ネオンきらめくサイバーパンクな夜の街を、空飛ぶ車で駆け巡れ──『Cloudpunk』プレイレビュー!

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ネオンきらめくサイバーパンクな夜の街を、空飛ぶ車で駆け巡れ──『Cloudpunk』プレイレビュー!

あなたは新人の配達人となって、ネオンがきらめく夜の街を空飛ぶ車で駆け巡る──。発売中のPlayStation®4ダウンロード専用タイトル『Cloudpunk』は、ブロックを組み合わせた”ボクセル”で描かれる、サイバーパンクな世界が舞台のアドベンチャーゲームだ。音声は英語で、日本語字幕に対応している。

プレイヤーは大都市「ニヴァリス」に拠点を置く配達会社「クラウドパンク」に務めることになった新人の女性「ラニア」として、集荷や配達を行なうことになる。クラウドパンクは、違法な荷物の取り扱いも請け負うイリーガルな会社。人間はもちろん、アンドロイドやAIたちの思惑が交錯するニヴァリスで、ラニアはどのように生きていくのだろうか……。

本作をPS.Blogスタッフもプレイ。独特な表現で描かれたサイバーパンクな町並みと、その世界で配達人として生活する物語の魅力を、プレイ動画とともに紹介しよう。

『Cloudpunk』プレイ動画

また、これまでの記事では、本作のリードライターとストーリーデザイナーを務めたThomas Welshが、自らが手掛けた個性的なキャラクターたちを紹介している。まだ読んでいないという人は、こちらもぜひチェックしてほしい。

建物や人をボクセルで描いた世界が、近未来感とディストピアを演出

本作をプレイしてまず驚いたのが、ボクセルで描かれた世界だ。そびえ立つ建物や車両といった人工物だけでなく、わずかに残った木々さえもブロックを組み合わせることで表現。直線で構成された建物が立ち並ぶ景観や、暗い夜に映える四角い窓の明かりが近未来感を演出していると同時に、サイバーパンクが持つディストピア的なイメージにとてもマッチしている。

サイバーパンクといえば欠かせない、過剰かつきらびやかなネオンもニヴァリスのいたる場所に登場し、どこか怪しい日本語や漢字などが使われているのもお約束。海外でも日本の繁華街として有名なのか、主人公ラニアの家がある区画が「ネオ道頓堀」という地名なのは、思わずニヤリとしてしまうポイントだ。

また、人間やアンドロイドといったキャラクターもボクセルで表現しているのが、本作の特徴。記号的なキャラクターが、やはりディストピアのイメージを演出しているうえに、ブロックのおもちゃを彷彿とさせる彼らがダークな物語を繰り広げるというギャップもたまらない。

古くからある大都市のニヴァリスには、きらびやかなネオンや整備された町並みといった表の顔だけでなく、下層にはさまざまな問題を抱えた人々が住む薄暗い場所があるという裏の顔も。そこは環境の操作システムが行き届かず、暗闇と厳しい寒さが住人の命を脅かす荒廃した区画だ。こういったアングラな場所があるのも、サイバーパンクではお約束。ニヴァリスという大都市の散策は、さまざまな景観に出会えるのでワクワクしてしまう。

空飛ぶ車「HOVA」で思うがままに飛び回り、荷物を配達しよう

「オペレーターから依頼が届く」→「荷物を受け取りに行く」→「荷物を配達する」→「新たな依頼が届く」というのが、本作の基本的な流れとなる。配達人であるラニアの足が、空飛ぶ車の「HOVA」だ。HOVAは前進や後退、旋回といった操作はもちろん、上昇や下降も可能。広大なニヴァリスの街を、思うがままに飛び回ることができる。しかし、HOVAは駐車場にしか駐めることができないため、集荷や配達の完了はラニア自らの足で行なう必要がある。

街にはHOVA専用のハイウェイも整備されているが、どういったルートを進むかはプレイヤーの自由。建物や繁華街の上空を疾走し、最短距離を突っ走ってもいい。ただし、ハイウェイにはHOVAのスピードを上昇させる効果があるので、目的地付近まではハイウェイを利用すると、効率よく荷物を配達できた。

