『サイバーパンク2077』のスパイスリラー拡張パック「仮初めの自由」では、新たに導入された危険地帯“ドッグタウン”に足を踏み入れることになります。ナイトシティの冷酷なギャングや企業の支配力については、既によく知っている方も多いでしょう。しかし、壁に覆われたこの“街のなかの街”は、一味も二味も違う、切迫した危機感を抱かせます。かつて企業にとって夢の国であったこの地区は、今や荒れ果てた無法地帯と化してしまいました。ドッグタウンは企業やNCPDの干渉が及ばないという点では自由ですが、それは同時に、自分の身を自分で守らなければならないということを意味します。
崩れかけたビルから落ちる破片、炎の上がる路上。辺りを徘徊する好戦的な民兵組織の兵たちに、放置された統一戦争時代の兵器──ドッグタウンでは、毎日が生き残りをかけた戦いです。しかしそんな危険にもかかわらず、ドッグタウンが提供する自由はナイトシティの住民を惹きつけてやみません。
ドッグタウンは、その壁の内側に入ることさえ容易ではありません。地区はナイトシティから完全に隔離されており、足を踏み入れることができるのは許可証を有する者のみ。炎と混沌に満ちた通りを見れば、こんな疑問がわいてくるでしょう。ドッグタウンはなぜこんなにも荒れ果ててしまったのか? 街の歴史作りに大きく関わったナラティブディレクターのIgor Sarzyńskiが、ナイトシティにおけるこの地区の成り立ちを説明してくれました。
「現在ドッグタウンと呼ばれているエリアは、かつてパシフィカの大型リゾート開発計画が進行していた場所です。カジノやホテルなど、さまざまな施設が海沿いの一帯に建設されていた矢先、統一戦争の勃発によってすべての作業が中断。結果としてナイトシティが激戦区と化すことはありませんでしたが、ハンセン大佐率いる部隊はパシフィカで小規模の作戦行動を起こしていました。そして平和条約が結ばれると、彼は撤退を拒否。ここに自らの極小国家を築くことにしたのです。ハンセン勢力は占拠したパシフィカの一画を壁で覆い、そこをドッグタウンと名付けました」
本作のコンセプトアーティストたちは、どの道にも有刺鉄線が張られ、破壊された高層ビルから煙が立ち上るようなイメージのなかに、楽園への幻想とハンセンの支配による現実がせめぎ合う、緊張感ある世界観を描き出そうとしました。この無法地帯の不安定さは、絶えず存在感を示し、いたるところに潜むバーゲスト兵や、通りのあちこちに放置された車の残骸によっても強調されています。
カート・ハンセンはさまざまな顔を持つ人物です。ある者にとっては独裁者であり、ある者にとっては守護者……。 しかし、何よりもまず彼はビジネスマンです。ハンセン大佐は先の統一戦争後もナイトシティに残留したミリテク兵と、それ以降に加わったギャングメンバーらで構成された私兵組織“バーゲスト”を使ってドッグタウンを支配しています。街を巡回するNCPDがいないうえ、バーゲストに正義を求めることもできないなか、ドッグタウンの住民は自身に降りかかる問題を自力で解決しなければなりません。しかし、そんな無法地帯であるドッグタウンだからこそ、ナイトシティでは実現できないようなものを提供できるのも事実。それがブラックマーケットです。
ブラックマーケットでは、カスタムサイバーウェアや企業から盗まれた装備品、違法武器など、あらゆる商品が売買されています。ストーリー中に取り逃した武器がある場合、ドッグタウンのブラックマーケットを探せば入手できるかもしれません。もちろん、相応の資金が必要になりますが……。しかし、ドッグタウンの商品は一体どうやって仕入れられているのでしょうか? その答えが、「仮初めの自由」で登場する新たなオープンワールド・アクティビティ、“投下物資”です。
ドッグタウン上空を飛行するAVは、定期的にハンセン及びバーゲスト用の物資を投下します。しかしそのなかに含まれる武器や装備は多くの場合、バーゲスト以外の人間にとっても魅力的なものです。となれば、奪うしかないでしょう! 投下物資ミッションは何度でも繰り返しプレイでき、複数のバリエーションが存在します。ですが投下物資の奪取は一筋縄ではいきません。ドッグタウン中のさまざまな人間が物資を狙っているため、回収時には必然的に戦闘が発生します。
「投下物資はハンセンの密輸取引事業の一環です。税金ほど煩わしいものはありません。ナイトシティの税関をはじめ、民間団体や企業を含む第三者を一切介さずに、機材、武器、テックなどさまざまな密輸品をドッグタウンに直接投下し、バーゲストがそれらを回収してブラックマーケットで売りさばくという仕組みになっています。そうすることで、金の流れを追えないようにしているのです」とIgor Starzyńskiは説明します。
また、投下物資のほかにも、「仮初めの自由」には拡張パック限定のアクティビティが用意されています。新たに導入される車両配達依頼では、配達対象の乗り物が近くにあると通知が入り、その乗り物を壊さずに指定位置まで届ける必要があります。ドッグタウンの車両について、Igor Sarzyńskiはこのように説明しています。「ドッグタウンは密輸業者にとっての楽園です。これは武器やテックだけでなく、希少品や高級品にも当てはまります。車も例外ではありません。軍用や古いものも多いですが、価値のある車両を見つけることもあるでしょう」
また、アップデート2.0では車上戦闘が追加され、ドッグタウン及びナイトシティ全域でスリリングなカーチェイスを繰り広げることが可能に。A地点からB地点へと移動するだけでなく、走行しながらの銃撃戦、敵車両のハッキング、車両搭載武器の使用など、手に汗握るドライブがプレイヤーを待っています。
ドッグタウンのダークながらも活気あふれる雰囲気が冒険を彩る──スパイスリラー拡張パック「仮初めの自由」で、プレイヤーは陰謀と策略が絡み合う諜報と政治の世界へと身を投じることに。途切れることのないスリル、目を見張るような数々のロケーション、緻密なストーリー、何度も繰り返しプレイできるオープンワールド・アクティビティ、ここでしか入手できないアイテムなど、かつてない冒険が待っています。「仮初めの自由」はPlayStation®5で本日配信開始。さっそく壁の向こうに潜入しましょう!
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サイバーパンク2077
・発売元:スパイク・チュンソフト/CD PROJEKT RED
・フォーマット:PlayStation®5 / PlayStation®4
・ジャンル:オープンワールドRPG
・発売日:好評発売中
・価格:PS4 パッケージ版 通常版 希望小売価格 8,778円(税込)
PS5/PS4 ダウンロード版 販売価格 7,370円(税込)
・プレイ人数:1人
・CERO:Z(18才以上のみ対象)
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スパイク・チュンソフトの『サイバーパンク2077』公式サイトはこちら
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