『Fate/Samurai Remnant』は、9月28日(木)に発売予定です。多くの方にプレイしていただくため、このたびは「Fate」シリーズのおさらいも含めて、ゲーム内容を紹介します!
「Fate」シリーズは、どんな願いも叶えることができる”聖杯”を巡り、七人の魔術師“マスター”が古今東西の偉人や伝説上の英雄たち“サーヴァント(英霊)”を召喚して戦いを繰り広げる”聖杯戦争”を描く物語です。
原作『Fate/stay night』はアドベンチャーゲームとして大ヒットしたのち、TVアニメ化、劇場アニメ化など多岐にわたる展開が行なわれており、それぞれの作品で描かれる聖杯戦争に“運命”を左右されるキャラクターたちの物語が根強い人気を誇っています。
シリーズ最新作『Fate/Samurai Remnant』は、江戸時代の日本を舞台に、マスターのひとりである侍”宮本伊織”として”盈月の儀”と呼ばれる新たな聖杯戦争を戦い抜くアクションRPGとして表現されます。
秘密に満ち、予測がつかない“聖杯戦争”
「Fate」シリーズは、物語を彩る多くの秘密が魅力のひとつであり、ネタバレを避けながらその魅力を友人に説明するのに工夫が必要な作品です。
まず、それぞれのサーヴァントは名前が分かりません。歴史上の偉人であるため、正体が敵に知られてしまうと、その偉人が持つ逸話から戦法や弱点が明らかになってしまうためです。彼らは“クラス”と呼ばれるいわばコードネームで呼び合うことが常であり、名前(真名)は戦略的に隠されます。
そして、魔術師たちの戦いはコロシアムで正々堂々と決着をつけるものではありません。参加権は不正に奪い合われ、謀略と騙し合いが巻き起こり、ときには聖杯戦争の運営役の人間がマスターとして参加するなど、アンフェアな展開が連続します。
そんな予測のつかない・アンフェアな殺し合いに自らの意志とは関係なく巻き込まれることになったのが主人公”宮本伊織”です。
儀の参加者”ライダー”によって深夜に自宅を襲撃されたこの不幸な侍は、エントリーの覚えがない第1回戦で殺されかけ、そこで突如、“セイバー”クラスのサーヴァントを召喚することになります。
身に覚えのない召喚の力に戸惑う伊織の前に現れたセイバーは身勝手で奔放、かつ戦闘の天才です。好対象なふたりの物語は激しい戦いのなかで幕を開けます。
マスターとサーヴァントの“バディ”アクション
『Fate/Samurai Remnant』は、伊織の目線で物語を体験しながら、“戦闘パート”と“探索パート”をプレイすることで進行します。プレイヤーは伊織を操作し、セイバーは(その名を明かすことはないまま)つねに背後から付いてきてくれる相棒となります。
あなたが操作する伊織は侍であり、剣術の達人です。普通の人間相手であれば数十人が相手でも負けることはありません。さらに、同居する師から教わった炎の魔術も駆使することができるところを見ると、初めから普通の侍ではなかったようです。
しかし、そんな伊織の剣も、サーヴァントや“盈月の儀”の影響で現れた怪異たちの前には通用しません。
現実離れした力を持つ彼らに対抗するには、こちらもサーヴァントの圧倒的な力を借りることが必要です。セイバーは一振りで怪異の軍団を吹き飛ばし、激しい水流の力で敵のサーヴァントを押し流すことができます。
「セイバーが全員片づけてゲームが終わってしまうのではないか」ですって? いいえ、安心してください。セイバーは身勝手で奔放ですが、ゲームユーザーには気の利いたAIを搭載しています。
伊織が気持ちよく敵を倒している間は適切で絶妙な距離で見守ってくれますが、ピンチになればすかさず割り込んで助けてくれます。最後の敵への華麗なフィニッシュの瞬間は、当然、伊織に譲ります。
敵との激しい戦いのなか、セイバーは「伊織、今だ! こっちにこい!」と呼びかけます。これはふたりで協力して放つ技の合図です。スタンバイするセイバーの手を取ると、さまざまな“協力技”──水流で伊織を吹き飛ばして空中の一撃を放ったり、セイバーの剣にふたりで乗って魔術のジェットスキーで突撃するなど、多彩な攻撃手段が可能になります。
そしてこれらは、ふたりが町を探索する中でヒントを見つけ、増えていくのです。
「今度ふたりでジェットスキーしたら、きっと楽しいよな?」
伊織とセイバーの合体攻撃は、伊織=プレイヤーからの呼びかけによっても発動します。
“共鳴絶技”とよばれるこの技たちは、コマンド操作によって“共鳴ゲージ”を消費することで任意のタイミングで放つことができ、コンボに組み込めます。
マスターとサーヴァントが共鳴する侍の町
“共鳴ゲージ”とはその名の通りふたりの“共鳴”によってチャージされる力であり、戦いのなかでふたりが活躍することでも溜めることができますが、探索パートでも溜めることができます。
セイバーは冷酷無比な戦闘マシーンのようである反面、見慣れない江戸時代の文化や生活に興味津々であるため、浅草、吉原、御徒町など……伊織が観光ガイドとなって名所や屋台を紹介することに何より胸を躍らせるのです。
ふたりの江戸観光は、いわば“セイバーのわくわくポイント”となるゲームシステムで表現されています。
町にはいたるところに猫や犬がいます。これは当時の歴史的事実をベースにしたゲーム表現ですが、これもふたりにとっては癒しのスポットとなり、動物をかわいがることで体力が少しだけ回復します。OFFに親睦を高めることが、バディのパフォーマンスにとって欠かせない要素になるのです。
プレイヤーを導く“喋る魔術書”
「多くの専門用語やゲームルールを覚えないとFateを楽しめないのでは?」と思ったあなた。安心してください。“伊織と同居する師”はA4サイズの喋る魔術書であり、彼──“紅玉の書”は伊織を実の息子のように思っています。
紅玉の書はつねに伊織の懐に入って冒険するもうひとりのコンパニオンであり、必要であればあなたに物語や人物、歴史用語のおさらい、ゲームガイドをもたらし、さらにGPSナビゲーションも提供してくれます。
このタイトルではマスターのひとりとなって、秘密と刺激に満ちた聖杯戦争を生き抜く体験ができます。コアな方も新規の方も、多くの「Fate」ファンと魅力的な秘密を共有し、ふたりの願いの行く先を見届けましょう!
Fate/Samurai Remnant
・発売元:株式会社コーエーテクモゲームス
・フォーマット:PlayStation®5 / PlayStation®4
・ジャンル:アクションRPG
・発売日:2023年9月28日(木)予定
・価格:パッケージ版 希望小売価格 9,680円(税込)
ダウンロード版 販売価格 通常版 9,680円(税込)
・プレイ人数:1人
・CERO:C(15才以上対象)
『Fate/Samurai Remnant』公式サイトはこちら
『Fate/Samurai Remnant』公式Twitterはこちら
©TYPE-MOON/コーエーテクモゲームス All rights reserved. 制作協力 アニプレックス
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