9月1日(木)に発売が予定されている、PlayStation®5/PlayStation®4用ソフトウェア『ジョジョの奇妙な冒険 オールスターバトル R』(以下『ジョジョASBR』)。本作はPlayStation®3で2013年に登場した対戦格闘アクション『ジョジョの奇妙な冒険 オールスターバトル』(以下『ジョジョASB』)をベースに、ゲームスピードの調整やヒットストップの追加、一部技性能の調整など、ゲームデザインの変更が行なわれたタイトルだ。また、モード構成についても、ストーリーモード、キャンペーンモードは廃止され、新たに部を超えた共演が楽しめる「オールスターバトルモード」が追加されている。
本作の一部を無料で遊ぶことができる期間限定 早期体験版が本日6月16日(木)に配信された。
今回は、この早期体験版のプレイレビューと、本作を手掛けたバンダイナムコエンターテインメントの又野健太郎プロデューサーによるインタビューをお届けしよう。
本作の一部を無料で遊べる期間限定 早期体験版がPS5とPS4で配信スタート!
PlayStation®Storeで配信が開始された期間限定 早期体験版は、本日6月16日(木)16:00から6月22日(水)15:59までプレイできる。本作の一部を無料で体験できるので、発売に先駆けてぜひ遊んでみよう!
『ジョジョの奇妙な冒険 オールスターバトル R』期間限定 早期体験版
<プレイ可能期間>
2022年6月16日(木)16:00 ~ 6月22日(水)15:59まで
<フォーマット>
PlayStation 5 / PlayStation 4
<プレイ人数>
1~2人
<プレイ可能なキャラクター>
・ジョナサン・ジョースター
・空条承太郎
・空条徐倫
・DIO
<プレイ可能なモード>
・オンラインモード(プレイヤーマッチ)
・プラクティスモード
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【体験版プレイレビュー】
PS3版『ジョジョASB』から、さまざまな要素が進化ッ!
今回はPS5版の期間限定 早期体験版を先行プレイすることができた。プラクティスモードを少しプレイしただけですぐにわかったのは、ゲームスピードのあきらかな上昇。前後の移動はもちろん、奥や手前への軸移動、技を繰り出すモーションなどの速度が、『ジョジョASB』からアップしていると体感できた。
単純にゲームスピードが上がっただけではコンボを決めるのが難しくなっているのでは? と思ったものの、ヒットストップの追加によって技が当たっているかが判断しやすくなり、問題なくコンボを叩き込むことができる。PS5版とPS4版はフレームレートが60fpsへと上がっているのもうれしい。弱攻撃を連打するだけでコンボがつながる「イージービート」があるため、格闘ゲームが苦手な人も爽快感抜群の連続技を手軽に楽しめるはずだ。
「アシスト」などの新要素によって対戦がさらにヒートアップ!
そして一番気になっていた要素の確認へ。これまでに公開されていた公式の動画にはバトル中に操作キャラ以外のキャラが登場しているシーンがあったため、「これは何だ!?」と気になっていたファンも多いはず。謎に包まれていたチームバトル的な新要素「アシスト」についても、本体験版で触れることができたので紹介しよう。
『ジョジョASBR』ではキャラ選択時に操作キャラに加えてアシストキャラを選ぶことができるようになっており、バトル中にワンボタンでアシストキャラを呼び出すことができるようになっている。アシストキャラを呼び出すことができるシチュエーションは大きく分けて、通常の状態と攻撃している際、そして相手の攻撃をガード、もしくはくらっている際となっていた。
通常の状態と攻撃している際にアシストボタンを押すと、アシストキャラが登場して必殺技を繰り出して去っていく。必殺技はアシストキャラによってさまざまで、承太郎の場合はパンチを連打する「オラオラッ!」、徐倫の場合はスタンドの糸を設置する「糸の結界」となっていた。操作キャラがジャンプ以外の通常攻撃を繰り出している最中に呼び出すこともできるので、アシストキャラによってはコンボに組み込むこともできる。
相手の攻撃をガード、もしくはくらっている際にアシストボタンを押すと、アシストキャラが登場して相手を吹っ飛ばしてくれる。相手のコンボを無理やり中断させることができるので、頼れる防御手段となるはずだ。
ただし、アシストキャラは呼び出せる回数が決まっており、その回数は選択したアシストキャラによって変化。設定された回数を消費すると、次のラウンドまでアシストキャラを呼び出すことはできない。また、一度アシストキャラを呼び出すとクールタイムが発生し、再び呼び出せるようになるまで時間がかかる仕様となっている。防御手段としてアシストキャラを呼び出すとクールタイムが長くなるため、その最中にコンボをくらわないよう注意する必要もあるだろう。
攻撃時にアシストキャラを呼び出してコンボのダメージを伸ばしたい、しかし防御のためにも残しておきたい……。そんなジレンマに頭を抱えることになりそうだ。
「アシスト」以外の新要素として、低い軌道で敵を強襲できる「ダッシュジャンプ」の追加や、相手の攻撃をタイミングよくガードすると発動する「スタイリッシュムーブ」のほかに、方向キーの下+弱攻撃+軸移動という操作で当身体制となり、体制中に攻撃を受けることで回避を発動する「スタイリッシュガード」が繰り出せるようになっていたのも見逃せない。さらなる攻撃手段&防御手段の追加や、アシストをいつ使うか? いつ使わせるか? という新たな駆け引きが、対戦をさらに盛り上げてくれるはず!
