでおなじみの2種類が選択できる。加えて操作選択メニューには、前作でも使用できた周辺機器「フライトスティック」の項目もあった。また新たに調整された、より躍動感が感じられる「ダイナミック」と呼ばれるカメラワークと、前作同様のカメラワークを切り替えるメニューも確認できた。双方のカメラワークの違いがもっともわかりやすいのは、自機の姿が画面内に表示される三人称視点でのプレイだそうだ。

ミッションを開始し、敵機が出現したらお待ちかねのドッグファイト。シリーズの醍醐味であるリアルな空を自在に飛び回り、敵を次々ロックオンして撃破していく爽快感と、手ごわい敵と互いに背後を取り合う緊張感はやはり格別だ。操作上で大きな違いを感じたのは、DualSense® ワイヤレスコントローラーのアダプティブトリガーを使った加減速の再現。反力を表現するトリガーをグッと握り込んで加速する感触は、機体の重みやスロットルを操作しているかのような手ごたえを感じさせ、細かい調整もしやすいように感じた。ハプティックフィードバックの振動はサウンドの表現に対応しているとのことで、音がする方向を繊細な振動によって伝えてくれた。

本作の注目ポイントのひとつである、独自の雲を再現するエンジン「Cloudly」を使用して描き出される雲は、高度や場所に応じたムラがあり、暗雲や薄雲などの異なる多彩な表現がしっかりと見て取れる。濃い雲に高速で突っ込むことでキャノピーが凍り付いて視界がふさがれたり、ミサイルのロックオンが外れたりといった厄介さは前作同様だが、少なくとも序盤のミッションでは強制的に雲の中を飛べと言われることもなく、氷結の解除時間も気持ち抑えめになっていたようにも感じた。前作で雲の中でのドッグファイトが苦手だった人には朗報かもしれない。

ゲームシステムで注目したいのは新導入の「連鎖破壊」と「範囲爆発」。これは撃墜した敵の残骸が、敵に対する衝突・爆発判定を持っており、落下先に敵機がいた場合は巻き込んで爆発し、ダメージを与えるというシステムだ。『ACE COMBAT ASSAULT HORIZON』の敵機の断末魔シーンを思い出したが、それとはまったく違うもの。残骸は機関砲で敵を撃墜すると出やすいとのことなので、爆撃機に対して試してみたが、空中で敵が密集状態でいてくれるとは限らず、狙ったようには起こせなかった。そもそも機関銃を使いこなすのもわりと難しいので、よほどの大物相手でない限りは無理に狙う必要はなさそうだ。

ただし、地上の燃料タンクなどの爆発する施設は機関砲で比較的簡単に破壊でき、範囲爆発も狙いやすそうなため、場所を覚えておけばかなり活用できるかもしれない。ちなみに、連鎖破壊の残骸がプレイヤーに当たることはないとのこと。デメリットがあるわけではないので、上級者になったらかっこいい撃破シーンをリプレイで保存する、といった楽しみもありそうだ。

続いて大きなポイントだと感じたのが『ACE COMBAT 5』以来の復活となる「僚機指示」のシステムだ。前述の通り、プレイヤーはジョーカー隊のリーダーとしてプロフェッサー、ターシャ、ノイズの3機の仲間を率いて戦う。そしてミッション中に彼らに対し、方向キーで前方攻撃、援護、分散攻撃、特殊兵装使用許可の4つの命令を出して行動をコントロールできるのだ。

僚機の行動は『ACE COMBAT 5』と比べて的確になっている印象で、敵戦闘機が大量に出てくるシーンなどでは僚機指示に援護を選ぶことで、プレイヤーが攻撃を受ける頻度を大幅に減らせたと感じた。今回は確かめきれなかったが、指示を行なった際に、仲間ごとに行動に個性がありそうな雰囲気を感じる無線のやり取りも見られたので、シーンに応じて効果的な指示を探してみるのも一興かもしれない。なお、『ACE COMBAT 5』で存在していた、ミッション中に仲間に話しかけられて方向キーでYES/NOの2種類の反応を返すシステムも健在。どんなパターンがあるのか、またその後のミッションに影響があったりするのかも、興味がそそられるところだ。

新機体の入手は、前作でもおなじみの機体ツリーを採用。ミッションで得たポイントで、ツリー状に並んだ機体や強化パーツ、特殊兵装を少しずつアンロックしていける。今回ミッションモードで購入可能だった機体は前作にも登場した機体が多かったが、より精細なモデルに生まれ変わっており、やはりすべて集めたくなる。なお、僚機に使わせる機体もプレイヤーが購入する必要があるが、最初の1機を購入すれば以降は必要なポイントは大幅に割引される。強化パーツに関しては、前作になかった「ARM(武装)」「BODY(機体)」「MISC(その他)」の3種類の区分に分けられており、機体ごとに各区分に装備できる強化パーツの数が異なる方式に変更されていた。それぞれの強化スロット数の違いも、機体の個性を表現する要素のひとつになっているようだ。

プレイ可能だった各ミッションのバリエーションだが、キャンペーンモードは対空防衛や敵地への強襲といったオーソドックスな任務が中心だった。しかし中には、戦闘を終えて着陸しようとしたときに突然アクシデントが発生して再び戦闘がはじまるといったプレイヤーを驚かせる演出が盛り込まれていたり、『ACE COMBAT ZERO THE BELKAN WAR』で見られた名前付きのエース部隊との対決を彷彿させるシチュエーションがあったりするミッションも。いずれのステージでも手に汗握るドッグファイトが展開し、次はどんな驚かせ方をしてくれるのかと期待できる内容だった。

