※本記事は英語版PlayStation®.Blogの日本語翻訳記事です。
PlayStation®.Blogで、今年度の最も優れたゲームを決定する投票イベント「PlayStation®.Blog ゲーム・オブ・ザ・イヤー 2023」の投票が締め切られました。全18部門に渡るこの賞の受賞タイトルは、世界中のPlayStation®.Blog読者の投票によって決定されました。
まずは投票してくださった皆さんにお礼を申し上げたいと思います──今年発売された有力タイトルの数々のなかから選ぶのは、さぞかし難しかったことでしょう。そしてもちろん、2023年のPlayStation®を決定づけた数々の作品に携わったすべてのスタジオとクリエイターの皆さんにも感謝いたします。
それでは、受賞タイトルの発表です!
ニューキャラクター賞
ヴェノム:『Marvel’s Spider-Man 2』
2023年に現れたニューフェイスの数々は、瞬く間にゲーム界を象徴する存在となりました。『バルダーズ・ゲート3』の冒険者たちは、野営地で誰を旅に連れて行くか難しい選択を迫られ、『ストリートファイター6』では新たな挑戦者たちがベテランキャラクターたちにすんなりと溶け込み、渋い声が魅力的なシドは、ヴァリスゼアだけでなく世界中の人々の心を掴みました。しかし、インソムニアックゲームズのキャラクターデザインによるパワフルな肉体表現と、ホラー界のレジェンドであるトニー・トッド氏による恐怖を煽る演技が見事に融合したヴェノムが、ニューキャラクター賞の首位に輝きました。
アスタリオン:『バルダーズ・ゲート3』
クレイヴン:『Marvel’s Spider-Man 2』
クライヴ ・ロズフィールド:『FINAL FANTASY XVI』
ストーリー賞
『Marvel’s Spider-Man 2』
『Marvel’s Spider-Man 2』のストーリー展開には、たくさんのハートが込められています。キャラクターたちの静かなひとときも、大作の壮大なビートに身をゆだねる瞬間も、感情によって強烈に後押しされていました。インソムニアックゲームズは、私たちをキャラクターや彼らのストーリーに感情移入させる能力に長けており、物語が進むにつれて明らかになる事実がより印象的に感じられました。そして多くのプレイヤーもこれに納得しているようです──投票の結果、2023年のストーリー賞のプラチナトロフィーを受賞したのは『Marvel’s Spider-Man 2』でした。
『バルダーズ・ゲート3』
『Alan Wake 2』
『FINAL FANTASY XVI』
グラフィック賞
『Marvel’s Spider-Man 2』
スイングしながら都市の上空を翔けることができる、より広く、より密度の高いマーベル世界のニューヨーク。どのグラフィック設定を選んでも、体験できるレイトレーシング。PlayStation®5の次世代機の力強さを際立たせる、視覚的に見事な演出。SSDを駆使した必見のファストトラベル。これらを含む数々の要素を備えた『Marvel’s Spider-Man 2』が2023年のグラフィック部門で1位を獲得したのも不思議ではありません。インソムニアックゲームズに脱帽です。
『Alan Wake 2』
『サイバーパンク2077』拡張パック
「仮初めの自由」
『FINAL FANTASY XVI』
アートディレクション賞
『Alan Wake 2』
Remedyは、現実と非現実の融合によって、鮮烈で夢のようなビジュアルを実現しました。『Alan Wake 2』では、雰囲気たっぷりのゲーム内グラフィックと、ゲーム世界に投影された実写映像が革新的に組み合わされています。その結果、予測不能で現実を覆す世界が生まれたのです。その効果は、画面を埋め尽くす驚くべき閃光から、忘れがたいほどドラマチックなミュージカルシークエンスのような決定的な瞬間まで、さまざまです。これぞRemedyが映像で語る物語の醍醐味です。
『バルダーズ・ゲート3』
『ディアブロ IV』
『Sea of Stars』
オーディオデザイン賞
『Marvel’s Spider-Man 2』
ヴェノムの荒々しい咆哮とこの世のものとは思えない声。ウェブショットの固く湿った音。マイルズの生体電気によるエネルギーのバチバチ音。つねに背景から聞こえる、生きている都市のノイズと会話の断片。3Dオーディオによって感じられる敵の配置。インソムニアックゲームズのオーディオチームは、得るべくしてオーディオデザイン部門のプラチナトロフィーを受賞しました。
『Alan Wake 2』
『ホグワーツ・レガシー』
『バイオハザード RE:4』
サウンドトラック賞
『Marvel’s Spider-Man 2』
EARTHGANGによる「Swing」の最初のコードが、オープニングでのサンドマンとの対決に向けて放たれる最初のウェブ・スイングを活気づけるところから、ブラック・スーツによるピーターの継続的な堕落を表す微妙に不協和音のピーターのヒーローテーマにいたるまで、本シリーズに戻ってきた作曲家のジョン・パエザーノ氏は、『Marvel’s Spider-Man 2』のサウンドトラックを滑らかに構築しながら、ヒーローのそれぞれの旅を体現し、その旅へと私たちを導いてくれました。そして、それらの重要な場面の間には、エモーショナルな瞬間に完璧な伴奏を提供するライセンス付きのトラックが挿入されています。
『FINAL FANTASY XVI』
『バルダーズ・ゲート3』
『サイバーパンク2077』拡張パック
「仮初めの自由」
アクセシビリティ賞
『Marvel’s Spider-Man 2』
インソムニアックゲームズは『Marvel’s Spider-Man 2』でプレイ可能なスパイダーマンの数を2倍に増やしただけでなく、アクセシビリティの選択肢の数も2倍となる70項目以上に増やしました。新たな追加要素や、過去作からのお気に入り機能へのアップデートには、難易度の変更、ゲームプレイのアシスト、ショートカットボタン、ゲームスピード、オーディオ周波数調整のコントロールなどが含まれます。また、2024年初頭には、音声説明、スクリーンリーダー、高コントラストのアウトラインを含む発売後のアップデートが予定されており、インソムニアックゲームズは、誰もがスパイダーマンとしてプレイできるよう、全力を注いでいます!