もちろん、荒木飛呂彦先生が描くキャラが動き出したかのようなグラフィックを体験できるのも、本作の魅力の大きなひとつ。対戦格闘ゲームファンのみならず「ジョジョ」ファンも、ぜひこの体験版をプレイしてほしい。
【プロデューサー インタビュー】
開発秘話やゲームバランスの調整&新要素について開発者が語るッ!
体験版のプレイ後に、本作のプロデューサーである又野健太郎氏に企画の成り立ちや、ゲームバランスの調整、新要素についてなど、さまざまなお話をうかがうことができた。
──最初に素朴な疑問として、本作のタイトルに付けられた「R」の意味を教えてください。
あえて全部は語りませんが、ひとつではなくさまざまな意味を込めています。本作はシステムやスピード、バランスの調整、キャラの追加、モードの変更などを行なっているので、側面的な意味では”リマスター”というよりは”リメイク”かなと個人的には考えています。
さらに、新キャラたち新たな”ライバル”の登場や、PS5版とPS4版はフレームレートが60fpsになり、解像度も上がったことによる”ロイヤル”な体験が可能など、たくさんの意味を込めさせていただきました。
──本作の企画は、いつ、どのような経緯で立ち上がったのでしょうか?
原作では5部となる「黄金の風」がアニメ化されていたころに、企画の構想が始まりました。当時、日本はもちろん、海外でも「ジョジョ」に対する熱量が上がってきたと感じたのがきっかけです。また、PS4でも発売中だった『ジョジョの奇妙な冒険 アイズオブヘブン』(以下『ジョジョEoH』)は発売から数年経過していましたが、年々、販売数が伸びていました。ユーザーの熱量があがってきているというのは感覚としても、販売数の面でも感じることができました。海外では『ジョジョEoH』と比較するとPS3でしか発売されていない『ジョジョASB』はプレイされたお客様も少なく、『ジョジョASB』をベースにした新たな取り組みにチャレンジできないかと考えました。
──本作はその『ジョジョASB』のシステムをベースにゲームデザインが一新されたタイトルとなりますが、その際に苦労されたポイントや特に大きく変えたシステムなどがあれば教えてください。
『ジョジョASBR』は、ゲームのシステムはもちろん、全キャラの性能について見直しをかけています。そして本作発売時は「ジョジョの奇妙な冒険」から50キャラが参戦します。調整を50キャラに行なうという意味での物量の多さに加えて、バランスも取らなければならないということが、すごく苦労したポイントです。
そして新アクションの「ダッシュジャンプ」に加えて、「スタイリッシュムーブ」の構えが任意のタイミングで発動できるようになっていたり、「アシスト」という新システムを追加していたりしているのが、わかりやすい大きな変更点だと思います。
──実際に体験版に触れてみて、対戦格闘ゲームとしての側面がさらに充実した印象を受けました。これらの調整や新要素の追加には『ジョジョASB』をプレイしていたファンの意見が反映されたりしていますか?
