『英雄伝説 黎の軌跡II -CRIMSON SiN-』プレイレビュー! 衝撃展開の物語と進化したバトルに胸躍る!【特集第1回】

1 0
『英雄伝説 黎の軌跡II -CRIMSON SiN-』プレイレビュー! 衝撃展開の物語と進化したバトルに胸躍る!【特集第1回】

ストーリーRPG「軌跡」シリーズの最新作として9月29日(木)発売予定のPlayStation®5/PlayStation®4用ソフトウェア『英雄伝説 黎の軌跡II -CRIMSON SiN-(クリムゾン・シン)』。2021年9月に発売されたPS4『英雄伝説 黎の軌跡(クロノキセキ)』の続編にあたり、「裏解決屋(スプリガン)」の青年ヴァン・アークライドを主人公に、カルバード共和国編の新たな物語が始動する。

その魅力に迫る特集第1回は、発売に先駆けてプレイした序盤レビュー。なお、ストーリーの重要な部分についてはネタバレを避けてお伝えする。

紅黎(あかぐろ)き《魔装鬼(グレンデル)》を追うヴァンたちの身に何が? ストーリー開幕からいきなりの衝撃展開!

前作『黎の軌跡』ではヴァンたち裏解決屋の活躍により、カルバード共和国全土を恐怖に陥れたマフィア組織・アルマータは壊滅するに至った。いくつかの謎を残しながらも共和国にかつての平穏が戻り、裏解決屋も一時解散となっている。

それから2ヵ月ほど過ぎたある日、首都イーディスの片隅でCID(中央情報省)の特殊部隊が惨殺されるという猟奇的な事件が発生する。犯人は、獣じみた紅黎い異形の怪物。その姿はヴァンが変身する黎(あおぐろ)き魔装鬼を思わせ、ヴァンは事件の最重要参考人としてマークされつつあった。

「剣の乙女(ソードメイデン)」として知られるA級遊撃士にして幼なじみでもあるエレイン・オークレールから事情を聞いたヴァンは、エレインとともに異形の怪物を追うべく調査を始める……というところから物語は動き出す。

表と裏の社会に精通するヴァンの情報網を駆使しながら調査するふたりは、やがて赤い妖精型のホロウ「緋のアルテラ」と紅黎き魔装鬼「グレンデル=ゾルガ」と対峙する。この時点では、グレンデルどうしの出会いが早々に見られるのかとワクワクしていたのだが、直後に待っていたのはいきなりの衝撃展開! エレインとヴァンがグレンデル=ゾルガに貫かれるシーンは公開中のロングトレイラーでも映し出されていたものの、まさかプロローグで見せつけられることになるとは。驚きを通り越して呆気に取られてしまった。ネタバレになるため、その後の詳細な展開は明かせないが、かくして新たな物語が本格的に開幕することになる。

『英雄伝説 黎の軌跡II -CRIMSON SiN-』ロングトレイラー

『英雄伝説 黎の軌跡II -CRIMSON SiN-』プレイレビュー! 衝撃展開の物語と進化したバトルに胸躍る!【特集第1回】

チャプター選択方式で進行するストーリー

本作のストーリーは、チャプターを選択することで進行する。第1部の場合、一方のside Aはヴァン、ジュディス・ランスター、カトル・サリシオンが主要メンバー、もう一方のside Bはエレイン、スウィン・アーベル、ナーディア・レインが主要メンバーで、どちらも開始時のカレンダーは同じ日付を示していた。ヴァンとその協力者たちが各地に分かれて行動しており、それぞれの物語を描いていく形だ。主人公であるヴァン以外の人物も主役として活躍するシステムになっているため、これまで以上にキャラクターを掘り下げて描写できているのはとても面白い。

選択したチャプターが終了すると、もう一方のチャプターが自動的に開始される。選ぶのはどちらをさきにプレイするかであり、選ばなかった物語をプレイできなくなるわけではない。となれば、選ぶ順番によって相互の物語に何かしらの影響があるのかもしれない……?

バトルシステムがブラッシュアップ! フィールドバトルからコマンドバトルへの切り替えでより有利な戦いに!

