『SAND LAND』試遊レビュー&プロデューサーインタビュー! 人間と魔物が共存する摩訶不思議な砂漠の世界をゲームで再現!

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『SAND LAND』試遊レビュー&プロデューサーインタビュー! 人間と魔物が共存する摩訶不思議な砂漠の世界をゲームで再現!

PlayStation®5/PlayStation®4用ソフトウェアとしてゲーム化が発表された『SAND LAND(サンドランド)』。鳥山明先生によって2000年に週刊少年ジャンプで短期集中連載された伝説の名作が、アクションRPGとして現代に蘇る。

本作のメディア向け体験会が行なわれたので、今回はPS5版の試遊レビューと、バンダイナムコエンターテインメントの南 敬洙(みなみ けいしゅ)プロデューサーのインタビューをお届けしよう。

『SAND LAND』第1弾トレーラーはこちら

【試遊レビュー】
原作漫画の追体験とオリジナル要素の融合による新しい「SAND LAND」体験

漫画「SAND LAND」は、人間と魔物が共存する砂漠の世界を舞台に、ワルだけどピュアな悪魔の王子「ベルゼブブ」が、魔物の「シーフ」、人間の保安官「ラオ」と奇妙なトリオを組み、砂漠のどこかに存在する”幻の泉”を探す旅に出るという冒険ファンタジーだ。2022年12月に「SAND LAND project」が発表され、今年の8月18日(金)には劇場での映画公開も予定されている。

映画『SAND LAND』公式サイトはこちら

ゲームでは基本的にベルゼブブを操作して、広大な砂漠の世界を冒険していく。人間と魔物という異なるふたつの種族が織りなす壮大なストーリーや、個性的なキャラクターと交流しながら冒険を繰り広げるアドベンチャー体験、ベルゼブブとさまざまなメカを駆使した新しいバトル体験はもちろん、「SAND LAND」の特徴である砂漠の世界をオープンワールド的に再現しているのも見どころのひとつだ。見渡す限りの砂と岩、そして揺らめく陽炎が、水を失った過酷な環境を表現している。

今回の試遊は、ベルゼブブたち一行がジープで南へ旅立つところからスタート。地中から出現した巨大モンスター「ゲジ竜」が追いかけてくるという、漫画第1話の展開から幕を開けた。

ゲームではゲジ竜を左右に避けながら逃走するチェイスシーンとして表現されており、背後から迫り来る巨体は迫力満点だ。漫画ではラオの機転によって早々に逃走していたものの、ゲームでは一定の距離をプレイヤー自らの操作で逃げ続けなければならないという、ハラハラドキドキの展開が味わえる。

慣れないうちはそのインパクトに圧倒されてゲジ竜の体当たりを何度か食らってしまったものの、辛くも逃走に成功! “ゲームならではの「SAND LAND」体験とはこういうものだ”ということを実感できる、印象深いシーンとなっていた。

ゲジ竜から逃げ切ったあとは、ゲームオリジナルの「アロ村跡」という場所に到着。ジープから降り、ベルゼブブを操作して移動することができた。アロ村にいる村人たちに話しかけたり、周囲を探索して宝箱を見つけたりなど、探索要素も楽しめる。

悪魔のベルゼブブを巧みに操作するアクションバトル

砂漠の世界は広大なため、ジープなどのメカに乗って移動するのが基本になるだろう。ただし、砂漠にはラプトルなどのモンスターが徘徊しており、ジープから降りて戦うこともできる。

ベルゼブブの基本操作は、□ボタンで通常の攻撃、△ボタンで強力な攻撃(※長押しでタメ攻撃が可能)○ボタンで大技、×ボタンでジャンプ、そしてR1ボタンで回避となっていた。□ボタンのあとに△ボタンを押すと連続技となるコンボを繰り出すことができ、□ボタンを押した回数によってコンボのアクションも変化する。

うまくコンボを叩き込めたときは気分爽快! コンボの途中でも回避やジャンプが可能となっており、敵の攻撃を察知したらとっさにかわすことも可能だ。ベルゼブブのアクションはとても機敏で、軽快に動かせるのが気持ちいい。

攻撃していると敵がスタン状態になることがあり、その際に近づいて○ボタンを押すと大技を発動できる。敵を掴んでブンブン振り回して投げ飛ばすという、豪快なアクションとなっていた。

さまざまな武器を駆使する白熱の戦車バトル!