ベースとなるPS3版ASBから年月も経過しているため、昨今の対戦格闘ゲームのトレンドに合わせて調整しているところもありますし、『ジョジョASB』でいただいた声を参考にさせていただいて改修したところもあります。対戦ツールとしての側面をブラッシュアップすることは、本プロジェクトの大きな目標でもありました。
──大きな新要素となる「アシスト」が実装された経緯を教えてください。
『ジョジョASBR』には、アニメ展開により広がった新たな「ジョジョ」ファン(『ジョジョASB』を遊んでいなかった方)にプレイしてほしいという思いと、『ジョジョASB』を遊んでいた方に対して進化した本作をプレイしてほしいという、ふたつの思いがあります。
「アシスト」という新システムは『ジョジョASB』をプレイ済みの方に対して、進化したゲームを楽しんでいただきたいという思いから実装を決断しました。バランスやモーションの調整、ヒットストップの追加など、ゲームデザインのさまざまな調整もありますが、この新システム「アシスト」によって『ジョジョASB』がより進化していることを感じていただきたいです。
──「アシスト」自体は対戦格闘ゲームとしては珍しいシステムではないですが、仲間と共闘するシチュエーションの多い「ジョジョ」には合っているとも感じました。
そうですよね。それも「アシスト」を追加したひとつの要因です。
──操作キャラとアシストキャラとで、掛け合いはあったりするのでしょうか。
特定の組み合わせでチームを結成すると、アシストを呼ぶ際のボイスが変化します。50キャラそれぞれにアシストキャラとして固有の性能があるので、ぜひ自分のプレイスタイルに合ったアシストキャラを見つけていただければと思います。
──現在は「ジョジョの奇妙な冒険」から50のプレイアブルキャラが参戦するということで、『ジョジョASB』から登場していた40キャラと、新キャラとしてスピードワゴン、マライア、ペット・ショップ、ディエゴの4キャラが公開されています。そしてDLCでキャラが配信されることも明かされていますが、このDLCキャラは50キャラに含まれるのでしょうか?
いいえ。本作発売時に操作できる「ジョジョの奇妙な冒険」からの50キャラに、DLCキャラは含まれません。
──ソロプレイ用の「オールスターバトルモード」の「エクストラバトル」では、世代を超えた決闘や夢の対戦カードなどを、オリジナルの掛け合いとともに楽しめるとのことですが、どのような対戦カードが用意されていますか?
わかりやすいところでは、1部のジョナサンと3部のDIOによる”時を超えた因縁の対決”です。少し変わったところでは、4部の広瀬康一と7部のジョニィによる”進化していくスタンド対決”でしょうか。「オールスターバトルモード」には、劇中で印象深い対戦カードが楽しめる「ノーマルバトル」と、「ジョジョ」ファンのみなさんが思い描いたIFの対決が楽しめる「エクストラバトル」を合わせて100以上も用意していますので、本作が発売されたらぜひプレイしてください。
──本作におけるオンライン対戦で同期を取るネットコードは、どのような方式となっていますか。
『ジョジョASBR』では、いわゆる”ディレイ方式”と呼ばれる形での対戦となっています。これは、『ジョジョASB』をベースにしているシステムの設計上、昨今のトレンドである”ロールバック方式”の採用が難しかったためです。ただし、『ジョジョASB』から通信の同期周りやプログラム周りをしっかりと見直し、快適に遊んでいただけるように開発スタッフ一同、努力しています。
──本作の発売を楽しみにしている「ジョジョ」ファンや対戦格闘ゲームファンに向けて、メッセージをお願いします
新たに触れる方にはこだわりのグラフィックを見ていただきたいですし、『ジョジョASB』から遊んでいる方には対戦ツールとしての進化を体験してほしいです。本作は『ジョジョASB』をプレイしていた方はもちろん、プレイしていなかった方にも楽しんでいただけるように開発しています。本作の情報を見て楽しそうだと思っていただけたら、ぜひ体験版をプレイしてください!
ジョジョの奇妙な冒険 オールスターバトル R
・発売元:バンダイナムコエンターテインメント
・フォーマット:PlayStation 5 / PlayStation 4
・ジャンル:対戦格闘アクション
・発売日:2022年9月1日(木)予定
・価格:パッケージ版 希望小売価格 通常版 7,678円(税込)
パッケージ版 希望小売価格 COLLECTOR’S EDITION 16,478円(税込)
ダウンロード版 販売価格 通常版 7,678円(税込)
ダウンロード版 販売価格 DIGITAL DELUXE EDITION 9,878円(税込)
・プレイ人数:1~2人
・CERO:B(12才以上対象)
※PS4パッケージ版をご購入された方は、追加費用なくPS5版(ダウンロード版)へのアップグレードが可能です。パッケージ版を購入された方は、PS5のディスクドライブがないデジタル・エディションにおいてはアップグレード不可となります。
※PS Storeで本作のPS4ダウンロード版を購入すると、PS5版を追加費用なくダウンロードできます。
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©荒木飛呂彦/集英社・ジョジョの奇妙な冒険製作委員会
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※画面は開発中のものです。
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