本日11月11日(金)、PlayStation®5/PlayStation®4用ソフトウェア『タクティクスオウガ リボーン』が発売! 「オウガバトルサーガ」の第7章『タクティクスオウガ』を再構築して2010年にPSP®「プレイステーション・ポータブル」で発売された『タクティクスオウガ 運命の輪』をベースに、新たな『タクティクスオウガ』として時代に即した進化を遂げている。
『タクティクスオウガ リボーン』アナウンスメントトレーラー
「オウガバトルサーガ」とは?
力こそがすべてであり、鋼の教えと闇を司る魔が支配する「ゼテギネア」と呼ばれる時代を描いた全8章からなる叙事詩、それが「オウガバトルサーガ」だ。シリーズ第一作として1993年に第5章にあたるシミュレーションRPG『伝説のオウガバトル』が登場、1995年に第7章となるタクティカルRPG『タクティクスオウガ』が発売された。
当時の日本国内ではなじみのないリアルタイムストラテジータイプのゲームでありながら、その自由度と完成度の高さは多くのユーザーから賞賛された。特に、グラフィックや演出面、やり込みたくなるようなゲームシステムにより、高い評価を受けている。
『タクティクスオウガ リボーン』の3つのポイント
かつて『タクティクスオウガ』をプレイしたことがある人には”思い出を越える”体験を、そして初めてプレイする人には”今までにない”体験を。『タクティクスオウガ リボーン』は、映像表現力やサウンド表現力の向上、バトルデザインのリメイクによって、プレイヤーが『タクティクスオウガ』の物語と世界をより堪能できる形で現代に生まれ変わった。
『タクティクスオウガ リボーン』ファイナルトレーラーはこちら
①映像表現力の向上
オリジナルの『タクティクスオウガ』から比類なきクオリティを誇っていたキャラクターや背景の描写を、さらに高解像度化。持ち味となっている”緻密に描かれたピクセルアート”の風合いを活かした形で、表現が強化されている。
また、ユーザーインターフェイスについても高解像度化のみならず、情報把握のしやすさや操作手順の簡略化を考慮して一新し、ウィンドウ方式からアイコン選択方式に変更。より直感的に魔法や消耗品、必殺技を使用できるようになった。
②サウンド表現力の向上
カットシーンがフルボイスに対応し、サウンドエフェクトも再構築! さまざまな思想を持った登場人物たちによって構成される重厚な群像劇に、より一層の没入感を与えるのみならず、バトルシーンの臨場感もアップした。
音声は、日本語と英語の2種類を収録。ゲーム内のコンフィグからいつでも切り替えることができる。楽曲は『タクティクスオウガ』のコンポーザーである崎元仁氏の手によって、すべてのBGMを生演奏で再レコーディング。本作書き下ろしの新規楽曲も収録されている。
③バトルデザインをリメイク
本作は、オリジナルの『タクティクスオウガ』と『タクティクスオウガ 運命の輪』で好評だったシステムを採用。さらに新規要素を取り入れ、より快適にプレイできる現代のゲームとしてバトルデザインのリメイクが図られている。
『タクティクスオウガ 運命の輪』で採用されていた「クラスごとにレベルを管理するシステム」から、「ユニットごとにレベルを管理するシステム」へ変更。ユニット編成はシンプルかつスマートに生まれ変わっており、ユニットごとにクラスによる成長の変化、武具やスキル、魔法をどのように組み合わせるか? そのうえでどのようなユニット編成でバトルに挑むか? といった”考える楽しみ”を、よりストレートに体験できる。
バトルAIも一新。バトルフィールドの形状や戦局に応じて、敵の戦術が変化するようになった。シチュエーションに応じて戦略を練る、飽きの来ないバトルを演出! また、バトルのテンポ向上やオートセーブ機能の追加など、遊びやすさを追求してさまざまな改善が行なわれている。
プロローグ──三民族が覇権を争い、ヴァレリアは再び内乱状態へ
オベロ海に浮かぶヴァレリア島……。古来より海洋貿易の中継地として栄えたこの島では、その覇権をめぐり、民族間で紛争が絶えなかった。そうした永い戦いに終止符を打った男がいた。のちに覇王と呼ばれた「ドルガルア」である。ドルガルア王は民族間の対立を取り除くことに努め、ヴァレリアは半世紀にわたり、栄えることとなる。
しかし王の死後、その後継をめぐって貴族階級のバクラム人、人口の大半を占めるガルガスタン人、少数民族のウォルスタ人の三民族が覇権を争い、ヴァレリアは再び内乱状態に陥った。バクラム陣営、ガルガスタン陣営が島を二分する形で一旦沈静化したかに見えた内乱だが、それがつかの間の静寂であることを知らぬ者はいなかった。
僕は理想のために
その手を汚すことができるのか…?
