『師父―Sifu―』で体験するカンフーアクション──その戦闘システムとデザインに迫ります!

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『師父―Sifu―』で体験するカンフーアクション──その戦闘システムとデザインに迫ります!

※本記事は英語版PlayStation®.Blogの日本語翻訳記事です。

PlayStation®コミュニティの皆さん、こんにちは! 本日は『師父―Sifu―』の戦闘システムとそのデザインについてお話ししたいと思います。

『師父―Sifu―』で体験するカンフーアクション──その戦闘システムとデザインに迫ります!

※本記事で紹介しているトレーラーは英語版となります。

『Absolver』で得た、武術をテーマとしたゲーム開発の経験。これを活かしつつ、『師父―Sifu―』ではシングルプレイヤーゲームに焦点を当て、カンフーや武術映画から大きくインスピレーションを受けた独特なプレイヤー体験を提供したいと考えました。ナイトクラブで大勢の悪党と戦い、テーブルを飛び越え、ボトルを投げつけるなど、プレイヤーにはカンフー映画の主人公になったような感覚を味わってもらいたいと思っています。

デザイン面では、リアルな戦闘技術や忠実なアニメーションなどの”信ぴょう性”と、キビキビとしたアクションや没入感のあるカメラのフレーミングからなる“美学”とのバランスを取ることが重要でした。『師父―Sifu―』では、古典的なカンフー映画の美学と、『ザ・レイド』『オールド・ボーイ』『ジョン・ウィック』などの現代映画に見られる生々しい近接戦闘をミックスしたいと考えました。

戦闘システムは、これらの異なるインスピレーションから生まれています。私たちは、カンフーにおける鍛錬と自己研鑽の価値観に沿ったチャレンジを提供したいと考えました。そして、プレイヤーには、カンフーを学び、上達し、徐々に“パワーファンタジー”(無敵感)を獲得していくような、成長体験をしてもらいたいのです。

私たちはストラクチャーシステム(と呼んでいるもの)を開発しました。これは、衝撃や対戦相手の体勢、攻撃や防御の技を崩すといった、本物の戦闘の概念を再現するためのものです。また、これはゲージ状に表示されており、プレイヤーと相手が両方持っています。相手の体勢を崩すことができれば、強力なテイクダウンで相手を仕留めることができ、白眉拳の壊滅的なテクニックを披露するチャンスとなります。しかし、自分のストラクチャーゲージが貯まってしまうと、短い間、戦闘や防御ができなくなり、敵の攻撃を受けやすくなってしまいます。

また、攻撃をブロックしているとバランスゲージがすぐに溜まってしまいます。そこで、プレイヤーにはもう少し柔軟なディフェンスの選択肢を用意しました。回避は利用すると、重要なタイミングで間を空けることができる選択肢です――それによって命拾いすることもあります。しかし、より重要なのはパリィ。タイミングよく攻撃を受け流すことで、相手のバランスを崩し、反撃や投げの機会を得ることができます。また、下にかがんだり上に飛び上がったりして打撃を避けることも可能です。これらは受け流せない強い攻撃や、素早くバランスを回復して相手に反撃したいときに、有効なテクニックとなります。

プレイヤーは初めから、どんな相手にも対応できる攻撃的な技を習得しています。しかし、それらの技が持つさまざまな特性を理解するには、少し時間がかかるでしょう。プレイヤーは強攻撃と素早い攻撃を組み合わせて、コンボを単体の敵に当てることも、複数の敵に次々と当てることも可能です。また、ゲームを進め新しいスキルをアンロックすると、好みのプレイスタイルや、困難な状況への自分らしいアプローチを実現するための選択肢が用意されます。相手をノックアウトしたり、集団へと押し返したり、スタンさせたり、もしくは威嚇する相手の武器を無効化することも可能です。これらは、何人もの敵と同時に戦闘する場面で特に役立つでしょう。

一対多の戦いこそ『師父―Sifu―』のゲームプレイの中核です。私たちは、プレイヤーに”囲まれている”、”困難な状況にいる”、と感じてもらいながらも、襲いかかる脅威の数に圧倒されないバランスを見つけることを目標にしました。カメラにはダイナミックロックシステムを採用し、複数のターゲットを迅速に切り替えられるようにしています。また、PlayStation®4では60FPSの安定したフレームレートを実現するために最適化を図り、もちろんPlayStation®4 ProやPlayStation®5でも60FPSを確保し、スムーズで反応の良いゲームを提供しています。私たちは、まるで前後に動くように感じられる戦闘、つまりプレイヤーが敵の行動に反応せざるを得ないような戦闘、さまざまな行動妨害の技を駆使したり、良い位置取りを行って有利に立ち回る必要のある戦闘を作り上げたかったのです。

プレイヤーは、白眉拳を駆使するだけでなく、環境を巧みに利用して不利な状況を打開しなければなりません。敵の足元に投げられる家具、投てき可能なアイテム、その場しのぎの武器、飛び越えられるテーブルなど、すべての戦闘状況に応用できる要素を導入しています。これによりプレイヤーにはバラエティーに富んだ選択肢が与えられ、さまざまな角度から状況にアプローチできるようになりました。

最後に、フォーカスシステムを紹介します――これは正確で強力な技を繰り出すことを可能にするシステムです。フォーカスとは戦闘中に貯まっていく資源のことで、チャージ量はプレイを続けるうちにアンロックされます。フォーカスチャージを使用すると、時間の流れが遅くなり、相手の弱点を選んで破壊的な技を繰り出すことができます。これによって敵を無力化したり、重傷を負わせたりすることができるのです。プレイヤーは、新たなスキルをアンロックすることで、さまざまなフォーカス攻撃を扱えるようになり、特定の困難な状況に合わせて対応できるようになるでしょう。

今回の記事を通して、『師父―Sifu―』でカンフーを学び、復讐の旅のなかであなたを待っている体験について理解していただけたかと思います。しかし、良い鍛錬に勝るものはありません。

『師父―Sifu―』は、PlayStation®4およびPlayStation®5で2022年2月22日(火)に発売されます。「Sifu」の死と老化のシステムにつきましては、本日配信予定の『師父―Sifu―』ふたつ目の記事をチェックしてください。

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師父―Sifu―

・発売元:Sloclap
・フォーマット:PlayStation 5 / PlayStation 4
・発売日:2022年2月22日(火)予定
・価格:スタンダードエディション 4,180円(税込)
    デラックスエディション 5,170(税込)
・CERO:審査予定


PS Blogの『Sifu』記事はこちら


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