「軌跡」シリーズといえば、コマンドを選択して戦う王道スタイルのバトルシステムで知られるが、前作『黎の軌跡』でフィールドバトルからコマンドバトルへとシームレスに移行するバトルシステムを導入。キャラクターを自在に操るアクション性とコマンドバトルの戦略性を融合させた意欲作でもあった。今作ではそのシステムがブラッシュアップされ、新機能も追加されている。

フィールドバトルはアクション性と戦略性がアップしてより爽快に!

まずはフィールドバトル。前作では直接攻撃で戦っていたところを、今作は魔法属性の範囲攻撃「クイックアーツ」も放てるようになった。物理で殴るよりもアーツが効く敵に対しては、フィールドバトルであってもダメージ効率が良い。「クイックアーツ」発動後はクールダウンを必要とするため連発はできないが、通常攻撃を当てることでクールダウンが早く回復するなど、フィールドバトルの選択肢が増えて戦略性が増している。

フィールドバトルのもうひとつの新要素が「クロスチャージ」。フィールドバトル中に敵の攻撃をジャストタイミングで回避すると、回避行動後にクロスチャージ発動アイコンが表示される。アイコン表示中に△ボタンを押すと、操作するパーティーメンバーが切り替わり、同時にチャージアタックを叩き込む! このチャージアタックは敵をスタンさせやすく、さらには切り替わったメンバーの攻撃力が一定時間アップする効果がついてくる。ジャスト回避の気持ち良さが、戦闘効率の向上につながる新要素だ。

コマンドバトルは行動順がわかりやすくなり、新要素「EXチェイン」を狙う楽しさも!

フィールドアタック中に□ボタンを押すとシャードを展開し、コマンドバトルへとシームレスに切り替えることができる。前作のコマンドバトルは、敵味方の行動順表示がややわかりにくかったが、今作の表示はシンプルでわかりやすい。コマンドバトルで戦略を立てるには行動順がとても重要なので、直感的にわかるようになったのは大きな改良といえるだろう。

コマンドバトルには新要素として「EXチェイン」が導入された。「EXチェイン」は、「攻撃対象の敵がスタンしている」「操作キャラクターがシャードブースト状態にあり、かつ仲間と隣接してS.C.L.M(スクラム)を組んでいる」「通常攻撃またはクラフトで攻撃する」という条件がそろったときに自動で発動。隣接した仲間とともに得意技を繰り出し、周囲の敵を巻き込んで大ダメージを与える。通常攻撃でも火力を出せる利便性といい、連携カットシーンのかっこよさといい、爽快感のあるシステムだ。

「EXチェイン」の発動条件の中では、敵をスタンさせることのハードルが高い。コマンドバトル中にスタンさせようとするなら、敵のスタンゲージがたまりやすい攻撃を選び、何度も撃ち込まなければならないからだ。しかし、敵をスタンさせることに関しては、もっと手っ取り早い方法がある。そう、フィールドバトルだ。

フィールドバトルでは通常攻撃を重ねるだけでもスタンを取りやすいし、「クロスチャージ」によるチャージアタックは高確率でスタンさせることができる。こうしてスタンさせたら□ボタンでシャードを展開してコマンドバトルに移行し、L1ボタンでシャードブーストを実行、仲間と隣接するように移動してから通常攻撃またはクラフト攻撃を繰り出せば、いとも簡単に「EXチェイン」が発動する。新要素を絡めた一連の流れで、道中の面倒な敵の群れをラクに殲滅できるというわけだ。

前作で導入されたバトルシステムは、伝統のコマンドバトルにアクションの爽快感を融合させる、意欲的かつ挑戦的なものだった。しかし、アクション部分で操作の楽しさを味わうことができたものの、攻略的には「スタンを取ってコマンドバトルを有利にする」ための運用が多かったように思う。それが今作のブラッシュアップによって見事に融合し、ほかにはない「軌跡」シリーズならではのバトルシステムになったと感じた。

新たなやり込み要素《お伽の庭城(メルヒェンガルテン)》で好きなキャラといつでも一緒に!

