
これまでPlayStationで発売された「ドラゴンクエスト」シリーズ作品の中から代表的な9作品をピックアップ!
2026年5月27日(水)、スクウェア・エニックスの国民的RPGシリーズ「ドラゴンクエスト」が40周年を迎えた。シリーズの生みの親である堀井雄二氏、キャラクターデザインを手がけた鳥山明氏、作曲家のすぎやまこういち氏がつくりあげた「ドラゴンクエスト」の世界は、時代に合わせて進化を重ね、今も世界中のファンに愛され続けている。
今回の記事では、2000年8月にPlayStation®で初めて発売されたナンバリングタイトル『ドラゴンクエストVII エデンの戦士たち』をはじめとする9作品をクローズアップ。発売当時の時代背景やシリーズにおける立ち位置を振り返りつつ、ストーリー、システム、演出の画期的なポイントを紹介していく。
「ドラゴンクエスト」シリーズ特集ページを公開中!
5月27日(水)の“ドラクエの日”を記念して特集ページを公開中。最新作『ドラゴンクエストVII Reimagined』から歴代の名作まで、PlayStationで今すぐ遊べる冒険の数々をチェックしよう。

ドラゴンクエストVII エデンの戦士たち
・フォーマット:PlayStation
・発売日:2000年8月26日(土)
PlayStationで初めて発売された歴史的ヒット作
「ドラゴンクエスト」とPlayStationの歴史が始まった記念すべき一作。PlayStationで初めて発売されるナンバリングタイトル、しかも『ドラゴンクエストVI 幻の大地』から5年ぶりの新作とあってファンの期待も高く、国内出荷本数412万本を超える大ヒットとなった。さらに、シリーズで初めてポリゴンを採用した点もエポックメイキング。CD-ROM2枚組のボリュームで「石版」をめぐる壮大なシナリオが展開され、クリアまで100時間以上かかるほどの超大作となった。


【ストーリー】物語は、世界にたったひとつしかない島・エスタード島で幕を開ける。島の小さな漁村フィッシュベルで暮らす主人公は、網元の娘マリベル、グランエスタード城の王子キーファとともに、平和な日々を過ごしていた。ある日、主人公とキーファが遊んでいたところ、偶然にも不思議な石版のかけらを発見。この石版を通して、3人は現在から遠く離れた過去の世界へと旅立つことになる。各地で展開されるストーリーは物悲しくも切ないエピソードが多く、シリーズの中でもダークで重厚感あふれる作品になっている。
【新機能・システム】石版のかけらを集めることで世界が広がっていく、独自の「石版システム」を採用している。不思議な石版の力で過去に向かい、その土地の問題を解決すると、現在のマップに新たな陸地が出現。その繰り返しにより、世界に秘められた謎が明かされていく。戦闘では、最大4人のパーティメンバーでシリーズおなじみのターン制コマンドバトルに挑む。転職システムも搭載されており、基本職・上級職のほか、バトルやカジノなどでモンスターの「心」を手に入れることでモンスター職に就くこともできる。
【ビジュアル・演出】今では当たり前となった3Dグラフィックが採用されたのは、このタイトルから。とはいえ、すべてが3D化されたわけではなく、この時点ではマップやムービーのみ。3Dマップと2Dキャラクターを組み合わせた、ハイブリッドなグラフィック表現も話題を呼んだ。ポリゴンで描かれた俯瞰視点の3Dマップは、コントローラーで回転させることもできる。視点を動かすことで、建物などの陰にある隠れた宝箱や扉が見つかることもあり、グラフィックの進化にともない、遊び方の幅も広がっている。

