『ソニック × シャドウ ジェネレーションズ』インプレッション&インタビュー! シャドウならではの新たな遊びとは?

0 0
『ソニック × シャドウ ジェネレーションズ』インプレッション&インタビュー! シャドウならではの新たな遊びとは?

10月25日(金)発売予定のPlayStation®5/PlayStation®4用ソフトウェア『ソニック × シャドウ ジェネレーションズ』。本作は、ダークヒーローのシャドウが縦横無尽に駆け抜ける完全新作『シャドウ ジェネレーションズ』と、さまざまなステージのスピードランをクラシックとモダンのソニック両方で楽しめる『ソニック ジェネレーションズ』がセットになったハイスピードアクションアドベンチャーだ。

今回はふたつの”ジェネレーションズ”のポイントをあらためて紹介するとともに、メディア向けのイベントで試遊できたデモ版のプレイインプレッションと、中村俊プロデューサーと鴫原克幸ディレクターへのインタビューをお届けしよう。

『ソニック × シャドウ ジェネレーションズ』セカンドトレーラーはこちら

『シャドウ ジェネレーションズ』──闇の力を操るダークヒーロー「シャドウ」が主人公の完全新作!

完全新作の『シャドウ ジェネレーションズ』では、シャドウが主人公となる新しいストーリーと本格的なハイスピードアクションを体験できる。究極生命体として生まれた黒いハリネズミのシャドウを狙う怪しい影。かつて世界征服を目論み、シャドウに打ち倒された邪悪な超生命体「ブラックドゥーム」が再び動き出す。ブラックドゥームは今度こそ世界を征服するため、シャドウの力を手に入れようと計画。己の過去、新たな力、守るべき者たち……光と闇の狭間で葛藤するシャドウの、世界の命運をかけた冒険が始まる。

必殺技「カオスコントロール」と新たな力「ドゥームパワー」

シャドウの必殺技「カオスコントロール」を用いれば、敵やギミックの動きを止めて華麗に困難を乗り切ることが可能だ。シャドウが身に宿す闇の力「ドゥームパワー」は、敵の大群を蹴散らしたり水の上を疾走したりと、今まで体験したことのないアクションが楽しめる。

歪んだ世界を突き進め!

ブラックドゥームによって作り出された不気味な空間がステージに登場。道や建物が歪んだ異様な光景のなか、宿敵の野望を阻止するため、シャドウは走り続ける。

「ホワイトスペース」を縦横無尽に駆けめぐろう!

『シャドウ ジェネレーションズ』では、自由に移動できる3Dマップ「ホワイトスペース」を中心に物語が進んでいく。ドゥームパワーを入手することで行ける場所が広がるほか、キャラクターとの会話が楽しめたり、隠されたアイテムを見つけ出したり、チャレンジに挑戦したりと遊べる要素も満載だ。縦横無尽に走り回り、ホワイトスペースを隅々まで楽しみ尽くそう。

『ソニック ジェネレーションズ』──決して交わるはずのない、ふたりの「ソニック」が次元を超えて駆け抜ける!

『ソニック ジェネレーションズ』では、時空の歪みによって「クラシックソニック」と「モダンソニック」がひとつの世界でめぐりあう。謎のバケモノ「タイムイーター」によって奪われた世界の秩序を取り戻し、時空の歪みに囚われた仲間を助けるため、ふたりの青いハリネズミが立ち上がる。活気あふれる街並みや大自然に囲まれた山々、毒々しい化学工場から天空に浮かぶ神殿など、さまざまなステージを音速で駆け抜けよう。

新要素に加えてオリジナル版のDLC「カジノナイト・ピンボール」を収録!

各地に散らばった可愛らしい生命体チャオを助け出す「チャオレスキュー」や、遊びの幅が広がるアクション「ドロップダッシュ」などの新要素が追加されている。さらに、オリジナル版のダウンロードコンテンツ(DLC)「カジノナイト・ピンボール」も収録され、より充実した『ソニック ジェネレーションズ』を楽しめる。

【プレイインプレッション】圧倒的なスピード感とシャドウのアクションは必見!

