死のループに立ち向かう新感覚のローグライクTPS『Returnal』(リターナル)発売直前プレイレビュー!

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死のループに立ち向かう新感覚のローグライクTPS『Returnal』(リターナル)発売直前プレイレビュー!

明日4月30日(金)発売のPlayStation®5用ソフトウェア『Returnal』(リターナル)。本作は、ゲームオーバーのたびに世界の姿と入手できる装備が変わっていく、新感覚のローグライクTPSだ。

圧倒的なリアリティで表現される惑星は不気味でありながら美しく、危険に満ちている。ダイナミックに変化を続ける環境の中で、弾丸が飛び交う激しい死闘が展開! 謎に満ちた世界を探検し、発見し、戦い、そして幾多の死を迎えたプレイレビューをお届けしよう。

今を生きる。次に活かす──”究極のリプレイ”

まずは「そもそも”ローグライク”ってどんなゲームなの?」という方に向けて解説しよう。ローグライクゲームとは、1980年にPCで登場したダンジョン探索型RPG『ローグ』の特徴を受け継ぐゲームのこと。『Returnal』はRPGではなくTPSではあるものの、プレイするたびに自動生成されるダンジョンや、死亡すると装備やアイテムを失ってやり直しという、『ローグ』の特徴を有している。

繰り返される死のループに立ち向かう

本作の舞台は、姿を変え続ける謎の惑星「アトロポス」。この星に墜落した宇宙飛行士「セレーネ」は、その際に宇宙船が故障してしまったため、脱出する方法を模索することになる。謎めいた廃墟の広がる荒地を探索していた彼女は、異形の敵に襲われ、命を落とし……そしてなぜか墜落した瞬間に戻ってしまうのだ。

▲力及ばず倒されると惑星アトロポスに墜落した際のイメージが流れ、宇宙船の近くでセレーネは目覚める。この演出は×ボタンでスキップすることもでき、PS5の超高速SSDによって再スタートも快適!……とはいえ、やられてしまったときのショックが大きく、スキップする気力が湧かないことも(笑)。

敵やトラップにやられてしまったらセーブポイントやチェックポイントなどから再スタート、というのは、ほとんどのゲームで当たり前のように行なわれていることだろう。プレイヤーもそれをシステム的なものとして捉え、特に疑問は抱かないはずだが、本作ではこのお約束を物語や設定に落とし込んでいるのが面白い。ただし、再スタートはゲーム開始時の墜落現場からで、セレーネは死ぬ前に収集したほとんどの装備やアイテム、武器の熟練度などを失ってしまう。

体力に相当するスーツの耐久度を上げ、強力な武器を手に入れて、行く手を阻む危険な敵を撃退しながら先のエリアに進んでいっても、死んでしまったらスタート地点からやり直し……。こう聞くと、とんでもなく難しいゲームだと思うかもしれない。確かに難易度は高めに設定されているが、一部の重要な装備やボスを倒したフラグなど、いくつかの要素は次のプレイに引き継がれるため、完全に最初からやり直しというわけではない。

例えば、最初のエリア「深緑の遺跡」のボスを倒してカギを手に入れ、同エリアのどこかにあるゲートを開いて次のエリア「紅蓮の荒地」に到達し、そこでやられてしまったとしよう。もちろん再スタートは最初のエリアである「深緑の遺跡」からだが、カギを使ったフラグは引き継がれているため、ボスを倒さなくてもゲートさえ見つければ、次のエリア「紅蓮の荒地」に進むことができる、というわけだ。

そして一度獲得すると引き継がれる装備には、強力な攻撃手段かつバリアや障害物などを破壊できる「ブレード」や、ワイヤーを射出して高所や離れた場所へ移動できる「イカロス・グラプネル」といった、移動の幅を広げてくれるものも。これらが使えると、それまでは行けなかった場所へ移動できるのはもちろん、取れないと思っていたアイテムを拾えたり、ルートを短縮できたり、敵に囲まれても瞬時に離脱できたりと、同じエリアでも攻略がグッと楽になる。

死んでしまうとスタート地点からやり直しではあるものの、こうした引き継ぎ要素があるので「次こそは!」と気合が入る。とはいえ、慎重なプレイを重ねて苦労して先へ進んでも、一瞬の油断や初見の敵への対処がわからずにやられてしまったときなどは、思わず天を仰いでしまうほど悔しい! ただ、やられてしまっても引き継げる要素として忘れてはいけないのがプレイヤーのスキル。例え重要なアイテムを入手できなかったうえに、なんらかのフラグを立てることもできずに死亡してしまったとしても、そのプレイで得た経験は無駄にはならない。本作ではセレーネの死すらも物語かつゲームプレイの一部。繰り返しプレイして超えられなかった難所を突破できたり、強敵を撃破できたりしたときの達成感は格別だ。

エリアの構造や敵の配置がプレイするたびに変化!

