※本記事は英語版PlayStation®.Blogの日本語翻訳記事です。
今回は「ディアブロ」シリーズで新しい要素として登場する“ワールドボス”についてお話しします! このユニークなバトルでは、凶暴かつ巨大で手強いモンスターに大人数のプレイヤーで立ち向かうことになります。
基本理念
ワールドボスはプレイヤー体験の核となる4つの理念を満たすことを狙っています。このような基本的な理念を設定することで、従来と大きく異なるモンスターやチャレンジを追加するような場合でも、私たちの求める基準に則ったゲームプレイとなるよう設計することができます。
誰もが活躍できて、“貢献した”と思える
ワールドボスは全クラスのプレイヤーが参加可能なアクティビティであり、特定のクラスやプレイスタイルが有利になることはありません。ボスを倒す上で必須とされるようなアクションも存在しないため、“楽しさ”が損なわれたり、“楽しいのは特定の人だけ”という状況が発生したりすることを避けられます。
ほかのプレイヤーの参加が嬉しく思える
このコンテンツはゲームを始めたばかりのプレイヤーから熟練プレイヤーまで、あらゆるプレイヤーを対象としています。ワールドボスは、プレイヤーがひとりでも多くなればその分わずかなりともボスを早く倒せるようにできています。また、すべての技を習得していなくても心配は要りません。プレイすることが習得への一番の近道となります。
高いリプレイ性
私たちは、何度プレイしても面白さが色褪せず、迫力が感じられるようなシステムを重視しています。同じボスでも異なるクラスで挑めば、また一味違ったチャレンジを体験できるでしょう。
ボスをよろめかせて隙を作る意義と必然性
ボスをよろめかせたり、ガードを打開したりしたときにはメリットが与えられるべきです。それは戦闘の流れにも大きく影響します。ただし、私たちはモンスターをよろめかせることに意義を感じられるようにしながらも、それが必須とならないように時間をかけて調整を行ないました。
ユニークな体験
緊張感のある激闘が繰り広げられるワールドボスには、「ディアブロ」シリーズ中でも初となるような体験が多数盛り込まれており、その恐るべき試練の先には栄光の勝利が待っています。適切な体験をお届けするために、私たちも大きなプレッシャーを感じていました!
アシャバのコンセプトアートは全体的な形や鉤爪が印象強いかと思いますが、彼女が何者であるかを明確に伝え、俯瞰視点で見た際に上手く機能するように、頭部や全身のテクスチャに何度も手直しが入っていることがおわかりいただけるかと思います。
私たちが考える新たなキャラクターのコンセプトアートを概ね確立したあとは、内部エンジンでの構築に移りました。この段階では、モンスターは基本的な要素のみを備えています──見映えの良いキャラクターモデルを作成するには時間がかかるのです! 開発チームはモデルが完成するのを待っていられるわけではないので、細部が未完成のモデルを使って開発に着手します。
開発プロセスでは、この時点でひたすらプレイテストを繰り返すことになります。攻撃の予備動作、ダメージペイロード、タイミングの微調整を行ない、攻撃が総体的に上手く機能しているかどうかを判断します。専用のスポーンアニメーションが作成されて、このモンスターが何者なのか、どこからやってきたのかという物語が伝えられます。そして、よろめきのシステムを再度検討・審査し、プレイヤーに面白い選択肢が用意されているか、やりがいのある体験となっているかを確認します。
ボスが倒されるシーンには特に注意が払われます。それはサンクチュアリの恐ろしいモンスターの断末魔を聞くことができる重要な瞬間であり、あらゆるワールドボスが記憶に残る存在とならなければいけません。
焦点はマルチプレイ
すでにお気付きの方もいるでしょうが、ボスはかなりの大型で、大勢のグループで戦うことが意図されています。各ワールドボスのさまざまなスキルを把握せずに少人数で挑むのは賢い選択ではありません。
私たちが最初にやるべきことは、ワールドボスの攻撃がフィールドの大半を覆い尽くすようにすることでした。そこで、まず最初に過去最大規模の攻撃を作り上げました――極度に広い範囲に大ダメージを与える特殊なアビリティです。
もちろん、範囲が広い攻撃だけでは足りません! 一定の攻撃パターンを使って、手早く、できる限り簡単にボス戦を終わらせようとするプレイヤーにとってもチャレンジとなるような戦闘を作るために、開発チームは試行錯誤を繰り返しました。多種多様なボスの攻撃手段をマッピングし、危険地帯を活用して、どのようなプレイスタイルでもやりがいのある戦闘となるように調整を施しました。
次のステップは、プレイヤーが遠く離れた安全な場所に隠れていられないように、マップの大半を危険地帯にして行動可能な範囲を制限することでした。アシャバの場合は、毒をまき散らし、飛びかかって攻撃することでこれを実現しています。ほかのワールドボスでは、プレイヤーにつねに緊張感を持ってもらうためにまた別の方法が用いられるでしょう。
最後に
開発チームはワールドボスをサンクチュアリに解き放つことを心より楽しみにしています。導入に向けて開発チームが払ってきた努力について、皆さんに少しでも知ってもらうことができたなら幸いです。我こそはアシャバに挑戦しようという方は、3月25日(土)の01:00から3月27日(月)04:00までオープンベータで挑戦できるようになりますので、ぜひチャレンジしてみてください。
ディアブロ IV
・発売元:BLIZZARD ENTERTAINMENT INC
・フォーマット:PlayStation®5 / PlayStation®4
・ジャンル:その他
・発売日:2023年6月6日(火)予定
・価格:ダウンロード版 販売価格 スタンダードエディション 9,800円(税込)
ダウンロード版 販売価格 デジタルデラックスエディション 12,600円(税込)
ダウンロード版 販売価格 アルティメットエディション 14,000円(税込)
・プレイ人数:1人
・CERO:Z(18才以上のみ対象)
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