「東京ゲームショウ2025」プレイステーション®ブースを総まとめ! 注目の最新タイトルを試遊しよう!

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「東京ゲームショウ2025」プレイステーション®ブースを総まとめ! 注目の最新タイトルを試遊しよう!

ソニー・インタラクティブエンタテインメントは、9月25日(木)~28日(日)に千葉・幕張メッセで開催されている「東京ゲームショウ2025」にプレイステーション®ブースを出展しています。

プレイステーションブースでは、『Ghost of Yōtei』『MARVEL Tōkon: Fighting Souls』をはじめ、『仁王3』『ドラゴンクエストI&II』『鬼武者 Way of the Sword』『バイオハザード レクイエム』などPlayStation®5で発売予定の新作14作品を試遊出展しています。また、併設するステージでは「一遊入魂」をテーマに、クリエイターが登壇しゲームプレイを中心にタイトルの魅力を発信していくトークイベント「PlayStation® Presents PLAY! PLAY! PLAY! TGS2025 SPECIAL STAGE」を開催します。ステージイベントの模様はPlayStation公式YouTubeチャンネルよりライブ配信およびアーカイブ配信予定です。

PS5 試遊出展タイトル一覧

Ghost of Yōtei株式会社ソニー・インタラクティブエンタテインメント
MARVEL Tōkon: Fighting Souls株式会社ソニー・インタラクティブエンタテインメント
仁王3株式会社コーエーテクモゲームス
七つの大罪:OriginNetmarble
デジモンストーリー タイムストレンジャー株式会社バンダイナムコエンターテインメント
ドラゴンクエストI&II株式会社スクウェア・エニックス
ソニックレーシング クロスワールド株式会社セガ
バイオハザード レクイエム株式会社カプコン
鬼武者 Way of the Sword株式会社カプコン
Phantom Blade ZeroBeijing S-Game Internet Technology CO.,LTD
Battlefield 6Electronic Arts Inc.
Meteora: 時空への挑戦Big Boot Games
フィッシュボウルimissmyfriends.studio, Wholesome Games Presents
Lumines Ariseエンハンス

出展内容の詳細はこちら!

「東京ゲームショウ2025」プレイステーション®ブースの出展タイトル&ステージ情報! 試遊の先行予約受付も開始!

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この記事では、プレイステーションブースで試遊することのできる『鬼武者 Way of the Sword』『ドラゴンクエストI&II』『七つの大罪:Origin』『Meteora: 時空への挑戦』『フィッシュボウル』の試遊レポートをお届けします。
※順不同

鬼武者 Way of the Sword

江戸時代の京都にはびこる怪異を宮本武蔵が斬り伏せる!

爽快感抜群の”バッサリ感”を味わえる剣戟アクション「鬼武者」シリーズの完全新作。舞台は、瘴気によって不可思議な姿と化した江戸時代初期の京都だ。「鬼の篭手」を身につけた主人公の鬼武者「宮本武蔵」が、はびこる異形「幻魔」を斬りまくる。己の進む道は、いったいどこに行きつくのか──壮絶な剣戟の中で血にまみれながら戦う理由を問うのだった。武蔵のフェイスモデルには、日本を代表するサムライスターである三船敏郎氏が起用されている。

プレイステーションブースでは、本作のステージの一部「清水寺」で剣戟アクションを体験できる。主人公の宮本武蔵を操作して、20分の試遊時間内に幻魔たちとの戦いの中で「魂吸収」「一閃」「受け流し」「弾き」などのアクションに触れ、ステージの最後では強敵の「佐々木巌流」戦にチャレンジすることが可能だ。難易度は、歯ごたえのある戦闘を楽しみたい人向けの「剣戟」と、物語に集中できる「活劇」のふたつが用意されている。「活劇」ではアクションを補助してくれる機能がオンになるので、アクションゲーム初心者はこちらを選ぶといいだろう。

