地を裂くハルク、空飛ぶアイアンマンになれる! 『Marvel’s Avengers (アベンジャーズ)』ベータテスト先行レビュー!

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地を裂くハルク、空飛ぶアイアンマンになれる! 『Marvel’s Avengers (アベンジャーズ)』ベータテスト先行レビュー!

9月4日(金)発売予定の『Marvel’s Avengers (アベンジャーズ)』は、マーベルのヒーローたちが完全オリジナルストーリーを展開するアクションアドベンチャーゲーム。PlayStation®4だけでなく、PlayStation®5版の発売も決定している。

登場するヒーローは、アイアンマン、キャプテン・アメリカ、ハルク、ソー、ブラック・ウィドウ、カマラ・カーンの6人。日本時間7月30日(木)に配信されたオンライン番組「July Marvel’s Avengers WAR TABLE」によると、発売後にホークアイが無料配信されることも決定! プレイヤーはホークアイことクリント・バートンとして、ハイテクな弓とトリックアローを装備し、シングルプレイもしくはオンライン協力プレイを通じてミッションに挑むことができる。コミックにインスパイアされたストーリーでは、ホークアイの名場面も描かれる。詳しくはこちらの記事を参照してほしい。ほかにも、新ミッション、新マップ、新ヒーローなどが無料で追加されていくので、長期にわたって楽しめるタイトルだ。

July Marvel’s Avengers WAR TABLE(英語)

8月7日(金)より、PS4予約購入者を対象としたベータテストがスタート! 14日(金)からはオープンベータテストも!

8月7日(金)21時より、PS4版の予約購入者を対象としたベータテストがスタート。8月14日(金)からはオープンベータテストも予定されている。詳しいスケジュールは以下の通りだ。

【ベータテストスケジュール】
8月7日(金)21:00 ~ 8月9日(日)  PS4版予約購入者限定のベータテスト
8月14日(金) ~ 8月16日(日)    オープンベータテスト
8月21日(金) ~ 8月23日(日)    オープンベータテスト

ベータテストでは、シングルプレイ用の「ヒーローミッション」のほか、マルチプレイにも対応した「HARMルームチャレンジ」「ウォーゾーン・ミッション」「ドロップゾーン・ミッション」を体験できる。Epic Games『フォートナイト』とのコラボレーションにより、「HARMルームチャレンジ」を3つクリアすると『フォートナイト』で使用できるアイテム「ハルクスマッシャーツルハシ(ハルクバスター)」ももらえる。詳しくは『フォートナイト』公式サイトをチェックしよう。

では、ベータテストに先駆けてプレイしたレビューをお届けしよう。

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ヒーローたちの個性を反映した、マーベル愛あふれるアクションが気持ちいい!

はじめにプレイするのは、チュートリアルの役割を果たすプロローグだ。アベンジャーズのイベント「A-Day」が開催されるゴールデンゲートブリッジに、謎の集団が突如襲来。プレイヤーはキャプテン・アメリカ、アイアンマン、ハルク、ブラック・ウィドウ、ソーと自動的に切り替わる5人のヒーローを次々操り、彼らを迎え撃つことになる。

過去の記事でもプロローグのプレイインプレッションをお届けしたが、改めて感じるのはアベンジャーズを操るワクワク感! どのヒーローも攻撃、ジャンプ、射撃などの基本的な操作は共通しているが、キャラクターごとに繰り出されるアクションが全く違う。同じ打撃技でも、キレのあるシャープな動きのブラック・ウィドウ、一撃のパワーは絶大だが挙動も重たいハルクなど、ヒーローの個性がしっかり反映されている。空を飛びながら手のひらからリパルサーレイを放つアイアンマン、ムジョルニアを投げるソーなど、ヒーローらしさを感じさせる固有のアクションも楽しい。さらに、一定条件を満たせばド派手な「ヒーローアビリティ」も発動可能に。左右の手のひらで敵をバチンと叩きつぶすハルクの「サンダークラップ」なんて、豪快すぎて思わず笑ってしまうほど! 約30分のチュートリアルをプレイしただけで、制作者のマーベル愛が十分に伝わってくる。

この「A-Day」事件により、アベンジャーズはサンフランシスコに災厄をもたらした責任を問われ、解散状態になってしまう。そして5年後、ヒーローに代わって台頭したのが、ジョージ・タールトンが創設した大企業「AIM(アドバンスド・アイデア・メカニクス)」だ。

「AIM」は科学の力で世界を救おうと考え、アベンジャーズを全否定する。そんな中、「AIM」に対する疑念を深め、アベンジャーズの無実を証明すべく旅に出たのが、新ヒロインとして注目を集めるカマラ・カーン。チュートリアルを終えると、彼女がブルース・バナー博士とともに旅立つシングルプレイのミッションが幕を開ける。

