ファーミングADV『サマー イン マーラ』プレイレビュー! 憧れの農業生活がゆるーーく楽しめる!

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ファーミングADV『サマー イン マーラ』プレイレビュー! 憧れの農業生活がゆるーーく楽しめる!

PlayStation®4ダウンロード専用タイトルとして配信中の『サマー イン マーラ』は、スペインの開発会社Chibigが製作したファーミングアドベンチャーゲームだ。

島を育み、海を渡り、人を巡る、少女の夏の大冒険!

物語の舞台は南国の群島「マーラ」。プレイヤーは主人公の少女コアとなり、島々の冒険を通してマーラに秘められた謎に迫っていく。子供の頃の「夏休みという非日常に潜む冒険」をワクワクしながら体感できる。

『サマー イン マーラ』発売日決定トレーラーはこちら

【物語】

惑星「クー」にある南国の群島「マーラ」。少女「コア」と里親の「ハク」はマーラにある島でふたりっきりで暮らしていました。島では自由な暮らしのコアですが、島の外へ行くことをハクは許してくれません。コアはいつも島の外の世界を見たいと思っています。

コアが11歳になったある日、家族と離れ離れになってしまった不思議な生物「ナポポ」が島に流れ着きます。ナポポの家族は誰かに傷つけられたようです。コアはナポポと一緒に悪い人たちを見つけるため、大海原へと冒険に出かけるのでした。

CHECK POINT ①
自分だけの島でスローライフ! 農業・飼育・工作を気ままに楽しもう!

本作のジャンルはファーミングアドベンチャー。はじまりの場所「コアの島」は自分だけの島となっており、畑で作物を育てたり、木々の果実や種を採取したりする農業を行なえる。コアには体力と満腹度という活動に必要なステータスがあるが、家で眠れば体力は回復し、野菜や果実を食べれば体力と満腹度の両方が回復するため、島では経済に頼らない自給自足の生活が可能だ。

また、さまざまなレシピを覚えるたびに、家の作業台では開拓に必要な道具の製造とアップグレードや収穫物の加工、キッチンでは食材を使った料理が可能に。鶏や豚、羊を飼育して動物たちからの恵みを手に入れることもできるようになる。さらに、岩場で鉱石を採掘したり、池や海岸で釣りをしたりと、ファーミングアドベンチャーでおなじみの要素はほぼ備わっているといっていいだろう。

まったり暮らすも徹底管理も自由! 自然と触れ合いながらもリアルすぎない農業体験

こうしたファーミングアドベンチャーを遊んでいて陥りがちなのが、できることが増えるに連れて作業に追われ、やる気を失ってしまうこと。起床したら畑に飛び出して水やりと収穫、動物たちの世話もして卵やミルクを集め、ササッと調理・加工して町へ販売に行き、時計を見ながら住民たちとのイベントも消化して、気がつけば夜になり今日も魚釣りまで手が回らなかった……。こんな生活、全然スローライフじゃない! といった経験のあるゲーマーもいるのでは?

一方で本作の農業生活は、良い意味でリアルすぎない。畑に種を植え、規定の日数が経過すれば収穫を迎える。水をあげて日数を短縮させたり、肥料を撒いて品質を上げたりすることもできるが、基本的には放置していても枯れずに育つ。家で寝ればすぐに一日が経過するから、種を植えたあとは収穫まで「寝る」を連打するのもあり。「イベント終了まで残り○○時間!」などの期限設定もなく安心だ。

動物たちの飼育も同様。エサを与えることで成長して卵やミルクを手に入れられるようになるが、エサがなくても飢えたり病気にかかったりすることはない。自然豊かな島で放牧しているおかげか、案外たくましく生きている。

