※本記事は英語版PlayStation®.Blogの日本語翻訳記事です。
『Destiny 2』の新シーズンが到来し、同時に進行中の壮大な物語“光と闇のサーガ”の新章も登場します。新たに開始された“深淵のシーズン”では、ガーディアンたちはかつてないほど深く物語へと飛び込み、メタンで満たされたタイタンの海底を探索して黄金時代の技術を取り戻そうとします。6名でプレイする新たなアクティビティー、攻略しがいのあるダンジョン、シーズン武器とアーマー、そして道中でいくつかのサプライズも登場する“深淵のシーズン”は、冒険や報酬が満載です。
※映像は英語版です。
今シーズンの『Destiny 2』では、PlayStation Studiosのタイトルをモチーフにした新たなコスメティックアイテムでPlayStation®とのパートナーシップをお祝いします。神々や侍、そして狩人にふさわしい万能装飾や、ゲームとドラマ、両方で大ヒットした作品をもとにした車両のコスメティックまで、誰でもお気に入りを見つけられるラインナップです。
ここからは、新シーズンに期待できること、そしてPlayStation Studiosを象徴するゲームに「Destiny」シリーズのひねりを加えたBungieチームの舞台裏をお届けします。
※映像は英語版です。
かなり強烈
“深淵のシーズン”では、PlayStationの3つのタイトルにインスパイアされた3つの新しい万能装飾が各ガーディアンのクラスで登場します。タイタンには、サンタモニカスタジオの「GOD OF WAR」シリーズからインスパイアされた“ゴッズベイン”の万能装飾フルセット。ハンターには、ゲリラゲームズの『Horizon Forbidden West』にインスパイアされた “聖別者”の万能装飾フルセット。最後に、ウォーロックにはサッカーパンチ・プロダクションズが手掛けるオープンワールドの傑作、『Ghost of Tsushima』から誉と精密性を完璧なまでに表現した、“先祖”の万能装飾フルセットです。これらの装飾に加え、それぞれのタイトルにインスパイアされたフィニッシャー“渦巻く混沌”(「GOD OF WAR」シリーズ)、“どこからともなく”(「Horizon」シリーズ)、そして“パーフェクト・ストライク”(『Ghost of Tsushima』)の3つが追加されています。
「どのアーマーセットも、発端は“ファンタジーとは何か”という問いから始まります」とBungieのアートリードJosh Deeb氏は語ります。「インスピレーションの源はいくつかありました。「GOD OF WAR」シリーズの“クレイトス”は戦いを象徴する強烈な力、「Horizon」シリーズの“アーロイ”は厳しい世界を生き抜く機械獣ハンター、『Ghost of Tsushima』の“仁”は熱心な訓練と凄まじい戦闘能力を組み合わせています」
チームがその“ファンタジー”を定義したあとは、どの特徴が最もよくキャラクターを表しているのか、それをどのようにしてアーマーで表現するのかの議論が始まりました。Deeb氏が説明した通り、それぞれのキャラクターは表現すべき特徴を持っており、チームは多大な時間をかけてこれらの細部に命を吹き込みました。
「最初の“懸念”は、衣装の細部、アイテム、武器など、より直接的なディテールを再現することでした」とDeeb氏は言います。「それから、目に見えない部分、つまり、性格や存在感についても思考を巡らせました。言い換えると、“これらの装飾は本当にそのキャラクターらしいのか”という”懸念”です」
アーロイの影響
「アーロイについては、近未来技術と自然な手作り素材のハイブリッド感を捉えることが重要でした。ディテールがしっくりくるように、とても多くの時間をかけました」とDeeb氏は説明します。「ヘルメット用に“フォーカス”を作ったり、シリーズに出てくるから特徴的なアーマープレートのスタイルを組み合わせたり、さらには、アーロイの部族が衣装を作る方法に合わせて衣装の縫い目を調整する、ということまでしました」