今回の試遊では、リマスター版『ソニック ジェネレーションズ』と、完全新作『シャドウ ジェネレーションズ』の両方を体験できた。

『ソニック ジェネレーションズ』はグリーンヒルのACT1をクラシックソニック、ACT2をモダンソニックでプレイする内容になっていた。『ソニック ジェネレーションズ』に登場するステージは、過去のシリーズ作品で人気を博したものをリメイクしているのがポイントだ。それらのステージを、クラシックソニックでは2Dアクションで、モダンソニックでは3Dアクションでプレイできる。

リマスター版となる今回の『ソニック ジェネレーションズ』では、グラフィックがより綺麗になったことでスピード感が増しており、ステージを駆け抜けているだけで気持ちいい。2018年に登場した『ソニックマニア』で追加された固有アクションのドロップダッシュが新要素として追加され、地面に着地した瞬間にダッシュできることでスピードを維持しやすくなっているのも、爽快感のアップに拍車をかけていた。

2Dアクションでもつねにステージとソニックを横から見た画面ではなく、状況によっては斜め後方からの視点になるなどのカメラワークによってプレイヤーを飽きさせない。3Dアクションは画面の奥へ向かって進む視点がメインとなるため、レースゲームのような感覚も味わえる。スピード感というソニックのポイントを大事にしながらも、2Dアクションのクラシックソニックと3Dアクションのモダンソニックとで、異なるプレイフィールを味わえるのが『ソニック ジェネレーションズ』の醍醐味だ。

そして気になる完全新作の『シャドウ ジェネレーションズ』では、スペースコロニーアークのACT1と、「バイオリザード」という巨大な敵に挑むボスバトルを体験できた。

シャドウのプレイフィールはモダンソニックに近く、ハイスピードの3Dアクションを存分に味わえる。スペースコロニーアークのACT1は、その名の通り宇宙ステーションを彷彿とさせるステージだが、「ドゥームズアイ」というヒトデのようなキャラクターが登場すると、世界が歪む演出とともに雰囲気がガラリと変化。ねじれた高層ビルの合間に配置されたハイウェイを疾走する、カオスな空間へと変貌して驚いた。

ステージの途中では無数のミサイルやレーザー光線が行く手を阻むシーンがあったものの、カオスコントロールでそれらの動きを止めると簡単に回避することができる。こういった闇の力を駆使した攻略を楽しめるのは、ソニックにはないシャドウならではの遊びだろう。

バイオリザードは『ソニック ジェネレーションズ』にも登場するボスだが、ダメージを与えていくと毒の玉のようなものをまとった腕を生成してシャドウに襲い掛かかるという、これまでにない攻撃を仕掛けてくる。その腕を攻撃すると毒の玉が散らばって足場となり、本体へ接近して攻撃することができた。

また、カオスコントロールで動きを止めたり、カオススピアで敵の攻撃を迎撃したりなど、闇の力を用いた戦いも存分に味わえる。今回は試遊時間が短めだったのですべてを確かめることはできなかったが、シャドウならではの攻略法はほかにもあるかも? さまざまな攻略法を模索するのも『シャドウ ジェネレーションズ』のポイントだと感じたので、またプレイする機会があればいろいろなアクションを試してみたい。

【インタビュー】ソニックに関する知識を得られるタイトルに、シャドウとしての遊びを盛り込む

『ソニック × シャドウ ジェネレーションズ』プロデューサー 中村 俊(写真右)
『ソニック × シャドウ ジェネレーションズ』ディレクター 鴫原 克幸(写真左)

──本作の企画は、どのような経緯でスタートしたのでしょうか。

中村:2022年に公開された、ソニックの劇場映画第2弾「ソニック・ザ・ムービー/ソニック VS ナックルズ」では、最後にシャドウが出てきたんです。われわれは映画には関わっていませんが、全米で今年の12月に劇場公開予定の次回作「Sonic the Hedgehog 3(原題)」では、おそらくシャドウがピックアップされるだろうと思いました。そこで、映画を見る人にソニックとはどういうものなのかを知ってほしいなと考えたんです。

オリジナルの『ソニック ジェネレーションズ』はシリーズの20周年タイトルであり、遊び的にも高評価をいただいていましたが、それと同時にソニックに関する知識も勉強できるタイトルです。そこにシャドウとしての遊びを入れてみたらどうだろうと考えたことがスタートとなります。

──なぜ、完全新作の『シャドウ ジェネレーションズ』とリマスター版『ソニック ジェネレーションズ』のセットという構成になったのでしょう。

中村:すべてを最初から作ると時間がかかりますし、再定義するのも難しいというなかで、今回は映画のタイミングに合わせることで、よりIPとして広がりがあるかなと思いました。そうであれば、今回は新しいことはシャドウに向けてチャレンジしながら、”ジェネレーションズ”としてシャドウも過去のステージをめぐることにすれば全体の統一感を出せますし、映画のタイミングで皆さんにお届けできるかなと考え、この構成になりました。

──実際に開発を進めていくなかで、難しかったことや苦労されたことはありますか?

