『ELDEN RING SHADOW OF THE ERDTREE』試遊レビュー! 新たな武器と強化要素を駆使し、未知のエリアの強敵を攻略せよ

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『ELDEN RING SHADOW OF THE ERDTREE』試遊レビュー! 新たな武器と強化要素を駆使し、未知のエリアの強敵を攻略せよ

PlayStation®5/PlayStation®4用ソフトウェア『ELDEN RING』の大型DLC「SHADOW OF THE ERDTREE」が6月21日(金)に発売される。新エリア「影の地」を舞台とする本DLCは、フロム・ソフトウェア作品のDLCの中で過去最大のボリュームになる。そのプレビューイベントがメディア向けに開催され、新コンテンツの一部を体験することができたので紹介しよう。

『ELDEN RING』らしい未知の発見と自由度の高い冒険を楽しめる大型DLC

試遊に先立ち、「SHADOW OF THE ERDTREE」の概要が改めて紹介された。本DLCは『ELDEN RING』の魅力である、未知の発見と自由度の高い冒険を体験できるように制作されたという。舞台は本編にはなかった未知のエリア「影の地」。広大なフィールドには、大規模なレガシーダンジョンや中小規模のダンジョンが点在しており、探索の密度の高いマップとなっている。ここでプレイヤーはさまざまな思惑を持つNPCと出会いながら、ミケラの足跡を追っていく。

10体以上の新ボスが登場し、手に汗握る戦闘を楽しめるほか、戦闘の新要素を多数追加。武器カテゴリーじたいが8種も増え、攻防一体のデュエリングシールド、アイテムではなく武器として使用する調香瓶、パンチやキックの体術で戦う格闘など、戦闘のバリエーションはより豊かになった。もちろん、新規の魔術や祈祷、遺灰も追加されている。

『ELDEN RING SHADOW OF THE ERDTREE』ストーリートレーラー

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『ELDEN RING SHADOW OF THE ERDTREE』ゲームプレイトレーラー

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モーグウィン王朝から「影の地」へ

DLCの舞台「影の地」に向かうには、本編で「血の君主、モーグ」と「星砕きのラダーン」というふたりのデミゴッドを倒していることが条件であり、物語の進行度でいえば中盤以降だ。入り口はモーグウィン王朝にある、モーグと戦った場所。そこに鎮座する繭から伸びる枯れた腕を調べると、「影の地」へと転送される。「影の地」に点在する祝福に触れておけば、マップ画面からのファストトラベルで「狭間の地」と簡単に行き来することが可能だ。

また、繭の前には「針の騎士、レダ」という新登場のNPCがいて、ミケラの足跡を追う同志がほかにもいることを聞かされる。主人公を「影の地」へと導くレダは、物語のキーパーソンになるかもしれない。

「ミケラの十字」を見つけて足跡を追う

「影の地」のフィールドには、光輝く「ミケラの十字」が点在している。ミケラの大ルーンの形を模したこの輝きは、ミケラがその場所を訪れた印だ。ミケラの足跡を追うための手掛かりになるとともに、記されたテキストから彼の思いの断片を知ることができる。プレビューイベントでは「影の地」の序盤範囲を探索し、その中でも複数の「ミケラの十字」が見つかった。また、アイテム「十字の地図」には、ロケーションの絵に十字の位置が記されている。マップ画面のように地形が精緻に描かれているわけではないが、これが「影の地」を冒険する道標になるようだ。

DLCエリア専用の強化要素「影の地の加護」

「影の地」の各地では、「影樹の破片」と「霊灰」を手に入れ、祝福でこれらを消費することで「影の地の加護」を得られる。「影樹の破片」を使うと「影樹の加護」が上がり、加護を受けた者の攻撃力とカット率が高められる。「霊灰」を使うと「霊灰の加護」が上がり、召喚する霊体および霊馬の攻撃力とカット率を高めることが可能だ。

「影樹の破片」と「霊灰」を入手して使用するほど、それぞれの加護がアップしていくが、効果を得られるのは「影の地」にいるときだけ。DLCエリア専用の新たな強化要素ということになる。

幻想的なフィールドと密度の高い探索ポイント

本編の舞台「狭間の地」の象徴といえば黄金樹だが、「影の地」では「影樹」と呼ばれる巨木がそびえ立っている。空も影がかかったように見え、「狭間の地」とは異なる雰囲気だ。フィールドに広がる夥しい数の墓標は幻影であり、チンアナゴのような霊体が地面から姿を見せるなど、より幻想的な空間に感じた。また、一部の人型の敵は、黒い影をまとったような見た目になっていた。霊体ではなく実体はあるので通常の敵と同様に戦えるが、その特異な姿は「影の地」という世界に由来しているのだろうか。

