こんにちは。『Hood: Outlaws and Legends』のゲームディレクターを務めますAndrew Willansです。今回はSumo Newcastleチームの一員として、この新作マルチプレイゲームを皆さんに紹介できて、とても感激しています。
『Hood: Outlaws and Legends』とは?
『Hood』は、戦闘・ステルス・戦略の要素を組み合わせたマルチプレイ主体のお宝強奪ゲームです。プレイヤーたちはロビン・フッドの時代を再現した暗く過酷な世界の中で、無法者のチームを編成し、「国家」と呼ばれる圧制をおこなう統治政府から財宝を盗むことになります。
本作は各4名のプレイヤーが2チームに分かれ、敵AI衛兵のいる環境へと入り込み、どちらのチームが財宝を奪い取れるかを巡って争うPvPvEゲームです。今回はネタバレは控えめにしますが、本作にはチームメイトを助けたり、相手チームのプレイヤーを邪魔したりするためのさまざまなゲームシステムや機能が用意されています。
「国家」の砦から宝箱を盗み出すことがメインの目的となるわけですが、その位置を確認し、宝箱を持って脱出するにはチームワークと戦術が必要です。現実味のあるインタラクションや反応を味わえる、リアルなゲーム世界となっています。宝箱は重く、しっかりと持ち運ぶ必要があります。また、所持・入手・倒した相手から回収できる弾薬の量も限られています。音を立てれば、AI衛兵とライバルプレイヤーの注意を引くことになります。戦闘は激しく危険になりがちですので、ステルス重視の戦略が求められる場面も多いでしょう。
自軍の無法者が持つ特殊なプレイスタイルを活かすことが成功へのカギです。選べるキャラには遠距離攻撃を得意とする者もいれば、近接戦で絶大な強さを発揮する者もいます。スキルをどのように構成して、組み合わせるかはすべてプレイヤー次第です。ただし、目的はお宝強奪ですから、宝物庫をこじ開けて脱出する前に、チームを集めて計画を話し合う必要も出てくるはずです。
「フッド」は誰なのか?
フッドは特定のひとりのことではありません。その正体は概念であり、人々にとっての象徴……そして伝説なのです。
本作で目指しているのは歴史の再現ではなく伝説の再現なので、旧世界の神話と人類の力がせめぎ合っている、私たちの考えた暗黒時代のイギリスが描かれています。
舞台は「国家」という強大な組織が混乱の世に秩序をもたらそうと試みる、封建制の時代です。しかし、そのとてつもない代償として、人々の自由は奪われ、多くの者からすれば「国家」の蛮行は、彼らの統治に抗う民兵のそれと大差ありません。
どんな伝説も、語られるたびにその物語や功績が付け加えられていきますが、それは本作でも同様です。「ロビン・フッド物語」に登場する長弓も確かにありますが、私たちの描く彼とその仲間たちは、従来の物語にはない特殊な能力や技を習得しています。その元となったのは人気の民話ですが、同時にしっかりとしたファンタジー要素も入っており、ロケーションやデザイン、キャラクターなどに魔法の片鱗が混じっていたりします。あらゆる場所に神話が潜む、この容赦ない危険な世界を、ぜひ味わっていただきたいと思います。
「フッド」の下にあるモノ
『Hood』はSumo Newcastleで開発されており、制作開始から18ヵ月あまりが経過しました。当スタジオのメンバーは、非常にクリエイティブな業界のベテランや未来のスーパースターなどで構成されています。設立当初は技術スタジオでしたが、その後は最新テクノロジーを専門とする、より多分野に対応可能な小規模なチームとして成長しました。『EVE: Valkyrie』のリリース後もさらに成長を重ね、2018年1月にSumoグループの一員となりました。
そしてこのたび、チームベースで楽しめるマルチプレイ用ゲーム開発における経験と情熱を活かし、われわれのPlayStation®4そして PlayStation®5向けタイトルとしては初となる本作を発表します。本作が各プラットフォームに合わせてどのように最適化されているかについては後日お話ししますが、DualSense™ ワイヤレスコントローラーに搭載されるハプティックフィードバックをフルに活用しているのはご想像の通りです。この新型ハードウェアのおかげで、プレイヤーは直感的に弓の操作を楽しめるようになっています。
今はふたたび影の中へ……
ゲームプレイの詳しい解説はもうしばらくお待ちいただきますが、今回のご紹介はお楽しみいただけましたでしょうか。今年中にあらためて本作の詳細、それからいつお手元にお届けできるかについてお伝えさせていただきます。
それまでは、ふたたび影の中へ戻り、弓の技術を磨いていきたいと思います。財宝を盗まれ、腹を立てた保安官が私を探しているそうなので……。
※本情報はState of Playで発表された内容となります。販売するタイトルは国・地域によって異なる場合があります。
※本記事で紹介しているトレーラーは英語版となります。
コメントの受付は終了しました。