デニム・パウエル
CV:前野 智昭
ウォルスタ人、18歳。本作の主人公。港町ゴリアテが暗黒騎士団に襲撃された際、父のプランシーを連れ去られてしまう。以後ウォルスタ解放軍の一員として、姉のカチュア、幼なじみのヴァイスとともにバクラム、ガルガスタン陣営に対してゲリラ活動を行なう。正義感が強く、理想をかなえるための実行力を持つ。その一方で思慮深くもあり、戦う意味について思い悩むことがある。
約束して。
姉さんから離れないって。ね?
カチュア・パウエル
CV:Lynn
ウォルスタ人、19歳。デニムの姉。幼い頃に母親を亡くし、父と弟の3人で暮らしてきた。弟のデニムに過剰な愛情を注ぐ。神父でもある父の手ほどきでプリーストとしての修行を積んでおり、デニムやヴァイスらとゲリラ活動に参加する。しかし、それは理想のためというより、弟デニムを失うのを恐れるがゆえである。
戦いたくて戦ってるんじゃねぇや。
犬死にしたくないだけだ、俺は
ヴァイス・ボゼック
CV:杉山 紀彰
ウォルスタ人、18歳。唯一の肉親であった父親を暗黒騎士団によって殺され、天涯孤独の身となる。ウォルスタ人が虐げられていることに強い反感を抱き、積極的にゲリラ活動に参加する。行動力に富み、デニムとはお互いを補い合える関係。
命を懸けるということと
死ぬということは全然違うことだ
ランスロット・ハミルトン
CV:阪口 周平
ゼノビア人、38歳。元新生ゼノビア王国聖騎士団団長で、ゼノビア王国シャロームの都市バルナ出身。騎士団の不祥事からゼノビア国王トリスタンの怒りを買い、身分を剝奪のうえ、国外追放を命じられる。数人の仲間とともに傭兵の仕事を求めて各地を放浪していたところ、デニムたちと出会う。
そのような魔法使いがいたとは聞きますが、
私ではございませんな──
ウォーレン・ムーン
CV:土師 孝也
ゼノビア人、63歳。元新生ゼノビア王国魔法団団長。占い師というよりは預言者と呼ぶにふさわしい老人。ランスロットと同様に騎士団の不祥事から身分を剝奪され、国外追放処分を受けた。
オレの名前はカノープス。
死にたいヤツはかかってこい!
カノープス・ウォルフ
CV:中村 悠一
ゼノビア人、48才。元新生ゼノビア王国魔獣軍団団長で、ゼノビア王国シャロームの都市ペシャワール出身の有翼人。ランスロットと同様に、騎士団の不祥事から身分を剝奪され、国外追放の処分を受けた。有翼人は通常人より3倍の寿命を持つため、見かけはとても若い。風の力を利用した特殊な技を用いることから”風使い”の異名を持つ。
不満をこぼしたいからこそ、弱者の立場に身を置く。
彼らは望んで”弱者”になるのだよ
ランスロット・タルタロス
CV:三上 哲
ローディス人、38歳。ヴァレリア島北方に位置する大国ローディス教国が、バクラムの指導者ブランタとの密約に応じてヴァレリアに送り込んだ暗黒騎士団ロスローリアンの総長を務める男。同騎士団は同国の国主サルディアン教皇直属の騎士団であることから、彼は教皇の片腕的存在と推測される。
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ウォルスタ解放軍であるデニムたち以外にも、新生ゼノビア王国から流れて来たランスロット一行、北の大国ローディス教国との密約により軍事的支援で派遣された暗黒騎士団ロスローリアンなど、本作には魅力的なキャラクターが多数登場する。民族紛争に揺れるヴァレリア島でそれぞれの思惑が複雑に絡み展開されるストーリーを、ぜひその目で確かめてほしい。
タロットカードによるキャラクターメイク
本来は占いで使われるタロットカードだが、シリーズ第一作『伝説のオウガバトル』においてゲーム戦術や映像・世界観の特徴となっており、「オウガバトルサーガ」とは密接な関係がある。本作でもタロットカードが重要な役割を果たし、そのひとつがキャラクターメイクだ。
キャラクターメイクでは、主人公デニムの生年月日を尋ねられる以外に、タロットカードの大アルカナと呼ばれる22枚のカードの中からいくつかのカードが出現して質問を投げかけられる。その質問への答えによって、デニムの初期パラメーターが決定される。
オリジナルの『タクティクスオウガ』にあった「エレメント」システムが復活!