「ビジュアルが定義されたふたつの大きな作品を、ひとつの印象的なコラボレーションデザインにまとめあげることは、挑戦的な仕事です。「Destiny」シリーズと「Horizon」シリーズの場合、前者はハイテクで人工的な外観を持ち、後者はより自然で原始的な感覚を備えています。コラボレーションのコツは、両者の共通点を見つけることです。今回のデザインを成功させたられたのは、両者のビジュアル的な世界観が重なり合うポイントを見つけ、それを”視覚的な錨”として、「Destiny」シリーズの世界に「Horizon」シリーズ独特の有機的な素材感を融合させることができたからです。今回の場合、共通点は「Horizon」シリーズのさまざまな衣装の機械のプレートや、アーロイの”フォーカス”のホログラム効果など、SF的な部分になりました。もちろん、ハンターはノラ族をテーマにした衣装との相性も抜群です」
– Ilya Golitsyn ゲリラゲームズ リードアーティスト
クレイトスの職人技
「クレイトスについては、彼の象徴的な入れ墨をデザインの中心に据え置くのが妥当だと思いました。」とDeeb氏は言います。「その上で、キャラクターの力強さを表現することが重要でした。このアーマーを着れば、タイタンで神の1柱や2柱くらい倒せそうな気がすると思ってもらいたかったのです。また、ヘルメットのデザインには、ひそかにヒゲを組み込んでいます」
「1作目から最新作まで、「GOD OF WAR」シリーズのすべてを通して、クレイトスはつねに入れ墨や武器といった非常にわかりやすい要素を持っていました。『ゴッド・オブ・ウォー』(2018)と『ゴッド・オブ・ウォー ラグナロク』に取り組む際には、クレイトスのデザインに欠かせないアイコン的な要素をつねに維持することを意識しました。「Destiny」チームと協力をすることで、これらの要素がどのように解釈されるのか、そして幻想的で未来的な領域においても、これらが色濃く現れていることを確認することができ、とても満足しました。入れ墨や“ブレイズ・オブ・カオス”、“守護者の盾”は、「Destiny」シリーズの世界観に自然に溶け込みつつ、スパルタの亡霊であることが明確に読み取れるようSF的なアーマーと統合されています」
– Delta Longfish サンタモニカスタジオ リードキャラクターコンセプトアーティスト
境井仁のインスピレーション
「仁については、原作にある特徴的な仮面を使用できるという利点がありました」とDeeb氏が語ります。「仮面を使うことで、精巧なアーマーセットの組み合わせを探り、戦士かつ学者であるウォーロックにしっくり来るSF風な侍のシルエットを作りたいと思いました」
「「Destiny」シリーズのファンとして、仁の象徴である”冥人の鎧”がこの世界に登場するのは、本当にワクワクしました。Bungieのアーティストの皆さんは、日本の歴史的な鎧の要素を、SFにインスパイアされた独自のアートスタイルにとても上手く融合させました。私のお気に入りは、伝統的な侍の面頬とちょんまげを組み合わせて、ひとつのまとまりのある独特なハードマスクにしていることです。また、時代考証に基づいた佩楯(はいだて)を、ウォーロック独特のシルエットにするために、より下まで伸ばすという独自のアレンジを加えています。800年前に流行した本物の美学を、遥かな概念的未来に投影した、素晴らしい出来栄えになっていると思います」
– Omar Aweidah サッカーパンチ・プロダクションズ キャラクターアートリード
万能装飾のほかにも、Bungieチームはインソムニアックゲームズのチームと協力し、「ラチェット&クランク」シリーズをもとにした新エモート、そして、ノーティードッグと協力して「The Last of Us」シリーズにインスパイアされたふたつの新車両とアクセサリーを制作しました。ゴーストの外殻、船、そしてスパローは、「The Last of Us」シリーズの核となる”菌”に浸食されています。「ゲーム内の環境が、プレイヤーにとって物語やキャラクターと同じくらい重要なことは理解しています」と菌に侵食されたオブジェクトについてDeeb氏が語ります。「変異した菌が感染するビジュアルを取り入れることで、それが「Destiny」の世界を侵食するようにしたいと思ったのです」
BungieのアーティストBen Platnick氏は、「The Last of Us」シリーズの現実的でリアルなアートスタイルを、「Destiny」の楽観的なSFスタイルに変換するのは、チームにとっては楽しい課題であったと語ります。「ここでは、「Destiny」シリーズに登場する胞子のようなVFXを「The Last of Us」シリーズに出てくる胞子の動きやカラーパターンとブレンドすることが解決法でした。その結果、どちらの世界にもしっくり来るものができました」