本作では主人公の武蔵や敵の幻魔に、黄色い「体力ゲージ」と赤い「力動(りきどう)ゲージ」が設定されているのが大きな特徴だ。攻撃を当てたり敵の攻撃にうまく対処したりすると、力動ゲージを削ることが可能。力動ゲージがなくなった敵は体勢を崩して無防備になり、その隙に強力な「崩し一閃」を決めることができる。逆に武蔵の力動ゲージがなくなると大きな隙をさらしてしまい大ピンチに……。減少した力動ゲージは時間の経過とともに回復していく。攻め続けて敵のゲージを一気に削るか、それとも距離を取って自分のゲージ回復を待つかといった判断が交錯する、緊張感あふれる攻防がとても熱い。

敵の攻撃は、ボタンひとつで簡単に防御できる。側面や背後からの攻撃にも対処でき、背後からの攻撃を振り向くことなく刀で背中越しに防ぐモーションがまさに達人といった趣でカッコいいため、つい何度も狙ってしまった。敵の攻撃を華麗に防御しているだけでも気持ちいいのだが、本作には受け流しと弾きという、さらなる防御手段も用意されている。受け流しは敵の攻撃をタイミングよく防御すると発動し、攻撃を受け流された敵はよろめいて追撃のチャンスが生まれる。よろめいた敵が他の敵や壁などにぶつかると力動ゲージを大きく削ることができた。受け流しが成立するタイミングには余裕があり、かなり決めやすい印象だ。弾きは防御中にボタンを追加入力することで発動。成功すると敵の攻撃を直接弾いて、やはり力動ゲージを大きく削ることができる。タイミングはシビアだが、防御ボタンを押しながら他のボタンを押すという操作のため、弾きに失敗しても敵の攻撃自体は防御できるのがうれしい。敵の攻撃に合わせて攻撃ボタンを押すという、シリーズの代表的な反撃アクション「一閃」はさらにタイミングが難しいものの、決めたときの爽快感は格別だ。

複数の敵に囲まれる場面は多いものの、受け流しや弾きを駆使して巧みにさばいていくのがとても楽しい。壁が近ければ攻撃を受け流して敵をぶつけてもいいし、弾きを決めて敵の力動ゲージを直接削ってもいい。荷車を敵にぶつけるという、なんでもありの武芸者らしい戦い方もできて驚いた。敵の攻撃を待つ絶妙な間から繰り広げられる刹那の攻防や、多人数を相手にする大立ち回りは、まるで時代劇の殺陣のようだ。力動ゲージを削った際に決められる崩し一閃にはさまざまなモーションがあり、それによって多彩なバッサリ感を味わえるのもクセになる。もちろん、倒した敵から放出される魂を吸収する、シリーズではおなじみの「魂吸収」もいいアクセントになっていた。「黄魂」を吸収すると体力を回復できるのだが、吸収中は移動こそできるものの無防備となってしまう。敵を全滅させてから吸収するか、それとも攻撃の合間をぬって吸収するかなど、戦況を見極めながらの駆け引きも楽しむことができた。また、試遊を進めていくとフィールドに隠されたものを顕現させる「眼覚醒【探知】」という力も使うことができるようになる。先へ進むためにこの力を使う場所があったのだが、もしかしたらそれ以外にも何か見つかる場所が隠されていたのかも?

試遊のラストを飾るのは、清水寺本堂の鬼舞台で待ち受ける佐々木巌流とのボス戦だ。巌流は”佐々木小次郎”の名でも知られる武芸者であり、腕には鬼の篭手を着けている。上空からの踵落としや踊るように回転してからの剣戟など、巌流の攻撃は苛烈かつ変則的だが、なんとか受け流しながら追撃を決めて力動ゲージを削っていく。受け流しを何度も成功させていると武蔵が「気焔状態」となって刀の威力が上昇するので、ダメージも与えやすい。加えて、巌流のような強敵を相手にした際の崩し一閃は、当てる部位を選択できる特殊なものになっていた。赤い印の部位は大きなダメージを与えることができ、紫の印の部位は多くの魂を放出。大ダメージを与えて攻め込むか、魂を吸収して体力を回復するかを判断する戦略性も味わえる。巌流との戦いは、これまでの戦いで学んだテクニックを総動員して挑む、まさに死闘となっていた。すでに公開されている大鵺(おおぬえ)や大唾拉(だいだら)といった強敵と戦える日が待ち遠しい。

カプコンの剣戟アクションゲーム最新作! 『鬼武者 Way of the Sword』を2026年全世界で発売決定!

