『龍が如く 極3 / 龍が如く3外伝 Dark Ties』プレビュー! 桐生と峯、ふたりの人生を追体験【特集第1回】

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『龍が如く 極3 / 龍が如く3外伝 Dark Ties』プレビュー! 桐生と峯、ふたりの人生を追体験【特集第1回】

2026年2月12日(木)発売予定のPlayStation®5/PlayStation®4用ソフトウェア『龍が如く 極3 / 龍が如く3外伝 Dark Ties』は、桐生一馬と峯義孝、ふたりの男の熱いドラマを”極クオリティ”で描いたアクションアドベンチャー。”変わる伝説、新たな歴史”というコンセプトのもと、2009年にリリースされた『龍が如く3』をリメイクした『龍が如く 極3』(以下『極3』)と、まったく新しい『龍が如く3外伝 Dark Ties』(以下『3外伝』)の2作品を1本に収録している。なお、体験版も近日配信予定だ。

特集第1回では、メディア向け体験会での試遊レビューをお届けする。ビジュアルを刷新したうえ、新システム「アサガオライフ」「ツッパリの龍」を搭載した『極3』、峯義孝を主人公に迎えた『3外伝』、それぞれの感触をお伝えしよう。

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『龍が如く 極3 / 龍が如く3外伝 Dark Ties』インタビュー! リメイクを超えた新作を目指す【特集第2回】

『龍が如く 極3』──グラフィックに限らず、すべてが”極クオリティ”に

『極3』で描かれるのは、数多の絆を背負い、守るために戦い続ける主人公・桐生一馬の物語。近江連合との抗争を終えた桐生は、児童養護施設「アサガオ」を営むため、遥と共に沖縄へ。だが、「アサガオ」の立ち退き問題が浮上し、沖縄の基地拡大法案とリゾート開発計画に絡む巨大な陰謀に巻き込まれていく。

今回体験できたのは、こうしたストーリーの一端だ。「アサガオ」の土地買収を進める沖縄の極道組織・琉道一家に乗り込むシーンでは、組長の名嘉原茂、若頭の島袋力也と対峙することに。名嘉原役は泉谷しげるさんから石橋凌さんに、力也役は藤原竜也さんから笠松将さんにそれぞれキャスティングが変更され、新たなシーンも撮り下ろされている。

中でも印象的だったのが、桐生に敵意をむき出しにしていた力也が、その男気に魅せられるシーンだ。極道組織・玉城組に連れ去られた商店会長を救うため、桐生は力也を振り切り、単身現場へ。自分とは関係のない縄張り争いにも関わらず、死をも恐れず戦う姿、その熱い生き様を目の当たりにし、力也は桐生に一目置くようになる。『龍が如く3』にはなかった場面だが、力也の表情や目つきから彼の心情の変化が伝わり、男が男に惚れる瞬間を描いた名シーンになっている。

神室町を舞台に東城会幹部が跡目争いを繰り広げるシーンでは、浜崎役・香川照之さんの怪演が光る。その”顔芸”を再現するため、フェイスキャプチャーを導入したというだけあって、表情筋の動きが実に生々しい。ぎろりと目をむき、唇をゆがめて話す表情からは、浜崎のふてぶてしさ、ひと筋縄ではいかないしたたかさが余すところなく伝わってくる。桐生との絡みにも期待が高まるところだ。

自在に武器を使いこなす「琉球スタイル」が爽快

街を歩く場面では、バトルも発生。今回の桐生は、「堂島の龍・極」と「琉球スタイル」を使い分けて戦うことになる。

喧嘩アクションを磨き抜いた「堂島の龍・極」の荒々しさも魅力的だが、新鮮さが感じられるのはやはり「琉球スタイル」。基本は短い槍と盾による攻撃だが、△ボタンでトンファー攻撃、□ボタン長押しでヌンチャク攻撃と、各ボタンに武器が割り振られており、簡単な操作で多彩な攻撃を繰り出せる。8種類の武器を使うとなると切り替えが大変そうだが、難しいことを考える必要はまったくない。ボタンに対応した武器が自動的に使い分けられるので、連打するだけでも気持ちよく戦える。さらに、大人数を相手にする時は分銅のついた鎖・スルジンを振り回したり、長い櫂のようなエイクで敵をなぎ払ったりと、状況に応じて武器を使い分けられる奥深さもある。能力強化によりスルジンの攻撃範囲が広がるなど、育成・強化も楽しめそうだ。

もちろんヒートアクションも多数用意されているほか、ゲージを溜めて発動する強化モード「ドラゴンブースト」も痛快だ。とどめの「ドラゴンフィニッシュ」は威力絶大。龍を背負った演出も含めて見逃せない。