ドラゴンクエストモンスターズ1・2 星降りの勇者と牧場の仲間たち
・フォーマット:PlayStation
・発売日:2002年5月30日(木)
仲間にしたモンスターを戦わせる育成RPG
モンスターを仲間にし、バトルを通して育成しながら冒険を進めるRPG。携帯ゲーム機向けに発売された『ドラゴンクエストモンスターズ テリーのワンダーランド』と『ドラゴンクエストモンスターズ2 マルタのふしぎな鍵』(『ルカの旅立ち』『イルの冒険』の2バージョンがある)をワンパッケージにして、据え置き型ゲーム機向けにリメイクされている。ナンバリングタイトルとは異なり、主人公は直接戦わず、仲間のモンスターがバトルを行なうのが特徴。友達もしくは自分が育てたモンスター同士を戦わせることもできる。ただし、PlayStationにはインターネット接続機能がないため、現在のようなオンライン対戦はできず、メモリーカードのセーブデータを使って対戦していた。


【ストーリー】『テリーのワンダーランド』『ルカの旅立ち』『イルの冒険』の3つの物語が収録されている。テリー編で描かれるのは、『ドラゴンクエストVI 幻の大地』に登場するテリーの幼少期。姉のミレーユが連れ去られたため、彼女を捜してタイジュの国へ。勝てば何でも願いが叶うという「星降りの大会」での優勝を目指し、モンスターを育てることになる。ルカ編・イル編では、牧場を営む両親とともにマルタの国にやってきた兄ルカと妹イルが、国を守るために魔物たちが巣食う不思議な異世界へ旅立っていく。兄妹どちらでプレイしても、基本的なストーリーは変わらない。
【新機能・システム】バトルで遭遇したモンスターに「肉」を与えて仲間にし、戦いを通して育成。仲間のモンスター同士を「配合」して、より強力なモンスターを生み出すシステムを採用している。配合すると元のモンスターは消えてしまうが、生まれたモンスターにはその能力や特技が引き継がれる。育成・配合を繰り返すことで、より強力なモンスターを生み出せる仕組みだ。さらに、「お見合い」により、ほかのプレイヤーが育てたモンスターと配合することも可能。育成したモンスター同士を、戦わせることもできる。
【ビジュアル・演出】原作からグラフィックが進化し、緻密なピクセルアートに。モンスターの攻撃も動きのあるアクションで表現されている。サウンドもグレードアップし、より臨場感あふれる冒険を楽しめる。さらに、本作は同時期に配信された携帯電話用アプリ『ドラゴンクエストモンスターズi/S』と連係している点も新しかった。パスワードを入力すると、PlayStationと携帯電話で相互にモンスターを転送でき、中にはこの機能を利用しないと入手できないモンスターも存在した。
『ドラゴンクエストモンスターズ1・2 星降りの勇者と牧場の仲間たち』公式サイトはこちら

ドラゴンクエストVIII 空と海と大地と呪われし姫君
・フォーマット:PlayStation®2
・発売日:2004年11月27日(土)
グラフィックが完全3Dに! 転換点を迎えた記念碑的作品
PlayStation 2の描画性能を生かした、シリーズ初の完全3Dタイトル。キャラクター、フィールド、イベントなどすべてが3Dグラフィックで描かれ、見渡す限りどこまでも広がる世界を冒険できるようになった。育成のカギを握る「スキル」をはじめ、のちに定番となる新システムも本作から導入されており、シリーズの転換点と言うべき作品になっている。スクウェアとエニックスの合併後、初めて発売されるナンバリングタイトルでもあった。開発はレベルファイブが担当している。


