『A Short Hike』で穏やかなハイキング! リラックスして探索やミニゲームが楽しめる小さなオープンワールドゲームをお届けします!

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『A Short Hike』で穏やかなハイキング! リラックスして探索やミニゲームが楽しめる小さなオープンワールドゲームをお届けします!

※本記事は英語版PlayStation®.Blogの日本語翻訳記事です。

Whippoorwillでは、山登りをテーマにした“ちょっとした探検”が楽しめるゲーム『A Short Hike』を開発中。皆さんには、鳥の「クレア」を山頂まで導きながら、山道を自由に探索したり、ほかのキャラクターを助けたりして楽しんでいただけます。

本作の製作を始めたのは、西海岸を何度かドライブし、可能な限りのハイキングスポットや自然の名所を巡った後でした。すっかりハイキングに魅了されてしまった私は、その体験をゲームとして表現できないかと考えるようになっていました。

山頂に到達して一息ついたときや、普段とは違う視点から景色を眺めているときなど、表現したいと思う瞬間はいくつかありました。しかし全体としては、自分の周りに広がる世界を探索しているときの穏やかで、瞑想に近い感覚を再現したいと考えました。

その解放感を生み出そうと、『A Short Hike』を小さなオープンワールドとしてデザインしてみました。道なき道を進む好奇心が報酬に繋がるようにしたかったのです。そのためには、皆さんが通常とは反対のルートを通ることも想定してデザインし、ゲームのテンポを損なわないようにしなければなりませんでした。

寄り道した先で楽しめるさまざまなミニゲームを用意し、ハイキング中にも気分転換ができるようしました。釣りやボート、バレーボール(のような何か)などが加わったこのゲームは、ちょっとした夏のバカンスのように感じられます――何に縛られることもなく、世界で一番ゆったりとした爽やかなあの夏の日へと思いを馳せる、ラブレターのようなものです。

『A Short Hike』の大部分は、私一人で作り上げています。プログラミング、デザイン、アート、そしてテスト…本当にやることが盛りだくさんでした! 特に、ストーリーを書くのが大変でした。このゲームのストーリーは軽めではありますが、私にとって意味のあるものにしたかったので、私自身の恐れや心配事を取り入れたいと考えました。

以前のプロジェクトでは、ストーリーを考える上で壁にぶつかってしまい、納得のいくものを書き上げるのにとても苦労した経験があります。そこで、『A Short Hike』ではもっと即興的なアプローチを試みました。友人にメッセージを送るかのようにセリフを書き始めたところ、はるかに自然な表現となり、このゲームにぴったりな表現を見つけることができたのです。

ゲームアートについては、ほとんどを自分で描いていたので、この機会に新しいスタイルを試すことにしました。かつての2Dゲームがそうであったように、ピクセルによって美しさを引き出す3Dゲームを作ることに興味があり、本作に取り入れることにしました。2Dゲームが何十年にもわたってピクセルアートに磨きをかけてきたのに対し、一般的な3Dゲームは可能な限りピクセル感をなくすことに注力しています。私はというと、できるだけ少ないピクセル数で、美しく(そして見やすい)3Dの世界を作ってみたいと考えました。

この選択をしたことでアートディレクションの方向性が定まり、アンチエイリアシングはせず、フラットでまとまりのあるシェーディングを使用しました。また、ソフトなアウトライン効果を加えることでオブジェクトを際立たせ、少ないピクセル数でも読みやすいようにしています。

低解像度だからこそ世界が生き生きと感じられ、細部にまで想像力が働くと私は考えています。とはいえ、人によってはピクセル感が気になるという声もありましたので、好みに合わせてピクセルサイズを微調整できるようにしました。さらにPlayStation®4 ProとPlayStation®5では、『A Short Hike』を4Kでもお楽しみいただけます!

唯一、自分の力でどうにもならなかったのは音楽です。サウンドトラックの制作にあたりMark Sparlingが提案してくれたのは、島を歩き回ることでBGMがダイナミックに進化していくというものでした。Markはそのプランを全体マップに記して送ってくれたので、私はそのデザインに沿って実装しました。場所によって楽器がフェードイン・フェードアウトすることで、メインテーマにバリエーションが生まれます。プレーヤーが空を飛んでいるときは弦楽器が曲を彩り、モーターボートでスピードを上げるとトランペットが段々と盛り上がる…。本当に特別なものを作り上げてくれたと思います!

これまでにもいくつかゲームを手がけたことはありますが、ほとんど自分一人でリリースした大きなプロジェクトはこれが初めてです。ここまでの道のりは本当に長いものでしたが、この作品を皆さんにお届けできる日をとても楽しみにしています! 私の作り上げた世界を楽しんでいただければ幸いです。

※販売するタイトルは国・地域によって異なる場合があります。
※日本国内での発売は未定です。
※本記事で紹介しているトレーラーは英語版となります。

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