ソニー・インタラクティブエンタテインメント(SIE)は、「いちご一会とちぎ国体・とちぎ大会」(栃木国体・第77回国民体育大会・第22回全国障害者スポーツ大会)文化プログラム「全国都道府県対抗eスポーツ選手権 2022 TOCHIGI」『グランツーリスモ7』部門において、10月15日(土)から16日(日)の2日間にわたって栃木県宇都宮市の日環アリーナ栃木にて開催された本大会の結果をお伝えします。
本大会の舞台に立ったのは、6月10日(金)から7月3日(日)までオンライン上にて開催されたタイムトライアル形式の都道府県予選と、7月17日(日)から8月28日(日)まで全国各地もしくはオンラインにて行なわれたエリア選抜戦を勝ち抜いた総勢24名の選手たちでした。
年齢に応じて「U-18の部(6歳以上~18歳未満)」および「一般の部(18歳以上)」の2部門に振り分けられた各部門12名ずつの選手たちが、これまで磨いてきたドライビングテクニックを駆使して『グランツーリスモ7』日本一の座を競う激戦に挑みました。
※集合写真撮影時はマスクを外していますが、前後はマスクを着用しています。
本大会は3年ぶりにオフライン形式での開催
本大会は、エリア選抜戦で上位を獲得した選手たちが日環アリーナ栃木の特設会場に集合して、直接対決を繰り広げるオフライン形式での開催となりました。「U-18の部」「一般の部」ともに、10月15日(土)に決勝のスターティンググリッドを決定するタイムアタック形式の予選が、10月16日(日)に本番の決勝レースがそれぞれ行なわれました。こうしたオフライン形式での本大会は「全国都道府県対抗eスポーツ選手権 2019 IBARAKI」以来3年ぶり。オンラインでのレースとは違い、お互いの顔が見えるオフライン大会ならではの緊張感に、選手のみなさんも引き締まった表情を見せていました。
また、決勝レースはインターネットの動画サイトを通じたライブ配信も実施。実況をレースアナウンサーの辻野ヒロシさん、解説を『グランツーリスモ7』開発スタジオであるポリフォニー・デジタルの山田和輝(YAM)、会場レポーターを女性プロゲームプレイヤーでストリーマーとしても活躍するチョコブランカさんが担当し、会場に向けた実況を行なうとともに、ライブ配信で応援の盛り上がりや白熱したレースの模様をお伝えました。
今回の本大会の様子と先に行なわれたエリア選抜戦のハイライトは、以下の動画で視聴可能です。
グランツーリスモ7部門 本大会 決勝(PlayStation®公式YouTubeチャンネル)
エリア選抜戦ハイライトムービー(PlayStation公式YouTubeチャンネル)
「U-18の部」決勝
滋賀県代表・佐々木拓眞選手が「U-18の部」初の2連覇を達成!
「U-18の部」決勝レースは、「グランツーリスモ」オリジナルコースの「ディープフォレスト・レースウェイ」を舞台に、「アルファロメオ 155 V6 TI」を使用した12周のワンメイクレース形式で行なわれました。
前日の予選の結果、昨年の本大会「U-18の部」で優勝した滋賀県代表の佐々木拓眞(ささき・たくま)選手がポールポジションを獲得。2番手は昨年に続いて本大会に出場した千葉県代表の瀬川彰斗(せがわ・あきと)選手、3番手に本大会初出場ながらリアルレースでも活躍する山形県代表の小林利徠斗(こばやし・りくと)選手、4番手に4年連続の本大会出場を果たした茨城県代表・小林陽樹(こばやし・はるき)選手と、注目選手が上位グリッドに並びました。
レースは、上位4台が序盤から隊列を組んだ形で5位以下を引き離していく展開に。2周目の連続コーナー区間で瀬川選手と小林利徠斗選手が競り合い、ラインを乱したところを小林陽樹選手がかわして2位に浮上しますが、この2位争いの合間にトップの佐々木選手が2秒ほどのリードを得て独走。そのまま丁寧かつミスのない走りで、少しずつ後続との差を広げました。このレースでは最低1回はピットインし、タイヤ交換を行なうことが義務付けられていましたが、佐々木選手はピットインも危なげなく済ませて快走。そのまま1位でチェッカーを受け、大会初の「U-18の部」連覇を達成しました。
一方、2位・3位の表彰台争いでは、瀬川選手、小林利徠斗選手、小林陽樹選手の3人に中盤で追い付いた神奈川県代表の市原拓真(いちはら・たくま)選手も加わり、観ていてもまるで予測できない白熱のレースが繰り広げられました。ファイナルラップまで続く、手に汗握る攻防を制したのは、小林利徠斗選手。小林利徠斗選手は大きな勝負どころであるバックストレート出口のヘアピンコーナーの立ち上がりで、4台の先頭を走っていた小林陽樹選手をオーバーテイク。その際に得たわずかなリードを活かし、ほぼ横並びになりながら2位でゴールに飛び込みました。3位の小林陽樹選手との差はわずか0.022秒。その大接戦に、会場は大いに沸きました。
「一般の部」決勝
徳島県代表・奥本博志選手が劇的な逆転勝利で初優勝!
