『ガンダムブレイカー4』インタビュー! ナンバリングの系譜として正統進化を遂げた最新作の魅力とは?【特集第2回】

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『ガンダムブレイカー4』インタビュー! ナンバリングの系譜として正統進化を遂げた最新作の魅力とは?【特集第2回】

8月29日(木)発売予定のPlayStation®5/PlayStation®4用ソフトウェア『ガンダムブレイカー4』(以下『4』)。本作はパーツを組み合わせて作成したモビルスーツ(MS)を操作して戦う、創壊共闘アクション「ガンダムブレイカー」シリーズの最新作だ。

『ガンダムブレイカー4』アナウンスメントトレーラー

『ガンダムブレイカー4』インタビュー! ナンバリングの系譜として正統進化を遂げた最新作の魅力とは?【特集第2回】

『ガンダムブレイカー4』長編トレーラーはこちら

「ガンダムブレイカー」シリーズは、数あるガンダムゲームにおいて、ガンダムのプラモデルである”ガンプラ”をモチーフにした唯一のシリーズとなる。ガンダムの頭にザクの体など、パーツを自由に組み合わせたオリジナルの”俺ガンプラ”を作成できるのはもちろん、1/60スケールと1/144スケールというようにサイズの異なるMSが戦うなど、ガンプラならではのバトルが楽しめるのが大きな特徴だ。

8月10日(土)18:00~23:00・8月11日(日)9:00~14:00、18:00~23:00には第2回オープンネットワークテストが開催される。発売前に機能の一部を体験できる絶好のチャンスだ。

《第2回オープンネットワークテスト》

【実施期間】
2024年8月10日(土)18:00~23:00・8月11日(日)9:00~14:00、18:00~23:00

【対象プラットフォーム】
PS5 / PS4

【内容】
・マルチロビー(最大24名のビジュアルロビー)
・オンラインマルチプレイ(最大3機でのマルチプレイ(5クエスト×3難易度))
・俺ガンプラカスタマイズ(28機での組み換え、カラー変更など)
・俺ジオラマづくり(一部機能を用いてのジオラマモード)
・イベント(ゲーム内イベントの実施)

オープンネットワークテストについて詳しくはこちら

特集第1回はこちら!

“俺ガンプラ”で戦う創壊共闘アクション「ガンダムブレイカー」シリーズの魅力と歴史を振り返る!【特集第1回】

『1』から『3』までのコンセプトを受け継ぎながら、さまざまな要素が進化

特集第2回では、バンダイナムコエンターテインメントの田中聖憲プロデューサー、そして初代『ガンダムブレイカー』(以下『1』)からシリーズに携わっているクラフト&マイスターの福川大輔ディレクターにインタビュー。本作で進化を遂げたポイントや魅力について語っていただいた。

田中 聖憲

バンダイナムコエンターテインメント
『ガンダムブレイカー4』プロデューサー

福川 大輔

クラフト&マイスター
『ガンダムブレイカー4』ディレクター

──本作の企画はいつごろスタートしたのでしょうか。

田中:企画が始まったのは2019年です。そこからすべての期間ではないのですが、実開発としては4年近く進めていました。

──「ガンダムブレイカー」シリーズを制作するうえでの基本コンセプトや重視しているポイントなどについて、あらためて教えてください。

福川:本シリーズはガンプラのゲームということで、ほかのガンダムゲームとは少々毛色の違う機体が登場したり、ガンプラとして面白い遊びを追求したりしています。さまざまなパーツを組み換えて自分だけのガンプラを作る、そして自分なりのバトルを作れることが大きなポイントです。作ったガンプラをほかの人に見てほしいという人もいますので、ほかのプレイヤーと共闘してガンプラを見せ合うこともできます。

──そういったコンセプトを踏まえて、最新作の『4』ではどんなことを実現されようと思われたのですか?