さらに体験会後半では、敵エース部隊であるシャーク部隊、巨大な陸上戦艦ザンザス、圧倒的な積載量と長距離移動力を誇る大陸間輸送機ポダルゲと、「ACE COMBAT」シリーズらしさたっぷりの強敵たちと戦えるミッションがプレイできた。これらのミッションでは特別に多数の機体を使用させてもらうことができ、さらに2種類の特殊兵装を搭載できる本作からの新要素も解禁されていた。特殊兵装を2種類搭載した場合、攻撃手段の幅が広がるぶん1種類だけ搭載したときより使える弾数が減る仕組みだ。

シャーク部隊と対決する「The Fall of the Numberd Fleets 序数艦隊壊滅戦」は、キャンペーンモードの比較的序盤のミッション。やること自体は通常の空戦と同様だったが、無線を通じて敵エースと僚機のプロフェッサーが会話する場面が発生。その軽妙なやり取りはいかにも本シリーズらしさを感じさせるものだった。また、キャンペーンモードの体験時には気づかなかったが、このマップ内には山をくりぬいたトンネルも存在していた。トンネル内にはミッションの目標となるターゲットは配置されておらず、無理に通過する必要もなかったのだが、こうした場所があるのに気付けたのは少し嬉しいところだ。

「The Land Battleship Blockade 地上戦艦絶対阻止線」というミッションの破壊目標となるザンザスは陸上を移動する巨大戦艦で、ハリネズミのような対空武装に加えて、ミサイルでは殲滅しにくい小型ドローンの群れ・スウォームドローンや主砲である巨大なレールガンといった強力な兵器を搭載する陸の怪物。周囲には陸上護衛艦もおり、それらが張り巡らせる濃密な対空弾幕の中に突っ込んで、照準用のレーザー光を頼りにザンザスの砲撃を避けながら攻撃をたたき込む、緊張感たっぷりの戦いが楽しめた。このミッションでは味方の地上部隊と連携して足止めを行なうギミックがあり、プレイヤーの撃破状況に合わせて細かい調整が行なわれていることも感じ取れた。地上部隊同士の無線から聞こえる熱いやりとりも印象に残るミッションだ。

最後にプレイしたミッションは「Maximum Payload マキシマム・ペイロード」。巨大な大陸間輸送機ポダルゲの編隊を襲撃するミッションだ。開始時は敵の電子戦機により強力なジャミングがかけられているため、飛行機雲を道しるべに敵機を発見するギミックが用意されていた。また、ミッションが進むと護衛機としてシャドウズと呼ばれるMig-31Bを使用する敵エース部隊も登場。彼らとのドッグファイトでは執拗な追撃をかわすため、落雷の危険性がある積乱雲の中に飛び込む必要もあった。

目標のポダルゲはたいした武装もない比較的楽な相手だが、破壊すべきプロペラが多いのがやっかいなところ。幸い速度が遅いため、対空兵器をミサイルで破壊し、残りは機関砲で倒すと効率がよさそうだった。機関砲を使うと前述した連鎖破壊も起きやすく、ポダルゲが上下で並んで飛んでいる場合は、上にいる方を先に撃墜することで、下の機体に当てることもできた。ここは自分なりの攻略法がいろいろ編み出せそうで、どう戦うか考えるのが楽しいミッションだった。

3つの特殊なミッションをプレイし終えたところで体験会は終了。プレイして感じたのは、キャンペーンモード序盤のミッションから趣向をこらした新しい演出が取り入れられ、それに合わせて徹底的な作り込みが行なわれていること。「そうくるか!」と思わせてくれる意外な展開がミッションの中で次々と発生し、パイロットとなって戦う気分をドラマチックに盛り上げてくれる。

空戦部分も、爽快さと緊張感を一緒に味わえる本シリーズならではの感触はそのままに、アダプティブトリガーやハプティックフィードバックに対応したことで臨場感がさらにアップ。一方で、ゲームの進行に合わせたチュートリアルや細かく項目を分けたトレーニングメニューなどが必要な場面で提示されるなど、シリーズ初心者に対してもきちんと配慮した機能もあり、上級者から初心者まで、幅広いプレイヤーに対する間口の広さが意識されていることも感じさせてくれた。

7月には一部のミッションと開発陣のトークを楽しめる先行体験会が、大阪・福岡・東京の3都市で開催される。詳細はこちらを確認しよう。

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『ACE COMBAT 8: WINGS OF THEVE』開発インタビュー──1st Look体験会レポート②

ACE COMBAT 8: WINGS OF THEVE

・発売元:バンダイナムコエンターテインメント
・フォーマット:PlayStation 5
・ジャンル:ドラマティックフライトシューティング
・発売日:2026年10月2日(金)予定
・価格:パッケージ版 希望小売価格 通常版 9,790円(税込)
    パッケージ版 希望小売価格 コレクターズBOX 15,730円(税込)※1
    パッケージ版 希望小売価格 ACE of ACES BOX 39,600円(税込)※1
    ダウンロード版 販売価格 通常版 9,790円(税込)
    ダウンロード版 販売価格 DELUXE EDITION 11,990円(税込)※2
・プレイ人数:1人(オンライン時:1~8人)
・CERO:C(15才以上対象)


PS Blogの『ACE COMBAT 8: WINGS OF THEVE』記事はこちら

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