通常の展開ではこの時点で戦車は手に入らないものの、今回の試遊における特別な仕様として、戦車の操縦やバトルを体験することもできた。戦車の基本操作は、△ボタンで武器を切り替え、R2トリガーで射撃を行ない、L2トリガーで照準モードへの移行、R1トリガーでリロードとなっている。今回の試遊では主砲と機銃を使用できたが、ゲームを進めるとそれ以外にもさまざまな武器が手に入るとのことだ。

移動操作に関しても、左アナログスティックで移動、右アナログスティックでカメラ操作と、特に難しい操作は必要ないのがポイント。移動中は状況によってその場で旋回する超信地旋回といった戦車ならではの挙動が楽しめるのも、戦車ファンにはたまらないだろう。

敵を照準にとらえながら移動し、強力な主砲をドカンと一発叩き込めたときの爽快感はかなりのもの。主砲のリロードには少し時間がかかるものの、リロードの最中に武器を切り替えて機銃で攻撃することもできる。戦車の操作に慣れるまで少し時間はかかるかもしれないが、常に敵を攻撃できるので、必須のテクニックとなりそうだ。もちろんこちらに気づいていない遠くの敵を、照準モードに切り替えて狙い撃つことだってできる。

今回は通常の敵以外にも、大型のアルファラプトルや巨大なオオサバクワニといった、ボスエネミーとも戦うことができた。試遊時間の関係で試すことはできなかったが、戦車から降りてベルゼブブで挑むという手もあったかも? とはいえ、やはり大型の敵は戦車などのメカを用いて相手にするのがよさそうだ。

短い試遊ではあったものの、原作漫画の追体験はもちろん、プレイヤー自らの操作によるイベントシーンやベルゼブブを操作する探索&バトル、戦車での移動やバトルなど、ゲームならではのオリジナル要素も味わうことができた。これまでにない「SAND LAND」体験の一端を垣間見ることができたので、今後の情報にも期待したい!

【プロデューサーインタビュー】
ベルゼブブの目を通して描かれる砂漠の世界やメカの遊びに注目してほしい

試遊後に、本作のプロデューサーである南敬洙氏に企画の成り立ちや意気込み、本作の見どころなどについてうかがうことができた。

バンダイナムコエンターテインメント
『SAND LAND』プロデューサー

南 敬洙

(みなみ けいしゅ)

──2022年12月に「SAND LAND project」が発表され、今年の8月18日(金)には劇場での映画公開が予定されています。ゲームもプロジェクトの一環という認識でいいでしょうか。

はい。映像作品もそうですし、ゲームも含めてひとつのプロジェクトとして立ち上げています。鳥山明先生の有名な作品としては「ドラゴンボール」がありますが、それ以外にも魅力的な作品がたくさんあります。その中で「SAND LAND」を会社として立ち上げていきたいという想いがチーム全体としてありました。ゲームもより多くのファンに届けていきたいと思い、開発を進めています。

──鳥山明先生は本作に何らかの形で関わっていますか?

総監修として関わっていただいています。先日公開した第1弾トレーラーは、鳥山先生にも見ていただきました。また、原作漫画の世界や物語をどのように広げるのか、鳥山先生や集英社様からご監修いただき、たくさん協力いただいています。

──ゲームのシナリオに関しては”再構成”というよりは”幅を広げる”という捉え方ですか?

そうですね、どちらかというとそちらの見え方のほうが強いです。ゲームとしての体験をどう表現するのかというところを、鳥山先生や集英社様にご監修やご協力いただいています。

──漫画「SAND LAND」について、ゲームの開発スタッフとしてはどのように考えていますか。

「SAND LAND」は2000年に短期集中連載された作品ですが、“圧倒的完成度を誇る名作”と称されています。私自身もゲーム化を進めていくなかでその魅力にとりつかれていきました。鳥山先生自身も好きな作品であると推されていますので、原作をより大切に扱いながら「SAND LAND」の魅力を最大限に表現しようと思い、開発一同、一生懸命に開発しています。

ゲームの『SAND LAND』には、ふたつの魅力があると思っています。ひとつは世界観とキャラクターですね。人間と悪魔が共存する砂漠の世界というのはすごくキャッチーですし、とても惹かれる内容だと思います。もうひとつは、その世界観のなかでアクションゲームを体験できることです。キャラクターの魅力もさることながら、砂漠の広い世界でベルゼブブを動かし、戦車といったメカでのバトルも体験できるのが魅力だと思います。