「一般の部」決勝レースの舞台は、実在サーキットの「デイトナ・インターナショナル・スピードウェイ ロードコース」。「グランツーリスモ」オリジナルマシンの「レッドブル X2019 Competition」を使い、20周中で最低1度のタイヤ交換に加えて燃料補給も必要になるレギュレーションが採用されました。
予選でポールポジションを獲得した大阪府代表の今村駿佑(いまむら・しゅんすけ)選手。2番手の茨城県代表・植木俊輔(うえき・しゅんすけ)選手、3番手の三重県代表・小高侑己(こだか・ゆうき)選手と、過去の本大会にも出場した選手が上位に並ぶなか、4番手に広島県代表の岡村康平(おかむら・こうへい)選手が入るなど、新たに参戦した実力者も注目を集めました。
強大なパワーを誇る反面、繊細な操作が必要な「レッドブル X2019 Competition」が使用されたこともあり、決勝レースは開幕から波乱の展開に。1周目の第1コーナーで2番手スタートの植木選手がバランスを崩して順位を落としたのを皮切りに、接触などによるペナルティも発生し、順位もめまぐるしく変化しました。そのなかで安定感を見せたのはトップを独走する今村選手と、5番手、6番手スタートだった栃木県代表の高橋拓也(たかはし・たくや)選手、徳島県代表の奥本博志(おくもと・ひろし)選手。このベテランともいえる3人が、堅実な走りでレースをリードしていきました。
しかし、レースが折り返し地点を過ぎたところで、再び波乱が。順調にリードを得ていた今村選手、奥本選手、小高選手ら上位陣がピットイン時のミスで3秒のペナルティを受けてしまいます。2位を走っていた高橋選手はここで一気に差を詰め、トップの今村選手を激しくプッシュ。2人がバトルでペースを落としたところに後続の奥本選手、小高選手、さらに下位から順位を戻した植木選手も追いつき、ラスト2周で5台のマシンがスキを狙いあう時速300km超のバトルが繰り広げられました。ファイナルラップでは今村選手がトップに立ち、高橋選手と奥本選手を抑え込んでリードを奪いますが、奥本選手は今村選手に食らいついて離れず、難所のシケインで一気に接近。そこからスリップストリームを使い、ゴール直前で今村選手をオーバーテイクする劇的な逆転で勝利を飾りました。0.053秒の僅差で2位となった今村選手に続いて高橋選手がゴール。トップ3の座に食い込みました。
【本大会 上位入賞選手】
※敬称略
「U-18の部」(6歳以上~18歳未満)
優勝
滋賀県代表 佐々木拓眞(ささき・たくま)17歳
<決勝レース後のコメント>
初の2連覇が本当に嬉しすぎて……。レース直後はいろんなプレッシャーから解放されて、思わず泣いてしまいました。
決勝は序盤にすごくいい展開を作れましたが、そこからさらに思い通りに走るための、気持ちをコントロールする面ですごく苦労しました。でも、結果的にはうまくコントロールできて、優勝という結果を残せました。
<過去の「グランツーリスモ」大会成績>
「全国都道府県対抗eスポーツ選手権 2021 MIE」U-18の部 滋賀県代表 本大会優勝
「TOYOTA GAZOO Racing GT Cup 2021」本大会 ファイナル出場
準優勝
山形県代表 小林利徠斗(こばやし・りくと)16歳
<決勝レース後のコメント>
オフライン大会への出場は初めてだったので、すごく華やかでいいなと思う気持ちと同時に、オフライン大会ならではの普段とは違う環境でのプレイに苦戦しました。
決勝はスリップストリームの使いあいになるだろうと感じていて、それをうまく利用しようと思っていたのですが、接触などもあってあまりクリーンなレースではなかったように思っています。そこは反省して、今後に臨みたいです。
<過去の「グランツーリスモ」大会戦績>
─
3位
茨城県代表 小林陽樹(こばやし・はるき)14歳
<決勝レース後のコメント>
去年の本大会と同じく3位入賞という結果で、嬉しい気持ちの反面、また3位か、という気持ちです。
今回の目標は楽しむということだったので、ほかの選手にぶつからず、クリーンなレースができてよかったなと思っています。
<過去の「グランツーリスモ」大会成績>
「全国都道府県対抗eスポーツ選手権 2021 MIE」U-18の部 茨城県代表 本大会3位
「全国都道府県対抗eスポーツ選手権 2020 KAGOSHIMA」少年の部 茨城県代表 本大会出場