【ストーリー】道化師ドルマゲスの呪いにより、時を止められたトロデーン王国。人々はイバラに覆われ、トロデ王は魔物へ、ミーティア姫は馬へと姿を変えられてしまう。呪いを免れた近衛兵の主人公は、王と姫とともにドルマゲスを追う旅へ。人情に厚い元山賊のヤンガス、名家の令嬢で魔法使いのゼシカ、ナンパな聖堂騎士ククールも仲間に加わり、冒険を繰り広げることになる。だが、ドルマゲスを倒しても呪いは解けない。やがて一行は、かつて封印された暗黒神ラプソーンの存在を知る。シンプルなストーリーだが、悲しくも切ないシーンが多数。クリア後には、主人公の出自も明かされる。
【新機能・システム】戦闘中の行動に影響を与える「テンション」、スキルポイントを振り分けてキャラクターを育てる「スキル」をシリーズで初めて搭載。バトルや育成に奥深さを生む画期的なシステムとして、その後も採用されることになった。また、「錬金釜」を使って複数の材料から新たなアイテムを生み出す合成システムも本作から導入されている。その後のシリーズ作品では材料を選ぶとすぐさまアイテム合成できるようになったが、本作ではゲーム内で一定の時間を過ごすことで新アイテムが完成する仕組みになっていた。
【ビジュアル・演出】グラフィックの3D化にともない、これまで2頭身だったキャラクターがリアルな頭身に。トゥーンレンダリングにより鳥山明氏のキャラクターデザインを忠実に再現し、シリーズファンからも高い評価を受けた。移動時の視点も変更され、従来の見下ろし型ではなくキャラクターの後方からフィールドを見渡すようになっている。バトル演出は、敵味方が互いに動きながら攻撃する臨場感あふれるスタイルに。今では当たり前となったリアルタイムムービーが導入されたのも、このタイトルからだ。
『ドラゴンクエストVIII 空と海と大地と呪われし姫君』公式サイトはこちら

ドラゴンクエストヒーローズ 闇竜と世界樹の城
・フォーマット:PlayStation®4 / PlayStation®3
・発売日:2015年2月26日(木)
バトルの爽快感を味わえる本格アクションRPG!
「無双」シリーズを手がけるコーエーテクモゲームス「ω-Force(オメガフォース)」とのコラボレーションにより誕生した、「ドラゴンクエスト」初の本格アクションRPG。モンスターの大軍を強力な必殺技で一掃したり、巨大なモンスターを撃破したりと、爽快感あふれるバトルアクションが持ち味になっている。モンスターが大挙して押し寄せるゲームシステムを実現できたのは、描画性能の高いPlayStation 4やPlayStation 3ならでは。本作のために鳥山明氏が描き下ろしたオリジナルキャラクターに加え、歴代シリーズからアリーナ、クリフト、マーニャ、ビアンカ、フローラ、テリー、ゼシカ、ヤンガスも登場し、大きな話題を呼んだ。


【ストーリー】人間とモンスターが手を取り合って暮らす、平和な王国エルサーゼ。だがある日、モンスターたちが豹変し、人間たちに襲いかかる。親衛隊長である主人公とその幼なじみは、モンスターたちが心を喪った原因を突き止め、エルサーゼに平穏な日々を取り戻すために立ち上がる。やがて彼らの前に現われたのは、闇の一族最強にして最後の王ヘルムード。幾度となく主人公たちの前に立ちはだかる彼の目的とは? 光と闇の一族や世界樹をめぐる、王道のファンタジーストーリーが描かれる。
【新機能・システム】特技や必殺技を駆使し、モンスターの群れを蹴散らす爽快アクションが最大の特徴。ステージ上の大砲「魔弾砲」を使って巨大なモンスターを倒したり、仲間にしたモンスターを召喚して拠点を守ってもらったりと、高い戦術性も人気の一因となっている。歴代キャラクターは仲間として戦ってくれるだけでなく、プレイヤー自身で操作することも可能。コマンド入力を要する「ガッツリ操作」に加え、アクションが苦手な人でも楽しめるよう、ボタン連打でコンボを繰り出せる「かんたん操作」も用意されている。スキルポイントを振り分け、キャラクターを育成することもできる。
【ビジュアル・演出】主人公がボイスつきで話すのは、シリーズの歴史において本作が初めて。主人公はアクトとメーアの男女ふたりから選択でき、アクトは松坂桃李さん、メーアは桐谷美玲さんが演じている。さらに、歴代シリーズからのゲストキャラクターにもボイスが追加された。ビジュアル面では、おなじみのモンスターたちのリアルに再現された動き、大挙して襲いかかってくるインパクト、ギガンテスをはじめとする巨大モンスターが繰り広げる迫力のアクションが見どころとなっている。
PS4『ドラゴンクエストヒーローズ 闇竜と世界樹の城』をPS Storeで購入する