鬼武者 Way of the Sword

・発売元:カプコン
・フォーマット:PlayStation 5
・ジャンル:剣戟アクション
・発売日:2026年予定
・価格:未定
・プレイ人数:1人
・CERO:審査予定


PS Blogの『鬼武者 Way of the Sword』記事はこちら


『鬼武者 Way of the Sword』公式サイトはこちら

ドラゴンクエストI&II

カンダタとのバトル、海底世界の冒険など新要素が盛りだくさん!

『ドラゴンクエストIII そして伝説へ…』のあとの世界を描く『ドラゴンクエストI』と『ドラゴンクエストII』がひとつのソフトに! 勇者ロトの血を引く子孫たちの冒険を、ドット絵と3DCGが融合した「HD-2D」というグラフィックで楽しむことができる。『ドラゴンクエストI』では、闇の覇者・竜王によって苦しむ人々を救うため、主人公が竜王討伐の旅へ。『ドラゴンクエストII』では、魔物の軍勢によって広がりつつある闇のちからに立ち向かうため、若き王子・王女たちが真の平和を取り戻す旅に出る。

プレイステーションブースでは、『ドラゴンクエストI』と『ドラゴンクエストII』のどちらか片方を15分間試遊できる。『ドラゴンクエストI』でプレイできるのは、「とうぞくのかぎ」をめぐる新シナリオ。『ドラゴンクエストIII そして伝説へ…』でおなじみの盗賊カンダタを名乗る人物が登場し、バトルを繰り広げることになる。『ドラゴンクエストI』とは時代設定が異なるため、あのカンダタと同一人物とは思えないが、その正体は……? 気になる人はこちらをプレイしよう。『ドラゴンクエストII』では、海底の世界へ旅立ち、人魚たちの危機を救うことに。人魚たちが暮らす世界は、原作から新たに追加された冒険の舞台。HD-2Dグラフィックで描かれる海の世界で船旅を楽しめるうえ、パーティメンバーにはサマルトリアの王女の姿も。新しくなった『ドラゴンクエストII』を感じられるので、迷ったらこちらを選ぶのがおすすめだ。もちろん、目的地以外の町やフィールド、ダンジョンを自由に探索することもできる。

『ドラゴンクエストI』の試遊は、ガライの町で幕を開ける。町を歩いていると、伝説の勇者ロトが使用していたとされる「とうぞくのかぎ」を持っているという怪しげな商人に遭遇。彼のあとを追って南の宿屋へ向かうが、商人は何者かに襲われ、「とうぞくのかぎ」は盗まれてしまったという。そこで主人公は、かぎを盗んだ犯人を追い、岩山の洞窟を目指すことに。フィールドでは、モンスターとのランダムエンカウントバトルが発生。原作ではモンスターと1対1で戦ったが、本作では複数のモンスターを相手にひとりで戦うことになる。装備している「とげのムチ」やギラなどの呪文を使えば敵1グループをまとめて攻撃できるが、それでも1対多数の戦いはスリリングだ。中でも、岩山の洞窟で戦うことになるカンダタたちとのバトルでは苦戦を強いられる。カンダタの一撃でHPが1/4近く削られるうえ、ふたりの子分たちの攻撃もなかなか強力。ただ、本作では敵の弱点を突く特技や呪文が、ひと目でわかるようになっているのがうれしいところ。けして無理はせず「やくそう」や「ホイミ」でこまめにHPを回復し、「まほうのせいすい」でMPを補いながら敵の弱点を狙えば、きっと勝利できるはず。バトル後は、カンダタの正体も明らかに!