すべてのユニットには、火・水・風・土・闇・光・雷・氷という8属性の「エレメント」が設定されている。デニムのエレメントは、キャラクターメイクの最後で神話に登場する、いずれかの神の加護を求めることで決定される。
ユニットのエレメントと使用する魔法属性、武具の属性を組み合わせると、より高い威力を発揮。例えば、火のエレメントのウィザードが火属性の攻撃魔法を使うと、ダメージ値がアップする。また、エレメントにはそれぞれの属性間で、風は土に強く、土は雷に強いといった強弱の関係がある。
マルチストーリー&マルチエンディングを採用
プレイヤーの選択によって物語の展開や結末が異なる、マルチストーリー&マルチエンディングシステムを採用。主人公であるデニムの視点で物語は進行し、迫られる決断によって彼をめぐる人々の運命とヴァレリアの歴史が大きく動いていく。思想の違いによってキャラクターが敵味方に分かれたり、新たなキャラクターと出会ったりすることも。
※クリックすると大きな画像が表示されます。
▲あなたの選択によって物語の展開は大きく変化。同じチャプターでも表題が異なる。
ユニットを育てて自分だけの騎士団を作り上げよう
主人公のデニムは、自分の騎士団を率いることになる。その騎士団に所属し、デニムとともに戦う団員たちを「ユニット」と呼ぶ。各ユニットはさまざまな「クラス」についており、それぞれ異なる能力を持っている。主にバトルで敵を倒して勝利したり、店で装備品を購入したり、魔法を覚えたりすることで、育成&強化していくことが可能だ。
レベルアップの際に上昇するステータスの内容はクラスごとに異なり、例えばウィザードはINT(知力)が、バーサーカーはSTR(力)が、ナイトはVIT(生命力)の値が上昇しやすいといった特性を持つ。また、レベルが上がると各クラスで使用できるスキルの種類も増加。スキルは最大4つまでセット可能で、セットするスキルによってユニットに特徴を持たせることができる。
新アイテム「チャーム」で好みのユニット育成が可能に!
ユニット育成の新要素であるアイテム「チャーム」を使うと、ユニットのレベルやパラメーターをアップさせたり、エレメントを変更させたりすることができる。報酬として手に入るチャームをうまく活用すれば、レベリングの手間を省き、自分だけのユニット育成を楽しめるだろう。
高い戦術と深いドラマが融合した臨場感あふれるバトル
バトルは自分と敵の手番が交互に回ってくるターン制ではなく、各ユニットが持つ「WT(ウェイトターン)」を消化した順に行動できる仕組みとなっている。WTは武具の重量やクラス、行動によって算出されるため、ユニットの行動順は常に変化。敵味方の攻防が入り乱れるなか、高い戦術と深いドラマが融合した、臨場感あふれるバトルが楽しめる。
バトルフィールドには、天候や地形などバトルに影響する要素が存在する。これらの要素をうまく活用できれば、戦いを有利に運ぶことが可能だ。また、襲撃を受けて敵に囲まれているユニットの出現や、特定のキャラクター同士の特別な会話の発生など、状況によってさまざまな出来事が発生。その時の行動や選択次第で、物語が大きく変動していく。
シンプル&スマートに生まれ変わったユニット編成
本作のユニット編成は、入手したものは基本的にすぐ装備して使えるよう装備ルールのユーザビリティが向上したほか、スキルのルールが刷新されて思考する楽しみがさらにアップするなど、より快適に遊べるようシンプルかつスマートに生まれ変わっている。
アタックチーム編成時には新要素も!