ドラゴンクエストビルダーズ アレフガルドを復活せよ
・フォーマット:PlayStation 4 / PlayStation 3 / PlayStation®Vita
・発売日:2016年1月28日(木)
集めてつくって建てる! ブロックメイクRPG
自由にものづくりをするサンドボックス型ゲームと、「ドラゴンクエスト」のストーリーやRPG要素が融合したブロックメイクRPG。舞台となる世界はブロックでできており、これらすべてを素材として利用できる。荒れ果てた世界を復活させるため、主人公は素材を集めてさまざまなアイテムをつくり、人々が暮らす町を再建することに。物語の主人公になって冒険を楽しむ「ストーリーモード」、ものづくりに特化した「フリービルドモード」の2モードが用意され、幅広いユーザーが楽しめるつくりになっている。PlayStation Vitaで遊べる初の「ドラゴンクエスト」でもある。


【ストーリー】物語の舞台アレフガルドは、『ドラゴンクエストI』の世界。竜王から「もし わしの みかたになれば 世界の半分を やろう」と問いかけられた際、勇者が「はい」と答えていたらどうなるか……というifのストーリーが描かれる。ある時、竜王に支配されて荒廃した世界に、ひとりの若者が降り立つ。その人物はアイテムをつくり出す不思議な力で、闇に覆われたアレフガルドの地に光を取り戻し、竜王を倒す冒険に旅立っていく。これまでにない新ジャンルではあるが、「ドラゴンクエスト」らしさあふれる冒険ストーリーが描かれる。
【新機能・システム】主人公はものづくりの力を持つビルダーとして世界を旅し、採掘やモンスター討伐によって「素材を集める」、「アイテムをつくる」、「建築物を建てる」の3ステップで、町を復活させていく。手本となる「設計図」もあるため、サンドボックス型ゲームに不慣れな人でも手軽にものづくりを楽しめる。ホームエリアでは、インターネットを介してほかのプレイヤーとの建物をやりとりすることも可能。自慢の建物をアップロードしたり、素敵な建物をもらったり、ゆるやかな交流を楽しむことができる。
【ビジュアル・演出】『ドラゴンクエストI』の竜王が姿を現わし、シリーズファンなら懐かしく感じるはず。そこからifの世界へ入っていく演出も、没入感を深めてくれる。主人公は男女から選ぶことができ、髪や目の色のアレンジも可能。ころころとした頭身の低いキャラクターデザインもかわいらしく、世界観にマッチしている。ゲーム冒頭ではアレフガルドを舞台にしているが、『ドラゴンクエストI』以降のモンスターも登場。音楽にもこだわりが感じられ、これまでのシリーズ作品で使用された楽曲が意外な形で使われている。
『ドラゴンクエストビルダーズ アレフガルドを復活せよ』公式サイトはこちら
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ドラゴンクエストXI 過ぎ去りし時を求めて
・フォーマット:PlayStation 4
・発売日:2017年7月29日(土)
シリーズの集大成にして、原点に立ち返った意欲作
「ドラゴンクエスト」30周年プロジェクトとして開発されたタイトルのひとつであり、シリーズの原点回帰にして集大成。オンラインゲームだった『ドラゴンクエストX オンライン』から一転、オフラインに立ち返り、過去作品のオマージュを取り入れつつ新たな世界を構築している。異なるハードで同時発売され、それぞれの特徴を生かした作品性も話題に。PlayStation 4版は、高精細で迫力のある3Dグラフィックが魅力となっていた。2020年には、シナリオを追加し、フルボイス化した『ドラゴンクエストXI 過ぎ去りし時を求めて S』も発売された。


