PS5™/PS4®『Tunic』が本日発売! ゲーム内に登場する“読めない説明書”とは?

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PS5™/PS4®『Tunic』が本日発売! ゲーム内に登場する“読めない説明書”とは?

※本記事は英語版PlayStation®.Blogの日本語翻訳記事です。

皆さん、こんにちは! 『Tunic』メインデベロッパーのAndrewです。今回は、本日販売を開始したPlayStation®5/PlayStation®4用ソフトウェア『Tunic』に登場する、”説明書”を中心にゲームを紹介したいと思います。

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物語の主役は、広大な世界のなかに棲む小さなキツネ。見下ろし型のアクションアドベンチャーゲーム『Tunic』では、その小さなキツネが探索したり、モンスターと戦ったりしながら、秘密を解き明かして行きます。しかし、真の“主役”は「謎」と「発見」です。当初『Secret Legend』と呼んでいた今回のプロジェクトが始動するもっと前から、未知の世界に放り込まれたあのワクワクする感覚――広大な謎に溢れる世界に飛び込む感覚を描いたゲームを作りたいと思っていました。見慣れぬ地に迷い込んだ者がその謎に挑んでゆく、そんな世界です。

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まるで未知の世界にいるような感覚を体験していただくために、『Tunic』にはいくつかの工夫が施されています。そのひとつが、ゲーム内のいたるところに、読めない奇妙な言語を散りばめることでした。道の先に何が待っているのかを看板で伝えるようなことはせず、珍妙な記号で表したり、所持品画面でも同じく読み取れない文字を使ったりしています。やってはいけないことをしているような、そんな背徳感を味わうための演出です。まだ読み方を学んでいた幼かったころの私は、ゲームを遊んでいて登場する言葉に困惑したものです。子供の頃のワクワク感を思い起こさせるために、テキストそのものを謎にする以上の方法はありません!

しかし考えてみると、こういう謎に挑む楽しさはゲーム本編だけでなく、付属してきた説明書にもあったことに気が付いたのです。友達が本編をプレイしているときなんかは、そういう資料を延々と眺めていました。頭のなかは壮大な冒険や素晴らしい財宝、恐ろしい怪物で満たされ、ゲームが実際に収まっているカートリッジの容量制限にひっかかってしまうようなこともありません。

そうした経緯もあり、『Tunic』の開発スタートから数ヵ月で独自の言語が作り出され、説明書の作成も開始しました。説明書はゲームを進めていきながら少しずつ集めていく形になりました。昔ながらの説明書と同じく、どのページもイラストやヒント、マップ、秘密などさまざまな情報が満載です。

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昔ながらのマニュアルの好きなところは、レイアウトのセンスとアートスタイルの幅広さです。8-bitのスプライト描画は想像を掻き立ててくれましたし、緻密に描かれたイラストもあれば、魅力的な落書きもありました。そんな幅の広さを『Tunic』の説明書にも反映したいと考え、緻密な部分はプロにお願いし、落書きは自分自身の手で描くことにしました。

また、昔ながらの説明書のページをめくる感覚を表現するためには、その物理的な特徴の再現も大切でした。綺麗な画像を見るのも良いのですが、実在しているかのように感じられる物をめくる方が楽しいものです。そこで昔の印刷手法でありがちな欠点の再現に力を入れて、本の真ん中にホッチキスの針が見えるようにもしました。×ボタンを押せば、各ページを拡大して細部まで細かく見ることができます。できるだけリアルさを出すために、本物の説明書を作成し、それを壊すことにしました。ページを折ったり、破ったり、テープで補修したり、染みを作ったり……。そして、それを1ページずつスキャンしました。派手ではありませんが、手間に見合う結果が得られたと思います!

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説明書の実物版は白紙になっています! こうすることで再度印刷せずに内容を修正することが可能です。本作を27ヵ国語にローカライズするにあたって、重要な点でした。

「うわっ、何もかも秘密にしたままで、読めない説明書からしかヒントが得られないゲームを作るなんてヤバすぎ」と思った方、その通りだと思います。ですが『Tunic』では、スイートスポットを捉えられたのではないかと思っています! ひと目見ただけでは見つけられない秘密を探し当てると、大発見をできたという感覚が得られます。仕組みとシステムを伝えるのがゲームの役割であるのは事実なのですが、その伝達という役割を解くべき謎として実装することで、達成感がそれだけ大きくなるというわけです。

『Tunic』をぜひ楽しんでください!

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Tunic

・メーカー:LAST CHANCE MEDIA
・フォーマット:PlayStation 5 / PlayStation 4
・ジャンル:アクション
・発売日:好評発売中
・価格:ダウンロード版 販売価格 4,070円(税込)
・プレイ人数:1人
・レーティング:IARC 7+(7才以上対象)


PS Blogの『Tunic』記事はこちら


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