『Fate/Samurai Remnant』プレイレビュー! セイバーとの協力バトルや江戸の町の散策を満喫!【特集第2回】

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『Fate/Samurai Remnant』プレイレビュー! セイバーとの協力バトルや江戸の町の散策を満喫!【特集第2回】

PlayStation®5/PlayStation®4用ソフトウェア『Fate/Samurai Remnant(フェイト/サムライレムナント)』が、本日9月28日(木)に発売された。本作は、TYPE-MOONとコーエーテクモゲームスのタッグによる「Fate」の完全新作アクションRPGだ。

物語の舞台は慶安四年、江戸。あらゆる願いをかなえるという願望機”盈月(えいげつ)”を求め、七人の”マスター”が、強大な力を持つ七騎の歴史上の英霊”サーヴァント”とともに、最後のひと組になるまで相争う”盈月の儀”の様相が描かれる。さまざまな思惑が交錯する奥深い物語や、互いの思いがぶつかり合う壮絶な戦いを、かの大剣豪・宮本武蔵の養子にして弟子である宮本伊織と、突如伊織の前に現れたサーヴァント”セイバー”の視点で体験しよう。

特集第2回では、PS5版のプレイレビューをお届けする。今回は、ゲーム開始直後となる序章から一章の終わりまでに体験できたセイバーとの協力バトルや、江戸の町の探索について紹介しよう。

※物語のネタバレには触れていません。

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サーヴァントのセイバーと協力して”盈月の儀”を戦い抜こう!

まずは、本作の大きなポイントとなるマスターとサーヴァントの協力バトルについて解説しよう。本作の戦闘では、主人公でありマスターでもある伊織と、そのサーヴァントであるセイバーを操作して戦いに挑むことになる。伊織を操作している間、セイバーは自身の考え(AI)で立ち回ってくれるのがポイントだ。セイバーを自分で操作する際は「交代ゲージ」を消費するため、伊織をプレイヤーが操作してセイバーの操作をAIに任せるのがバトルの基本となるだろう。

左アナログスティックによる移動、□ボタンの通常攻撃、△ボタンの強攻撃、×ボタンのジャンプ、○ボタンの秘剣/宝具、L1ボタンの魔術/型切替、R1ボタンの共鳴絶技、そしてR2トリガーの回避が基本操作となる。

□ボタンを連打するだけで、通常攻撃によるコンボを手軽に繰り出すことが可能だ。□□△もしくは□□□△というように最後を△ボタンにすれば、コンボを強攻撃で締めくくることもできる。ボタンの組み合わせによって繰り出す技が変化するので、さまざまなコンボを試してみよう。

また、戦闘中に敵が赤く禍々しい気配をまとうことがあるのだが、それは危険な攻撃を仕掛けてくる予兆となっており、そこに強攻撃を当てると中断させることが可能だ。危険な攻撃を中断させると敵は一定時間気絶するので、ピンチがチャンスへと早変わり。気絶した敵には通常よりもさらに大きなダメージを与えられるため、敵の攻撃の予兆は見逃さないようにしたい。

伊織は型の使い分けと魔術の行使がバトルの鍵に

伊織は特徴のある五つの型を、状況に応じて切り替えながら戦うことができる。今回のレビューでは、「地の型」と「水の型」に触れることができた。

地の型は堅い守りが特徴だ。敵から攻撃を受けても「堅牢ゲージ」を消費して、一定のダメージを無効化できる。強力な攻撃に耐えることができるので、強敵を交えた戦闘では特に効果を発揮するだろう。堅牢ゲージはなくなっても時間の経過で回復するのがうれしい。

水の型は神速の攻撃による手数の多さが特徴となる。また、コンボの締めの強攻撃で敵を吹き飛ばすと、その周囲の敵を巻き込んでさらにダメージを与えられるのが気持ちいい。多数の敵を一度に相手にする際は、特に頼りとなる型だ。

また、伊織は同じ型のままで戦っていると、「残光」と呼ばれるエフェクトを身にまとうことがある。その最中に型を切り替えると、切り替える前の型に応じて特殊な効果が得られる。例えば、地の型で残光をまとってから他の型に切り替えると、一定時間敵の攻撃でひるまなくなり被ダメージも減少。水の型で残光をまとってから切り替えると、一定時間攻撃速度が上昇する。かなり有用な効果が得られるので、型の切り替えは常に意識しておくといいかもしれない。