子どもたちと絆を深める「アサガオライフ」

児童養護施設「アサガオ」の子どもたちと絆を深める「アサガオライフ」にも力が入っている。「アサガオ」で料理や裁縫、宿題の手伝いなどをこなし、子どもたちと交流をすると、桐生の「パパランク」が上がり、父親として成長を遂げていく。子どもたちの信頼を得られれば、それぞれの「絆ストーリー」が語られるという構成になっている。

家事や宿題、虫取りなどはミニゲーム形式になっており、シンプルながらもついハマってしまう。例えばカレーづくりなら、裏庭の菜園で野菜を調達し、食材を刻み、なぜかボウルでぐるぐるかき混ぜ、あくを取り……と複数の工程を要するものもあり、なかなか凝っている。ひとつ成功したら、次はより難しいメニューに挑戦することになり、つい夢中でプレイしてしまうはずだ。

中でも楽しいのが、レースゲーム『アウトラン』からヒントを得たという裁縫ゲームだ。ラインに沿ってミシンで素早く縫い進めるのだが、カーブではラインをそれてしまうことも。直線距離はスピーディに、カーブは速度を落として縫えばいいと頭ではわかっているものの、できるだけ早く縫うことも大事なのでつい減速が甘くなり、ラインから外れまくり。もともとレースゲームが苦手とあって、ラインを大きくそれ、思わず声を上げてしまうこともしばしば。聞けば、とんでもなく難しい刺繍コースも待ち構えているようで、上級者もじっくり楽しめそうだ。

面白いのは、子どもたちのためだと思うと、ミニゲームに挑む時にもグッと感情が入ること。合格点をもらえた裁縫も、子どもに頼まれた雑巾なので「もっとうまく縫ってあげたかった」「次はもっと頑張ろう」という気持ちが自然と湧いてくる。「子どもたちのために頑張りたい」という新米パパ・桐生の心情ともシンクロし、ミニゲームが”作業”ではなく”子どもたちのお世話””無私の奉仕”に感じられるのには驚いた。『龍が如く7外伝 名を消した男』をクリアした人であれば、「アサガオ」で子どもたちと過ごす日々に、より一層グッとくるはずだ。

「ツッパリの龍」では、桐生がレディースチームの会長に!?

新たに搭載されたチームバトルコンテンツ「最強列伝 ツッパリの龍」では、桐生が沖縄の弱小レディースチーム「ハイサイガールズ」の会長に。各地で悪事を働く巨大チーム「闘狂ナイトメア」から沖縄を守るため、仲間を率いて戦うことになる。当初はレディースチーム入りをためらっていたものの、特攻服姿を褒められてまんざらでもない桐生が微笑ましい。特攻服のグラフィックにも力が入っており、刺繍された文字の凹凸まで見て取れる。

最初は5人しかいない「ハイサイガールズ」だが、街で「闘狂ナイトメア」に絡まれている女性を助ける「ツッパリ喧嘩バトル」を通して、仲間が増えていく。チームが大きくなれば「血闘」にも挑むことができる。最大20人の仲間と100人以上の敵がぶつかり合う「殲滅戦」、各部隊に分かれて敵の拠点を攻め落とす「制圧戦」、ふたつのルールで戦いを繰り広げることになる。

「殲滅戦」は、『龍が如く8外伝 Pirates in Hawaii』で繰り広げた多人数バトルを彷彿とさせるコンテンツだ。特攻服をまとい、思い思いの武器をひっさげて敵チームに突っ込んでいくさまは、まさにヤンキー映画のよう。バトル中、「敵隊長を撃破しろ」といった「ツッパリ作戦」を成功させると部隊の士気もアップ。多人数の敵とぶつかり合う、血沸き肉躍るバトルを体感できた。

「制圧戦」は、複数の部隊がそれぞれのルートをバイクで進み、敵を倒しながら進むバトルコンテンツ。仲間の部隊が手こずっていたら別ルートから合流して加勢するなど、ほかの部隊の状況にも目を配りながら戦うのが新しい。バイクを乗り降りしながら戦うのも新鮮だ。戦闘を有利にする「ツッパリ兵器」もユニーク。闘牛を呼び出す「ろくでなしブルズ」など、しゃれの効いた兵器も登場する。

今回は短時間で体験しただけだが、仲間の育成・編成、特攻服やバイクのカスタマイズなど遊びごたえもありそう。こちらも、メインストーリーそっちのけでハマってしまいそうだ。

『龍が如く3外伝 Dark Ties』──クールな峯の意外な一面が明らかに

『3外伝』は、桐生の前に立ちふさがる強敵・峯義孝を主人公としたタイトル。2007年、ベンチャー企業のトップだった峯は、仲間の裏切りに遭い、すべてを失ってしまう。そんな彼を魅了したのが、命を賭して渡世の親を守る極道の絆。夜の街で極道の抗争に遭遇した彼は、東城会六代目会長・堂島大吾に興味を抱く。大吾について探るために東城会直系錦山組に入った峯は、組長・神田強を利用してのし上がっていくのだった。

