
※本記事は英語版PlayStation®.Blogの日本語翻訳記事です。
『SCHiM』は、開発者リーダーであるEwoud van der Werfと、この記事を執筆しているNils Slijkermanのふたりで開発を進めています。私は『SCHiM』で一部のレベルデザインとゲームデザインを担当しています。また、サウンドはMoonsailorの制作陣が手がけています。
本作の主役は「schim(スキム)」という影の生き物。スキムは、元の人間の影に戻ろうとしています。オランダをモチーフにしたスポットを巡りながら、他のスキムやキャラクターたちと出会い、助け合って、交流を図るゲームです。

こちらのトレーラーでは、ゲーム世界にインタラクトする(はたらきかける)方法を初公開しています! さまざまなシーンで、スキムがオブジェクトとインタラクトしている様子をご覧いただけるでしょう。プレイヤーは、オブジェクトの影にいるときに□ボタンを押すことで、そのオブジェクトとインタラクトしたり、機能などをアクティベート(有効化)したりすることができます。
『SCHiM』では、プレイヤーがさまざまなオブジェクトとその影を探索し、試行錯誤ができるような世界を作りたいと考えています。探索可能な影のなかには、ちょっとしたビジュアルや音声の要素を持つものもあれば、ゲーム世界の流れと一体化して、実際にプレイヤーや登場人物の状況を変化させるものもあります。
今回の新トレーラーでは、こうした例をいくつか紹介しました。2番目のシーンでは、プレイヤーのスキムがアヒルの影に入った状態で登場します。ところが、アヒルはネコがいることに気づき、先に進まなくなってしまうのです。スキムはゴミ収集車に飛び移り、□ボタンで影とインタラクトすることで、車のクラクションを鳴らします。驚いたネコは慌てて逃げ出し、アヒルが再びペタペタと歩けるようになり、プレイヤーの進むべき道が生まれます。
この例では解決策がひとつに定められていましたが、私たちは複数の道筋、インタラクション、ステージのクリア方法を設けることを目指しています。影とのインタラクトに関するふたつ目のシーンでは、車ディーラーの駐車場で飛び跳ねるスキムの姿が映し出されます。スキムは発電機に飛び込み、□ボタンで影とインタラクトし、エアダンサーを作動させます。風船状のエアダンサーが膨むことで、スキムが通れる新しい道が生まれるのです。
動画のラストシーンではもうひとつ、影とのインタラクトを見ることができます。プレイヤーのスキムは、発券機を繰り返し作動させています。何度かボタンを押すと、発券機が故障し、次々とチケットが出てくるようになりました。すると、車止めが上がったり下がったりして、車が駐車場に入れなくなります。小さな渋滞ができ、スキムは停まっている車の影を飛び跳ねながら進めるようになるのです。
本作はまだまだ鋭意開発中ですが、用意しているさまざまなインタラクションを皆さんにお見せするのが待ち遠しいです。
今後も新しい開発情報をお伝えしていく予定ですので、お楽しみに。
※販売するタイトルは国・地域によって異なる場合があります。
※本記事で紹介しているトレーラーは英語版となります。
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