今作からの新要素として登場するメルヒェンガルテンは、仮想空間を舞台にしたバトルシミュレーターだ。物語の序盤から利用できるようになり、ヴァンの事務所をはじめとしたアクセスポイントから、いつでもフリーバトルを楽しめる。

庭園の探索を進めることで、さまざまな報酬を獲得でき、その中にはクラフトの性能を強化する特殊アイテムも含まれる。メインストーリーを進めるために必須ではないようだが、やり込んだだけの見返りは大きい。

さらに特筆すべきは、ストーリーに登場したバトル参加可能なメンバーから、自由にパーティーを編成できること。前述のように今作では仲間たちが別々に行動し、お気に入りのキャラクターを編成できないタイミングが多くある。しかし、メルヒェンガルテンを利用すれば、離れた場所で別行動をしている仲間を仮想空間に呼び出し、存分に戦い強化することができるのだ。強化目的でストイックにやり込むのもいいが、キャラクターへの愛を炸裂させるうえでも、素晴らしいシステムだ。

ストーリー進行やバトルシステム以外の要素でいえば、ひとりひとりに名前や性格など細かく設定されたNPCたちの生きた会話や、路地裏の隅まで探索したくなる町並みなど、「軌跡」シリーズ作品らしい丁寧な作り込みは今作でもしっかりと見て取れた。それだけにプレイ時間はあっという間に増えていくし、新たなミニゲームや復活した釣りなども時間泥棒だ。

もちろん、前作から残された謎がどう回収され、シリーズ全体の物語がどう展開するかも気になるところだ。シリーズファンなら間違いなくマストバイ。シリーズ作品に触れたことのない方も、前作と合わせて「軌跡」デビューしてみてはいかがだろうか。

パッケージ版『Limited Edition』とダウンロード版『デジタルデラックス版』も登場! 予約受付中!

本作は通常版に加え、パッケージ版『Limited Edition』とダウンロード版『デジタルデラックス版』も用意されている。『Limited Edition』は、数量限定「黎の軌跡」極厚シナリオブック付きも発売される。各商品には初回特典・プレオーダー特典として、オリジナルDLC衣装「ヴァン専用みっしぃスーツ」と「ホロウコアVoice【要監視対象R・A】」が付属!

<初回特典・プレオーダー特典>

■オリジナルDLC衣装「ヴァン専用みっしぃスーツ」
カルバード共和国にあの人気マスコット「みっしぃ」がやってきた! 主人公ヴァンの衣装をゆるっとしたアクター用「みっしぃスーツ」に変更することができる。

■ホロウコアVoice【要監視対象R・A】
戦術オーブメント《Xiphaザイファ》のシステムボイスを、カルバード中央情報省CIDが要監視対象としている謎の人物、【R・A】の音声に変更することができる。

パッケージ版『Limited Edition』

オリジナルサウンドトラックや卓上カレンダーなどの豪華アイテムを専用三方背ケースに同梱したセット商品。

<価格>
11,000円(税込)

<内容>
■『英雄伝説 黎の軌跡II-CRIMSON SiN-』パッケージ(PS5版またはPS4版)
■「英雄伝説 黎の軌跡II」オリジナルサウンドトラックmini
■「軌跡シリーズ」スペシャル卓上カレンダー 2022-2023
■カルバード共和国全図・大型マイクロファイバークロス
■DLC「空の軌跡」シリーズBGMセット

※内容・仕様は予告なく変更になる場合があります。
※画像はイメージです。実物とは異なる場合があります。

パッケージ版『Limited Edition 数量限定「黎の軌跡」極厚シナリオブック付き』

LGCアライメントによるシナリオ分岐も網羅! 『英雄伝説 黎の軌跡』序章から終章までの本編シナリオを2段組+1,000ページ超の極厚ボリュームで丸ごと収録した永久保存版の書籍が付属する『Limited Edition』。

<価格>
14,080円(税込)

<内容>
■英雄伝説 黎の軌跡II -CRIMSON SiN- Limited Edition
■「黎の軌跡」極厚シナリオブック

※5,000冊限定生産のため、予定数に達し次第終了となります。
※内容・仕様は予告なく変更になる場合があります。

ダウンロード版『デジタルデラックス版』

有料DLCをすべて入手することができるお得なパック。

<価格>
11,000円(税込)

<内容>
■『英雄伝説 黎の軌跡Ⅱ -CRIMSON SiN-』ゲーム本編
■すべての有料衣装アイテム
■すべての有料アタッチアイテム
■すべての有料ホロウコアVoice、有料BGMセット

※『デジタルデラックス版』に含まれるDLC衣装およびDLCアタッチアイテムは単体でも購入できます。重複購入にご注意下さい。
※各コンテンツは単体DLCの発売同日より入手可能です。
※初回特典DLCや店舗限定DLC、その他消費アイテム系DLCは対象外となります。あらかじめご了承ください。

PlayStation®Plusで「軌跡」シリーズ作品がまとめて遊べる!