伊織は剣だけでなく、貴石を用いた魔術も使うことができる。火の玉を前方に飛ばす「蛍火(ほたるび)」や、掌から火炎を放つ「炎蛇(えんじゃ)」など、火の魔術を得意としているようだ。もちろん攻撃用の魔術だけでなく、HPを回復する「珀癒(はくゆ)」や一定時間防御力を上昇させる「巌の身(いわおのみ)」など、自身の回復や強化の魔術も覚えていく。魔術の行使に必要な貴石は敵を倒すと入手することがあるので、貯まってきたら惜しまずに使うといいだろう。ただし、敵の攻撃を中断させられる魔術を使うための貴石は、いざというときのために残しておきたい。

強敵相手には、より慎重な立ち回りやセイバーとの連携が必要不可欠

敵サーヴァントや一部の強大な怪異は、HPゲージとは別に「外殻ゲージ」を持っている。この外殻ゲージを持つ強敵に、人の身である伊織はほとんどダメージを与えることができない。外殻ゲージをすべて削ると伊織もダメージを与えられるようになるので、まずは外殻ゲージを削ることから狙っていこう。

セイバーの共鳴絶技や伊織とセイバーの「協力技」、伊織の攻撃魔術、セイバーを操作しての攻撃などによって、外殻ゲージを削ることができる。また、強敵が隙を見せた際に攻撃することでも、外殻ゲージを削ることが可能だ。敵の攻撃をかわした直後は絶好のチャンスなので、回避を意識しながら立ち回っていると、効率よく外殻ゲージを削ることができた。

背中を任せられる安心感──セイバーは頼れる相棒

AIの操作によるセイバーはとても優秀で、伊織がピンチの際は間に入って助けてくれたり、特定の攻撃を当てるとセイバーが追撃してくれたりするのが頼もしい。敵が何かヤバそうな攻撃を仕掛けてくるときは、「危険な攻撃がくるぞ!」というように声もかけてくれる。また「こっちだ伊織!」と呼びかけられたら、セイバーに近づいて△ボタンを押すと、伊織とセイバーとの協力技が発動。敵に大ダメージを与えられるほか外殻ゲージも削ることができ、さらに共鳴絶技を繰り出す際に必要な「共鳴ゲージ」もより多く溜まる。

もちろん自分で操作した際も、セイバーは頼りになること請け合いだ。伊織を操作しているときに交代ゲージが十分に溜まった状態でR1ボタン長押し中にL1ボタンを押すと、伊織からセイバーへの操作に切り替わる。セイバーも伊織と同様に通常攻撃のコンボや強攻撃といったアクションが可能だが、その威力や攻撃速度は段違い。伊織では攻撃が通りにくく苦戦を強いられた敵が相手でも、セイバーならたやすくダメージを与えられる。

声の掛け合いや協力技、助太刀などのさまざまな共闘システムにより、頼れる相棒と戦場を駆ける共闘感を存分に味わえるのは本作のバトルの醍醐味だ。屋台でおむすびなどの回復アイテムをたくさん買っておいたり、いわゆる装備品となる「魔術拵(まじゅつこしらえ)」を強化したりといった、アクションの技術に頼らない攻略法も用意されている。また、仮にバトルで敗北してしまっても、「リトライ」ですぐにやり直すことが可能だ。「Fate」シリーズのファンだけどアクションには自信がないという人も、ぜひ盈月の儀に参加して伊織とセイバーの行く末を見届けてほしい。

セイバーと一緒に江戸の八百八町を探索しよう

これまでに紹介したバトルはもちろん、セイバーと一緒に歩む江戸の町の探索も大きな見どころのひとつだ。本作では伊織が住んでいる浅草をはじめ、上野、神田、御徒町、水道橋、吉原など、さまざまな江戸の名所が再現されている。活気にあふれた下町や歓楽街、楼閣が数多く立ち並ぶ花街など、エリアごとに特色があって目移りしてしまう。セイバーも気になるものがあると、いきなり走り出してしまうことも。

各エリアは広大だが、R3ボタンを押すと導きの光が発生して目的地へのルートを示してくれるので、迷うことはないだろう。ただし、各エリアには「町の試練」というものが用意されており、敵を倒す、犬や猫と触れあう、といったさまざまな課題を達成すると報酬を獲得できる。目的地へまっすぐ向かうのもアリだが、たまには寄り道をしてみるといいかもしれない。

屋台をめぐる食べ歩きも探索の醍醐味?

