PlayStation®VRで今春発売予定の『Moss:Book II』。シリーズの魅力を開発者が紹介します

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PlayStation®VRで今春発売予定の『Moss:Book II』。シリーズの魅力を開発者が紹介します

※本記事は英語版PlayStation®.Blogの日本語翻訳記事です。

クイルとの冒険が『Moss: Book II』で再び始まります。新たなチャレンジ、新しいゲームメカニズム、広大な世界、迫力ある敵との戦い、そしてお馴染みの小さなネズミの友達との絆など、初代『Moss』の魅力がたくさん詰まった待望の続編の登場です。皆さんにとっての『Moss』のお気に入りの点はさまざまだと思いますが、『Moss』の魅力の根本は、リアルなゲーム体験の瞬間と真の没入感です。

この春に予定している『Moss: Book II』発売を控え、臨場感ある『Moss』の世界をどのように作り上げてきたのか、その開発の一端をご紹介できればと思います。

『Moss』シリーズのファンからは、世界感に圧倒されたという声を早くから耳にしていました。中でも細部まで美しく作り込まれているだけでなく、映画の『ミクロキッズ』のような、見慣れないスケール感に好奇心が高まったという感想をよく聞きました。見慣れた動植物も、低い位置から見ると奇抜に感じられるものです。

『Moss: Book II』では、再びそのスケール感を感じられるだけでなく、さらに広い部屋を探索できるようになります。部屋が広くなったことで、クイルの大きさを実感できるだけでなく、クイルと一緒に挑戦するミッションが、より広い単独の空間の中で実現できるようになったのです。この巨大化した部屋を移動するにあたって、おなじみのトランジションフェードによるシームレスなカメラカットを、ロードタイムなしで実現しました。部屋の中の新たな視点、今まで気づかなかった細部作り、秘密の発見、謎解きなどが違和感なく行えるようになりました。

『Moss』は、様々な探索や謎解き要素で満ち溢れていました。私たちは、皆さんがもっとチャレンジングなものを求めていることを知っていたので、『Moss: Book II』では、さらにその上を目指しました。実際、プレイヤーの皆さんから、「ゲーム内のエリアをもう一度訪れて、さらに探索したい」、「見逃したコレクションを探せるようにしてほしい」という声がありましたので…そうすることにしました。

『Moss: Book II』では、すべての部屋がつながっていることが一目でわかるようになっています。これにより、ゲーム内の空間を把握しやすくなっただけでなく、もう一度同じ場所に訪れたときのサプライズシナリオで緊張感を与え、飽きさせない工夫も入れています。また、部屋に入りなおすと、カメラカットによって新たな角度から部屋を体験し、視覚的な違いでストーリー進行に関連する目標を見つけることや、発見した新しい道具を使って、以前分からなかった謎を解き明かしたりすることもできるでしょう。ゲーム内を再び探索する気になったときに、自身が進めた冒険によって世界が進化していることが分かるかと思います。

クイルの個性や表情豊かな動き、仲間との触れ合いなど、クイルが主役のゲームだからこそ、プレイヤーとクイルとの絆を深める瞬間をより多く用意できるようにしました。多くのムービーシーン、インタラクション要素、クイルのリアクションなど、キャラクターベースのストーリーテリングが世界を彩り、クイルとの関係をさらに強固なものとしていきます。

こういった要素がゲームと一体化しているため、トランジションで没入感が損なわれるのは避けたいと考えました。途切れ途切れのアニメーションやトランジションほど、ゲームをプレイしていることを意識させるものはないでしょう。そこで、チームはコマンドスクリプトを使ってアニメーションを構築し、シーンに組み込みました。既存のゲームプレイのロジックとアニメーションを連鎖させることで、ムービーやエピソードシーン、プレイヤーが操作するシーケンス間のシームレスなトランジションを実現し、よりリアルな自律性をクイルに与えています。えっ、クイルは実在するってこと?それは、皆さんのご想像におまかせします。

とにかく、プレイヤーの皆さんが実在することには間違いありません! そして、皆さんには『Moss』の中に実在するかのような感覚を味わってもらいたいのです。そのために、ゲーム内世界とクイルが私たちの存在に反応することで、本当に『Moss』の中にいるのだと信じられるようにしようと思いました。敵に憑依するとコントローラーが振動し、ブロックに近づくと光り、クイルはこちらを見て、私達のジェスチャーやタッチに反応します。さらに、本当の意味での没入感を得られるようにするために、細部に着目し、Boopablesというシステムを設計しました。これは仮想の身体に物理的な存在感を与え、さらに周囲の仮想世界に影響を与えてくれます。手をかざすと草やシダが動き、キャンドルの炎が揺らぎ、水に触れると波紋が広がるなど、実生活と同じような感覚を味わうことができるのです。

『Moss: Book II』では、クイルが体感する敵の存在を、プレイヤーの皆さんも同じように感じられるようにしたいと思いました。植物や葉っぱが動き、敵の攻撃によって切られてしまうこともあります。また、敵から発射された弾は、爆発時に周囲の植物を揺らし、ドップラー効果を発生させながら主人公のそばを通過していきます。全部はご紹介できませんが、この続編には新しいオブジェクトやレスポンスがたくさんあります。インタラクティブな発見によって驚きと喜びを与え、世界全体の実感性を高めてくれると信じています。

今回の『Moss: Book II』のささやかな予告で、「Moss」の世界の魅力である「つながり」と「臨場感」をお届けするための、丁寧な仕事ぶりをご理解いただければと思います。日を追うごとに、クイルと再会し、これらの新機能を体験できる日が近づいてきています。皆さんのご感想を楽しみにしています。

※販売するタイトルは国・地域によって異なる場合があります。

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