雨が降れば「傘」をさせるエオルゼアの世界──『FFXIV』リードアイテムデザイナー林洋介氏インタビュー

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雨が降れば「傘」をさせるエオルゼアの世界──『FFXIV』リードアイテムデザイナー林洋介氏インタビュー

6月に入り、梅雨のシーズンが到来! そんななか、『ファイナルファンタジーXIV』(以下『FFXIV』)ではゲーム内で「雨の日」をテーマにしたスクリーンショットを撮影してTwitterでシェアする企画を開催中です。詳しくはこちらをご覧ください。

渾身の1枚を自分で撮影して投稿することはもちろん、ハッシュタグが付いている投稿を見るだけでも楽しめる企画となっています。そこで、今回は「雨の日」にちなんで、『FFXIV』でアイテムの制作や新規企画の管理を担当しているリードアイテムデザイナー林洋介氏に聞いた「傘」にまつわるインタビューをお届けします。

とその前に、『FFXIV』をプレイしていない方にもわかるように、『FFXIV』の天気についてご紹介します。

『FFXIV』の世界には雨をはじめ、さまざまな天気が存在しています。特定の天候でしか出現しないリスキーモブ(強敵)やギャザラー用の特殊な採集素材も存在しますが、大半の場合、天気はフィールドの見た目の変化を楽しむ要素といえるでしょう。

晴れもあれば雨もあり、場所によっては雪やオーロラも。妖霧や闘気といったファンタジー世界ならではの天候も楽しむことができます。晴れた日の夕焼けに心を奪われることもあれば、「記念写真を撮ろうと思ったのに、あいにくの雨……」なんてこともあり、ファンタジーの世界でありながらリアルな自然の移ろいを感じます。

そして、傘のアイテムを入手すると、ゲーム内で傘をさすことができます。水玉模様の傘、チェック柄の傘、和風の番傘……さまざまな種類の傘がゲーム内に存在しますが、ゲームの攻略目的で使うことはありません。『FFXIV』の傘にはキャラクターを強くしたり、バトルを有利に進めたりする効果はなく、単純に見た目を楽しんだり、スクリーンショットを撮影したりするために用意されている特別なアクションなのです。ふだんは剣や魔法を武器に戦っている冒険者たちが、色とりどりの傘をさして雨を楽しんでいるというのは、なんとも不思議なことですね。

さて、いよいよ本題です。
『FFXIV』にはなぜ傘が用意されているのか。傘の開発を担当している『FFXIV』リードアイテムデザイナー林洋介氏に話を聞きました。

『FFXIV』でプレイヤーが傘をさせるようになったのは2020年2月のパッチアップデートでした。開発に3年もかかったという話を聞いたことがありますが、そもそもなぜゲームに傘を実装することになったのでしょうか?

林洋介氏(以下、林):一番大きかったのは、プレイヤーの方から直接「傘が欲しい」という要望をいただいたことだと思います。
実装作業を具体的に開始するまで、いろいろな経緯がありました。ゲームを遊んでいると、街中などに配置されているNPCがプレイヤーが持つ武器や道具ではないものを手に持っているのを目にすると思うのですが、あれと同じようなことをプレイヤーもできたら楽しいだろうな、というのは何度か考えたことがありました。ただ、いくつかハードルがあって実現は難しいだろうなとされていました。
それとは別に、ミニオン(小さなキャラクターをペットのように連れて歩ける機能)を担当していたとあるプログラマーが、ミニオンが肩に乗るシステムを流用して背中に羽根の形状のミニオンをくっつけ、今の「エンジェルウィング」のようなものを作って「これどう?」と提案してくれたことがありました。
とてもよくできていたのですが、これはこれで問題がいくつかあり、実現にたどりつく前に彼は「いつか、これ入れてね」と言い残して別チームに異動することになりました。