「全国都道府県対抗eスポーツ選手権 2019 IBARAKI」少年の部 茨城県代表 本大会出場
「一般の部」(18歳以上)
優勝
徳島県代表 奥本博志(おくもと・ひろし)21歳
<決勝レース後のコメント>
まだ信じられない感じで、実感がわいていません。
最初に接触でペナルティをもらったり、ピットの入り口でミスをしたり、レース内容は情けなかったんですけど、4年目にして初めて、ついに今村選手をやっつけることができたので、やってやったという感じです(笑)。
熱いレースができたかなと思うので、楽しんでいただけていたらうれしいです。
<過去の「グランツーリスモ」大会成績>
「全国都道府県対抗eスポーツ選手権 2021 MIE」一般の部 徳島県代表 本大会出場
「全国都道府県対抗eスポーツ選手権 2020 KAGOSHIMA」一般の部 岡山県代表 本大会出場
「全国都道府県対抗eスポーツ選手権 2019 IBARAKI」一般の部 岡山県代表 本大会出場
「グランツーリスモ ワールドシリーズ 2022 Showdown」マニュファクチャラーズカップ 出場(日産チーム)
準優勝
大阪府代表 今村駿佑(いまむら・しゅんすけ)23歳
<決勝レース後のコメント>
ポールポジションからのスタートだったので、落ち着いて自分のレースをして、後ろでバトルが起きることも意識してしっかりレースをしようと思っていたのですが、なかなかうまくできずに負けてしまい、悔しいです。
また来年、全国都道府県代表eスポーツ選手権があれば、次は勝てるようにしっかりやりたいと思います。
<過去の「グランツーリスモ」大会成績>
「全国都道府県代表eスポーツ選手権 2021 MIE」一般の部 大阪府代表 本大会出場
「全国都道府県代表eスポーツ選手権 2020 KAGOSHIMA」一般の部 大阪府代表 本大会3位
「全国都道府県代表eスポーツ選手権 2019 IBARAKI」一般の部 大阪府代表 本大会3位
3位
栃木県代表 高橋拓也(たかはし・たくや)27歳
<決勝レース後のコメント>
今回、自分のレースペースはあまりよくないだろうと予想して挑んだのですが、序盤から周りもアグレッシブに攻めてきて、いろいろなアクシデントがあって自分自身もまきこまれそうになりました。でも、長年いろいろなレースを経験してきたことで、どうやったら混乱を避けられるか、周りの状況も見ながらいろいろなシチュエーションを冷静に処理でき、うまくコントロールできました。その成果が3位という結果につながったと思います。
<過去の「グランツーリスモ」大会成績>
「全国都道府県対抗eスポーツ選手権 2019 IBARAKI」一般の部 栃木県代表 本大会優勝
「FIA グランツーリスモ チャンピオンシップ」プレシーズンテスト ネイションズカップ優勝
「全国都道府県対抗eスポーツ選手権 2022 TOCHIGI」
『グランツーリスモ7』部門 本大会 出場選手一覧・決勝レース結果
※敬称略
「U-18の部」(12名)
「一般の部」(12名)
本大会の詳細および更新情報については、「全国都道府県対抗eスポーツ選手権 2022 TOCHIGI」『グランツーリスモ7』部門の公式サイトをご確認ください。
「全国都道府県対抗eスポーツ選手権 2022 TOCHIGI」
『グランツーリスモ7』部門 公式サイトはこちら
『グランツーリスモ7』部門 公式Twitterはこちら
公式ハッシュタグ:#GT7 #全国eスポーツ選手権栃木
SIEは本大会を通じ、今後もゲームの社会的価値向上に取り組んでまいります。
『グランツーリスモ7』とは
『グランツーリスモ7』は、2022年3月4日(金)に発売されたPS5/PS4用リアルドライビンングシミュレーター。25周年となる「グランツ―リスモ」シリーズの最新作です。最新のテクノロジーを使いながらも、シンプルなルールと操作で大人から子供まで気軽にeモータースポーツを体験できる前作『グランツーリスモSPORT』でできることはすべて内包しながら、最新作『グランツーリスモ7』はさらに、クルマをよく知らない初心者の方にも、過去150年もの自動車の文化とレースの文化のすべてを伝えることを目標にデザインされました。