鴫原:ソニックの特徴は速さですが、シャドウはそれに加えて必殺技のカオスコントロールやカオススピアなど、さまざまなことができます。それを既存のソニックユーザーにどうしたら受け入れてもらえるのかは苦心しましたし、速さとできることの多さを両立させるのは難しかったです。

──オリジナル版の頃と現在とを比較して、開発で大きく変わったことなどはありますか?

鴫原:ハードの性能が進化しているので、よりリッチな表現ができるようになったことですね。ゲームの部分に関しては変わらないので、それをどうやって表現するのかということが変化したと思います。スピード感は周りの背景によって変わるので、その背景をリッチに作れるようになったことは大きいです。

中村:いつものソニックではひとつの見た目で最初から最後まで完結することが多いのですが、今回は途中で見た目が大きく変わるような表現を自然につなげることができました。それがゲームの設定的な部分においても重要な役割を果たしているのが、本作ならではのポイントだと思います。

ふたつの”ジェネレーションズ”の違いや共通点とは

──ふたつの作品は、時系列や物語につながりはあるのでしょうか?

鴫原:詳細はあまり語れないのですが、『シャドウ ジェネレーションズ』は『ソニック ジェネレーションズ』の裏側の物語です。シャドウはソニックのライバルのひとりとして『ソニック ジェネレーションズ』に登場するのですが、ソニックと関わっていないときに何をしていたのかが『シャドウ ジェネレーションズ』で描かれます。

──『ソニック ジェネレーションズ』にはチャオレスキューという新要素がありますが、過去のシリーズ作品にあった「チャオガーデン」はあるのでしょうか?

鴫原:チャオガーデンはありません。

──『シャドウ ジェネレーションズ』で新しいことをする際に、『ソニック ジェネレーションズ』からどれくらい変えようと考えていたのでしょうか?

鴫原:『ソニック ジェネレーションズ』はスピードランとして評価をいただいたゲームなので、その方針は変えないようにしました。スピーランであることは共通しながらも、シャドウの能力を使っていくことに注力しています。

中村:オリジナル版の『ソニック ジェネレーションズ』をプレイしたことがある方にも、新しいことによって驚いてほしいと考えていました。ふたつの作品を行き来しながら遊んでも楽しんでもらえるように、チームとして苦労しながら開発を進めています。

──『シャドウ ジェネレーションズ』は、闇の力であるドゥームパワーが魅力的だと思います。3Dマップのホワイトスペースで使用できるとのことですが、それを使って広大なフィールドを移動するというイメージですか?

鴫原:ドゥームパワーはいくつか用意しています。それを使ってホワイトスペース内を移動できますし、通常のACTでも使用できます。ドゥームパワーを獲得する前にクリアしたACTを獲得後にやり直すことも可能です。

中村:現在公開されているドゥームパワーで印象深いのは、シャドウに羽が生えているものだと思います。それがどういった遊びへとつながるのかということや、遊びの広がりが新しいチャレンジになっていることを、今後お伝えできればと思っています。

──『シャドウ ジェネレーションズ』で今回体験できたのは3Dアクションのステージのみでしたが、製品版でも3Dアクションのみなのでしょうか?

鴫原:今回のデモ版は3Dオンリーでしたが、2Dの遊びも用意しています。

中村:とはいえ、2Dのシャドウが登場するということではありません。”クラシックシャドウ”が登場するといったことはありませんが、似たような形でバランスをとっています。

――本作を楽しみにしているファンへメッセージをお願いします。

鴫原:『シャドウ ジェネレーションズ』は『ソニック ジェネレーションズ』に負けず劣らず、シャドウならではのアクションを楽しめる作品を目指して作りました。プレイしていただけたら、きっと気に入っていただけると思います。

中村:ソニックとシャドウという二大巨頭を盛り上げて、ソニックとして最高のゲームを作りたいと思っていますので、ぜひ両方遊んでいただけるとうれしいです。初めて触れる方はもちろん、昔遊んだ方もぜひプレイしていただきたいです。

パッケージ版の早期購入特典とダウンロード版の予約特典は「モダンソニック レガシースキン」!