試遊では、堂島大吾のもとを訪ねる峯、何者かに襲撃される神田、そして錦山組二代目代行・碇との邂逅という一連のシーンを体験。まず心を惹かれるのは、主人公である峯の人物像だ。桐生一馬と春日一番は、タイプは違えど直情的で熱い男だったが、峯はどこか冷めている。組員たちを「家族」と語る大吾の言葉も、峯にとっては綺麗ごとにしか聞こえない。こうした心の声をモノローグで表現しているのも、かつてない試みだ。このシーンはまだ物語の序盤のようだが、これから先、峯の心にどのような変化が起きるのか期待せずにいられない。

キャスティングに関しては、『龍が如く8外伝 Pirates in Hawaii』では酒場の店主ジェイソン・リッチの声をあてていた松田賢二さんが、今回は本人の姿で碇役を演じているのが面白い。突然感情のメーターが振り切れるヤバさ、底知れない不気味さをケレン味たっぷりに演じていて見ごたえ十分。峯役の中村獅童さん、神田役の宮迫博之さん、大吾役の徳重聡さんとどう関わっていくのか、こちらも見逃せない。

シュートボクシングをベースにしたスピーディなバトルスタイル

峯のバトルアクションは、シュートボクシングがベースなっている。キビキビとした動作が小気味よく、軽快かつスタイリッシュに戦うことができる。〇ボタンを長押しにする特殊アクションでは、敵を踏み台にしたアクロバティックな動きも見られた。

敵を攻撃すると「闇ハート」が溜まっていき、R2ボタンで消費すると「闇覚醒」モードに突入するのも峯の特徴。赤いオーラをまとった状態になり、通常モードから一転、荒っぽく暴れることができる。ふだんの洗練された戦い方を知っているからこそ、敵の頭を掴み、地面をこすりつけて引きずるなど、非道なやり口は戦慄もの。表面上はクールだが、内面に闇深いものを抱えた峯の人物像を表わしたバトルスタイルと言えるだろう。

神田が愛らしく見えてくる怪現象「神田カリスマプロジェクト」

何を隠そう、今回の試遊で一番楽しんでしまったのが「神田カリスマプロジェクト」だ。これは、神田に代わって彼の評判を上げるため、さまざまな依頼やトラブルを解決するコンテンツ。街で絡まれている人を助けたり、地道に善行を重ねたりすることで、神田をカリスマに仕立てあげることになる。「なんでそんなことをしなきゃならないんだ」という疑問が頭をかすめるが、ミッションクリアやランクアップのたびに報奨金をもらえるので、資金稼ぎにもちょうどいい。

しかもカリスマランクが上がると、神田との「絆ドラマ」も展開される。今回は序盤の「絆ドラマ」を体験したが、神田のどうしようもないダメさが不思議とやみつきに。建前なんてものはなく、脳と口が直結しているかのようにあけすけに本音を語る神田を見ていると「楽しそうに生きてるな」と、妙なうらやましさを感じてしまった。ほくほく顔でしょうもない話をする神田、言葉には出さないものの内心で冷ややかなツッコミを入れる峯も、まるで漫才コンビのよう。見慣れてくると、丸っこいフォルムやつるんとした頭も無邪気な赤ちゃんのように思えてくるから恐ろしい。峯との間にどんな絆が生まれるのか、こちらも見どころになりそうだ。

ほかにも、地下ファイトクラブではバトルアリーナ「ヘル・ファイト」、地下ダンジョンのゴールを目指す「サバイバル・ヘル」が日々繰り広げられ、プレイスポットではカラオケやダーツ、ビリヤードなども楽しめる。おなじみの遊びも、クールな峯でプレイすると桐生や春日とはまた違った雰囲気に。サブストーリーで街の人たちのトラブルを解決する時も、正義感あふれる桐生たちとは違ったシニカルな対応をするのが新鮮。これまでのシリーズ作品とはひと味違う、アンチヒロイックなドラマが待っていそうだ。『極3』の桐生と『3外伝』の峯、ふたりの対比を意識しながらプレイすると、より一層物語を楽しめるのではないだろうか。

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『龍が如く 極3 / 龍が如く3外伝 Dark Ties』インタビュー! リメイクを超えた新作を目指す【特集第2回】

龍が如く 極3 / 龍が如く3外伝 Dark Ties

・発売元:セガ
・フォーマット:PlayStation 5 / PlayStation 4
・ジャンル:アクションアドベンチャー
・発売日:2026年2月12日(木)予定
・価格:パッケージ版 希望小売価格 8,990円(税込)
    ダウンロード版 販売価格 スタンダード・エディション 8,990円(税込)
    ダウンロード版 販売価格 デラックス・エディション 11,440円(税込)
・プレイ人数:1人
・CERO:D(17才以上対象)


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