『ドラゴンクエストII』の試遊は、ベラヌールの町からスタート。悪の大神官ハーゴンの手下が海底の世界で人魚の住処を襲撃しようとしているとの噂を耳にし、一行は海底を目指すことになる。まずは「ルーラ」を使い、人魚の岩場へ向かうといいだろう。勇者ひとりだった『ドラゴンクエストI』とは異なり、『ドラゴンクエストII』では4人パーティで冒険を進めていく。メンバーはローレシアの王子、サマルトリアの王子、ムーンブルクの王女、そして今回新たに加わったサマルトリアの王女。彼女は動きが素早く、「ヒャダイン」「メラミ」などの呪文、「しんくうは」「らせん打ち」などの特技を駆使して戦ってくれる。ただし、こちらがコマンドを選択しても、ランダムで違う行動を取ることも。やんちゃで感情豊かなタイプなので、バトルだけでなくストーリーも盛り上げてくれるだろう。フィールドの探索中、宝箱から「巻物」が見つかることがあるが、『ドラゴンクエストII』では巻物ごとに使用できるメンバーが決まっているようだ。使用すれば特技や呪文をすぐに習得できるため、これらを集める楽しさも味わえそうだ。

『ドラゴンクエストII』では、新たな冒険の舞台として海底が追加されている。海底で揺れる陽の光、カラフルな珊瑚の美しくも繊細な描写は、HD-2Dグラフィックならでは。海底で人魚に出会ったあとは船も使えるようになり、大海原で船旅を楽しめる。「マーメイドハープ」を所持していると、船が泡に包まれて潜水できるため、海底と海上の行き来も自由自在。L3ボタンとR3ボタンで簡単に浮上・潜水でき、陸地と同じシンプルな操作で海中を移動できる。さらに、潜水時にはミニマップが海底レーダーとなり、周囲の状況を確認できる。海底でアイテムを見つけたり、船体を浮上させて島に上陸したりと、あちこち探索したくなる。ただし、船に乗っていても当然モンスターとエンカウントすればバトルが発生するので要注意。海上と海底では遭遇するモンスターの種類も変わるうえ、「ヒャダイン」による全体攻撃や「マヌーサ」で状態異常攻撃を仕掛けてくるマーマンダインのような厄介な敵も出現。このほかにも、原作にはいなかったモンスターが複数登場するので、その顔ぶれにも注目しよう。

HD-2D版『ドラゴンクエストI&II』プロデューサーインタビュー! 不朽の名作をリメイクする難しさ、今こそプレイしてほしい本作の魅力を語る

ドラゴンクエストI&II

・発売元:スクウェア・エニックス
・フォーマット:PlayStation 5
・ジャンル:RPG
・発売日:2025年10月30日(木)予定
・価格:パッケージ版 希望小売価格 7,678円(税込)
    ダウンロード版 販売価格 7,678円(税込)
・プレイ人数:1人
・CERO:B(12才以上対象)


PS Blogの『ドラゴンクエストI&II』記事はこちら


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七つの大罪:Origin

キャラを切り替えながら戦う、白熱のボスバトル!

世界累計発行部数5,500万部を誇る鈴木央氏原作の漫画・アニメ『七つの大罪』の世界を舞台にした、オープンワールドアクションRPG。『七つの大罪』の主人公「メリオダス」と「エリザベス」の息子であるリオネス王国の王子「トリスタン」となり、ブリタニア大陸を冒険するオリジナルのマルチバースストーリーが展開される。この世界では、原作の人気キャラがシリーズの時空を超えて登場。さまざまな能力を持つキャラとチームを組み、多くの謎と危険なモンスターが待ち受ける大陸を探検しよう。