▲2020年12月よりゲームに実装されているファッションアクセサリー「エンジェルウィング」

しばらくモヤモヤしていたのですが、あるイベントでプレイヤーさんからプロデューサー兼ディレクターの吉田直樹へ「傘が欲しい」と要望をいただいたこともあり、「傘を手に持ったり、翼を背中から生やしたりする汎用的な仕組み」というのをどうやったら実現できるか、真剣に考えるようになりました。
そこから何度かトライアンドエラーを繰り返して、なかなかうまくいかない時間が続いたのですが、エンジニアたちが協力してくれたこともあり、実装にこぎつけることができました。

傘をさしたからといってキャラクターのステータスが向上したり、ゲームプレイを有利に進めることができたりするわけではないですよね。それなのに、ここまでしっかりとしたシステムを用意した意図を教えてください。

林:ちょっとカッコつけた言い方かもしれませんが「『FFXIV』だから」だと思います。
『FFXIV』はオンラインゲームです。オンラインゲームのいいところはたくさんありますが、そのうちのひとつが「アップデートで世界が変わっていく」ことで、最初はできなかったことも後からどんどんできるようになり、傘もそのひとつだととらえています。
また『FFXIV』は世界の危機を救う一方で、麻雀をしたり、楽器を演奏したり、花を育てたりできるゲームです。だからゲームの進行には全く無関係な傘があってもいいかなと思います。

『FFXIV』にはいま何種類の傘が用意されているのでしょうか? また、バリエーションを増やすにあたり、デザインでこだわっている点があったら教えてください。

林:現在、ゲーム内で手に入れることができる傘は12種類あります。それに加えて、実装は決まっているものの、まだゲーム内に登場しておらず未公開のものが2種類。これらも、ファンアートコンテストの入賞者の方へ配布予定のものや、そう遠くない未来になんらかの形でゲットできるアイテムとなっています!

傘をゲームに実装しはじめた頃は、「傘」と言われて誰もが頭に思い浮かべるようなオーソドックスな形状のものをいくつか用意することを心がけました。今後は生地の部分でいろいろとデザインを変えられそうなので、『FFXIV』オリジナルのユニークな形の傘を入れることも可能です。ただ、そろそろ傘はみなさんもうお腹いっぱいなんじゃないかな? という気持ちもあります。
ですので、今はふたつ目のファッションアイテムである「翼」の種類を増やしたり、ファッションアイテム自体のバリエーションを増やしたりするほうを目指したいな、と考えています。
もちろん要望がたくさんいただけるようであれば、傘も増やしていきたいと思います。

ユニークな形の傘も気になるし、さらに新しいファッションアイテムも気になります……! たしかに『FFXIV』には、傘以外にもおしゃれを目的とした装備や、好きな場所に焚火や座布団を出せる機能(ミニオン)など、その世界で思う存分生きているような感覚を味わえる“生活系”のコンテンツが数多く存在しています。その多くを手掛けている林さんが今後挑戦したいと思っていることはありますか?

林:吉田がプロデューサー兼ディレクターに就任したばかりの頃、当時の『FFXIV』を見て「装備品が少なくて、見た目のバリエーションをプレイヤーの皆さんが楽しめていない。もっといろいろな恰好を楽しめるようにしたい」というようなことをよく言っていました。
そこから染色の仕様を作ったり、連れて歩けるミニオンを作ったり、ミラプリ(ミラージュプリズム=装備品の強さを変えずに、見た目だけを他の装備品に変更できるシステム)ができるようにしたり、そして傘などのファッションアイテムを入れることで、プレイヤーの皆さんが個性を出しやすい仕組みができてきたと思っています。
例えば『FFXIV』を知らない人がいたとして、その人が最初に降り立った都市の街中にいるプレイヤーの皆さんの様子を見て「楽しそうなゲームだな」と思ってもらえる世界になったらいいなと思います。
残念ながら具体的なことはこの場でお伝えできませんが、今後もいろいろと挑戦していきますのでお楽しみに!

