
斬新なアイデアが詰まったインディーゲームが、PlayStation®5/PlayStation®4に続々登場! 「人気のインディーゲームを遊んでみたい」という人のために、2025年2月に発売されたタイトルの中から注目の6作品を紹介しよう。
2D探索型アクション『Momodora: 月影のエンドロール』は、シリーズの完結編にして集大成。話題の『都市伝説解体センター』は、都市伝説にまつわる怪異を解き明かすミステリーアドベンチャーだ。『救国のスネジンカ』は、『溶鉄のマルフーシャ』の続編。少ない資金をやりくりし、防衛任務に励むハイテンポシューティングを楽しめる。戦闘スーツを替えながら戦う『メタルスーツ: カウンターアタック』は、戦術性の高さが魅力のラン&ガンアクション。ストーリーに没入したい人には、時空の旅をテーマにした切ないノベルアドベンチャー『じゃあ、また』、弟の失踪事件を追うサイコスリラー『Recall: Empty Wishes』がおすすめだ。

Momodora: 月影のエンドロール
司祭が悪魔退治に挑む2D探索型アクション
美しいドットアニメーションでバトルを繰り広げる2D探索型アクションゲーム「Momodora(モモドラ)」シリーズ。『Momodora: 月影のエンドロール』は、その最新作にして完結編だ。過去作品の謎や疑問に一応の決着がつく、これまでの集大成となっている。とはいえ、シリーズ作品をプレイしたことがなくても問題ない。近接コンボ、ジャンプやローリングといった攻撃回避、遠距離攻撃などのアクションや特殊アイテムを駆使して、入り組んだマップを探索する”メトロイドヴァニア”の楽しさを存分に堪能できる。


物語は『Momodora III』の5年後に幕を開ける。コホ村の司祭長であるモモは、鐘の音に誘われてやってきた悪魔から人々を救うため、旅に出る。鐘の音の原因を見つけ、コホ村を、そして聖なる「ルンの大樹」を守り抜こう。どんなルートでマップ探索をするかは、プレイヤー次第。要所要所で現れる強力なボスを倒すと、ストーリーが進行していく。難易度選択により、この世界を気軽に探索することも凶悪な敵と戦うことも可能だ。
探索中に手に入る「紋章」を装備すると、能力が向上する。攻撃力を強化したり、弓矢の速度が上がったりするほか、変わった効果が得られる「紋章」も。ゲームを進めると装備できる「紋章」の数も増え、プレイスタイルを自由にカスタマイズできる。さらに、モモの冒険をサポートする「旅のお供」も存在する。性格によってそれぞれ違う行動を取るので、マップを探索しながら新たなお供を見つける楽しさも味わえる。
Momodora: 月影のエンドロール
・発売元:PLAYISM
・フォーマット:PlayStation 5
・ジャンル:アクション
・配信日:好評配信中
・価格:ダウンロード版 販売価格 1,680円(税込)
・プレイ人数:1人
・レーティング:IARC 7+(7才以上対象)
※ダウンロード専用タイトル
『Momodora: 月影のエンドロール』公式サイトはこちら
『Momodora: 月影のエンドロール』をPS Storeで購入する

都市伝説解体センター
都市伝説にまつわる怪異を解き明かすミステリーアドベンチャー
『都市伝説解体センター』は、インターネット上に飛び交ういくつかの都市伝説をテーマにしたミステリーアドベンチャー。主人公の福来(ふくらい)あざみは、怪異、呪物、異界などの調査・解体を行なう「都市伝説解体センター」の新人調査員。過去に存在した人や物の痕跡を見ることができる「念視」の能力を持つ彼女は、国内屈指の能力者であるセンター長の廻屋渉(めぐりやあゆむ)や先輩調査員のジャスミンとともに、”都市伝説”絡みの依頼を解決していく。サイケデリックなピクセルアートで、連続ドラマ形式の推理ミステリーが描かれる。


あざみは、現地での聞き込みと状況証拠集め、そしてSNSの書き込みなどから、都市伝説の調査を行なっていく。SNS上にあふれる噂や憶測をチェックし、怪しいワードを検索しながら事件のあらましをつかもう。現場で特殊な眼鏡をかけると、あざみの念視の能力が発動。過去に存在した人や物の痕跡を見えるようになり、通常の調査では見つからない情報を得ることができる。こうして入手した情報をもとに、事件にまつわる仮説を立てていく。
真相に至るには、まずは事件に関する都市伝説を”特定”しなければならない。現場で起こった奇怪な現象やその情報を資料と照らし合わせ、どの都市伝説に符合するのか見極めよう。そのうえで、背後に隠れた謎を”解体”する必要がある。謎の「イルミナカード」、過去に起きた痛ましい事件、SNSに潜む悪意、そして「都市伝説解体センター」とは。すべての謎が”解体”された時、衝撃の結末があなたを待ち受ける。
都市伝説解体センター
・発売元:集英社ゲームズ
・フォーマット:PlayStation 5
・ジャンル:ミステリーアドベンチャー
・発売日:好評発売中
・価格:パッケージ版 希望小売価格 通常版 3,740円(税込)
パッケージ版 希望小売価格 限定版 6,930円(税込)
ダウンロード版 販売価格 1,980円(税込)
・プレイ人数:1人
・CERO:C(15才以上対象)

