※本記事は英語版PlayStation®.Blogの日本語翻訳記事です。
すべては、象徴的で印象的な主人公がいれば、プレイヤーの皆さんは強い関心を示し、記憶に残るゲームになるだろうという考えから始まりました。そして私たちは『F.I.S.T.: Forged In Shadow Torch』の主人公ウサギの「レイトン」に、まさにその可能性があると信じています。本日は、レイトンを描くことで私たちが何を表現しようとしているのかを皆さんにお伝えしたいと思います。
本作の世界をイメージし始めた当初は、人間の主人公を描こうと考えていました。しかし、私たちはすぐに動物のキャラクターほど、誰にでも受け入れられるものはないことに気づきました。
また、ウサギである理由は、横スクロールのプラットフォームゲームにおいて、ふたつの長い耳は犬や猫に比べて、よりわかりやすい形をしているからです。さらに重要なのは、ウサギが弱い生き物だと認識されていることです。そのようなウサギが寡黙なベテラン戦士として、メカニカルで巨大な拳を振り回すとき意外性が生じます。こうしてレイトンが誕生したのです。
しかしなぜ拳なのか? 剣やナイフは確かにとてもかっこいいのですが、この不釣り合いに大きい拳には、道中にいる敵に対してぶちまけたい激しい怒りが込められています。
物語の背景としては、このメカ二カルな拳は、6年前に最終的に敗北した侵略戦争でレイトンが使用していた装甲車両から取り外されたものです。レイトンが操る拳をふたつではなくひとつとしてデザインしたのは、戦争に敗れたレイトンの心の傷を、アンバランスで不完全な姿で表現するためです。
拳に加えて、レイトンは旅の途中でふたつの優れた武器、ドリルとムチを手に入れます。それぞれに異なるアドバンテージがあり、ダメージ量や攻撃範囲の違い、そしてマップを探索するのに役立つ特殊能力があります。
また本作では、登場人物を際立たせるためのデザインも用意しています。例えば、レイトンはダメージを受けると回復のために人参ジュースを飲むのですが、レイトンはこのジュースが大好きです。飲みすぎてしまったときの、その変わりようを見過ごすことはできません。
『F.I.S.T.: Forged In Shadow Torch』は、PlayStation®5とPlayStation®4で9月7日(火)に発売します。
※本情報はState of Playで発表された内容となります。販売するタイトルは国・地域によって異なる場合があります。
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