幾度となく死を迎え、同じエリアを何度も探索することになるであろう本作。しかし、プレイするたびに各エリアの構造はもちろん、敵やアイテム、トラップなどの配置などが変化するため、同じ展開にはならないのも大きなポイントだ。

もちろん同じ攻略が通用しないというデメリットもあるが、強力なアイテムや武器を先ほどのプレイよりも早く入手できたり、強敵とあまり出会わなかったり、といったメリットも期待できる。たまたま次のエリアへのゲートがスタート地点のすぐ近くにあったときは、そのままゲートを抜けるか、少しは武器やアイテムを集めてからにするかと悩んでしまった(笑)。

▲スタート地点から進んだ最初のシーンを3パターン撮影し、順番に並べたもの。同じエリアでもその構造が毎回違うことがわかるだろう。

効果がランダムのアイテムもアクセントに

本作には「パラサイト」と呼ばれる、プラスとマイナスの両方の効果を持つ装備アイテムも登場する。例えば、スーツの耐久度を回復してくれる代わりに敵が死に際に酸をまき散らすようになったり、良質なアイテムを発見できる確率が上がる代わりに高所から落下するとダメージを受けるようになったりと、その効果は多種多様。さらに、プラスとマイナス効果の組み合わせもランダムだ。

プラス効果の中には「死んでも一度だけ復活できる」「スーツの耐久度が低いと自動で回復」などの頼れる効果もあるのだが、マイナス効果の中には「アイテムを拾うとダメージを受ける」といった厳しい効果もあり、頭を悩ませることに。さまざまなランダム要素により、繰り返しのプレイでも新鮮な気持ちで楽しめるのはうれしい。

多彩な武器と攻撃手段を駆使するバトルが熱い!

TPSである本作は、異形の敵との激しいバトルも大きな魅力だ。決まった場所にいるボス以外はどこで対峙するかわからないうえに、敵の種類もさまざまなので気が抜けない。

武器となる銃も、ハンドガンのようなものからショットガン、そして腐食性の粘液を射出する特殊なものなど、さまざまな種類が用意されている。これらはコンテナを開けたり、強敵を倒したりすることで入手できるのだが、何が手に入るかはもちろんランダム。さらに、同じ種類の武器でも武器レベルや性能が異なることがあるのが面白い。

また、各武器には通常の射撃に加えて、「セカンダリファイア」という攻撃手段も備わっている。火力の高いレーザーを射出したり広範囲の電撃を発生させたりと、通常の射撃よりもセカンダリファイアのほうが強力だが、一度使うと一定時間のリチャージが必要。このセカンダリファイアと通常の射撃の切り替えは、DualSense™ ワイヤレスコントローラーのアダプティブトリガーを活用しているのがPS5用ソフトウェアならではのポイントだ。

多くのTPSやFPSと同じように本作でもR2トリガーで射撃を行なうのだが、L2トリガーの使い方がユニーク。L2トリガーを軽く引くと従来のFPSのような照準モードになり、抵抗を超えて引き絞るとセカンダリファイアモードに切り替わる。本作独自の操作のため最初は戸惑うこともあったが、慣れるとL2とR2のトリガーだけで射撃モードを切り替えられるのが、とても快適に。もちろんハプティックフィードバックにより、武器の種類ごとに異なる振動が味わえるので、臨場感も抜群!