救国のスネジンカ
音信不通の姉を追う重税&防衛シューティング
『溶鉄のマルフーシャ』の続編にあたる『救国のスネジンカ』は、簡単操作で遊べるハイテンポシューティング。主人公のスネジンカは、音信不通の姉マルフーシャを戦場から連れ戻すため、民間軍事企業に入社した有期契約社員。2.5Dのドット絵で描かれたディストピア世界で、戦地に赴き、迫りくる敵から対象の防衛業務に従事する。日々を生き延びて得られる報酬は、数々の税金控除で減額され、手元に残るのはわずか。少ない手取りから、キャラクター強化、装備購入や仲間の雇用などを行なうことになる。


スネジンカの任務は、出現する敵を全滅させて防衛対象を守ること。1日の終わりには戦果に応じた給料が支払われ、ランダムで表示される3枚のカードから1枚を購入できる。武器やバリケード、スネジンカをサポートする仲間など、カードの種類は前作以上に増えており、プレイスタイルの幅が広がっている。メインモードでは、どの仲間と戦うかによって物語が変化するので、それぞれの結末を見届けよう。
チャレンジモードでは、「門防衛」と「エネルギー施設防衛」の2種類のルールに挑戦できる。どちらも、防衛対象が撃破されるまでひたすら戦い続けることになる。「門防衛」は攻め込んでくる敵を退けるシンプルなルール。「エネルギー施設防衛」ではコンテナを守るのだが、敵がコンテナを破壊すると物資が手に入る。そのため、あえて適度にコンテナを破壊させるという戦略性を楽しめる。オンラインランキングにも対応しており、生き延びた日数を競い合うことも可能だ。
救国のスネジンカ
・発売元:PLAYISM
・フォーマット:PlayStation 5
・ジャンル:アクション、シューティング
・配信日:好評配信中
・価格:ダウンロード版 販売価格 1,180円(税込)
・プレイ人数:1人
・レーティング:IARC 12+(12才以上対象)
※ダウンロード専用タイトル

メタルスーツ: カウンターアタック
戦闘スーツを替えながら戦う横スクロール型ラン&ガンアクション
銃火器で敵を倒し、ステージを駆け抜ける横スクロール型ラン&ガンアクション『メタルスーツ: カウンターアタック』。異星人「ゴリダ」の侵攻によりサイボーグになったケビンは、すべてを奪ったゴリダへの復讐を果たすことに。戦いのカギを握るのは、戦闘用スーツ。生身のケビンは、敵の攻撃を受けると一撃でやられてしまう。だが、さまざまな攻撃性能を備えたスーツをまとうことで武器や技を使えるようになり、攻撃を受けた際のダメージにも耐えられる。10種類を超える多彩なスーツを使いこなし、襲い来る敵を倒そう。


さまざまな武器や特殊能力を備えたスーツだが、耐久性には限りがある。そのため、ステージ上のスーツを手に入れ、その性能を把握したうえで戦いに挑まなければならない。ガトリングガン、火炎放射器、さらにはエレキギターまで、スーツに備わった武器を使いこなし、敵を殲滅しよう。中でも、強力な攻撃を仕掛けてくるボス戦は、スーツの特性を生かした戦い方が求められる。こうした戦術性の高さが、本作の魅力になっている。
戦いの舞台は、はるか未来のヘリオス系。地球人は太陽系を離れ、ヘリオス系に移住してきたという設定だ。ケビンは、9つの惑星を探検しながらゴリダとの戦いに挑んでいく。ヘリオス系にはさまざまな謎が隠されており、探索の楽しさも味わえる。ステージを武器で破壊すると、アイテムが見つかることも。隠しルートを探したり、アイテムをコレクションしたりと、やり込み要素も充実している。
メタルスーツ: カウンターアタック
・発売元:Eggtart Inc
・フォーマット:PlayStation 5 / PlayStation 4
・ジャンル:アクション
・配信日:好評配信中
・価格:ダウンロード版 販売価格 2,310円(税込)
・プレイ人数:1人
・レーティング:IARC 7+(7才以上対象)
※ダウンロード専用タイトル
『メタルスーツ: カウンターアタック』公式サイトはこちら(海外サイト)
『メタルスーツ: カウンターアタック』をPS Storeで購入する