プレイステーションブースでは、ストーリーモードとオープンワールドモードを30分にわたって試遊できる。どちらを遊ぶ場合も、まずはチュートリアルからスタート。プレイ中、L1ボタンとR1ボタンを同時押しすると、オープンワールドモードに切り替えられる。また、オープンワールドモードで同様の操作を行なうと、ボスチャレンジに移行することも可能だ。ただし、どちらの場合も一度切り替えると元のモードには戻れないので要注意。世界観や物語を味わいながらゲームの基本を知るにはストーリーモード、広大な世界を駆け巡り、強敵とのバトルに挑むならオープンワールドモードがおすすめだ。どちらを選んでも、本作の魅力のひとつであるバトルアクションは十分楽しめる。戦闘はシンボルエンカウント式で、敵と接触するとバトルスタート。□ボタンで通常攻撃、△ボタンで特殊攻撃、○ボタンで通常スキルを発動でき、特殊攻撃と通常スキルは一定時間が経過することで再び使用できるようになる。敵に通常攻撃を命中させる、もしくはスキルを使用すると魔力を獲得でき、一定以上貯まればR2ボタンで強力な必殺技も繰り出せる。カットイン演出とともに敵に大ダメージを与えることができ、爽快感も抜群だ。

ストーリーモードでは、「トリスタン」と「ティオレー」の調査活動が描かれる。ふたりが訪れたのは、十数年前、魔神王直属の精鋭部隊〈十戒〉「エスタロッサ」と聖騎士団〈七つの大罪〉「エスカノール」が戦ったペーネスの湖。「エスカノール」の魔力「太陽(サンシャイン)」により、湖水が一瞬で蒸発したという地だ。原作ファンにはおなじみのエピソードだけに、戦いの跡地に赴くだけでワクワクするはず。短いダイジェスト映像ではあるが、ふたりの激闘もゲーム内で再現されている。ほかにも、アニメのようにいきいきとした動きと表情を描き出すグラフィック、「トリスタン」と「ティオレー」の掛け合いなどの演出も、原作ファンの目を引くだろう。ゲーム自体も、湖底の洞窟に落ちれば3Dシューティングが始まり、ブロックを使った簡単なパズルあり、水中に潜りながらの探索あり、巨大な敵とのバトルあり……と、とにかく盛りだくさん。洞窟で手に入れたペンダントをめぐる謎をはじめ、オリジナルのストーリーにも興味を惹かれる。30分があっという間に過ぎていくので、オープンワールドモードもプレイしたい人は時間配分を考えて試遊しよう。

オープンワールドモードでは、広大なマップを自由に探索できる。リオネス城を取り巻く市街地はもちろん、草原や森、海岸、島などロケーションはさまざま。どれもが色鮮やかで精緻に表現され、次はどこへ行こうかと冒険心をくすぐられる。もちろん、妖精王の森やペーネスの湖畔をはじめ、原作に登場するスポットもマップ上で確認できた。ここまでマップが広いと徒歩では到底回り切れないが、ワープポイントを活用できるので安心。高い壁も連続ジャンプでよじ登れたり、高いところからジャンプするとグライダーで滑空できたりと、移動の自由度も高い。街の人に話しかければエリアクエストも発生する。昼夜の概念もあり、夜にならないとクリアできないクエストもあるようだ。ほかにも、マップ上には敵やイベントを示すアイコンが無数に表示され、ボリュームにも期待が高まるところ。どこへ行こうかと迷っている間に試遊が終わってしまうので、強敵との戦いを体験したければ早々にボス戦にチャレンジすることをおすすめしたい。

オープンワールドモードでは、プレイヤーキャラクターを次々切り替えながら敵と戦うこともできた。各方向キーに4体のキャラクターが割り当てられており、スイッチゲージが溜まればキャラを切り替えることができる。例えば「ティオレー」なら空中を飛びながら戦うなど、キャラクターによって戦闘スタイルもさまざま。もちろん特殊攻撃や必殺技などもそれぞれ異なり、L2ボタンでは各キャラ固有の特殊スキルも発動できる。「トリスタン」はきびきび軽快、「スレイダー」は大振りで重ための動作とキャラによって操作感も異なるので、自分のプレイスタイルに合ったキャラを探すのも楽しそう。異なるキャラの必殺技を連続で使用すれば、ふたりによる合技も発動できる。ボス級の強敵は、攻撃のバリエーションも多彩。例えば、亀のような姿の「バナクロー」なら、甲羅から爆発物を発射したり、腕を地面に叩きつけて衝撃波を起こしたり、尻尾を振り回したりと実に手ごわい。移動操作+R1ボタンで素早く攻撃を回避し、後ろ足のあたりから攻撃を仕掛けるも、あえなく敗退……。試遊時間内であれば拠点から再開できるが、苦戦を強いられるのは間違いないだろう。

