PS5™『The Last of Us Part I』オリジナル版からのフルリメイク──開発スタジオのノーティードッグがゲームプレイやビジュアル面の進化を語ります!

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PS5™『The Last of Us Part I』オリジナル版からのフルリメイク──開発スタジオのノーティードッグがゲームプレイやビジュアル面の進化を語ります!

※本記事は英語版PlayStation®.Blogの日本語翻訳記事です。

2013年、ノーティードッグは謎の寄生菌の爆発的な感染拡大によって感染者と生存者がせめぎ合う、荒廃したアメリカを舞台とした緊張感溢れるサバイバルアクションゲームを発表しました。運び屋を生業とするジョエルと14歳の少女エリー。アメリカを横断する危険な旅のなかでふたりの絆は育まれ、派手な演出を排した緊張感のあるアクションは、プレイヤーの感情を強く掻き立てました。そうして心に残る大ヒット作が生まれたのです。

また、『The Last of Us』は技術的にも驚くべき水準を誇る作品でした。ノーティードッグは、「アンチャーテッド」で培った技術を磨き続け、モデルアニメーション、アートディレクション、映像ストーリーテリングの新境地を開拓し、私たちをこの世界観やストーリーに引きつけたのです。

今回、ノーティードッグは10年近くの間培った技術的な実績と知識を駆使し、PlayStation®5の技術を最大限に生かして、名作をゼロから作り直しました。今回の新たなリメイク版は、PlayStation®3で発売されたオリジナル版『The Last of Us』の記憶を呼び起こし、その記憶に相応しい作品として再創造することをゴールとしています。

では、『The Last of Us Part I』は、以前発売されたPlayStation®4のリマスター版とは何が違うのでしょうか。なぜ本作は、シリーズ第1作目を初めて体験するプレイヤーにとって決定的な作品に仕上がっているのでしょうか――その答えは、本作を再構築するために組み立てられた、複雑な“パズルのピース”を見ていくことで明らかになるでしょう。

PS5™『The Last of Us Part I』オリジナル版からのフルリメイク──開発スタジオのノーティードッグがゲームプレイやビジュアル面の進化を語ります!

『The Last Of Us Part I』の開発チームが、リメイク版における技術的な成果やプレイヤーにお届けする体験について、9月2日(金)の発売を目前に語ります。

※トレーラーは英語版です。

オリジナル版のリードシネマティックアニメーターであり、今作ではクリエイティブディレクターを務めたノーティードッグのShaun Escayg氏は、「私にとって、これがリマスターではなくリメイクだと言える理由は、その向上した要素の多さにあります」と説明します。「単に同じキャラクター、同じ舞台、同じアートディレクションなどの要素を、進化したハードウェア上で動かしただけではありません。私たちは、アートディレクションや、ライティング技術、キャラクターデザインに至るまで、すべてを一新しました。オリジナル版から10年近く学んだことすべてをつぎ込み、新たな技術を使って、原作の精神に忠実でありながらも最新の方法で再創造された作品をこの世に送り出したのです」

プレイヤーは、ノーティードッグの創造性、スキル、技術的な成果の集大成を、旅の隅々で体験することになるでしょう。

「私たちは、この世界をもっと地に足のついたものにしました。すべての環境と空間に命が吹き込まれています」とEscayg氏は言います。「木々の間からは光がこぼれ、水浸しの道を歩けば苔が渦巻き状に動き、藪では虫がつきまとい、車に乗れば体重で車体が傾きます。これらの要素が合わさって世界をリアルに構築し、プレイヤーを没入感のなかに閉じ込めるのです。また、より直感的で没入感のある戦闘が楽しめるようになっています。乗り捨てられた車の後ろに隠れれば、銃撃を受けた衝撃で車がたわみ、きしみ音を立て、ガラスが砕け、車体が揺れるようになっていて、プレイ体験がより深まります」

戦闘と音声の強化

戦闘に関していえば、オリジナル版では、ひとつとして同じ戦闘にならないようにすることに力が注がれていました。『The Last of Us Part I』では、PS5のハードウェアの性能を生かすことで、この原則がさらに掘り下げられています。

リードプログラマーのJohn Bellomy氏は、「オリジナル版の戦闘システムで、決められた流れを用意しなくてはならなかったところを、今回取り除くことができました」と話します。「オリジナル版には、あらかじめスクリプトで書かれた戦闘の流れが存在しており、その通りの形で状況が進むようになっています」。Bellomy氏は、敵の索敵行動と側面に迂回する行動を例に挙げました――PS3ではハードウェアの制約があり、これらの行動を行う際に、環境を分析して状況に適応させることができなかったといいます。

「『The Last of Us Part I』では、こうした敵との遭遇時に独自のAIエンジンとツールを適用し、敵がより“リアル”な行動を取るようにしました。索敵と新しい調査行動の組み合わせと、トポロジー分析による経路設定、視界の確保などの処理により、エンカウントがより動的に変革するようになり、スニーキングや奇襲を行える状況が増えました。こうしたアップデートが、ゲームをより面白いものにしてくれます。毎回同じような展開にはなりません。私たちでさえも想定していないような、新しい刺激的な状況に身を置くことができるのです」