霊馬トレントに騎乗して探索を始めると、ゲームプレイトレーラーに映っていた篝火の巨人と遭遇。大量の火球を撒き散らす姿は圧巻だ。戦闘を避けて探索を続けると、今度は祠のような場所を見つけた。入口に霧がかかっているのはボスがいるサインであり、その中にいたのは重い一撃と高い強靭で圧倒してくる新たな強敵「孤牢の騎士」だった。探索をはじめてすぐに、強烈なインパクトの敵と次々と遭遇し、「影の地」が危険な場所であることを痛感させられる。

さらに進むと「ミケラの十字」があり、そこを分岐点として西に行くと「エンシスの城砦」へ、東に行くと「塔の街、ベルラート」へとたどり着く。「エンシスの城砦」は中規模ダンジョン、「塔の街、ベルラート」は大規模なレガシーダンジョンであり、今回の試遊でメインの攻略目標となるロケーションだ。移動距離でいえば、スタート地点からそう遠くない場所にこれらの探索ポイントが集まっている。試遊では回らなかった場所にも別のロケーションがあるそうで、「影の地」の密度の高いレベルデザインを感じることができた。

エンシスの城砦

ダンジョン「エンシスの城砦」では、中ボスの「カーリア騎士、ムーンクデル」と、ボスの「双月の騎士、レラーナ」と遭遇した。その名前から、リエーニエのカーリアやレアルカリアと関係していると思われる魔法騎士だ。とくにレラーナの攻撃はすさまじく、二振りの剣は光波や炎を操り、距離を取れば輝剣を展開して間合いを支配する。強靭も高く、攻撃を差し込む隙をしっかりと見極めないと、すぐに押し込まれるほどの強さだった。

塔の街、ベルラート

「塔の街、ベルラート」は、広大かつ複雑に入り組むレガシーダンジョン。閉ざされた正門は、脇道から侵入して攻略を進めつつ、内側にあるレバーで開けなければならないなど、ショートカットを開通させながら進行ルートを確保していく。内部もわかりやすく整備された順路があるわけではない。汚水が溜まった地下や、鳥型の敵が目を光らせる屋根の上を通りつつ、庭園のような空間では「火の騎士、クウィライン」という侵入NPCとの戦いも発生するなど、探索しがいのある構造だ。複数の兵士や犬に取り囲まれる危険がある場所や、死角から不意打ちを仕掛けてくる敵が配置された場所がいくつもあり、失敗を経験しながら慎重にルートを開拓していく必要があった。

ボスは「神獣獅子舞」。巨体だが素早く飛び回り、発生の早い噛みつきやディレイの利いた掴み攻撃を繰り出してくる。さらにやっかいなのが、ブレスや雷、嵐など複数の範囲攻撃を持っていること。懐に張り付いて接近戦に活路を見出そうとしても、範囲攻撃のたびに距離を取らざるを得ない。戦闘前に金サインから協力NPC「赤獅子、フレイヤ」を召喚できるので、遺灰と合わせてターゲットを分散させながら戦うことでなんとか対抗できた。

追加武器による新たな戦闘スタイル

今回のプレビューイベントでは、いくつかのセーブデータが用意されており、それぞれでキャラクターのビルドが異なる。レベルは150、所持している装備品やアイテムは同じだが、ステータスの振り分けと初期装備に違いがあり、筋力系や技量系、魔術系など好みのビルドを選択することができた。装備品はDLCで追加された新規のものが含まれる。本来はDLCエリアで手に入れるが、試遊用にあらかじめ入手済みとなっていた。その中から、今回のプレイで主に使っていた新武器の印象を紹介しよう。

最初に選んだ技量系のビルドは、鋭利派生した「レディソード」(軽大剣カテゴリー)と「逆手剣」(逆手剣カテゴリー)を装備していた。「レディソード」は、長いリーチのわりに連撃の発生が早く取り回しやすい。大剣と同等のリーチがあり、威力は落ちるが軽快なモーションで攻撃できるのが軽大剣の特長なのだろう。戦技「片翼の構え」は武器の持ち手を水平に伸ばしたポーズから、追加入力で流麗な連続斬りやジャンプ攻撃に派生する。ジャンプ攻撃は敵の攻撃を飛び上がってかわすことにも使えるため、素早く反撃につなげるうえで効果的だった。

「逆手剣」は文字どおり剣を逆手に持つ軽量武器であり、形状や振りの速度は曲剣に近い。また、鋭利派生の最大強化時に、技量補正がSになっていることが確認できた。戦技「死角の一撃」は、低い姿勢で素早く回り込みながら、敵の斜め下から斬りつける。旋回するクイックステップに強攻撃がつくイメージだ。敵の攻撃をかわすような動きを伴う戦技であり、敵のモーションを見極めることで効果的にダメージを与えられる。