とはいえ、ニヴァリスでは多数のHOVAが飛び回っているうえに、高層の建築物が乱立。気をつけて運転していても、接触事故が起きることは多々ある。罰金や罰則といったシステムはないのだが、何度も接触事故を起こしていると、HOVAの調子が悪くなりスピードが落ちてしまうことも。そうなると配達はもちろん移動すらままならないため、最寄りの修理ステーションで直してもらわなければならないのだ。

たとえ配達中の事故による故障でも、修理費は自腹というのが世知辛い。ガソリン代も同じく自腹で、雇われの身である辛さも実感できるのが面白いところであり、歯がゆいところだ。しかし、HOVA自体はクラウドパンク社から支給されたものではあるものの、カスタマイズが自由なのはうれしいところ。スピードをアップさせるブースターや、車体の強度を上げるバンパーなどを取り付けることができるので、自分好みにチューンしたHOVAで快適なドライブが楽しめる。

街では、さまざまな人々との出会いやアイテムが見つかることも

集荷や配達の途中では、さまざまな場所へ立ち寄ることも可能だ。賑やかな場所にある屋台や、薄暗い場所にいる怪しげなバイヤーからは、さまざまなアイテムを購入できる。重要なキャラクターには話しかけることができ、ニヴァリスに関する情報を聞き出したり、サブクエストが発生したりすることも。今回のプレイでは時間制限のある配達任務はなかったため、仕事をそっちのけでニヴァリスの街を散策するのも楽しい。

また、ニヴァリスの各地にはクエストに関する重要なものや、売却してお金を稼ぐことができるものなど、さまざまなアイテムが落ちている。マップを見ればアイテムの場所は一目瞭然なので、できる限り集めてみたくなってしまうはずだ。

あなたの決断がニヴァリスの住民に影響をおよぼす

先に紹介したように、ラニアが雇われているクラウドパンク社は、時には違法な荷物さえも取り扱う半合法的な配達会社。配達人のルールはふたつで、ひとつは”誤配達をしないこと”。もうひとつが”荷物の中身を聞かないこと”。受け取った荷物から、カチカチと時計のような音がしても……たとえそれが爆弾の可能性があるものだとしても、荷物の中身がクラウドパンク社から明かされることはないのだ。

ただし、そういった荷物をちゃんと配達するかどうかは、プレイヤーであるラニアの選択に委ねられている。上記のカチカチと音がする荷物を預かった際は、指定された場所に届けるか、ダストシュートに捨ててしまうかを選ぶことができた。悩んだ末に、今回のプレイでは会社に逆らうリスクを考慮して、指定された場所へと荷物を配達してみる。

まあ、爆弾かもしれないけれど、そうじゃない可能性も十分あるわけだし……という楽観もあったのだが、しばらくすると配達した場所の付近で大きな爆発事故があったことを知らされ、なんとも言えない気分に。本作はオートセーブで物語が進むので、ダストシュートに荷物を捨てた場合はどうなっていたかを知るには、ゲームを最初からやり直す必要がある。荷物自体はひとりで運べる軽いものだが、それに関する選択は重いものとなっているのが面白い。

決断の内容や重さに差はあるものの、こういった選択は配達の中で幾度も登場する。さまざまな選択と決断を経た果てには、いったいどんな展開と結末が待っているのだろうか? ボクセルで表現されたサイバーパンクな世界観や、ラニアの物語が気になる人は、ぜひこの機会に『Cloudpunk』をプレイしてほしい。


Cloudpunk

・発売元: MERGE GAMES
・フォーマット:PlayStation 4
・ジャンル:アドベンチャー
・配信日:好評配信中
・価格:ダウンロード版 販売価格 2,530円(税込)
・プレイ人数:1人
・CERO:C(15才以上対象)


『Cloudpunk』公式サイトはこちら(海外サイト)

『Cloudpunk』をPS Storeで購入する

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1 コメント

  • ネオン、日本語、そして80年代を彷彿させるsynthwaveのサウンド、いかにもサイバーパンクという感じの作品ですね笑
    ブレランや攻殻機動隊、AKIRAと同じような世界を動き回るだけでも楽しそう。
    最近のサイバーパンクのゲームだとGhostRunnnerも気になります。日本でもそのうち展開があるのでしょうか?

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