新しいハードウェアで乗り越えることができたもうひとつの制限は、特定の状況に存在できるアクティブな敵のAIの数です。リードデザイナーのChristian Wohlwend氏の説明によれば、PS3版でもっとも大きかった制約は、NPCが同時に8人までしか登場できなかったことでした。当時、この制約を回避するために、ノーティードッグはNPCの注意のオン/オフを切り替える必要がありました。しかし、PS5版ではアクティブなNPCを最大128人配置できるようになったため、この制約を気にする必要はありません――とはいえリメイク版でも、一度にそれほど多くの感染者や生存者と戦うわけではありませんので、ご安心を。

『The Last of Us Part I』では、より高度な技術が採用されているだけでなく、さまざまな有意義な進化を遂げています。「近接戦闘のシステムは非常に大きな進化を遂げました」とWohlwend氏は述べます。「リメイク版では、『The Last of Us Part II』の新しい開発ツールをすべて使用することができました。それによって、バグの防止が柔軟かつ簡単に行えるようになり、あらゆる面でクオリティが上がりました」

『The Last of Us Part I』では、DualSense™ ワイヤレスコントローラーのハプティックフィードバックによる感覚の表現(雨があたる感覚など)や、3Dオーディオを導入することで、プレイヤーがこれまで以上に戦闘に没入できるようになりました。

「3Dオーディオは、PS4から始まった技術です」とオーディオディレクターのNeil Uchitel氏は説明します。「しかしPS5において、ソニーはどのゲームのどんな音でも入力でき、いくつかの複雑なテクニックを使って、はるかに空間を感じられる形で音声を出力できる処理エンジン、Tempest Engineを開発しました。これによって、世界を移動しているように感じられ、より正確な高さの情報が得られるようになりました。例えば、何かが上から迫ってくるときには、上から来ていると感じられるのです」

このイノベーションは、ゲームの冒頭で早くも顕著に表れています。燃えさかる炎の大きさを感じ、路上でパニックになった人が叫んでいる場所もピンポイントで分かり、ジョエルが家から逃げようとする中、感染者が何かを爪でひっかいている音が周囲から聞こえるのです。しかしノーティードッグは、3Dオーディオをそれほど緊迫感の高くない、弛緩した瞬間でも生かしています。世界を探索している間の会話でも、エリーの声は実際彼女がいる方向から聞こえ、その後ろではかすかな木の葉のこすれる音が聞こえてきます。

よりリアルで忠実なアニメーション

『The Last of Us Part I』の新たに作り直されたアニメーションはパズルの最後のピースであり、ストーリーの伝え方を強化するために、目立たないながらも大きな効果を与えています。

Escayg氏は、ジョエルが「トミー」のところにエリーを預けようとして二人が口論する場面で、エリーの涙腺から涙がこみ上げる様子や、感情が高ぶるシーンで顔が赤らむ表現を例として挙げました。

「こうしたアニメーションの改善が、シーンの印象を強めています」とアートディレクターのErick Pangilinan氏は言います。「これは、表現の忠実度が上がっているからです。微妙な仕草が自然に感じられるようになっているのです」

また、アニメーションが改善されたのは、キャラクターだけではありません。新しいライティングやアニメーションの技術によって、世界全体の視覚的な忠実度や細部の表現も上がっています。

アートディレクターのSebastian Gromannは、「オリジナル版での目標のひとつは、非常に暗くてディストピア的、終末的な視覚的イメージを持たせるのではなく、自分たちのテリトリーを取り戻さんとする自然の美しさを強調するというものでした」と説明します。「PS3では木の枝葉の表現に大きな制限がありましたが、PS5の性能により、枝葉に非常に複雑なシェーダーや、複雑なモデルを使って忠実度や量を増やし、街を飲み込もうとする自然の様を表現できるようになりました」

「キャラクターにも環境にもより多くのポリゴンを使えるようになったのは、非常に大きな進歩です」とPangilinan氏は付け加えます。「目の前にあるものだけでなく、山や建物などの遠くにあるものの細部を表現できるようになったことで、背景に深みを生み出せるようになりました。これは、PS3のGPUではできなかったことです」

後になってから気づいたことやテクノロジーの進歩が、視覚面や触覚面で驚くほどのリアルさをもたらすことに繋がったとPangilinan氏は指摘します。それによって、より感情に訴えるストーリーと、より没入感の高いゲーム体験が実現したのです。ノーティードッグはこの作品に総力を傾け、満足のいく成果が出せたと実感しています。そして、ゲームディレクターのMatthew Gallant氏は、昔からのファン、PS5を手にしたばかりの方、これから始まるTVシリーズで本作を知る方、その他すべての方々にとって、このリメイクは、ジョエルとエリーの物語の始まりを体験する決定的な作品だと述べて話を締めくくりました。

『The Last of Us Part I』はPS5で9月2日(金)発売です。


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The Last of Us Part I (ラストオブアス パートワン)

・発売元:ソニー・インタラクティブエンタテインメント
・フォーマット:PlayStation 5
・ジャンル:サバイバルアクション
・発売日:2022年9月2日(金)予定
・価格:パッケージ版 希望小売価格 8,690円(税込)
    ダウンロード版 販売価格 8,690円(税込)
    ダウンロード版 販売価格 デジタルデラックスエディション 9,790円(税込)
・プレイ人数:1人
・CERO:Z(18才以上のみ対象)

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©2022 Sony Interactive Entertainment LLC. Created and developed by Naughty Dog LLC. The Last of Us is a registered trademark of Sony Interactive Entertainment LLC and related companies in the U.S. and other countries.

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