PlayStation®コミュニティーの皆さん、こんにちは! 本日よりPlayStation®Storeにて『Sifu』の予約購入受付がスタートしました!
今年2月と8月の映像イベント「State of Play」では、独占映像を収めたゲームプレイトレーラーを公開しましたが、今回は少し趣向を変えて『Sifu』のデザインと制作の舞台裏を特別にお見せしたいと思います。
『Absolver』の開発を通して、武術をテーマにした3Dアクションゲームの経験を積んだ私たちは、『Sifu』でその先を目指します。本物かつ独創的で記録的な体験をプレイヤーに提供するべく、私たちはひとつの武術に焦点を当てることにしました。エキゾチックでミステリアスな雰囲気に満ちた旅でありながら、同時に文化的にも正確な本物の旅へとプレイヤーを招待したかったのです。
クリエイティブディレクターのJordanは数年間カンフーを学んでおり、Jordanの師父(Sifu)であるBenjamin Colussi氏に、このプロジェクトへの参加を依頼するのは自然な流れでした。
Benjamin氏はPak Mei Schoolの後継者であり、中国の仏山市で数年間過ごした後、フランスにてカンフーを教えています。Benjamin氏は何年も空手を学び、さまざまなカンフーを経験しましたが、最終的に仏山市のPak Mei Kung Fuと巡り合い、そのスタイルが持つ獰猛さと知性、技術に心を奪われました。そして、師父Lao Wei San氏の弟子として何年もの間Pak Mei Kung Fuを学んだ後、師父として認められてからフランスへと戻り、自身のWuguan(武術教室)を開きました。
私たちのチームとBenjamin氏の共同開発は1年近くにわたって続きました。Benjamin氏のPak Mei Kung Fuへのユニークなアプローチは、主人公の動作に直接的な影響を与えています。“本物”であることを重要視し、Benjamin氏とJordanは創造性と専門性というふたつのコンセプトを最大限実現するために協力しました。ふたつのコンセプトが融合することで、『Sifu』のなかに見受けられるアクション満載のハイテンポで特徴ある戦いが実現しています。ゲームプレイとしても楽しい特徴と、美しさや“本物感”が共存する動きを作るために、160種類にも及ぶ主人公の動作すべてが開発チームとBenjamin氏の共同作業によって生まれています。
またBenjamin氏は私たちのアニメーションチームとも協力して、3日間のモーションキャプチャーセッションにて、カットシーンとテイクダウンのすべての動きをひとつずつ自ら演じました。
“本物”であることと文化的な正しさは、私たちにとって非常に重要でした。そのため『Sifu』の環境やキャラクターのアートデザイン、文化的要素についてもBenjamin氏と共に作り上げました。Benjamin氏とは、中国の伝統的な建築物やレイアウトを始め、内部と外部の設計(ドアの位置や装飾品、家具など)、武術教室(Wuguan)のレイアウト、家具の種類と配置、カンフーと文化に関係するキャラクターの服装とスタイルなど、さまざまな要素を幅広く検討しました。
このようにBenjamin氏が仏山市でカンフーを鍛錬した経験は、本作にとってもかけがえのないものであり、私たちが没入感のある“本物”の世界を作るためには、なくてはならないものでした。
今回紹介した『Sifu』のデザインと制作の舞台裏を皆さんに楽しんでいただけていれば幸いです。近日中にPlayStation®コミュニティーへ『Sifu』のゲームプレイとシステムに関する情報をお届けする予定です。ぜひお楽しみに!
Sifu
・発売元:Sloclap
・フォーマット:PlayStation®5 / PlayStation®4
・発売日:2022年2月22日(火)予定
・CERO:審査予定
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