【ストーリー】中央に「命の大樹」が浮かぶ大陸ロトゼタシア。イシの村で育った主人公は、16歳を迎え、村のしきたりである成人の儀式に臨む。自身がかつて世界を救ったとされる「勇者」の生まれ変わりだと知った主人公は、みずからが背負う使命を知るため、故郷を旅出つ。だが、たどりついたデルカダールで、彼は王から「勇者は悪魔の子である」と告げられ、捕らえられてしまう。「勇者とは何か」を問い直し、自身の力で勇者になっていくストーリーは、まさにシリーズの新たな原点。「ロト三部作」ともつながりを持つ物語になっている。
【新機能・システム】バトルでは、一時的に能力が上がる「ゾーン」、ゾーン状態のメンバー同士が力を合わせて攻撃する「れんけい」を初めて採用。キャラクターの成長においては、スキルポイントを消費して好きなパネルを開放し、スキルを習得する「スキルパネル」が用いられている。「しばりプレイ」機能が追加されたのも、本作ならでは。「防具を装備できない」「買い物できない」などプレイヤーの行動を制限する4種類のしばりが用意され、すべて設定すると難度が一気に跳ね上がる。メリットはないが、腕試しに適した遊び心あふれるシステムだ。
【ビジュアル・演出】「Unreal Engine 4」で開発された本作は、過去作を上回る美しいグラフィックが魅力。赤く燃える溶岩、陽光を跳ね返す泉、幻想的な洞穴などがリアルに描写され、冒険心をかきたててくれる。シリーズファンにはうれしい演出も盛りだくさん。懐かしい「ふっかつのじゅもん」が復活したほか、『ドラゴンクエストIII そして伝説へ…』を彷彿とさせるオーブ集め、『ドラゴンクエストIV 導かれし者たち』を思わせる武術大会などのイベントも。楽曲にも過去の名曲が使用され、当時の記憶を思い出しながらプレイできる。
『ドラゴンクエストXI 過ぎ去りし時を求めて』公式サイトはこちら
PS4『ドラゴンクエストXI 過ぎ去りし時を求めて S』をPS Storeで購入する

ドラゴンクエストIII そして伝説へ…
・フォーマット:PlayStation®5 / PlayStation 4
・発売日:PlayStation 5:2024年11月14日(木) / PlayStation 4:2017年8月24日(木)
社会現象を巻き起こしたヒット作がHD-2Dグラフィックで蘇る
『ドラゴンクエスト』『ドラゴンクエストII 悪霊の神々』から連なる「ロト三部作」の完結編。1988年に発売された原作は、社会現象を巻き起こすほどの大ヒットとなった。2017年にダウンロード配信されたPlayStation 4版は、スマートフォンアプリをベースにしたタイトル。2024年のPlayStation 5版は、ドット絵と3DCGを融合した「HD-2D」にグラフィックを一新し、システムにも手を入れたフルリメイク作品になっている。HD-2D版では『ドラゴンクエストIII』のあとに『ドラゴンクエストI&II』を遊ぶことで驚きの展開が待ち受ける、新たな仕掛けが話題を呼んだ。