バトルに出撃するユニットの編成を行なうアタックチーム編成画面でも、より快適なプレイのために新要素が導入されている。ここでは、代表的なものを紹介しよう。
「偵察」で事前に敵の情報をチェック可能に!
「偵察」コマンドを実行することで、これから戦うフィールドと敵の編成(配置、レベル、クラス、装備内容など)を確認できる。アタックチーム編成画面ではユニットのクラスチェンジや装備内容の変更が可能なので、地形や敵の情報を参考に効果的なチームを編成しよう。
編成チームの登録が最大5パターン可能に!
出撃ユニット数やクラスの構成など、シチュエーションに応じたアタックチームの編成パターンを登録しておくことで、偵察で得た情報を踏まえ、最適なユニット編成をすぐに選んでバトルに挑める。
新要素「バフカード」で形勢逆転!?
バトル関連のリメイク要素は多岐にわたるが、そのひとつとして、ユニットを強化できるアイテム「バフカード」がバトル中に出現する。拾うことで攻撃力やクリティカル発生率のアップといった効果が、そのバトル中のみ発揮される。バフカードは、1ユニット最大4つまでスタック可能。同系の効果を持つパフカードをスタックするほど効果が跳ね上がり、戦況がダイナミックに変わっていく。
敵味方ともにバフカードを取り合い、相手よりもバトルを有利に進められるようにどういった動きや対応をするかが、本作ならではのバトルの醍醐味となる。
やり直し&やり込みをサポートしてくれる、ふたつの「運命の輪」
「オウガバトルサーガ」において重要な役割を果たすタロットカードにちなみ、『タクティクスオウガ 運命の輪』で導入されたシステム「運命の輪」。本作でも採用されており、ふたつの「運命の輪」を活用すれば、あのとき助けられなかったキャラクターを救い、選択によって仲間にならなかったキャラクターたちとともに、これまでとは違う別の物語を進めることができるだろう。
運命の輪 C.H.A.R.I.O.T.
「運命の輪 C.H.A.R.I.O.T.(Combat History And Refined Implementation Of Tactics)」は、記録されている行動を任意の手数までさかのぼり、やり直すことができるシステム。一度のバトル中に「運命の輪 C.H.A.R.I.O.T.」で巻き戻せる手数は、最初は10だがゲームの進行によって増えていく。バトルの結果を変えたいときは、巻き戻して行動を変化させてみよう。
運命の輪 W.O.R.L.D.
条件を満たすと使用できる「運命の輪 W.O.R.L.D.(Ways Of Reordering Life’s Destiny)」は、物語の特定のポイントに時を戻して、これまで進んできた道とは違うルートを選ぶことができるシステム。本作は選択によって、物語が大きく変化する。そのすべてを体験するために最初からやり直すと膨大なプレイ時間が必要となるので、やり込みたいユーザーにはうれしいシステムだ。
ダウンロード版限定『デジタルプレミアムエディション』も登場!
PlayStation®Storeでは、『スタンダードエディション』およびダウンロード版限定となる『デジタルプレミアムエディション』が販売中。『デジタルプレミアムエディション』にはゲーム本編に加えて、オリジナル・サウンドトラックが付属する。作曲家の崎元仁氏が本作のために書き下ろした楽曲や「Fight It Out!」「Limitation」など『タクティクスオウガ』でおなじみの曲を含む、生演奏で再レコーディングされたゲーム実装楽曲を網羅!
ダウンロード版限定
『デジタルプレミアムエディション』
<価格>
8,778円(税込)
<収録内容>
■『タクティクスオウガ リボーン』ゲーム本編
■『タクティクスオウガ リボーン』オリジナル・サウンドトラック
『タクティクスオウガ リボーン』をPS Storeで購入する
タクティクスオウガ リボーン
・発売元:株式会社スクウェア・エニックス
・フォーマット:PlayStation 5 / PlayStation 4
・ジャンル:タクティカルRPG
・発売日:好評発売中
・価格:パッケージ版 希望小売価格 通常版 5,480円(税込)
ダウンロード版 販売価格 スタンダードエディション 5,478円(税込)
ダウンロード版 販売価格 デジタルプレミアムエディション 8,778円(税込)
・プレイ人数:1人
・CERO:B(12才以上対象)
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