『バイオハザード RE:4』
『ストリートファイター6』
『STAR WARS ジェダイ:サバイバー』
DualSense® ワイヤレスコントローラー賞
『Marvel’s Spider-Man 2』
『Marvel’s Spider-Man 2』をプレイ中、DualSense ワイヤレスコントローラーがふと気になったのはあなただけではありません。パンチを繰り出したり、ウェブラインを放ったり、アダプティブトリガーに左右違う力をかけてパーティクルコライダーを固定したり、スーパースリングショットで世界最高の輪ゴムのような感覚を味わったりなどなど、インソムニアックゲームズがDualSense ワイヤレスコントローラーの機能を多彩に活用したことは称賛に値します。しかし、ブラック・スーツを着たピーターが戦闘中に放った、コントローラーのスピーカーから発せられる原始的な咆哮は、間違いなく最大のスリルをもたらし、これから起こることを予感させる不穏なものでした。
『ホグワーツ・レガシー』
『Alan Wake 2』
『バイオハザード RE:4』
マルチプレイヤー賞
『バルダーズ・ゲート3』
選択肢主導のRPGとして今年(あるいはこれまでで)最高の作品のひとつである『バルダーズ・ゲート3』は、友達と共に冒険することでさらに楽しい時間が過ごせます。サイコロを振る前に繰り広げられる激しいディスカッションはさておき、複数の意見によってクエストルートが形成されることによる混沌は、Larian studiosの入念な技巧を目の当たりにする機会を与えてくれます。偶発的な台詞の違いから、初めて見るシナリオ全体まで、このゲームにどれだけの思慮と労力が費やされているかがわかります。まさに、信じられないような内容でした。
『Call of Duty®: Modern Warfare® III』
『Mortal Kombat 1』
『ストリートファイター6』
ライブサービスゲーム賞
『フォートナイト』
2023年は、革新的なコンテンツアップデートにすでに高いハードルを設定している『フォートナイト』に対して、Epicが全力投球を続けた年でした。今年初め、Epicは『フォートナイト』のグラフィックを一新し、Unreal Engineのパワーを活用してバトルロイヤルの鮮やかなビジュアルを新たな高みへと押し上げました。しかし、2023年の極めつけは、『フォートナイト』のエコシステムになんと3つの新タイトルを導入したことです。『LEGO Fortnite』『Rocket Racing』『Fortnite Festival』の3タイトルが今月登場し、友人との新しい遊び方が加わりました。『フォートナイト』でビクトリーロイヤルを積み重ね、LEGOの荒野で生き延びて建物を作り、スピードで1位を目指し、フレンドとロックで盛り上がり……『フォートナイト』どのような楽しみ方も網羅できるようになりました。『フォートナイト』プレイヤーには、最高の一年でした。
「GTAオンライン」
『ファイナルファンタジーXIV』
『No Man’s Sky』
エクスパンション賞
『サイバーパンク2077』拡張パック「仮初めの自由」
プレイヤーにゲームを最初からやり直させるような拡張コンテンツが存在するとすれば、それは特別なものに違いありません。『サイバーパンク2077』拡張パック「仮初めの自由」は、正義と悪が意味を失った世界に、道徳的に訴えるスパイスリラーを組み込んだコンテンツで、あらゆる決断にニュアンスを加え、本編では表面をなぞっただけの行動に重みを持たせました。「仮初めの自由」は、ゲームプレイの改良、新しい武器、サイバーウェアの数々とともに、混沌に満ちた世界に構造をもたらしました。
「Horizon Forbidden West: 焦熱の海辺」
『バイオハザード RE:4』追加ストーリーコンテンツ
「セパレート ウェイズ」
「Destiny 2: 光の終焉」
スポーツゲーム賞
『EA SPORTS FC 24』
『EA SPORTS FC 24』は、ゲームプレイの臨場感とリアリズムを原動力とする、世界的なゲームの新時代への第一歩となりました。UEFA男女チャンピオンズリーグやプレミアリーグなど、180を超えるトップレベルの試合から得られた膨大なデータを使用し、PS5でHyperMotionVテクノロジーを利用することで現実世界のサッカーのリズムと流動性をゲームに反映しています。また、強化されたFrostbite Engineを使用することで、風になびくジャージや、より高揚した試合の体験など、『EA SPORTS FC 24』のあらゆる瞬間がよりリアルに感じられるようになっています。その結果、これまでで最も精細かつリアルに表現されたビジュアルを備えたワールドクラスのゲームが誕生しました。
『ザ クルー:モーターフェス』
『HOT WHEELS UNLEASHED™ 2 – Turbocharged』
『NBA 2K24』