【ストーリー】小国アリアハンの勇敢なる戦士・オルテガの子である主人公は、16歳の誕生日を迎えたある日、王様から重大な使命を告げられる。それは、亡きオルテガの遺志を継ぎ、闇の国より現われた魔王・バラモスを倒すことだった。世界を救うため旅立った主人公を待ち受けていた驚きの運命とは……? HD-2D版ではメインストーリーはそのままに、オルテガの人柄や旅路がわかるエピソードを追加。原作の作品性を崩すことなく、ロトの歴史を補完することに成功した。
【新機能・システム】HD-2D版では、主人公を含む最大4人のパーティメンバーを自分好みにカスタマイズできる。バトルは「さくせん」を活用したセミオートバトルに対応し、バトルスピードの切り替えも可能になった。新要素では「モンスター・バトルロード」も注目を集めた。町やダンジョンなどで出会う「はぐれモンスター」を保護し、最大3体のモンスターでパーティを編成。勝ち抜き戦に勝利すると、ごほうびがもらえるミニゲームだ。このシステムの導入にともない、はぐれモンスターの保護が得意な新職業「まもの使い」も追加された。
【ビジュアル・演出】「HD-2D」は、スクウェア・エニックス浅野チームが開発したドット絵と3DCGが融合したグラフィック表現。ドット絵のキャラクターと立体的な背景を組み合わせ、視覚効果や高精細なエフェクトを加えることで、懐かしくも新しい映像表現を実現している。緻密に描き込まれたグラフィックからは各地の文化や風土、空気感まで感じられ、まるで世界旅行しているかのよう。ボイスが追加されたイベントシーン、オーケストラ音源を採用した楽曲も、冒険の臨場感を高めている。
『ドラゴンクエストIII そして伝説へ…』公式サイトはこちら
PS5『ドラゴンクエストIII そして伝説へ…』をPS Storeで購入する
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ドラゴンクエストI&II
・フォーマット:PlayStation 5
・発売日:2025年10月30日(木)
シリーズの原点が美しく生まれ変わり、ワンパッケージに!
1986年、日本初のオリジナルRPGとして発売された『ドラゴンクエスト』、その人気を受けて翌87年に発売され、大ヒットを記録した『ドラゴンクエストII 悪霊の神々』。『ドラゴンクエストI&II』は、この2タイトルをワンパッケージにし、新シナリオ・新要素の追加、HD-2Dグラフィックへの刷新を果たしたフルリメイク作品。始まりの物語である『ドラゴンクエストIII』のあとにプレイすることで、「ロト三部作」としてのつながりを楽しめるようになっている。


【ストーリー】『ドラゴンクエストI』で描かれるのは、伝説の勇者の血を引く主人公による竜王討伐の旅路。勇者によって平和を取り戻したアレフガルドが、闇の覇者・竜王によって再び魔物に覆いつくされたため、主人公は人々を救うために冒険へ。一方『ドラゴンクエストII』は、『I』から数百年後の物語。勇者ロトの子孫たちによって興された3つの国に、新たな危機が。ロトの血を引く若き王子・王女たちは、平和を取り戻すために旅に出る。新たな人物やイベントも追加され、原作のストーリーがさらに深掘りされている。
【新機能・システム】原作の『ドラゴンクエスト』では、主人公とモンスターが1vs1で戦ったが、本作の『I』では複数のモンスターとバトルを繰り広げる。『II』では物語が進むにつれて、最大4人パーティで冒険することに。4人目のメンバーとして、サマルトリアの王女も新たに登場する。各キャラクターは習得する呪文や特技が異なり、特定の技は新アイテム「巻物」で覚えることに。さらに、原作では『II』のみに登場した「紋章」が『I』にも適用。5種類の紋章を集めると、バトル中にさまざまな効果を発揮する。
【ビジュアル・演出】本作でも、ドット絵のキャラクターと3Dの背景を組み合わせたHD-2Dグラフィックを採用。キャラクターの動きはさらに多彩になり、それぞれの個性も表現されている。HD-2Dはレトロであるほど真価を発揮する表現とあって、懐かしさと新しさを見事に両立した作品となった。HD-2D版『III』同様、本作のイベントシーンにもボイスが追加され、音楽はオーケストラ音源に。『III』はパーティメンバー同士の会話が発生しないが、『II』では仲間がにぎやかに話すため、より深く感情移入できる。