田中:ナンバリングタイトルである『ガンダムブレイカー』から『ガンダムブレイカー3』(以下『3』)までの系譜を受け継ぐ作品として、カスタマイズの深化、アクションの進化、アソビの真価(=ジオラマモードという新しいガンプラアソビの提供)をコンセプトにしました。

話題性やビルドの幅などを考慮して、新規参戦ガンプラを選出

──『4』には発売当初からシリーズ最多となる250機以上の機体が参戦しますが、実装にあたって苦労したポイントやこだわりなどについてお聞かせください。

田中:登場するガンプラが多いことはもちろんですが、それぞれのパーツを組み合わせることもできるため、やはりその物量に苦しめられました(笑)。

福川:シリーズを重ねるごとにできることが増えているので、それらをうまくシステムへ落とし込むための工夫に頭を悩ませました。背部のバックパックなど、可動するパーツはその動きも可能な限り再現したいと思っていますので苦労しています。

──新たに参戦するガンプラは、どのような基準でセレクトしているのでしょうか?

田中:さまざまな軸があるのですが、「機動戦士ガンダム 水星の魔女」のガンダム・エアリアルとダリルバルデや、実物大立像のRX-93ff ν(ニュー)ガンダムなど、開発段階で比較的新しい機体を新規参戦ガンプラとして選んでいます。また、ほかのガンダムゲームでは主人公機であるガンダムを優先することも多いですが、本シリーズは量産機もピックアップしていますし、カスタマイズすることで楽しみが増すようなユニークな機体も追加しています。

──そんな新規参戦ガンプラの中で「特にこれに注目してほしい!」という機体はありますか?

田中:もちろんすべての新規参戦ガンプラに期待してほしいのですが、先ほどお話ししたガンダム・エアリアルや、機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ」のΞ(クスィー)ガンダム、「ガンダムブレイカー バトローグ」のガンダムヘリオスとブレイジングガンダムなど、初めて参戦する映像作品の機体は、ぜひビルドに組み込んでいただきたいです。

自由な発想で俺ガンプラを創造して、自分だけの戦い方を見つけてほしい

──本作では左右の腕に別々のMSのパーツや武器を設定できるようになりましたが、その理由やこだわり、見どころなどについて教えてください。

福川:やはりガンプラのゲームですから、「両手にバズーカを持たせたい!」というような”ガンプラ遊び”の拡張は、ぜひ実現したいと思っていました。バトルのアクションには、近接攻撃、射撃攻撃、スキル攻撃というカテゴリがあるのですが、『4』では近接や射撃でも、どちらの武器で攻撃するかというアクションの幅も広がっています。

また、本作では「サーベル」「アックス」「ランス」「ムチ」などの、さまざまな武器種ごとに特徴を盛り込んでいます。例えば、ヒート・ホークなどのアックスは攻撃力が高いのですがリーチは短く、攻撃を当てるには敵に近づかないといけません。敵に近づくと反撃をくらうリスクがありますが、本作では左手のムチで敵を引き寄せて右手のアックスで攻撃するという二刀流ならではのアクションができ、ゲーム的にも奥深くなりました。またコンボ攻撃の内容が長押しや方向入力で変わる要素もあるので、武器種と多彩なコンボを組み合わせ、自分なりのビルドを構築してください。

田中:バトルに関しては、3月に開催したクローズドネットワークテスト(CNT)でのお客様の反応を受け、全体的なテンポを少しアップしています。「反応速度」というパラメータを上げることでも機体の動きは速くなるのですが、本作は早い段階からスピーディーなアクションを楽しんでいただきたいと考え、ベースとなるスピードを少し上げています。

──『3』では随伴機として登場したSDガンダムがプレイアブル機体として参戦し、カスタマイズも可能になっています。その理由や見どころなどを教えてください。

田中:「SDガンダムを操作したい!」という声は過去作からいただいていたので、家庭用最新作の『4』ではぜひ実現したいと思っていました。SDガンダムは通常のガンプラとは頭身が違いますが、カスタマイズに組み込むことでユニークな機体を作ることができるので、ぜひ挑戦していただきたいです。