また、「グランツーリスモ」シリーズでは、「モータースポーツを生まれ変わらせる」ことを目指し、世界大会を毎年開催。本年度は「グランツーリスモ ワールドシリーズ」として世界トップレベルのプレイヤーたちによる戦いも繰り広げられています。
「全国都道府県対抗eスポーツ選手権」では、開催初年度より競技タイトルとして幅広い層の方々に参加いただき、世界大会にも出場するトップランカーと「国体 文化プログラム」から初参加するニューカマー選手がともにハイレベルな戦いを繰り広げるeモータースポーツ大会となっています。いずれの大会も毎年有望な選手を輩出しています。
全国都道府県対抗eスポーツ選手権について
「全国都道府県対抗eスポーツ選手権」は、日本各地の予選を勝ち抜いた都道府県代表チームによって競われるeスポーツの全国大会です。2019年10月に「いきいき茨城ゆめ国体・いきいき茨城ゆめ大会」の文化プログラムとして初めて開催され、第1回は開催地である茨城県が、鹿児島県で開催された第2回では大阪府が総合優勝を果たしました。2021年10月には三重県で第3回大会が開催され、6つの競技種目の総合成績によって大阪府が2連覇を達成し、47都道府県の頂点に立ちました。
「いちご一会とちぎ国体・とちぎ大会」の文化プログラム事業について
本文化プログラム事業は、多くの県民が文化・芸術活動を通じて「いちご一会とちぎ国体・とちぎ大会」に参加することで、開催機運を盛り上げ、県民総参加の大会をめざすとともに「とちぎ版文化プログラム」のレガシーを継承し、とちぎの魅力ある文化を県内外に発信するために実施されます。
グランツーリスモ7
・発売元:ソニー・インタラクティブエンタテインメント
・フォーマット:PlayStation 5 / PlayStation 4
・ジャンル:リアルドライビングシミュレーター
・発売日:好評発売中
・価格:PS5/PS4 ダウンロード版 販売価格 25周年アニバーサリーデジタルデラックスエディション 10,890円(税込)
PS5 パッケージ版 希望小売価格 スタンダードエディション 8,690円(税込)
ダウンロード版 販売価格 スタンダードエディション 8,690円(税込)*
PS4 パッケージ版 希望小売価格 スタンダードエディション 7,590円(税込)
ダウンロード版 販売価格 スタンダードエディション 7,590円(税込)
・プレイ人数:1~2人(オンライン時:1~20人)
・CERO:A(全年齢対象)
*PS4ダウンロード版も入手することができます。
※PS4版を購入した方は、PS5ダウンロード版を1,100円(税込)で購入できます。
※PS4パッケージ版をお持ちの方は、PS5ダウンロード版をダウンロードしたりプレイしたりするには、その都度ディスクをPS5本体に挿入する必要があります。PS4パッケージ版をお持ちの方でも、ディスクドライブを搭載していないPS5デジタル・エディションの場合はPS5ダウンロード版を1,100円(税込)で購入することはできません。
©2022 Sony Interactive Entertainment Inc. Developed by Polyphony Digital Inc. “Polyphony Digital logo”, “Gran Turismo” and “GT” are registered trademarks of Sony Interactive Entertainment Inc. Manufacturers, cars, names, brands and associated imagery featured in this game in some cases include trademarks and/or copyrighted materials of their respective owners. Any depiction or recreation of real-world locations, entities, businesses, or organizations is not intended to be or imply any sponsorship or endorsement of this game by such party or parties. All rights reserved.
コメントの受付は終了しました。