──ゲーム化にあたって、特に気を付けているポイントがあれば教えてください。

一番注意しているのは、鳥山先生がお描きになったキャラクターのイメージを崩さないことです。キャラクターの影の部分には黒い線を入れるなど、こだわって再現しています。

──実際に試遊して、原作の追体験とゲームオリジナル要素の融合には、かなり気を遣われていると感じました。

まだすべてをお伝えすることはできないのですが、もちろん原作の内容は全部カバーしていますし、ゲームオリジナルの要素も入っています。今回試遊いただいたのは本当に本作の一端というか、ほんの一部なんです。オリジナルの要素は、鳥山先生や集英社様にしっかりご監修していただいたうえで入れさせていただいています。

また、第1弾トレーラー内にもたくさん登場していましたが、”メカによる遊び”というものを幅広く設けたいと思っていました。ベルゼブブをプレイアブルキャラクターとして操作するのももちろんですが、ベルゼブブの遊びの幅を広げるために、戦車だけでなくさまざまなメカを登場させています。

──ベルゼブブやラオ、シーフといったメインキャラはもちろん、他のキャラクターの掘り下げなども行なわれるのでしょうか?

メインシナリオによるラオたちとの会話だけでなく、魔物に特化した話や困っているNPCなどに関するサブクエストもたくさん収録しています。そういったサブクエストやミニイベントなどで、キャラクターの深掘りを行なっています。

──ベルゼブブのアクションはとても軽快で、操作していて楽しかったです。特に気を遣われたポイントや見どころについて教えてください。

キャラクターを強化していくと、コンボのバリエーションも増えていきます。具体的なことはまだ言えないのですが、ぜひ遊んでいただきながら試してほしいです。また、ジャンプ攻撃も通常の攻撃とは別の派生技としてもありますので、バリエーションは多いです。2段ジャンプでより高いところに登って宝箱を入手したりすることもできます。

──戦車のアクションについてはいかがでしょう。

ユーザーの皆さんには難しすぎないようにすることを意識しています。もちろん本作は戦車だけのゲームではなく、基本的にはベルゼブブの視点でストーリーを体験するゲームとなっています。ベルゼブブ以外のアクションとして、メカで戦うアクション要素があり、そこはしっかりと住み分けをしています。また、戦車では入れないダンジョンなどもあるので、そこでは戦車を降りてベルゼブブで進む、という形になります。ダンジョンに潜ってアイテムをゲットする、といった遊びも入っています。

──試遊では最後に巨大なワニと戦車で戦ったのですが、戦車ではなくベルゼブブだけで倒せたりするのでしょうか?

うまい人は倒せるかもしれません。僕は……いけるかなあ(笑)。

──ここまでの話をうかがって、かなりボリュームのある内容だという印象を受けました。原作では目的地となる幻の泉は”5日で行って帰ってこれる距離”という会話もありましたが、かなりの大冒険となりそうな感じですね。

はい、大冒険になっています(笑)。

──舞台となる砂漠の世界についてはオープンワールド的なものを目指しているとのことですが、どれくらいの広さになっているのでしょう?

具体的に何キロとは詳しくは説明できないのですが、通常のメインシナリオだけでも20時間から30時間は遊べる広さですし、サブクエストなどのやり込みを含めると100時間を超えるボリュームになっています。広大なマップにたくさんの遊びが入っていると、自信を持って言えます。

──「SAND LAND」の世界は砂漠がメインのため、地域ごとに特徴を出すのは難しかったのではないでしょうか。

それに関しては制限されているわけではないかなと、僕自身は思っています。砂漠だけでも表現できる遊びはたくさんあると思いますし、第1弾トレーラーにも収録しているようにジップラインで高いところに登ったりする遊びも入っています。砂漠での体験をより広められるようなつくりをしていますので、今後の情報に期待していただければと思います。

──最後に、PS Blogの読者と本作に注目しているユーザーに向けてメッセージをお願いします。

漫画「SAND LAND」は鳥山先生がお描きになった作品であり、繰り返しにはなりますが“圧倒的完成度を誇る名作”と称される作品です。それを今回ゲーム化させていただくことは、私たちや開発一同ものすごく光栄なことだと思っています。ゲームをプレイしていただくと「SAND LAND」の魅力を十分感じられますし、原作を読んでいればなお楽しめるゲームとして自信を持って開発していますので、ぜひご期待ください!


SAND LAND(サンドランド)

・発売元:バンダイナムコエンターテインメント
・フォーマット:PlayStation 5 / PlayStation 4
・ジャンル:アクションRPG
・発売日:未定
・価格:未定
・プレイ人数:1人
・CERO:審査予定


PS Blogの『SAND LAND』記事はこちら


『SAND LAND』公式サイトはこちら

『SAND LAND』公式Twitterはこちら

©バード・スタジオ/集英社 ©Bandai Namco Entertainment Inc.

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