インディー ゲーム・オブ・ザ・イヤー
『Sea of Stars』
『Sea of Stars』は16ビット時代のRPGをオマージュし、このジャンルに新たな基準を打ち立てました。往年のターン制アドベンチャーの何が優れていたのかを問いかけ、それらをすべて高めようと押し進めました。魅力的な戦闘システムから思慮深い移動まで、このジャンルのアイデンティティを失うことなく、世界との関わり方をつねに刷新しており、デザインと情熱の両面でこのジャンルへの情熱が生き続けていることを示しています。
『Blasphemous 2』
『Dredge』
『HUMANITY』
PlayStation®VR2 ゲーム・オブ・ザ・イヤー
「バイオハザード ヴィレッジ VRモード」
発売日の都合により「バイオハザード RE:4 VRモード」は、本年度の「PlayStation®.Blog ゲーム・オブ・ザ・イヤー」の選定対象外となりましたが、カプコンのサバイバルホラーシリーズは、PlayStation®VR2 ゲーム・オブ・ザ・イヤーで依然として強い存在感を示しました。「バイオハザード ヴィレッジ VRモード」が過半数を占め、『Horizon Call of the Mountain』が僅差で続きました。そのほかの得票数はノミネートされた作品の大半をほぼ均等に占め、PS VR2の多様な体験が世界中のプレイヤーの共感を呼んでいることが浮き彫りとなりました。
『Horizon Call of the Mountain』
『Nock』
『Star Wars: Tales from the Galaxy’s Edge – Enhanced Edition』
PlayStation®4 ゲーム・オブ・ザ・イヤー
『ホグワーツ・レガシー』
最も接戦となったこの部門では、ふたつのタイトルが競り合いました。最終的には、『ホグワーツ・レガシー』が『バイオハザード RE:4』を約0.5%の票差で上回り、魔法の杖がチェーンソーに勝利しました。これは、昨年の”2023年以降注目ゲーム賞”での両ゲームの同様の争いを思い出させます。シルバートロフィーとブロンズトロフィーの間にも同様に接近した戦いが見られ、ふたつのゲームがわずか0.5%未満の差で勝敗を分けました。高い賞賛を得たソウルライクRPGの『Lies of P』と、このジャンルの生みの親であるフロム・ソフトウェアの最新作『ARMORED CORE VI FIRES OF RUBICON』がそれぞれ銀賞と銅賞を受賞しました。
『バイオハザード RE:4』
『Lies of P』
『ARMORED CORE VI FIRES OF RUBICON』
PlayStation®5 ゲーム・オブ・ザ・イヤー
『Marvel’s Spider-Man 2』
2023年は素晴らしいゲームが数多く発売された年であり、ノミネートされたどのタイトルもPlayStation®5 ゲーム・オブ・ザ・イヤーを受賞する可能性は十分にありました。しかし、投票が締め切られた時点で、『Marvel’s Spider-Man 2』が今年最もプレイヤーの支持を集めたタイトルに選ばれ、インソムニアックゲームズの素晴らしいPS5ゲームにまた新たな功績が加えられました。
『バルダーズ・ゲート3』
『FINAL FANTASY XVI』
『Alan Wake 2』
スタジオ賞
インソムニアックゲームズ
スタジオ賞には、どのチームが選ばれてもおかしくありませんでした。プレイヤーの皆さんがこの部門で誰に投票するか難しい選択を迫られるなか、私たちは、過去12ヵ月間に素晴らしいゲームの思い出を与えてくれた、業界や世界中のクリエイターたちの素晴らしい仕事を改めて振り返り、味わう時間を持つことができました。スパイダーマンのピーター・パーカーとマイルス・モラレスが帰ってくるという超大作を作り上げたインソムニアックゲームズの作品は、プラチナトロフィーを獲得するのにふさわしく、プレイヤーの皆さんの心を響かせましたが、ほかのノミネートの皆さんにも祝福の言葉を送ります。
Larian Studios
CD Projekt RED
スクウェア・エニックス
2024年以降注目ゲーム賞
『Grand Theft Auto VI』
『Grand Theft Auto VI』のデビュートレーラーでは、PS5プレイヤーたちがバイスシティを訪れる際に待ち受ける、豊かで次世代機ならではのビジュアルの素晴らしさを垣間見ることができました。また、このトレーラーが現在までに記録的な再生回数を記録していることから、2025年のゲーム発売時には、この街の人口が爆発的に増加することが予想されます。
『FINAL FANTASY VII REBIRTH』
『Marvel’s Wolverine』
『ドラゴンズドグマ 2』
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