各地にある屋台で購入できる食事は、貴重な回復アイテムだ。一日に購入できる数には限りがあるので、銭に余裕があるときはしっかり購入しておきたい。そして屋台ではその場で食事をしてHPなどを回復することもできる。食事をしたときのセイバーの反応は、食べたものによって変化する。江戸時代よりも昔を生きた英霊であるためか、そのリアクションがとても愛らしく、ついいろいろなものを食べさせたくなってしまう。

サーヴァントであるセイバーの力を借りて進む場所も

ときにはセイバーの力が道を切り開くこともある。例えば、通常では辿り着けないような高所へも、サーヴァントであるセイバーの怪力で伊織を放り上げてもらうことが可能だ。また、セイバーは自身を霊体化して物体をすり抜けることができるので、閂のかかった門をその内側から開けてくれたりもしてくれる。プレイヤーのみならず伊織さえも「そんなのアリ!?」と思うことはあるものの、これもサーヴァントという埒外の存在と歩む本作ならではのポイントだろう。

セイバーとの歩みが楽しくて探索が止まらない

もちろん町の探索中には、敵とのバトルが発生することもある。なかには避けられない戦いもあるが、特定の場所にさえ近づかなければ回避できる戦いもある。戦闘が発生しそうな場所はマップで赤く表示されているので、先を急ぐ際やHPが低いときなどは避けて通った方がいいだろう。とはいえ、戦闘をこなせばレベルアップに必要な経験値やさまざまなアイテムを獲得できるので、できる限り倒しておきたいところだ。

拠点となる長屋では、打粉、拭紙、丁子油を使用して、伊織の刀の手入れができる。刀の手入れはミニゲームとなっており、小さくなっていく円が青い部分に重なるタイミングでボタンを押すと成功だ。成功した回数が多いほど手入れの出来映えが高まり、バトルで得られる経験値が一定回数増加する。うまくいくとセイバーが褒めてくれるので、気合いも入る。

屋台での食事や万屋でのアイテム購入、町ごとに用意された試練や名所めぐりなど、町の探索中にできることはたくさん用意されている。ときにはマスターを持たない逸れ(はぐれ)のサーヴァントと遭遇したり、敵陣営と出くわしたりといったイベントも。そんななかでも相棒のセイバーが常に側にいてくれるのはうれしい。いざというときに頼りになるのはもちろん、一緒に町を歩いているとさまざまな反応を見ることができるので、探索の歩みが止まらない。盈月の儀という過酷な戦いの最中ではあるものの、セイバーと過ごすひとときは、伊織だけでなくプレイヤーであるあなたにとっても、きっとかけがえのないものになるはずだ。

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Fate/Samurai Remnant(フェイト/サムライレムナント)

・発売元:コーエーテクモゲームス
・フォーマット:PlayStation 5 / PlayStation 4
・ジャンル:アクションRPG
・発売日:好評発売中
・価格:パッケージ版 希望小売価格 通常版 9,680円(税込)
    パッケージ版 希望小売価格 TREASURE BOX 17,380円(税込)
    パッケージ版 希望小売価格 通常版 + フィギュア DX ver. 41,680円(税込)
    パッケージ版 希望小売価格 TREASURE BOX + フィギュア DX ver. 49,380円(税込)
    ダウンロード版 販売価格 通常版 9,680円(税込)
    ダウンロード版 販売価格 Digital Deluxe Edition 17,028円(税込)
・プレイ人数:1人
・CERO:C(15才以上対象)

※ダウンロード版は、PS5版とPS4版の両方をダウンロードすることができます。
※PS4パッケージ版を購入した方は、追加費用なくPS5ダウンロード版を入手できます。
※PS4パッケージ版を購入した方は、PS5ダウンロード版をダウンロードしたりプレイしたりするには、その都度ディスクをPS5に挿入する必要があります。PS4パッケージ版をお持ちの方でも、ディスクドライブを搭載していないPS5デジタル・エディションの場合は、PS5ダウンロード版を追加費用なしで入手することはできません。


PS Blogの『Fate/Samurai Remnant』記事はこちら


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