『モンスターハンターワイルズ』試遊レビュー! 傷システム、集中モード、天候変化など進化した狩猟の魅力を探る!

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『モンスターハンターワイルズ』試遊レビュー! 傷システム、集中モード、天候変化など進化した狩猟の魅力を探る!

ハンティングアクション「モンスターハンター」シリーズの最新作として、2025年に発売が予定されているPlayStation®5用ソフトウェア『モンスターハンターワイルズ』。本作は、モンスターが群れて争う過酷な環境と、豊かな生命があふれる環境という二面性を持つ世界に生きる、モンスターと人々の物語だ。プレイヤーは、強大なモンスターの狩猟を生業とする”ハンター”として、狩猟で得た素材から強い武器や防具を作りながら、世界と人々との関わりを解き明かしていくこととなる。

『モンスターハンターワイルズ』試遊レビュー! 傷システム、集中モード、天候変化など進化した狩猟の魅力を探る!

今回は、まず纏蛙(まといがえる)「チャタカブラ」に挑むクエストをプレイし、基本操作や乗用動物「セクレト」の操作方法に慣れたうえで、闢獣(びゃくじゅう)「ドシャグマ」を狩猟するクエストにシングルプレイでチャレンジするという内容を試遊することができたので、ドシャグマに関するクエストの試遊レビューをお届けしよう。

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『モンスターハンターワイルズ』の新要素を「ドシャグマ」の狩猟で体験

拠点からフィールドへは、ロード画面がなくシームレスに移動

ドシャグマに関する試遊は、「隔ての砂原」にて編纂者の「アルマ」から狩猟を依頼されたところからスタートした。しかし、この時点ではまだ”クエストが発生した”というようなアナウンスはなく、拠点内を自由に歩くことができた。マイテントで使用する武器種を選ぶことができたので、スラッシュアックスとライトボウガンを選択してみる。本作では、ふたつの武器を持っていくことができるため、近距離戦と遠距離戦のどちらにも対応できる立ち回りを目指す狙いだ。

準備を終えたらセクレトに乗り、拠点から隔ての砂原のフィールドへ。これまでの「モンスターハンター」シリーズのようにロード画面が挟まると思っていたところ、セクレトに乗ったままシームレスにフィールドへ移動できたことに驚いた。試す時間はなかったが、もしかしたらセクレトに乗らずに、歩いて拠点からフィールドへ行くことすらできるかも? 本作では、拠点もフィールドの一部であるということを実感させる演出だ。

目的地へと華麗に駆ける! とても快適なセクレトでの旅

騎乗したセクレトは、アルマが地図に記してくれたドシャグマの居場所まで自動的に移動してくれる。多少の段差はジャンプで華麗に乗り越えてくれるので、とても快適だ。この感覚は、『モンスターハンター:ワールド』のジャグラスやケストドンといったオトモダチや、『モンスターハンターライズ』のオトモガルクを思い出させる。

セクレト騎乗中の操作は、R1ボタンで加速し、長押しでダッシュ。R2トリガーで減速し、長押しで急停止となっていた。自動的に移動している最中でも、セクレトは左アナログスティックで自由に操作でき、気になる場所があれば寄り道をすることも可能。操作をやめると、セクレトは再び目的地へ自動的に移動してくれる。セクレトに乗ったままでも、フィールド上の採集物を入手したり、武器を振り回したりすることができた。

シリーズ初登場の「スリンガー大こやし弾」で群れを分断

セクレトに乗って目的地に到着したのだが、ドシャグマは群れをなしていた。その中で最も大きな体躯のドシャグマがボス個体であり、今回のターゲットとのこと。とりあえずボス個体のドシャグマに一撃入れてみたところ、当然ながらほかのドシャグマもこちらへ襲い掛かってくる。同時に複数のモンスターを相手にするのはさすがに厳しい。

群れを分断するには、本作でシリーズ初登場の「スリンガー大こやし弾」が有効だと事前に教わっていたので、さっそく試してみた。群れに向かってスリンガー大こやし弾を放つと大爆発を起こし、その強烈な臭いを嫌がって、ドシャグマたちは散り散りになっていく。ターゲットのボス個体もその場から移動してしまうものの、セクレトがいるので追跡は容易だ。

ターゲット以外のモンスターに「こやし弾」や「スリンガーこやし弾」を撃ち込んで追い払うのは「モンスターハンター」シリーズの基本だが、本作ではたった一発のスリンガー大こやし弾で手軽に複数のモンスターを追い払えるのがうれしい。

このタイミングで「QUEST START」のアナウンスが!?

逃げ出したボス個体のドシャグマに追いついて攻撃を再開したタイミングで、初めて「QUEST START」のアナウンスが表示され、同時にセクレトのポーチへと支給品が補充された。本作では、ターゲットの個体にある程度のダメージを与えた時点でクエストが開始される仕組みとなっている。先ほどは一度しか攻撃せずにスリンガー大こやし弾で群れを分断させたため、クエストが開始される判定になっていなかったのだろう。ターゲットが群れをなしていた場合は無理に攻撃を仕掛けず、まず分断してから追いかけて攻撃するのがよさそうだ。

今回は確認している余裕はなかったが、クエストの制限時間はこのタイミングからカウントされるのかもしれない。ターゲットに遭遇して攻撃を仕掛けるまでの移動時間が制限時間に影響しないなら、狩猟前の寄り道が気軽にできるかも?