──カラーリングの変更や本格的な汚し塗装などの表現を手軽にできるのも、本シリーズの醍醐味だと思います。塗装システムについての見どころをお聞かせください。

福川:塗装についてはワンボタンで汚しなどの程度を変更したり、細かいペイントもできたり、細部まで、簡単にできるようにしています。

田中:プリセットカラーは、ほかの機体のベースカラーへ手軽に変更できる機能です。例えば、カスタマイズしたガンプラを百式のようなカラーリングへと、すぐに変更することが可能です。さまざまな機体のパーツを組み合わせて統一感のないカラーリングのガンプラになったとしても、プリセットカラーを使うことで簡単に統一感を出せるので、初心者はもちろんシリーズ経験者でも役立つ機能になっていると思います。

──本作でシリーズに初めて触れる初心者に向けて、カスタマイズに関するアドバイスはありますか?

田中:ガンプラは自由なものですから、基本的には好きな機体やパーツで組むのがオススメです。パーツにはレベルやレアリティがあり、ゲームを進めると強いパーツが手に入るので、それらに付け替えていくのもいいと思います。見た目がカッコいいものにするだけでも楽しいですね。自由な発想で俺ガンプラを作ってもらいたいなと思っています。

──これまでのシリーズ作品で行なわれたように、ユーザー参加型のカスタマイズコンテストを開催する予定はありますか?

田中:もちろんやりたいと思っています。実現したら、プレイヤーの皆さんが自慢の作品を作ることができるようになったタイミングで開催することになると思うので、期待していてください。

──作成した機体を使って挑むミッションは、具体的にどういったものが用意されているのでしょうか?

田中:基本的には敵を倒していく内容なのですが、その最中に特定の機体を倒したり、敵の攻撃から対象を防衛したり、PG(パーフェクトグレード)サイズの巨大なガンダムや巨大モビルアーマー(MA)のビグ・ザム、アプサラスなどと戦うボスバトルなどがあります。

また、本作では「サバイバル」という、全50WAVEを生き抜く新モードがあります。敵がどんどん強くなっていくので、基本的には強化したガンプラで戦うことになるのですが、そういったエンドコンテンツのようなやり込みモードも遊ぶことができます。サバイバルではパーツのレアリティを上げる「進化素材」というアイテムもドロップしやすいので、繰り返し挑むことで自分のガンプラをさらに強化することができます。

──アクションゲームの初心者に向けて「こうやって戦ってほしい」といったアドバイスはありますか?

田中:本作には、敵に連続で攻撃を当てる「ヒットコンボ」と、敵を連続で倒した数の「ブレイクコンボ」というシステムがあるのですが、コンボをつなげるとバフ効果を得られるので、ふたつのコンボを狙っていくのがポイントです。例えば、マシンガンを使ってヒットコンボをつなげて自分にバフをかけてから、ほかの武器で敵を攻撃するという立ち回りやコンボの合間に射撃を入れたり、継続してダメージを与えることが大切です。はじめは少し忙しいかもしれませんが、攻撃をつなげることを意識しながら戦ってほしいです。

技術や時間がなくても、こだわりのジオラマを手軽に作成できる

──シリーズ初となる「ジオラマモード」は、どのような経緯で誕生したのでしょう?

田中:ガンプラをモチーフにしたゲームだからこその遊びを強化したいと思い、俺ガンプラを飾って見せる機能の強化として、ジオラマモードを考えました。リアルなジオラマももちろん面白いのですが、実際に作るのは少しハードルがあるかな……と思ったこともジオラマモードを実施した理由になります。

福川:過去作でも作成したガンプラのポーズや背景を選んで写真を撮ることはできましたが、ジオラマモードではさまざまな角度から見ることができたり、ポーズをフレーム単位で選んだり、エフェクトを追加したりすることができます。ガンプラを置くだけではなく、背景を作りこむこともできます。

田中:開発チームでもジオラマをたくさん作ってみたのですが、「これはどうやって作ったんだ?」というすごいものもありました。「これとこれを組み合わせたらこんな見た目になるのか!」という驚きもあるので、いろいろと試してほしいです。