入手できる武器はランダムのため、気に入ったものはいつまでも使いたいもの。しかし、武器には熟練度というシステムがあるため、そう簡単にはいかないのが歯がゆいところだ。敵を倒したり特殊なアイテムを入手したりすると熟練度が上がっていき、これが高いと新たに発見した武器のレベルが上昇する。

どんなに使いやすい武器でも、レベルが低いままでは先のエリアの敵を倒すのにひと苦労。同じ種類かつ似たような性能でレベルが高い武器へと持ち替えていくのが理想だが、時には苦手な武器種だろうとレベルの高いほうへチェンジすることが必要な状況も存在する。もちろんレベルが低くても使い慣れた武器種のほうがいい場合もあるため、武器の持ち替えは頭を悩ませるポイントだ。あのとき武器を替えていたら、もしくは替えていなかったら生き残れたかも……と、再スタート時に反省したことは数知れない。

敵の弾幕を華麗に切り抜ける快感がやみつきに!

敵の攻撃がとにかく多彩なのも、本作のバトルが楽しい理由のひとつ。弾速は遅くても弾数が多かったり、とても高速なうえにこちらを追尾してきたりと、さまざまな弾幕でセレーネとプレイヤーを苦しめる。しかし、走ってかわす、ジャンプで飛び越える、無敵時間のあるダッシュで切り抜けるなど、対処法がしっかりと用意されているバランスはゲームとしてとても秀逸。

また、激しいバトルを有利に運ぶ手助けとなったのが、Tempest 3Dオーディオの存在だ。「マイコモーフ」という敵は最初のエリアに出現するにも関わらず、ホーミング弾を撃ちながらテレポートを繰り返すという強敵。バトル中に姿を見失うことも珍しくないのだが、左右や背後へ回り込まれても、その唸り声や弾の発射音などから出現した位置を識別することができるのは大きい。

対峙した敵が1種類なら強力な攻撃でも対処はまだ楽なのだが、一度に複数の種類の敵と遭遇すると、さまざまな弾幕がフィールドを飛び交うため、苛烈なバトルが展開する。しかし、そんなピンチを華麗なテクニックで切り抜けたときの快感がたまらない。敵の弾に対して、左右はもちろん上下にも逃げ場がないような状況で、ひきつけた弾を前方にダッシュして避けたときは、アドレナリンが全開! まるで弾幕シューティングゲームをプレイしているような気分も味わえる。

特に各エリアのボスは攻撃パターンが豊富なうえに弾幕が激しく、苦労して倒した際は「もう二度と戦いたくない!」と思ったものだ。しかし、しばらくすると撃破時の興奮がふと頭をよぎる。一度倒したボスとの再戦は必須ではなさそうなのだが、気づくと物語の進行を無視してついボスのもとへ通ってしまったことも(笑)。初めて出会ったときには気づかなかった対処法を発見できたり、プレイヤースキルが上がったことで楽に倒せるようになっていたり、もちろん苦戦の末に返り討ちにされることもあったりと、さまざまな体験が得られてとても楽しい!

先の読めない物語と死のループの真相を解き明かそう!

物語を進めていくと、未知の惑星には絶対にあるはずのない一軒の”家”が登場。本作は基本的に三人称視点のTPSだが、この家に入ったときだけセレーネの一人称視点となり、彼女の記憶とリンクした奇妙なイベントが展開する。激しいバトルを繰り広げていたそれまでの状況とは打って変わり、まるでサイコロジカルホラーのような雰囲気に……。

ゲームを進めてこのイベントを進行させることで、物語とそこに隠された秘密が明らかになっていくのだが、果たしてその驚くべき真相とは?

ローグライクTPSというジャンルのとおり、繰り返しプレイすることを前提に工夫された設定やシステムがこのうえなく楽しい『Returnal』。そのうえ弾幕が飛び交うバトルが気持ちいいから、幾度となく死を迎えてもなお再チャレンジする手が止まらない。腕に自信のある人や物語が気になる人は、ぜひ挑戦を!

『Returnal』プレイ動画
※記事内のプレイ動画をまとめたものです。


Returnal (リターナル)

・発売元:ソニー・インタラクティブエンタテインメント
・フォーマット:PlayStation 5
・ジャンル:ローグライクTPS
・発売日:2021年4月30日(金)予定
・価格:パッケージ版 希望小売価格 8,690円(税込)
    ダウンロード版 販売価格 通常版 8,690円(税込)
    ダウンロード版 販売価格 デジタルデラックス版 9,790円(税込)
・プレイ人数:1人
・CERO:C(15才以上対象)


PS.Blogの『Returnal』記事はこちら


『Returnal』公式サイトはこちら

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