PS5®『七つの大罪:Origin』が今年発売! オープンワールドで描かれるブリタニアを自由に冒険しよう

七つの大罪:Origin

・発売元:Netmarble
・フォーマット:PlayStation 5
・ジャンル:オープンワールドRPG
・配信日:2026年1月28日(水)予定
・価格:ダウンロード版 基本プレイ無料(一部アイテム等課金あり)
    ダウンロード版 販売価格 予約購入パック(F2P) 1,599円(税込)
・プレイ人数:1人(オンライン時:1~5人)
・CERO:B(12才以上対象)


PS Blogの『七つの大罪:Origin』記事はこちら


『七つの大罪:Origin』公式サイトはこちら

『七つの大罪:Origin 「予約購入パック(F2P)」』をPS Storeで予約購入する

Meteora: 時空への挑戦

インド発、隕石となって宇宙を駆ける高速バトルレース

『Meteora(メテオラ): 時空への挑戦』は、インドのムンバイを拠点するゲーム会社Big Boot Gamesが手掛ける、宇宙空間を舞台にしたバトルレースゲームだ。テレビモニターでのプレイに加え、PlayStation®VR2にも対応する。ソニー・インタラクティブエンタテインメントがインドの優れた新進気鋭の開発者を発掘し、支援するために立ち上げたインキュベータープログラム「India Hero Project」の対象作品として制作が進められた。

プレイヤーは宇宙空間を疾走する隕石となり、小惑星群を避け、ライバルの隕石を破壊しながら、ゴールであるポータルゲートに飛び込むことを目指すことに。まずは試遊できる4つのステージについて紹介していこう。チュートリアルステージでは、操作方法と基本ルールをレクチャーしてくれる。操作方法はいたってシンプル。L2/R2ボタンで左右に回転しながら進む方向を調整し、左スティックを左右に倒したときは急速回避となる。360度、好きな方向へ飛べるわけではなく、パイプ状の見えないコースの中を進んでいると思えばイメージしやすいだろうか。コース上に配置されたアイテムにラインを合わせて獲得し、当たるとダメージを受ける小惑星群はラインを外して回避することになる。「質量」は、HPのようなステータス。グリーンのジェムを取ると増えていき、小惑星群などに衝突すると減っていく。金色のスターを取ると、×ボタンでブースト加速できる。ゴールするまでの時間制限があるため、加速して急ぐ区間も必要だ。そのほか、獲得したパワーアップアイテムはL3/R3ボタンで使用する。チュートリアルは、これらを実際に操作しながら覚えられるので、試遊する際はまずこちらをプレイすることを強くおすすめしたい。

ステージ1の「レース」は、ポータルに到達するまでのタイムを競うルールだ。障害となる小惑星群も少なく、それなら簡単と思うかもしれないが、今回の試遊では初見プレイから3回連続で制限時間内に到達できなかった。タイムを縮めるためには、できるだけ多くブーストする必要があり、そのリソースとなるスターやパワーアップアイテムの「スピードブースト」を確実に回収しなければならない。しかし、アイテムを回収する当たり判定は意外にシビアで、ラインを合わせたつもりでも取り逃すことが多い。結果としてブーストのリソースが不足して、タイムオーバーになるわけだ。必要なのは、ラインを見極めてそこへ合わせる操作感、そしてブーストすべき区間とアイテムを回収するためにスピードを抑える区間を分ける冷静な判断力。そう、これらはレースゲームのセオリーと完全に一致する。自分自身が隕石となり、色彩豊かで立体的な宇宙空間を疾走するビジュアルからは想像しにくいが、ゲームとしての本質はレースと同じなのだ。それに気づいてからは、ゴールまでのタイムを縮めるという本来のゲームプレイを楽しめるようになったことに加え、宇宙空間を流星が疾走する没入感も深まったように思う。