「『Destiny 2』のチームから、「The Last of Us」シリーズの要素を次のシーズンに加えるという話があったとき、私たちはとてもワクワクしました。「The Last of Us」シリーズは、非常にリアルで人間的な作品として知られていますが、『Destiny 2』はファンタジーや神話の要素を含む壮大なSFの世界がメインです。その世界観に作品を溶け込ませることは私たちにとって非常にユニークでエキサイティングなことなので、見逃すわけにはいきませんでした。「Destiny」の船やスパロー、ゴーストの外殻の無機質な素材の上に、「The Last of Us」の菌をデザインしたコンセプトアートを見せてもらったとき、そのアイデアはとても理にかなっていると思いました。有機物と無機物を並べることは、「The Last of Us」のデザインを彼らの世界に持ち込むためのバランスの良いアプローチになると感じました。Bungieのチームと密接に協力し、特定の菌のデザインが大きな中心脈から小さな菌組織クラスターが混ざり合って成長し、蔓の先に扇状に広がる様子を表現しました。そして、そのデザインをゴーストの外殻に取り入れる際に、もうひとつ小ネタを盛り込みたくなりました。それは、プレイヤーの皆さんに発見してもらうことにしましょう。
– Joshua Bradley ノーティードッグ ブランド、マーケティング、プロダクトシニアデザイナー
– Erick Pangilinan ノーティードッグ アートディレクター
巨大魚を釣り上げる
“深淵のシーズン”では、土星の衛星“タイタン”へと赴き、前人未到の海の探索をすることになります。海底で行なわれている儀式を調査し、深みへと潜り、発見した謎の生物と通信するのに必要な闇のエネルギーを集めるのが目的です。その間にも、新しい強力な報酬を獲得することができます。
ガーディアンのスキルの最大化をしたり、“深淵のシーズン”の新しい冒険に挑んだりするほかにも、”釣り”という新たな娯楽も待っています。水中を探索する際中、ガーディアンは釣り道具を見つけます。その後、古い友の助けを借り、最高の獲物を求めて太陽系でいくつかの釣り場を巡ることとなります。プレイヤーが手に入れるのは面白い釣り話だけではありません。釣りでは、新しいシーズンアーマーや、再登場するシーズンアーマー、マスターワークの素材など、プレイヤーを“釣る”ような追加の報酬も待っています。
「釣りは、プレイヤーが激しいペースの戦闘から離れ、リラックスしてほかのガーディアンとコミュニケーションを取りながら時間を過ごすことを目的としています。その間には、報酬を獲得したり、本シーズンのほかの目標に向けてゲームを進めたりすることもできます」とBungieのシステムデザイナーCorey Willis氏は説明します。「この機能は、シンプルで既存のゲームプレイシステムに頼ることで馴染みやすいものになっており、同時にこれまでプレイヤーに求めてきたシステムとの関わり方の境界を広げるものにしたいと考えました」
メタンで満たされたタイタンの海底を探索や、伝説のキャラクターの再現、信頼できる釣り竿と一緒に考え事をしながら自分の時間を楽しむなど、『Destiny 2』の新シーズンでは、たくさんのアクティビティーが皆さんを待っています。そして何よりも、“深淵のシーズン”は今まさに配信中。ぜひ新シーズンに飛び込んでみてください!
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Destiny 2「光の終焉」
・発売元:BUNGIE INC.
・フォーマット:PlayStation®5 / PlayStation®4
・ジャンル:アクションシューティング
・発売日:好評発売中
・価格:ダウンロード版 販売価格 通常版 5,500円(税込)
・プレイ人数:16人(オンライン専用)
・CERO:D(17才以上対象)
© 2023 Bungie, Inc. All rights reserved.Destiny, the Destiny Logo, Bungie and the Bungie Logo are trademarks of Bungie, Inc. Published and distributed by Bungie, Inc.
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