救難信号を用いてNPCのサポートハンターを呼び出せる

オトモアイルーと一緒にドシャグマを狩猟していると、救難信号のチュートリアルが発生した。救難信号はクエスト中にほかのプレイヤーを募集してマルチプレイを楽しむシステムだが、本作ではほかのプレイヤーだけでなくNPCのサポートハンターを呼び出すこともできる。試しにサポートハンターを呼び出してみたところ、オトモアイルーはいなくなってしまったものの、3人のサポートハンターが登場。シングルプレイでありながらも、4人で挑むマルチプレイの気分を楽しめるのは新鮮だ。

狩猟を白熱させる「傷システム」と「集中モード」

持ち込んだスラッシュアックスでドシャグマを攻撃し続けていると、攻撃した箇所に傷が発生。傷つけた箇所をさらに攻撃すると、より大きなダメージが与えられるので積極的に狙っていきたい。傷口を狙う際に役立つのが、L2トリガーの長押しで発動する「集中モード」だ。集中モード中はモンスターの傷が赤いハイライトで表示され、さらに画面に照準が表示されるので狙いを定めやすい。集中モード中は「集中弱点攻撃」という特殊な攻撃を繰り出すこともでき、より効果的にダメージを与えることができる。

また、スラッシュアックスの剣モード中はR2トリガーを長押しすることで、ほかの武器種のように剣で防御するような構えをとることができる。その最中にモンスターの攻撃を受けて△ボタンを押すと、新技の「剣:カウンター斬り上げ」を放つことができるようだったのだが、うまく成功させることができなかったのが心残りだ。

武器の切り替えは手軽に可能! 組み合わせの模索も楽しい

自分と呼び出したサポートハンターとでドシャグマのヘイトが分散するため、持ち込んだもうひとつの武器であるライトボウガンが使いやすくなっていると思い、切り替えてみることにした。武器はセクレトに乗った状態で切り替えることができる。セクレトはモンスターと交戦中でも口笛で近くに呼び寄せて騎乗でき、騎乗中に方向キーの右を押すことで簡単に武器の切り替えが可能。騎乗しながら回復アイテムや砥石を使うこともできるので、本当に頼りになる存在だ。

ライトボウガンやヘヴィボウガンなどの飛び道具は、『モンスターハンター:ワールド』でもL2トリガー長押しで狙いを定める「照準モード」になっていたが、本作では集中モードも兼ねている模様。傷ついた箇所を狙い撃つだけでより多くのダメージを与えられるので、もともとライトボウガンなどを使っていた人は、違和感なく集中モードを使いこなせるだろう。傷を狙い撃っていると、ひと際大きなダメージとともに「傷口破壊」というアナウンスが発生する。その際はモンスターがひるんだりダウンしたりするようなので、さらに攻撃を叩き込む絶好のチャンスとなる。

今回は近距離用のスラッシュアックスと、遠距離用のライトボウガンを持ち込んでみたが、比較的簡単な内容のクエストだったため、そこまでする必要はなかった印象だった。とはいえ、飛び道具の弾が尽きたときのために近距離用の武器を持っておくというのは選択肢としてアリだろう。複数のモンスターがターゲットのクエストでは、それぞれのモンスターの弱点属性に対応した、同じ武器種で属性の異なるふたつの武器を持ち込むというのも面白そうだ。

砂嵐の発生による天候の変化で狩猟を劇的に演出

ドシャグマの狩猟中に砂嵐が発生し、天候が変化したことも強く印象に残った。この変化が狩猟の状況に合わせたものなのかは不明なものの、周囲が暗くなり空には雷鳴が轟くことで、狩猟がクライマックスへ向かっていることを予感させる演出となっており、テンションが上がってくる。雷がすぐ側の地面に落ちたこともあって焦ったが、ハンターやモンスターに直撃するとダメージを受けるのかも? だとすると、場合によっては天候に合わせた立ち回りが狩猟のポイントになるかもしれない。

ミスで大タル爆弾をひとつ無駄にするも、ドシャグマの狩猟に成功!

疲弊したドシャグマが巣へと逃げ帰り、眠ったところで定番の大タル爆弾を設置。本作では設置した大タル爆弾を持ち上げることができるようだ。置きなおせるのかな……と思ったら、操作を間違えたかそれしか選択肢がなかったのか、大タル爆弾をあらぬ方向へと転がしてしまい、岩に当たって大爆発……。幸いドシャグマが起きることはなかったが、その直後にサポートハンターが「何やってんの!」とばかりに大タル爆弾を置いてくれて苦笑いしてしまった。気を取り直して大タル爆弾を爆発させて大ダメージを与え、さらに全員で追撃を加えることで、無事にドシャグマの狩猟に成功する。

短い試遊時間ではあったものの、シームレスかつ快適な移動、群れの分断、サポートハンター、傷システム、集中モード、武器の切り替え、天候の変化など、本作ならではの要素を味わうことができた。もしまた試遊する機会があれば、新たなモンスターの狩猟やマルチプレイ、ほかの武器種や新たなアクションを使いこなしてみたい、


モンスターハンターワイルズ

・発売元:カプコン
・フォーマット:PlayStation 5
・ジャンル:ハンティングアクション
・発売日:2025年予定
・価格:未定
・プレイ人数:1人(オンライン1人~4人)
・CERO:審査予定


PS Blogの『モンスターハンターワイルズ』記事はこちら


『モンスターハンターワイルズ』公式サイトはこちら

『モンスターハンターワイルズ』公式X(旧Twitter)はこちら

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