新しくなったPlayStation Plusのサービスを利用することで、話題の最新作や大ヒットシリーズ、過去の名作が遊び放題に。「軌跡」シリーズ作品も豊富に用意されており、『黎の軌跡』『黎の軌跡II』に至るまでの物語がまとめて楽しめる。

PlayStation Plusは3段階のプランから選ぶことができ、「エクストラ」の「ゲームカタログ」にはシリーズ7作品が含まれる。また、「プレミアム」では「ゲームカタログ」の7作品に加え、「クラシックスカタログ」にラインナップされるシリーズ3作品も遊ぶことができる。

【PlayStation Plusで遊べる「軌跡」シリーズ作品】

■ゲームカタログ(対象プラン:プレミアム / エクストラ)
 英雄伝説 零の軌跡:改
 英雄伝説 碧の軌跡:改
 英雄伝説 閃の軌跡I:改 -Thors Military Academy 1204-
 英雄伝説 閃の軌跡II:改 -The Erebonian Civil War-
 英雄伝説 閃の軌跡III スーパープライス
 英雄伝説 閃の軌跡IV スーパープライス
 英雄伝説 創の軌跡 通常版

■クラシックスカタログ(対象プラン:プレミアム)
 英雄伝説 空の軌跡FC:改 HD EDITION
 英雄伝説 空の軌跡SC:改 HD EDITION
 英雄伝説 空の軌跡 the 3rd:改 HD EDITION

PlayStation Plus公式サイトはこちら

初心者のための特設ページ「はじめての軌跡シリーズ」が公開中!

「軌跡」シリーズを紹介する特設ページ「はじめての軌跡シリーズ」では、イチ押しポイントや各作品の紹介、ゲーム内世界での出来事とシリーズ作品との関係を解説する年表、あなたにぴったりの作品を診断するコンテンツなどが用意されている。「軌跡」シリーズに興味を持ち、どの作品から遊ぼうかと迷っている方はチェックしてみよう!

「はじめての軌跡シリーズ」はこちら


英雄伝説 黎の軌跡II -CRIMSON SiN-(クリムゾン・シン)

・発売元:日本ファルコム
・フォーマット:PlayStation 5 / PlayStation 4
・ジャンル:ストーリーRPG
・発売日:2022年9月29日(木)予定
・価格:パッケージ版 希望小売価格 通常版 8,580円(税込)
    パッケージ版 希望小売価格 Limited Edition 11,000円(税込)
    パッケージ版 希望小売価格 Limited Edition ※数量限定「黎の軌跡」極厚シナリオブック付き 14,080円(税込)
    ダウンロード版 販売価格 通常版 8,250円(税込)
    ダウンロード版 販売価格 デジタルデラックス版 11,000円(税込)
    ダウンロード版 販売価格 シーズンパス 3,850円(税込)
・プレイ人数:1人
・CERO:C(15才以上対象)

※PS4パッケージ版を購入した方は、追加費用なくPS5ダウンロード版へのアップグレードが可能です。
※PS4パッケージ版を購入した方は、PS5ダウンロード版をダウンロードしたりプレイしたりするには、その都度ディスクをPS5に挿入する必要があります。PS4パッケージ版をお持ちの方でも、ディスクドライブを搭載していないPS5デジタル・エディションの場合は、PS5ダウンロード版を追加料金なしで入手することはできません。
※PS4ダウンロード版を購入すると、PS5ダウンロード版を追加料金なしで入手できます。また、PS5ダウンロード版を購入すると、PS4ダウンロード版を追加料金なしで入手できます。


PS Blogの『英雄伝説 黎の軌跡II -CRIMSON SiN-』記事はこちら


『英雄伝説 黎の軌跡II -CRIMSON SiN-』公式サイトはこちら

「軌跡シリーズ」ポータルサイトはこちら

『英雄伝説 黎の軌跡II -CRIMSON SiN-』をPS Storeで予約購入する

©2022 Nihon Falcom Corporation. All rights reserved.

コメントの受付は終了しました。

1 コメント


    Loading More Comments

    お客様の生年月日を入力してください。

    Date of birth fields