PlayStation®5/PlayStation®4用ソフトウェア『ロードス島戦記 -ディードリット・イン・ワンダーラビリンス-』は、ファンタジー小説の金字塔「ロードス島戦記」を題材にした2D探索型アクション(メトロイドヴァニア)。原作者の水野良氏による監修のもと、原作小説のヒロインであるディードリットを主人公にしたタイトルだ。
「ロードス島戦記 誓約の宝冠」に至る、ディードリットの空白の物語を描く2D探索型アクション!
本作で描かれるのは、2019年に発行された最新作「ロードス島戦記 誓約の宝冠」に至る、空白の期間におけるディードリットの物語。プレイヤーはディードリットを操作し、剣や弓、魔法、精霊、そして多彩なアクションを駆使しながら、さまざまなエリアを探索していくことになる。
『ロードス島戦記 -ディードリット・イン・ワンダーラビリンス-』PV
【STORY】
突然見知らぬ場所で目を覚ましたディードリット。ここはどこなのか? なぜここに居るのか? 問いかけても誰も答えてはくれず、ただ静寂があるのみ。ディードは答えを求め、おもむろに歩き出す……。
CHECK POINT①
多彩な武器や魔法を使いこなすバトルやアクションが熱い!
本作の攻撃方法やアクションは実に多彩。近くの敵には近接武器で、遠くの敵には飛び道具の弓や魔法などで攻撃可能だ。広大なマップを探索していると道中で新たな武器や魔法などを入手でき、それらを装備することで、より強力な攻撃を繰り出せるようになる。
入手できる近接攻撃用の武器は、剣、棍棒、ナイフ、斧など多岐にわたり、攻撃力、攻撃速度、リーチがそれぞれ設定されている。そして方向キーの組み合わせにより、左右はもちろん、上下や斜め方向へ攻撃することも可能だ。なめらかな動作で軽快に攻撃を繰り出すディードリットの姿はとても華麗で、思わず見とれてしまう。
武器の中には前方と後方を同時に攻撃できる大剣や、リーチの長い投擲武器のブーメランといったものまで用意されているため、状況に合わせて使い分けると効果的だった。主人公がディードリットということもありレイピア一本でがんばりたいユーザーもいると思うが、慣れるまではさまざまな武器を使ってみたほうがよさそうだ。
弓は遠距離攻撃だけでなく、仕掛けを突破する際にも活躍!
遠距離にいる敵を攻撃できる弓は、ディードリットの頼れる攻撃手段だ。方向キーの上下で狙いを定めることもでき、遠く離れた高台にいる敵なども狙い撃てる。さらに矢は金属の壁で跳ね返る性質があるため、跳弾を利用してビリヤードのように攻撃することも可能。道中で入手できる弓も多彩で、攻撃力や連射速度が異なるのはもちろん、3本の矢を同時に放つことができる弓なんかもあって驚いた。
プレイを始めて最初のうちは近接攻撃ばかりであまり弓を使っていなかったのだが、リーチの長い敵に遭遇した際に弓が大活躍! 敵から攻撃を受けてHPが心もとないときもあまり敵に近づきたくないため、離れた場所から攻撃できる弓はとても頼りになる。矢を放つにはMPが必要なものの、その消費量は少なめなうえに思ったよりもMPは回復しやすく、温存しすぎてダメージを受けるくらいなら適度に使ったほうがいい印象だ。もちろん不用意に連射してしまったことにより、肝心なときにMPが尽きて弓だけでなく魔法も使えずに頭を抱えた場面もあったのだが……。
また、広大かつ多彩なマップには各所に仕掛けがあるのだが、それらを突破する際に弓を使う場面も。入り組んだ地形の先にある紐を矢の跳弾で切って扉を開けたり、矢を歯車に当てて回転させて鎖を動かしたりなど、少し頭をひねるパズル要素や正確なエイムが求められるといった戦闘以外のシチュエーションもあり、探索のいいアクセントとなっている
強力な魔法で敵を一掃する快感も!
近接攻撃や弓だけでなく、魔法攻撃力も得意なディードリット。近づく敵に自動で襲いかかる石つぶてや、敵を追尾する光の精霊、広範囲を攻撃できる強力な竜巻など、さまざまな魔法を習得可能だ。弓よりも多くのMPを消費するため使いどころは難しいものの、弓では攻撃できない場所にいる敵を蹴散らしたり、複数の敵を一度に倒したりすることもできて気持ちいい!