パッケージ版の早期購入特典およびダウンロード版の予約特典として、『ソニックアドベンチャー』の懐かしいソニックの姿に変更できる「モダンソニック レガシースキン」を入手できる。

パッケージ版限定の初回特典として特製オリジナルロゴステッカーが付属!

パッケージ版には初回特典として、映画「Sonic the Hedgehog 3(原題)」(全米公開2024年12月20日/日本公開時期未定)の特製オリジナルロゴステッカーが同梱される。シャドウの登場が明かされた、映画最新作の情報にも期待しよう。

PS5版とPS4版の限定特典は今後公開されるプロローグアニメのロングバージョン!

本作のパッケージ版およびダウンロード版には、PS5版とPS4版のみの限定特典として、今後公開されるプロローグアニメのロングバージョンが収録される。

シャドウのフィギュア、キーチェーン、アートブックがセットになったPS5パッケージ版『コレクターズエディション』も発売!

PS5版のパッケージ版は、シャドウの豪華フィギュア、ソニックとシャドウのシューズキーチェーン、アートブックがセットになったファン必携の『コレクターズエディション』も数量限定で発売される。

パッケージ版
PS5『コレクターズエディション』

<価格>
12,969円(税込)

<内容>
■『ソニック × シャドウ ジェネレーションズ』ゲームソフト
■「シャドウ」フィギュア
■シューズキーチェーン
■アートブック

ダウンロード版にはシーズンパスが付属する『デジタルデラックスエディション』も!

ダウンロード版には、シーズンパスが付属する『デジタルデラックスエディション』も販売される。シーズンパスには、本作をより深く楽しめるアートブック&サウンドトラック、「シャドウ」の開発初期のデザイン、テリオスで遊べる「テリオススキン」など、さまざまなDLCが収録されている。さらに、『シャドウ ジェネレーションズ』で使用可能なスキンやステージが手に入る、2024年冬に配信予定の「追加ゲームコンテンツ」も収録されている。

最大72時間早くゲームがプレイできる「アドバンスプレイ」が予約特典として付属!

この『デジタルデラックスエディション』だけの予約特典として、通常より最大72時間早くゲームがプレイできる「アドバンスプレイ」を獲得できる。

ダウンロード版
『デジタルデラックスエディション』

<価格>
7,689円(税込)

<内容>
■『ソニック × シャドウ ジェネレーションズ』ゲーム本編
■デジタルデラックス シーズンパス
 追加ゲームコンテンツ(『シャドウ ジェネレーションズ』 2024年冬 配信予定)
 テリオススキン(『シャドウ ジェネレーションズ』)
 追加BGMパック(『シャドウ ジェネレーションズ』)
 ボーナススキルポイント(『シャドウ ジェネレーションズ』)
 『ソニック × シャドウ ジェネレーションズ』アートブック&サウンドトラック

『ソニック × シャドウ ジェネレーションズ』をPS Storeで予約購入する


ソニック × シャドウ ジェネレーションズ

・発売元:セガ
・フォーマット:PlayStation 5 / PlayStation 4
・ジャンル:ハイスピードアクションアドベンチャー
・発売日:2024年10月25日(金)予定
・価格:PS5 パッケージ版 希望小売価格 通常版 6,589円(税込)
      パッケージ版 希望小売価格 コレクターズエディション 12,969円(税込)
      ダウンロード版 販売価格 スタンダードエディション 6,589円(税込)
      ダウンロード版 販売価格 デジタルデラックスエディション 7,689円(税込)
    PS4 パッケージ版 希望小売価格 通常版 6,589円(税込)
      ダウンロード版 販売価格 スタンダードエディション 6,589円(税込)
      ダウンロード版 販売価格 デジタルデラックスエディション 7,689円(税込)
・プレイ人数:1人
・CERO:A(全年齢対象)


PS Blogの『ソニック × シャドウ ジェネレーションズ』記事はこちら


『ソニック × シャドウ ジェネレーションズ』公式サイトはこちら

コメントの受付は終了しました。

お客様の生年月日を入力してください。

Date of birth fields