ステージ2の「撃墜」には、ライバルの隕石が登場する。体当たりすると撃墜することができ、ポータル到達までに規定の撃墜数に達せばクリアとなる。基本的に、ライバルは自分を後ろから追い越す形で登場するので、ラインを合わせながら加速し、後ろから体当たりするのが撃墜の基本形だ。いつでも加速できるようにスターを集めておく必要があるのはもちろん、ステージ1よりも小惑星群が多く出現するため、ジェムも集めて質量を大きくしておかなければならない。また、体当たりを外して追い越してしまったときのために、L2ボタンとR2ボタンの同時押しによる減速も使ったほうがいい。ステージ1より考えることが多く、操作も複雑になっているが、撃墜できるとかなり気持ちいい。コンボのように連続キルが決まると、さらに爽快だ。最後のステージ3は「タイムアタック」。ポータル到達までのタイムを競うのはステージ1と同じだが、今回はライバルの隕石が登場する。さらに、アイテムはカクカクと動いているため回収しづらく、小惑星群には爆発タイプも数多く含まれるなど、コース設計がかなり難しくなっている。アイテムは取り逃し、障害物は避けられないという散々なプレイが続き、結局このステージをクリアすることはできなかった。

インドのゲーム産業は成長著しいと言われているが、本作のアイデアとクオリティには驚かされた。アクション要素はハイスピードなレースゲームをベースとしながらも、宇宙空間を舞台に自分自身が隕石となり、ライバル隕石との競演で色鮮やかな流星群を表現するかのような、全く新しいゲーム体験。軽快でハイテンポなBGMと気持ちよさのツボを刺激するようなSEも没入感を深めてくれる。はじめは何をすればいいのかわかりにくい部分があるかもしれないが、一度コツをつかんでしまえば、あとはのめり込むだけだ。また、冒頭で触れたように、本作はPS VR2に対応する。美しい宇宙の景色がハイスピードで迫りくるビジュアルも、快感を刺激する光と音も、1プレイに集中するアーケードライクなゲーム性も、VRとの親和性が高いことは間違いない。今回の試遊出展はテレビモニターでのプレイだけだったが、VRでどれほどの体験が待っているのか、ぜひ確かめてみたい。


Meteora: 時空への挑戦

・発売元:Big Boot Games
・フォーマット:PlayStation 5
・ジャンル:アクション
・発売日:2026年1月予定
・価格:未定
・プレイ人数:1人
・CERO:A(全年齢対象)


PS Blogの『Meteora: 時空への挑戦』記事はこちら


フィッシュボウル

何気ない日々を通して、喪失感や孤独を癒すハートフルストーリー

インドを拠点とするふたり組の開発スタジオimissmyfriends.studioによる、1ヵ月にわたる青春ストーリー。21歳のアロは、新しい街で初めての仕事に就き、祖母の死を悼みながらひとり暮らしをしている。大切な人とビデオ通話をしたり、自宅で仕事をしたり、パズルを解いて子どもの頃の思い出を再発見したり、身の回りの仕事をこなしたり。人生を模索する日々の選択が、アロの唯一無二の自己発見の旅へとつながっていく。

プレイステーションブースでは、ゲームの冒頭をプレイできるデモ版が用意され、20分にわたって試遊できる。PlayStation®Storeでも本作のデモ版を配信中だが、対応言語は英語のみ。プレイステーションブースでは日本語に翻訳されたバージョンをプレイすることが可能だ。思い出の品を見つけるパズルや動画編集のミニゲームなども体験でき、ゲームの世界観や基本的なゲームの流れをひと通り把握できるようになっている。まず目を引くのは、パステルカラーで描かれたピクセルアートのグラフィック。特に、アロの自宅のインテリアは細部まで凝っており、カラフルで実にかわいらしい。その一方で夢の中や心象風景はモノトーンで描かれており、色彩の対比により彼女の孤独や沈んだ気持ちを表わしているようだ。ゲームシステムはシンプルで、移動して気になるポイントにインタラクトし、会話などの選択肢を選びながらストーリーを進めていく。その過程でアロの胸中、子どもの頃の思い出などが少しずつ明かされ、彼女の人生に触れることができる。