『ファイナルファンタジーXIV: 暁月のフィナーレ』吉田直樹氏スペシャルインタビュー!
最新拡張パッケージ『ファイナルファンタジーXIV: 暁月のフィナーレ』の発売日が11月23日に決定! 本日より予約開始!

ファイナルファンタジーXIV: 暁月のフィナーレ

・発売元:スクウェア・エニックス
・フォーマット:PlayStation®5 / PlayStation®4
・ジャンル:MMORPG(オンラインゲーム)
・発売日:2021年11月23日(火)予定
・価格:PS5 ダウンロード版 販売価格 通常版 4,620円(税込)
      ダウンロード版 販売価格 コレクターズエディション 6,600円(税込)
    PS4 ダウンロード版 販売価格 通常版 4,620円(税込)
      ダウンロード版 販売価格 コレクターズエディション 6,600円(税込)
・プレイ人数:1人(オンライン専用)
・CERO:審査予定

※ダウンロード専用タイトル
※すでに製品版『ファイナルファンタジーXIV』をプレイしている方向けの最新拡張パッケージになります。
※本製品には『紅蓮のリベレーター』『漆黒のヴィランズ』がプレイできる権利が付属されています。
※プレイには所定のサービス利用料金が必要となります。詳しくはこちらをご覧ください。

ファイナルファンタジーXIV: 漆黒のヴィランズ

・発売元:スクウェア・エニックス
・フォーマット:PlayStation 5 / PlayStation 4
・ジャンル:MMORPG(オンラインゲーム)
・発売日:好評発売中
・価格:PS5 ダウンロード版 販売価格 通常版 4,620円(税込)
      ダウンロード版 販売価格 コレクターズエディション 6,600円(税込)
    PS4 パッケージ版 希望小売価格 通常版 4,620円(税込)
      パッケージ版 希望小売価格 コレクターズエディション 21,780円(税込)
      ダウンロード版 販売価格 通常版 4,620円(税込)
      ダウンロード版 販売価格 コレクターズエディション 6,600円(税込)
・プレイ人数:1人(オンライン専用)
・CERO:C(15才以上対象)

※すでに製品版『ファイナルファンタジーXIV』をプレイしている方向けの拡張パッケージになります。
※本製品には『紅蓮のリベレーター』がプレイできる権利が付属されています。
※プレイには所定のサービス利用料金が必要となります。詳しくはこちらをご覧ください。

ファイナルファンタジーXIV コンプリートパック

・発売元:スクウェア・エニックス
・フォーマット:PlayStation 5 / PlayStation 4
・ジャンル:MMORPG(オンラインゲーム)
・発売日:好評発売中
・価格:PS5 ダウンロード版 販売価格 通常版 6,380円(税込)
      ダウンロード版 販売価格 コレクターズエディション 12,760円(税込)
    PS4 パッケージ版 希望小売価格 通常版 6,380円(税込)
      ダウンロード版 販売価格 通常版 6,380円(税込)
      ダウンロード版 販売価格 コレクターズエディション 12,760円(税込)
・プレイ人数:1人(オンライン専用)
・CERO:C(15才以上対象)

※すべてのパッケージ(『新生エオルゼア』『蒼天のイシュガルド』『紅蓮のリベレーター』『漆黒のヴィランズ』)がプレイ可能です。
※30日間の無料期間が付属しています。プレイを継続する場合には所定のサービス利用料金が必要となります。詳しくはこちらをご覧ください。
※PS4パッケージ版には、ゲーム序盤の冒険に役立つ情報を満載した小冊子「ファイナルファンタジーXIV 読む!初心者の館」が付属します。


PS Blogの『ファイナルファンタジーXIV』記事はこちら


『ファイナルファンタジーXIV: 暁月のフィナーレ』ティザーサイトはこちら

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『ファイナルファンタジーXIV』公式Twitterはこちら

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