『3』の6年後が舞台の王道ガンプラバトルストーリーが展開

──本作の物語は『3』の6年後が舞台となっています。世界観に直接のつながりがあるシリーズ作品となった理由や、物語の見どころなどについて教えてください。

田中:本作がナンバリングタイトルの続編だと強調したかったため、『3』の世界観とつながっている設定にしました。物語についても、主人公と仲間の成長や絆を描いた『3』のテイストに近いと思っています。詳細は語れないのですが、王道のガンプラバトルストーリーになっています。

福川:もちろん『3』を知らなくても楽しめるようになっていますが、『3』に登場したミサというキャラクターも登場します。ミサの登場のほかにも『3』を遊んでいた人には喜んでいただける要素を盛り込んでいるので、ぜひ楽しんでいただければと思います。

──本作は最大3人までのオンラインマルチ協力プレイに対応していますが、具体的にどんなことができるのでしょうか? 対応しているモードや、プレイヤーごとの進行状況によって参加できる、できないといったことがあれば教えてください。

福川:最初のチュートリアルミッションが終われば、いつでも協力プレイが可能です。協力プレイができない特別なミッションなどもありません。メンバーを募集しているミッションであれば、誰でも参加することはできます。

──3月に行なわれたCNTや、7月に開催されたオープンネットワークテスト(ONT)をプレイしたユーザーからはどのような声がありましたか? 印象に残っている反応があれば教えてください。

田中:「時間が溶ける!」というコメントが多かったことが、うれしかったですね。さまざまなご意見を見させていただき、「ガンダムブレイカー」シリーズがすごく愛されていることを実感しました。

福川:オンラインロビーでプレイヤーが操作するのが、キャラクターではなくガンプラだということを受け入れてもらえるのか心配だったのですが杞憂でした。ONTが終了する際は、オンラインロビー内の全員で集まって集合写真を撮っている方もいて、終わりかけのMMOみたいな雰囲気があったことも面白かったです。

──最後に、本作を楽しみにしているユーザーに向けてメッセージをお願いします。

田中:8月10日(土)・8月11日(日)の第2回ONTでは、これまでのネットワークテストで触ることができなかった機体も登場しますので、より自由な発想で機体を組み立てることができます。ぜひ皆さん自慢の俺ガンプラを見せてくれたらうれしいです。また、一部の機能は制限していますがジオラマモードも遊ぶことができるので、ぜひ皆さん自慢の俺ジオラマをシェアしていただければと思います。

福川:過去作を遊んでいた方はもちろん、初めてシリーズに触れる方でも、アクションやカスタマイズを楽しめると思います。実際に遊んでいただくことで、より楽しいゲームだと気づいてもらえると思うので、ぜひ第2回ONTでプレイしてみてください。

『4』の6年前の物語を描く『3』のダウンロード版が8月14日(水)までセール中!

8月14日(水)まで実施しているPlayStation®Store「Summer Sale」では、『ガンダムブレイカー3』の各エディションを最大69%オフで購入できる。有料DLCとして配信された追加シナリオがすべて含まれる『ガンダムブレイカー3 BREAK EDITION」は、通常9,460円(税込)のところ、2,932円(税込)で購入可能だ。『3』では『4』の6年前の物語となる青春熱血ガンプラバトルストーリーが描かれている。『4』の発売が待ちきれない人は、この機会にぜひプレイしてみよう。

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ガンダムブレイカー4

・発売元:バンダイナムコエンターテインメント
・フォーマット:PlayStation 5 / PlayStation 4
・ジャンル:創壊共闘アクション
・発売日:2024年8月29日(木)予定
・価格:パッケージ版 希望小売価格 8,470円(税込)
    ダウンロード版 販売価格 通常版 8,470円(税込)
    ダウンロード版 販売価格 デジタルデラックスエディション 12,430円(税込)
    ダウンロード版 販売価格 デジタルアルティメットエディション 13,970円(税込)
・プレイ人数:1人(オンライン時:1~3人)
・CERO:B(12才以上対象)


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