じゃあ、また
別れをテーマに、時空の旅を描いたノベルアドベンチャー
『じゃあ、また』は、別れをテーマにしたアドベンチャーゲーム。いつもの退屈な夏、少年ナツが誕生日ケーキのロウソクを吹き消すと、予期せぬことが。時空を越え、人生で最も会いたいと願っていた、でも会ったことのない人物に出会ったのである。その時空で、ナツは「その人」に会えただけでなく、「その人」から写真の撮り方を教わり、失われた時間をフレームの中に収めていく。ここに留まりたいと一番思わせたのは、どの「その人」だったのか。ナツと「その人」がたどった過程とは。「じゃあ、また」という言葉の意味が、最後に明かされる。


幼い頃に母を亡くしたナツは、毎年誕生日になると時空を超えて「その人」との出会いを積み重ねていく。1年に1日だけのタイムトラベルを繰り返すうちに、少しずつ縮まる距離、心に残るささやかな思い出。だが、不思議な体験はいつしか終わりを迎える。最後の夏は、ナツにどんな思いをもたらすのだろうか。手描きアニメーションとスケッチ風の情景が、物語をより美しく、より感動的に彩っている。
ゲームの基本は、ナツのタイムスリップを追体験するノベルアドベンチャー。時には主人公が移動したり、画面をスワイプしたりといったインタラクティブな操作も求められるが、難しいことはなくストーリーに没入できる。また、ナツが出会った「その人」はカメラが趣味で、ナツに撮影方法を教えてくれる。ゲームを通し、光の加減や焦点の合わせ方など、カメラのスキルを学ぶこともできる。
じゃあ、また
・発売元:AMATA K.K.
・フォーマット: PlayStation 5 / PlayStation 4
・ジャンル:アドベンチャー
・配信日:好評配信中
・価格:ダウンロード版 販売価格 880円(税込)
・プレイ人数:1人
・レーティング:IARC 3+(3才以上対象)
※ダウンロード専用タイトル

Recall: Empty Wishes
記憶を追体験し、弟の失踪事件を追う台湾発サイコスリラー
2010年代の台湾を舞台にしたサイコスリラー『Recall: Empty Wishes』。最愛の弟・子維(ズウェイ)が忽然と姿を消したため、姉の子晴(ズチン)は失踪の真相を明らかにしようと決意する。そんな中、子晴は子どもの頃、弟とよく一緒に遊んでいた古いおもちゃを見つける。それは、非現実的な世界につながる受話器。この不思議な装置により、子晴とその友人・睿萱(ルェイシェン)は、子維と繋がりのある人々の記憶のこだまに入り込み、彼らの心の奥底にある欲望や秘密を明らかにしていく。現実と幻想の曖昧な境界をさまよい、失踪の理由を突き止めることができるだろうか。


プレイヤーは子晴と睿萱となり、子維失踪の手掛かりとなる5人の人物の記憶を追体験していく。各チャプターでは登場人物の過去を掘り下げ、彼らの心の奥底にある願いや秘密を明らかにしよう。プレイヤーの好きな順番でチャプターを進めることができ、ファンタジー、ミステリー、ホラー要素を組み合わせた物語が待ち受ける。ピクセルアートと手描きのキャラクターグラフィックの融合も、見どころのひとつになっている。
ゲームシステムは、2D横スクロール型のアドベンチャー。プレイヤーはすべての登場人物とインタラクトし、重要なアイテムを集めてパズルを解き、詳細なシーンを調べながら、子維の失踪の謎を解明していく。ゲームオーバーはなく、プレイヤーは自分のペースでパズルを解いたり、判断を下したりすることができる。途中の選択によって、複数のエンディングへと分岐していく。満たされなかった願いをめぐる、奥深い物語を味わってほしい。
Recall: Empty Wishes
・発売元:DANGEN ENTERTAINMENT
・フォーマット: PlayStation 5
・ジャンル:グラフィック・アドベンチャー
・配信日:好評配信中
・価格:ダウンロード版 販売価格 1,650円(税込)
・プレイ人数:1人
・レーティング:IARC 16+(16才以上対象)
※ダウンロード専用タイトル
『Recall: Empty Wishes』公式サイトはこちら
『Recall: Empty Wishes』をPS Storeで購入する
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※IARC(the International Age Rating Coalition)は、世界のゲーム評価機関により管理される国際年齢評価連合です。
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