PlayStation®5/PlayStation®4用ソフトウェア『ニャンザの冒険』は、猫の傭兵であるニャンザとなって、かわいい動物たちが暮らす世界でファンタジックな冒険を繰り広げる、剣と魔法のアクションRPGだ。
厄災の再来が噂される動物たちの国で繰り広げられる大冒険!
物語の舞台は、モンスターが凶暴化した「厄災」の伝説が残るカイノデラ国。かつての英雄たちにより厄災の危機は退けられ、長い平和が続いたカイノデラだが、近ごろモンスターが人々を襲う事件が起き、厄災の再来がささやかれている。主人公のニャンザは、モンスターが暴れ出した原因を調査するため「ニクキュー村」に派遣された傭兵。彼は相棒のマカロンとともに村を訪れ、さまざまな人々と出会いながら、カイノデラに迫りつつある厄災の真相に迫っていく。
ストーリーこそシリアスだが、パステル調のグラフィックからもわかるとおり、ゲーム全体の雰囲気はどこかほのぼのしたもの。さまざまな動物たちが住む村を拠点に、バラエティあふれるフィールドで構成された剣と魔法のファンタジー世界での冒険が楽しめる。ひとりで楽しめるのに加えて、ローカルでの2人協力プレイにも対応しており、友達や家族と一緒にプレイできるのもポイントだ。
CHECK POINT①
多彩なフィールドを巡って素材を手に入れ、ニャンザをパワーアップ!
かわいい動物たちが生活するカイノデラ国には、平原、森、砂漠、沼地、ダンジョンなど、多彩な地域が存在する。パステル調の色合いで描かれた世界はとても鮮やかで、まるで絵本やおとぎ話の世界を冒険しているような気分になれる。このバラエティ豊かなフィールドは、本作の大きな魅力のひとつだ。
本作のマップは細かいエリアがつながった構成になっており、プレイヤーは各エリアを自由に行き来しつつ住民から依頼されるクエストをこなし、ニャンザを強化しながら行ける場所を広げていくことになる。カイノデラ国内には離れたエリアに一瞬で移動できるテレポートポイントが複数配置されていて、一度訪れておけば無料でいつでもテレポートできる。こちらも活用すれば、効率よく探索を進めていけるだろう。
ワールドマップはあるが、各エリア内の詳細マップがないのがちょっと珍しい。初めて入るエリアではどんなモンスターが待ち受けているかわからず、緊張してしまうかもしれない。とはいえ、マップの構造はどこも基本的にシンプルで、数回探索を行なえば無理なく覚えられるレベル。ヒントなしで、自分の手で世界を探索する楽しみがあるともいえる。
また本作ではレベルアップの要素がなく、体力や攻撃力などニャンザの能力は、剣や鎧といった装備を換えることで強化されていく。装備は各地にある鍛冶屋などで入手できるが、そのためには所持金以外に、採集や採掘、モンスターを倒すなどの方法で入手する素材が必要だ。強力な装備を作るためには、積極的にモンスターとの戦いに挑むまなければならない。
CHECK POINT②
冒険の拠点となるニクキュー村には自分だけの農園も完備!
個性的な動物の住民たちが暮らし、ニャンザの拠点となるのがニクキュー村だ。ここには、雑貨屋、鍛冶屋、農産物ショップ、食堂といったさまざまな施設があるが、中でも注目したいのがニャンザの祖父の農園だ。農園はかなり広く、クワやジョウロを装備することで、小麦やイモ、キャベツなどのさまざまな作物を栽培できる。
作物を育てる方法は、クワで土を耕して畑にし、種をまき、実るまでジョウロで水を与えるという3ステップ。本作には日時の概念があり、作物は決まった日数の間、きちんと水やりをすることで成長していく。収穫物は農園内の売り物箱に入れておくことで所持金が得られ、さらに村の食堂で料理アイテムにもしてもらえる。
基本的にモンスターが直接お金を落とさない本作では、所持金不足に悩まされることもしばしば。だが、そんなときも安定して作物を育てていれば、かなりの金額を稼ぎ出せる。それに、毎日の水やりなど、ちまちまとした農園の作業は、やっていると意外にクセになってしまう。新しい装備を買う金策のはずが、ふと気がつくとつい不必要に畑を広げ、高い種を買うのに所持金を使いこんでしまっていることも。
作物を使って作った料理は、食べるとクリティカルヒットの確率が上がるなど、冒険が楽になるいろいろな効果が得られる。最初から作れる料理だとそう大きな効果はないが、クエストをこなすことで徐々に効果が高い料理が作れるようになる。行ける場所が広がると、強力な攻撃を繰り出してくるモンスターも増えていくが、そうした敵を相手にするときに料理はとても頼りになってくれるはずだ。
CHECK POINT③
剣と弓、スキル、魔法を駆使した軽快なアクションバトル!
ニャンザが使える攻撃方法は、剣による近距離攻撃、弓による遠距離攻撃、武器スキル、火・水・風・土の4種類の属性がある魔法と、大まかにわけて4種類。さらに緊急回避と、特定の敵だけを狙えるロックオンを組み合わせてモンスターに立ち向かっていく。操作感はとても軽快、かつ直感的で、始めたばかりの人も爽快なバトルが楽しめる。
スキルや魔法は、使いたいものをあらかじめ4つまで決めて装備しておき、対応するボタンを押すことですぐに出せる仕組み。ただし、体力ゲージの下に表示されているマナゲージが消費され、一度使うとしばらくは使用できないという制限があり、スキも大きい。そのぶん威力は強力で、魔法には敵を燃やして継続してダメージを与えたり、凍らせて動きを止めたりといった追加の効果があるものも多い。
対するモンスターも、近距離と遠距離の攻撃を使い分けてきたり、攻撃範囲がとても広かったりと、やっかいな攻撃を繰り出してくるものが多数配置されている。複数で一斉にこちらを囲んできたりもするため、油断しているとボコボコにやられてしまうことも……。また、中ボスのような敵がいるエリアも数多くあり、出会いがしらに遭遇してしまったりすると、かなりやっかいだ。
戦闘時には、緊急回避をいかに使いこなすかがポイント。完全に囲まれても、敵の攻撃マークが出たらとにかく回避して反撃、というアクションを繰り返していればなんとか切り抜けられるし、強力なボスとの戦闘で自分の武器が頼りない場合も、長期戦で粘り強く攻撃を当てていけば勝つことは決して不可能ではない。たとえやられても、手に入れたアイテムがなくなったり、所持金が減ったりするデメリットはないので、諦めずに挑戦してみよう。
かわいい動物たちが主役の優しい雰囲気の世界観に、カッコいいアクションを軽快に繰り出せるバトル、作物の育成や装備の強化などハマってしまうスローライフ系クラフト要素と、さまざまな魅力を詰め込んだ冒険が楽しめる本作。難易度がそれほど高くないので、小さなお子さんにもオススメしたい1本だ。
『ニャンザの冒険』プレイ動画
ニャンザの冒険
・発売元:アークシステムワークス
・フォーマット:PlayStation 5 / PlayStation 4
・ジャンル:3DアクションRPG
・発売日:好評配信中
・価格:ダウンロード版 販売価格 通常版 1,980円(税込)
ダウンロード版 販売価格 デラックス版 2,479円(税込)
・プレイ人数:1~2人(オフライン協力プレイ)
・CERO:A(全年齢対象)
※ダウンロード専用タイトル
© PQube Ltd. Developed by Twin Hearts. Published in Japan and Asia by Arc System Works.
コメントの受付は終了しました。