PS5®『Rise of the Ronin』の開発プロデューサーが「NINJA GAIDEN」や「仁王」シリーズとの関連性や開発裏話を語る!

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PS5®『Rise of the Ronin』の開発プロデューサーが「NINJA GAIDEN」や「仁王」シリーズとの関連性や開発裏話を語る!

皆さんこんにちは。幕末オープンワールドアクションRPG『Rise of the Ronin』を開発しました、コーエーテクモゲームスの安田文彦(開発プロデューサー/ディレクター担当)です。

すでにゲームをプレイされてお気づきの方も多いかと思いますが、本作には私たちTeam NINJAの代表作である「NINJA GAIDEN」シリーズや「仁王」シリーズなどのエッセンスを取り入れています。今回は、それらの開発裏話やポイントについてご紹介します。

「NINJA GAIDEN」シリーズとの関連について

「NINJA GAIDEN」シリーズをモチーフとした“伊賀忍の鎧”を本作に組み込みました。Team NINJAを代表するアクションゲームである「NINJA GAIDEN」シリーズの衣装を実装したいという話は、ソニー・インタラクティブエンタテインメント(SIE)のXDEVチームにも企画当初からさせていただいていました。衣装や武器など実装する内容を検討する際に、主人公である“リュウ・ハヤブサ”の装束が最もアイコニックで分かりやすいということで、防具という形で実装することになりました。

『Rise of the Ronin』の舞台である幕末時代にも、歴史上忍者は存在していたとされているため、本作の世界観との親和性も高く、違和感なく皆さんにお楽しみいただけているのではないかと思います。

流派“隼流”については、当初は原作そのままの速度で実装したところ、あまりに攻撃が速く極端に強くなってしまったため、本作のゲームスピードに合わせた調整には苦心しました。また、“飯綱落とし”などハヤブサの象徴的な技はもちろん、“着地絶技”などの原作テクニックも可能な限り取り入れました。

今までの「NINJA GAIDEN」シリーズはPlayStation®5でリリースしたことがないこともあり、高解像度の4Kサイズで作成するのは苦労した部分でもあります。猛禽類がモチーフの大きな鉢金や、ノースリーブの鎧といった隼流忍者の特徴となる衣装を、幕末の武具や素材で再構成するイメージで新たにデザインしたため、本作の世界観に違和感なく、かつシリーズファンの皆さんに気に入っていただけていたらうれしく思います。

「仁王」シリーズとの関連について

発売から約2ヵ月以上経ったということで少しネタバレ要素になりますが、「仁王」シリーズの主人公である“ウィリアム”が本作のとあるシーンで隠しボスとして登場します。「仁王」シリーズを遊んでくださった方にとってうれしいサプライズになればと思い、企画の初期段階で登場させることを決めていました。

和洋の文化が入り混じる幕末という舞台で、ペリーなどの欧米人も多く登場するので、甲冑を着たウィリアムの登場も違和感ない形で実装できたと思っています。

流派“仁王流”については、シリーズの特徴である上中下段の3つの構えを、それぞれ独立した流派にするという構想もありましたが、操作が本作としては複雑になってしまうことと、3つの構えをリアルタイムで切り替えながら戦ってこそ“仁王”だという考えから、3つの構えを内包するひとつの流派として実装しました。「仁王」シリーズは技の数が多いので、どの技を採用するかは非常に悩みましたね。

装備している鎧は「仁王」シリーズに登場した“漆黒の大鎧”をモチーフにしており、「仁王」シリーズの時代から幕末までの時の経過を感じさせるようなダメージ加工をデザインとして取り入れました。“閃刃”の演出が“残心”になっていますが、これは「仁王」シリーズのエフェクトを引用しています。

“流転”も使えるようにしていまして、武技入力を長押しすることで、どの構えからでも構え変更を経由せず、直接武技を出せるようになっています。使いこなすのが難しい流派ですが、Team NINJAらしいアクションに落とし込めていると思いますので、ぜひチャレンジしていただけたら嬉しいです。

ちなみに、ウィリアムが登場する以外には、「NINJA GAIDEN」シリーズ同様、ストーリーにおける「仁王」シリーズの影響などはありませんので、「仁王」シリーズを遊んだことがないという方も『Rise of the Ronin』の世界を純粋に楽しんでいただけると思います。

最後に

本プロジェクトの立ち上がりから考えると、実に7年以上の開発年数を費やした一作がこの『Rise of the Ronin』です。

たくさんの新たなチャレンジや、Team NINJAらしいアクション性や世界観を追求した内容になっていますし、今回記事でお伝えしたとおり、過去タイトルの作品ファンの方にも喜んでいただける要素をふんだんに盛り込ませていただいたつもりです。ぜひこの記事が、より深くゲームの世界をお楽しみいただける一助となれば幸いです。

さらに、今週中に新たなアップデートを公開いたします。

新コンテンツの追加
・難易度“暗夜”において、ランダム性のあるミッションなど、新たなコンセプトの徒党ミッションを追加
・極上品の防具・装飾品に新たな揃え効果を追加
・難易度“暗夜”において、治安を再度悪化させられる機能を追加
・難易度“暗夜”において、一度クリアしたミッションは留魂録からレベルシンクが行なえる機能を追加
・片割れや、因縁ミッションでのみ戦うことができたボスを中心に、鍛錬相手を追加

ゲームプレイの調整、不具合修正
・強敵から極上品を入手できる確率を上方調整
・獲得機会が限られていた一部装備を敵から再入手できるように調整
・同一の主武器を2種装備したときそれぞれ異なる流派を装備できるように調整
・徒党キャラクター全般の専用技の性能を上方調整
・「比翼の契り」を成立させなくても告白イベントを見ることで特別な装飾品が得られるように調整
・街や街道で出会う浪人として他プレイヤーが登場しやすくなるように調整

また、「デジタルデラックス版」をご購入いただくと、「NINJA GAIDEN」にちなんだ”伊賀忍の棍”を含むゲーム内アイテム特典を入手できるので、そちらも是非チェックしてみてください。

今後とも、『Rise of the Ronin』をよろしくお願いいたします!

『Rise of the Ronin』をPS Storeで購入する


Rise of the Ronin

・発売元:ソニー・インタラクティブエンタテインメント
・フォーマット:PlayStation 5
・ジャンル:オープンワールドアクションRPG
・発売日:好評発売中
・価格:パッケージ版 希望小売価格 通常版 8,980円(税込)
    パッケージ版 希望小売価格 通常版 Z version 8,980円(税込)
    ダウンロード版 販売価格 通常版 8,980円(税込)
    ダウンロード版 販売価格 通常版 Z version 8,980円(税込)
    ダウンロード版 販売価格 デジタルデラックス版 9,980円(税込)
    ダウンロード版 販売価格 デジタルデラックス版 Z version 9,980円(税込)
・プレイ人数:1人(オンライン時:2~3人)
・CERO:通常版、デジタルデラックス版:D(17才以上対象)
    通常版 Z version、デジタルデラックス版 Z version:Z(18才以上のみ対象)


PS Blogの『Rise of the Ronin』記事はこちら


『Rise of the Ronin』公式サイトはこちら

© 2024 コーエーテクモゲームス. Rise of the Ronin is a trademark of KOEI TECMO GAMES CO., LTD. Published by Sony Interactive Entertainment Inc.

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