「落葉格闘」は、既存の拳カテゴリーにはなかったキックも交えた格闘術。連続攻撃では正拳突きから後ろ回し蹴り、両腕の掌底へと高速でつなぐ。戦技「落葉旋風脚」は、空中で回転しながら3連続のキックを放つ。拳カテゴリーの武器に比べると、攻撃範囲はやや広くヒットさせやすいように思えた。また、頻繁にダウンを奪えていたことから、強靭削り性能が高いのかもしれない。これまでにないアクロバティックなモーションは使っていて楽しいが、敵の懐に飛び込まなければならないリスクは考慮する必要がある。

このほかにも新武器がいくつもあったが、使い込むだけの時間がなかったので、新規の魔術や祈祷、タリスマンなどを含め、DLCが発売されたら存分に試してみたい。

初見攻略の緊張感を再び楽しめる

これまで本編の周回プレイを重ねたり、ビルドごとの1周目プレイをいくつも試したりと、『ELDEN RING』を長く楽しんできたから、目的地への最短ルートも、どのアイテムがどこにあるのかも、敵がどんなモーションで攻撃してくるのかも、ほとんどを覚えてしまっている。しかし、「影の地」の冒険は当然ながら初めてであり、初見攻略の緊張感や手探り感、また強敵に負け続ける絶望感を再び味わえたことが楽しかった。

敵も強く感じた。キャラクターレベル150は本編クリアに足りる高さであり、さらに最大強化された武器を使っているにもかかわらず、道中の敵ですら何度も殴らなければ倒せない。武器の派生や能力補正に特化したステータスには調整できていないし、モーションや戦技の強みを引き出せていなかったことも理由だが、やはり敵が強い。この強敵たちへの立ち回りを確立していくのは醍醐味であり、『ELDEN RING』のプレイヤーにとって喜びの体験だ。

ミケラをめぐる物語にも注目したい。今回のプレイで出会ったNPCの中には、かつてラダーンの配下だったというフレイヤや、モーグの配下だったというアンスバッハがいたほか、カーリアの騎士と戦ったりもした。「狭間の地」の各勢力が、どんな思惑で「影の地」を探っているというのか。謎が明らかにされる一方で、アイテムのフレーバーテキストから妄想を膨らませることもあるだろう。

初見攻略の緊張感を再び味わい、新たな武器に適したビルドを構築し、そしてミケラの謎に思いを馳せる。世界中の褪せ人たちよ、皆が待ち望んだDLCの発売までもう少しだ。

DLC単体や本編とのセット商品など各種エディションの予約受付中!

DLC単品の「SHADOW OF THE ERDTREE」をはじめ、ゲーム本編とDLCがセットになっていて単品で購入するよりもお得な価格の『SHADOW OF THE ERDTREE EDITION』など、数々のラインナップが予約受付中だ。詳細は公式サイトで確認しよう。

【すでに『ELDEN RING』本編を持っている人向け】
・パッケージ版 『ELDEN RING SHADOW OF THE ERDTREE COLLECTOR’S EDITION(DLCコード版)』
・ダウンロード版『ELDEN RING SHADOW OF THE ERDTREE』
・ダウンロード版『ELDEN RING SHADOW OF THE ERDTREE PREMIUM BUNDLE』

【これから『ELDEN RING』をはじめる人向けの本編とDLCのセット商品】
・パッケージ版 『ELDEN RING SHADOW OF THE ERDTREE EDITION』
・パッケージ版 『ELDEN RING SHADOW OF THE ERDTREE COLLECTOR’S EDITION(ゲームディスク版)』
・ダウンロード版『ELDEN RING SHADOW OF THE ERDTREE EDITION』
・ダウンロード版『ELDEN RING SHADOW OF THE ERDTREE DELUXE EDITION』

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ELDEN RING SHADOW OF THE ERDTREE
(エルデン リング シャドウ オブ ジ エルドツリー)

・発売元:フロム・ソフトウェア
・フォーマット:PlayStation 5 / PlayStation 4
・ジャンル:アクションRPG
・発売日:2024年6月21日(金)予定
・価格:パッケージ版 希望小売価格 SHADOW OF THE ERDTREE EDITION 9,020円(税込)
    パッケージ版 希望小売価格 COLLECTOR’S EDITION(DLCコード版) 39,160円(税込)
    パッケージ版 希望小売価格 COLLECTOR’S EDITION(ゲームディスク版) 43,780円(税込)
    ダウンロード版 販売価格 SHADOW OF THE ERDTREE EDITION 9,020円(税込)
    ダウンロード版 販売価格 SHADOW OF THE ERDTREE(DLC単体) 4,400円(税込)
    ダウンロード版 販売価格 PREMIUM BUNDLE 4,950円(税込)
    ダウンロード版 販売価格 DELUXE EDITION 9,900円(税込)
・プレイ人数:1人(オンライン時:1~4人)
・CERO:D(17才以上対象)


PS Blogの『ELDEN RING』記事はこちら


『ELDEN RING』公式サイトはこちら

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