ゲームをスタートすると、雨の中、仕事を終えてリキシャで帰宅するアロの姿が描かれる。新しい仕事に就き、ひとり暮らしを始めて1週間、「今はただ、家にいたい…」とつぶやき、沈んだ様子がうかがえる。それもそのはず、アロは1ヵ月前に祖母ジャジャを亡くしたようだ。帰り道、母親とビデオ通話をして家につくと、玄関には母が送ってきた祖母の遺品が。ここで、スライドパズルがスタート。ダンボールに入った荷物をスライドさせ、その下にあるアイテムを取り出せばOKだ。クリア後には、各アイテムにどんな思い出が詰まっているのか、アロのコメントを読むことができ、祖母との深い絆を感じさせる。最後に取り出した遺品は、丸い鉢に入った金魚のおもちゃ。タイトルにもなっているこの金魚鉢が、物語のカギを握るようだ。デモ版の終盤には金魚のおもちゃが喋りだし、アロを過去の思い出へといざなっていく。幼い頃、大好きな祖母に優しくハグされたこと、肩口から我が家のにおいがしたことなど、心の柔らかいところをそっと撫でるような優しい物語に浸ることができる。

自宅では、もうひとつやるべきことがある。それは動画の編集。アロは有名インフルエンサーの動画編集者をしており、自宅でも仕事をしているようだ。この編集作業も、ミニゲーム形式になっている。操作はシンプルで、画面右側から流れてくる動画クリップを上下に動かし、同じ色のトラックとマッチさせるだけ。ちょっとしたリズムアクションゲームのようだが、まだゲーム序盤のせいか、そこまで高度な反射神経は求められない。徐々に流れるスピードが速くなっていくが、前のクリップが片付く前に次のクリップを動かさないよう、焦らずプレイすれば問題なくクリアできる。仕事の前後では、会社の先輩メグノーゾとの会話も。その後も、友人のズアリからの着信でビデオ通話を楽しむなど、このゲームではさまざまな人たちとのコミュニケーションも見どころになっている。アロが憧れの職場で働き始めたこと、そのために引っ越したこと、アロの会社もズアリが働く学校もリモートになることなどが徐々に明かされていく。詳細がわかるにつれて、アロへの親近感も増すだろう。

アロが動画編集の仕事をうまくこなしたり、友達と楽しくおしゃべりしたりすると、画面上部のゲージが上昇する。ゲーム内では説明されないが、おそらくアロの心情を表わしているのだろう。ほかにも、冷蔵庫を開けてご飯をつくって食べたり、シャワーを浴びたりすると気持ちが晴れやかになるのか、ゲージがわずかに増える。何気ない日々を丁寧に暮らすことが、心のケアにつながるというメッセージが伝わってくるようだ。会話の選択肢で今は選べないものもあったが、もしかしたら気持ちが上向きになったら選べるようになるのかもしれない。大好きだった祖母の死をどう受け入れていくのか、慣れない仕事とどのように向き合うのか、ひとりぼっちの在宅勤務をどうやって乗り切るのか。デモ版では、アロの1日を体験しただけだが、彼女の心情がどう変化するのか見届けたくなった。喪失感や孤独を描きながらも、おしゃべりでキュートな金魚のおもちゃなどからポップな雰囲気も感じられ、ハートフルな物語を楽しめそうだ。


フィッシュボウル

・発売元:imissmyfriends.studio, Wholesome Games Presents
・フォーマット:PlayStation 5
・ジャンル:RPG
・発売日:未定
・価格:未定
・プレイ人数:1人
・CERO:B(12才以上対象)


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