CHECK POINT②
2種類の精霊の力でダメージを無効化、苛烈な攻撃を切り抜ける快感!
本作の大きな特徴のひとつが、2種類の精霊の力を使った防御手段だ。ゲームを少し進めるとディードリットは風の精霊シルフと火の精霊サラマンダーを使役でき、ボタンひとつで切り替えることができる。シルフを使役している間はジャンプボタンの長押しで空を飛ぶことができ、サラマンダーを使役している間はスライディングが無敵技へ変化するといった効果もあるのだが、なんと使役している精霊と同属性の攻撃を吸収する力もあるのだ。
風の精霊シルフを使役している間は風の柱に、そして火の精霊サラマンダーを使役している間は火の柱に触れても、ダメージを受けない。たとえ燃えさかる溶岩に落下したとしても、サラマンダーを使役していればまったくの無傷となる。それどころかMPを回復できてしまうのだからビックリ!
敵の中には属性攻撃を使ってくるものもいるが、これも同様。状況に合わせて使役する精霊を切り替え、苛烈な攻撃を無事に切り抜けた際の快感は格別だ。しゃがんだりジャンプしたりしても回避できないような攻撃を受けて「こんなのどうやって避ければいいの!?」と困惑したこともあったのだが、タイミングよく精霊を切り替えるだけで解決だと気づいて目から鱗が落ちたような気分になったものだ。
ただし、風と火以外の攻撃を仕掛けてくる敵もいるので過信は禁物。精霊を切り替えて防御するか? それともジャンプやスライディングなどで避けるか? というとっさの判断が、冒険を生き残るポイントとなる。
CHECK POINT③
原作小説でおなじみのキャラたちがボスとして登場、ディードリットの戦いを盛り上げる!
本作には、ダークエルフの女性ピロテースや灰色の魔女カーラ、水竜エイブラ、魔竜シューティングスターなど、原作小説でおなじみのキャラクターたちがボスとして登場!
緻密に描き込まれたドット絵や巨大な姿は迫力満点で、その攻撃は多彩かつ苛烈。これまでに紹介した近接攻撃や弓による遠距離攻撃、魔法など、すべてのテクニックを総動員して挑む白熱の戦いが楽しめる。簡単には勝たせてくれないものの、それゆえに撃破できたときの達成感はかなりのものだ。
もちろんボスが相手でも、敵の攻撃が風や火の属性なら精霊の切り替えによる防御が有効。とはいえ、あまりに激しい攻撃を前にパニックを起こし、現在使役している精霊がシルフなのかサラマンダーなのか、わからなくなってしまうことも。
力およばずやられてしまった場合でも、その戦いで得たプレイヤー自身の経験は無駄にならない。攻撃手段や属性を少しずつ覚えて「次こそは!」と思わせてくれるバランスは秀逸だ。アクションゲームが苦手な人に向けて、回復アイテムのポーションをがぶ飲みしたり、ザコを倒してレベルを上げたりなどの攻略法も用意されている。ボスの近くにはHPとMPを回復できるセーブポイントが設置されていることが多いため、すぐに再戦できるのもうれしい。
そして、本作には敵だけでなく、原作小説の本編で主人公を務めたパーンやその仲間たちが随所に登場する。物語はどんな展開を迎えることになるのか、ぜひあなた自身の手で見届けてほしい。
『ロードス島戦記 -ディードリット・イン・ワンダーラビリンス-』プレイ動画
ロードス島戦記 -ディードリット・イン・ワンダーラビリンス-
・発売元:WSS playground、PLAYISM
・フォーマット:PlayStation 5 / PlayStation 4
・ジャンル:2D探索型アクションゲーム
・発売日:好評発売中
・価格:パッケージ版 希望小売価格 3,980円(税込)
ダウンロード版 販売価格 2,480円(税込)
・プレイ人数:1人
・CERO:B(12才以上対象)
PS Blogの『ロードス島戦記 -ディードリット・イン・ワンダーラビリンス-』記事はこちら
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©水野良・グループSNE/KADOKAWA/Team Ladybug・WSS playground
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