もちろん、ファーミングアドベンチャーゲームのプレイヤーには「毎日コツコツ、計画的に効率よく過ごすことが好きなんだ!」という方も多いだろうし、本作で効率や利益を追い求めるプレイスタイルができないわけではない。畑で収穫した食材を調理すれば、より価値の高い料理になる。育てたコットンで糸を紡ぎ、布やロープに加工して、寝袋やテントを作ることもできる。同じアイテムでも、より高値で売れる住民を商売相手に選ぶのもいい。手間暇をかければかけただけ、充実した生活を送ることができるのも事実だ。

どちらのスタイルで進めるのもプレイヤーしだい。お気に入りのオブジェクトを作って島中に並べたり、目立つ場所に美しい桜を植えてみたり。あるいは機能性のないオブジェクトはいっさい置かず、作業効率を重視して家に近くに生産機能を整然と並べるなど、島のデザインは自由自在だ。まったりとした超スローライフも、忙しくも充実した毎日を送るのも、好きなように遊べることが最高に楽しい。

CHECK POINT ②
ボートに乗って大海原へ! 多様な環境を持つマーラの島々が待っている

ボートを動かせるようになってからは、「コアの島」から海を渡り、マーラの島々へ行けるようになる。最初の目的地は隣にある「カリス島」。マーラの中でもひときわ大きく、島民や観光客でにぎわい、さまざまなお店で売買もできる島だ。ストーリーを進めるうえでも中心となり、島民たちとのクエストをこなして地図を手に入れたり、ボートを改良したりすると、「カリス島」以外の20を超える島々も探索できるようになっていく。

じつのところ、「カリス島」のほかに人が暮らしている島はほとんどない。それでも航海の先で、いかにも南国といった小島やゴツゴツした岩礁、火山岩でできた島、謎めいた施設など、多様な環境の新しい島を発見したときは無性にワクワクしてしまう。たぶんこれは、人間の本能としての冒険心やフロンティアスピリットが刺激されるからだと思う(ちがうかもしれない)。

ちなみに、大海原のいたるところには、珍しい魚がいる釣りスポットや、海底で宝物が見つかるダイビングスポットがあり、さらには海上に浮かぶ漂流物から動物を救出できることも。航海は目的地への移動手段だけでなく、未知への冒険そのものだ。

CHECK POINT ③
のどかに進むストーリーは自然の神秘と悪の陰謀が絡む大冒険活劇に!

本作で描かれるのは、スタジオジブリのアニメ作品などにインスパイアされたというトゥーン調のビジュアルに、どことなく懐かしい雰囲気が漂う世界観と個性豊かなキャラクターたち。コアが不思議な生物ナポポとの出会いをきっかけに冒険へと旅立つストーリーも、初めて島を出たコアが他者との交流に苦心する様子がコミカルに表現され、和やかな印象のまま進んでいく。

しかし、自然豊かで神秘的な群島マーラには巨悪の陰謀が迫っており、コアの行く先々で不穏な気配が漂いはじめる。

これ以上のネタバレは控えるが、作物や動物たちの世話をするスローライフな毎日と、終盤にかけてスケールが大きくなるストーリーとのギャップは本作の大きな見どころだ。当初はおばあちゃんのハクの小言にしかめっ面をして「だって、何もしたくないんだもん。草の上で寝転がってたくないの?」と奔放すぎる発言をしていたコアが、やがて自分の使命に目覚めて悪に立ち向かおうとする姿はとてもまぶしい。

『サマー イン マーラ』プレイ動画

豊かな自然の島で過ごすスローライフと海を渡る大冒険、そして無垢な少女の成長譚。オトナゲーマーの心にもきっと刺さる作品だ。


サマー イン マーラ

・発売元:Pikii
・フォーマット:PlayStation 4
・ジャンル:ファーミングアドベンチャー
・配信日:好評配信中
・価格:ダウンロード版 販売価格 2,750円(税込)
・プレイ人数:1人
・CERO:A(全年齢対象)

※ダウンロード専用タイトル


『サマー イン マーラ』公式サイトはこちら

『サマー イン マーラ』をPS Storeで購入する

© 2021 Pikii / Chibig

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