ドラゴンクエストVII Reimagined
・フォーマット:PlayStation 5
・発売日:2026年2月5日(木)
令和の時代に合わせ、名作を遊びやすく大胆アレンジ!
『ドラゴンクエストVII エデンの戦士たち』を再構築(Reimagined)したリメイク作品。人形のようなアートスタイル「ドールルック」に生まれ変わり、原作の重厚な世界観はそのままに、シナリオの密度が高まっている。最大のポイントは遊びやすさ。戦闘がテンポアップし、「ルーラ」によるファストトラベルで移動もスピーディに。石版の位置を知らせるヒント機能、各情報にアクセスしやすいUIデザインなど、ストレスフリーな設計により誰でもエンディングまでたどりつけるようになっている。令和にふさわしいアレンジと言えるだろう。


【ストーリー】小さな孤島・エスタード島で暮らす主人公は、ある日、親友の王子キーファとともにふしぎな石版のかけらを発見する。集めたかけらを島の神殿の台座にはめ込むと、神秘的な光に導かれて見知らぬ場所へ。石版を見つけるたびに彼らの冒険は広がるが、やがて邪悪な存在と世界の真の姿が明かされていき……。原作はクリアまでに100時間以上かかる超大作だったが、全体の構成を整理し、膨大なストーリーをギュッと凝縮。その一方で、大人になったキーファのエピソードなどの新シナリオが追加され、原作を知る人でも楽しくプレイできる。
【新機能・システム】ターン制のコマンドバトルは、スピードを3段階から選択でき、オートバトルにも対応。弱い敵ならフィールド上でアタックするだけで倒せるため、テンポよく冒険を楽しめる。育成においては、ふたつの職業の「かけもち」が可能に。職業ごとに習得する呪文や特技、バーストチャージ状態の特殊能力「職業とくせい」が異なるため、組み合わせ次第で戦術も大きく広がる。歴戦の強敵と戦う新コンテンツ「闘技場」も搭載。パーティメンバーからひとりを選んで戦いに挑むことができる。
【ビジュアル・演出】リメイクに際し、温かみのある人形のような「ドールルック」のアートスタイルを採用。頭身が低くかわいらしい原作のキャラクターデザインを生かし、木製の人形を実際につくったうえで撮影・CG化している。キャラクターに合わせて町はジオラマ風、建物はドールハウス調にアレンジ。原作とはひと味違う、新鮮な印象を与えている。モンスターの外見や動きも進化しており、バトル演出も迫力満点。原作にはなかったボイスも収録され、物語への没入感もさらに深まっている。
『ドラゴンクエストVII Reimagined』公式サイトはこちら
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体験型展示会『ドラゴンクエスト the DIVE -まだ見ぬ冒険の舞台へ-』開催
7月17日(金)より、東京・原宿にて「ドラゴンクエスト」40周年記念展『ドラゴンクエスト the DIVE -まだ見ぬ冒険の舞台へ-』が開催される。没入型アトラクション『ドラゴンクエスト VR RIDE』をメインに、さまざまなコンテンツを通して「ドラゴンクエスト」の世界へ飛び込んだかのようなリアルな体験を楽しめる。2027年初春には大阪での開催も予定されている。詳しくは公式サイトをチェックしよう。
開催期間:2026年7月17日(金) ~ 9月6日(日)※会期中無休
開催時間:11:00 ~ 21:00(最終入場時間 19:59)
開催場所:東急プラザ原宿「ハラカド」4階MAZE、2階COVER
(東京都渋谷区神宮前6-31-21)
『ドラゴンクエスト the DIVE -まだ見ぬ冒険の舞台へ-』公式サイトはこちら

時代の変化に合わせて、新しい物語、新しいジャンルに挑戦し続けてきた「ドラゴンクエスト」シリーズは、これからも新たな伝説を築き上げてくれるだろう。今回取り上げた9タイトルはもちろん、それ以外にも名作がそろっているので、40周年のこの機会にぜひ体験してみよう。
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