
※本記事は英語版PlayStation®.Blogの日本語翻訳記事です。
1998年の初登場以来、「Thief」シリーズはステルスゲームというジャンルの金字塔として、約30年にわたり数々の作品でその名声を保ち続けてきました。Eidos-MontréalのクリエイティブディレクターであるSteven Gallagher氏と私は、PlayStation®.Blog読者の皆さんに向けて、新たな進化を遂げた『Thief VR: Legacy of Shadow』を初めてご紹介します。
※映像は英語版です。
『Thief VR: Legacy of Shadow』は12月5日(金)、PlayStation®VR2で発売予定。現在PlayStation®Storeで予約受付中です。また、PS VR2でキャプチャーした最新のゲームプレイトレーラーも公開しました。トレーラーでは、マスターシーフとしてシリーズならではの魅力を体感できる新作『Thief VR: Legacy of Shadow』のゲームプレイを紹介しています。
開発はMaze Theory、パブリッシャーはVertigo Gamesが担当し、オリジナル版『Thief』の開発陣Eidos-Montréalも協力しています。
盗賊の視点で計画を立てろ
「Thief」シリーズは、ステルスによる戦闘回避、あらゆる局面を打開する柔軟な思考、そして周囲の環境に五感を研ぎ澄ますことを自然に促すようなゲームシステムとチャレンジで知られています。最初は難しく感じるかもしれませんが、じっくり取り組むことで非常にやりがいのある体験が得られるでしょう。ステージは比較的オープンかつノンリニアな構造で、プレイヤーの主体性を重視した設計はこのゲームの醍醐味となっています。「プレイヤーが指示された通りに動くのではなく、自分の思うままに行動する。これこそがプレイヤー自身の物語を生み出す鍵となります」とGallagher氏は語ります。
暗闇に紛れて進みながら、より深い陰謀を暴いていく──。重く圧迫感のある空気、そして皮肉めいたユーモア。これらが「Thief」シリーズのストーリーテリングの真骨頂であり、VRの没入感によってさらに引き立ちます。「VRが実現する“臨場感”は、ゲーム体験をより濃密で没入感あふれるものにしてくれます。頭を動かして背後を確認しながら、手でピッキングを行ない、その感触をハプティックフィードバックで感じる。まさに“シティ”のなかに実際にいるかのような感覚を味わえます」とGallagher氏は述べています。
闇は孤独な盗賊にとっての唯一の味方です。PS VR2のOLEDレンズが生み出す自然で強いコントラストは、暗闇での優位性を高めます。さらに次世代のサウンド技術により、危険の気配を耳で察知する緊張感が一層リアルになっています。VR空間で暗闇を忍び歩き、曲がり角を覗き込み、実際に頭と手で窓から滑り込むとき、そこには本物のような緊張とリアリティが生まれます。
往年の感覚はそのままに、主人公の目線で楽しめる
『Thief VR: Legacy of Shadow』は、クラシックなステルスゲームプレイと次世代の没入体験が融合した作品です。プレイヤーは、スチームパンクの香り漂うディストピア世界“シティ”で、若き盗賊“マグパイ”を操作します。マグパイとして、多彩なツールと鋭い観察力、そして創意工夫を駆使して警備の目をすり抜け、貴族の邸宅に潜入し、古代の秘宝を盗み出します。その行動を、あのおなじみの盗賊“ギャレット”が見守ります。
『Thief VR: Legacy of Shadow』はファンによる、ファンのための作品です。シリーズに詳しい方なら、ギャレット役のStephen Russell氏の声に聞き覚えがあるでしょう。さらに、ゲームプレイ面では『Thief: The Dark Project』(1998)や『Thief II: The Metal Age』(2000)のステルスメカニクスと緊張感あふれるゲームプレイが、本作の開発構想の主軸となっています。
Gallagher氏と私たちは、「Thief」シリーズを世代と時代を超えてつなげています。Gallagher氏は2008年にEidos-Montréalに加入し、『Thief』(2014)でアニメーション、シネマティクス、ナラティブデザインを担当しました。現在はVertigo GamesとMaze Theoryのブランドコンサルタントとしてその知見を発揮しています。そしてGallagher氏は、「Thief」シリーズのVR作品に関する秘密を長年胸に秘めてきました。
「Eidos-Montréalは、『Thief』(2014)の終盤の時期にProject Morpheusとして知られる初代PlayStation®VR向けにVRデモを制作しました。しかし、当時はVR作品制作の経験が浅く、完成品は全体的に少し遊びにくいものになってしまいました」とGallagher氏は明かします。
優れたゲームの物語は、プレイヤーと主人公の一体感によって成立します。そう言った意味でも、「Thief」シリーズのVR化は自然な流れでした。そして今、PS VR2という最新技術を活用して『Thief VR: Legacy of Shadow』をようやく皆さんにお届けできることを心から嬉しく思います。
目的を果たすまでは決して戻らない
これまでに「Thief」シリーズをプレイしたことがなくても、『Thief VR: Legacy of Shadow』では自分自身が盗賊になったかのような感覚を味わえます。約30年前に築かれた世界のなかで、誰もがマスターシーフになりきることができます。VRによって、「Thief」シリーズが誇る緊迫感が新たな次元へと引き上げられました。12月5日(金)、PS VR2で手に汗握る状況のなか、皆さんがいかにして見つからずに危機を切り抜けられるかを楽しみにしています。
現在PS Storeで予約を受付中です。また期間限定で10%割引も実施されています。
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Thief VR: Legacy of Shadow
・メーカー:VERTIGO GAMES
・フォーマット:PlayStation®5
・ジャンル:シミュレーション、アドベンチャー、アクション
・発売日:2025年12月5日(金)予定
・価格:ダウンロード版 販売価格 3,300円(税込)
・プレイ人数:1人
・レーティング:IARC 12+(12才以上対象)
※ PlayStation VR2対応
※ IARC (the International Age Rating Coalition) は、世界のゲーム評価機関により管理される国際年齢評価連合です。
Thief VR: Legacy of Shadow © 2025 Eidos Interactive Corporation group of companies. Developed by Maze Theory. Published by Vertigo Games. All rights reserved. Thief VR: Legacy of Shadow and Thief are trademarks of Eidos Interactive Corporation group of companies. Vertigo Games is a registered trademark of Vertigo Games Holding B.V. All other trademarks, logos and copyrights are property of their respective owners.

 
 
		 
	
	







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