腕が伸びる! 体が巨大化する!! ミズ・マーベル、圧巻のスーパーパワー

ミズ・マーベルことカマラ・カーンは、「A-Day」の事件により、変身能力と治癒復力を手に入れた10代の少女。超人的な力の中でも、ひときわ異彩を放つのがゴムのように伸びる手足だ。実際に操作してみると、腕がビヨーンと伸びる感覚がなんともコミカルで楽しい。しかも、ただ伸びるだけでなく、その腕を使ってウェブ・スイングのように遠くまでジャンプすることもできる。腕を伸ばすと手まで巨大化するため、敵を勢いよく壁や床に叩きつけるなど攻撃アクションも痛快! きびきびとした動きも小気味よく、初心者でも扱いやすいヒーローと言えるだろう。

3種類ある「ヒーローアビリティ」では、「大きくなれ!」がユニークだ。発動すると、ミズ・マーベルが巨大化!! ハルクを優に超えるほどの身長になり、群がる敵を長い手足でガシガシとなぎ倒すことができる。強敵に囲まれて苦戦を強いられたとしても、このアビリティで一気に形勢逆転。追い込まれたヒーローがスーパーパワーで危機を脱するという、コミックや映画さながらの爽快感を味わえる。

ギアとスキルで、ヒーローたちを思いのままにカスタマイズ

ヒーローたちを、自分好みにカスタマイズできるのも本作の大きな魅力だ。ベータテストでは、装備品にあたる「ギア」とヒーローたちの能力「スキル」のカスタマイズを行なうことができる。

レアなギアを求めて、ミッションを繰り返し楽しめる!

ミッションを進めていくと、ボックスの中からギアを発見したり、クリア報酬としてギアを入手したりする。ギアには「近接」「遠隔」「防御」「ヒーロー」の4タイプがあり、体の各部に装着すると、攻撃力や防御力がアップ。さらに、コンボ・フィニッシュムーブを決めると、一定確率で特殊効果を引き起こすなど、さまざまなボーナス効果も付随される。「アンコモン」「エピック」「レジェンダリー」などギアのレア度によって性能が異なり、クオリティが高いほどボーナス効果も大きい。ミッション中に入手するリソースを使い、ギアをパワーアップすることも可能だ。

最初のうちは「コモン」「アンコモン」などレア度の低いギアが多いが、ミッションの難度が上がると手に入るギアのクオリティも上がっていく。しかも、ただ性能の高いギアを身につけるのではなく、空中戦の多いミッションでは空中で与えるダメージを増やすギアを装着したり、敵の属性ダメージを防ぐギアをつけたりするなど、ミッションごとに戦略を立ててギアを選ぶのが楽しい。

「ウォーゾーン・ミッション」は、一度クリアしたら終わりではなく、プレイするたびに新たなギアやリソースが手に入る。しかも、手に入るのは操作しているキャラクターのギアのみ。そのため、あるミッションをアイアンマンでクリアしたら、今度はミズ・マーベルでクリアして彼女用のギアを手に入れ、次はハルクでチャレンジし……と何度でもトライしたくなる。新たなギアやリソースを手に入れるためにミッションを周回し、その過程で習得した新スキルを使うためにまた次のミッションへ。そんなやめられない&止まらないサイクルが待っている。

同じヒーローでも、プレイヤー次第で全く異なるプレイスタイルに!

スキルも、ヒーローたちの技や能力を拡張する重要な要素だ。新たなスキルを獲得するには、スキルポイントを割り振ってスキルツリーからアンロックすればOK。どのスキルを解放するかによって、同じアイアンマンでもリパルサーレイが強力なタイプ、近接攻撃が強いタイプなど、異なるスタイルに育っていく。今回体験できたスキルはヒーローひとりにつき約30種類だったが、これは全体の1/3程度とのこと。コミックを再現したものからオリジナルまで、多彩なスキルを習得できるそうなので、製品版に期待したい。

ヒーローたちがリアッセンブル! 最大4人で戦うオンラインマルチプレイに挑戦!

ストーリーを進めると、ウォーテーブルからミッションを選択できるようになる。ここから先は、オンラインマルチプレイも楽しめる。

ストーリー進行に関わる「ヒーローミッション」はシングルプレイだが、各地で展開される「ウォーゾーン・ミッション」、短時間でサクッと遊べる「ドロップゾーン・ミッション」、敵と戦いながらアクションを練習する「HARMルームチャレンジ」は、すべてオンラインマルチプレイに対応。最大4人でチームを組み、協力プレイを楽しむことができる。ひとりでプレイする場合、プレイヤーが育てたキャラクターが仲間になってくれる。

ここからは、アクションゲームが得意ではないアベンジャーズファンとアクションゲーム上級者のふたりによるプレイインプレッションをお届けしよう。

【アベンジャーズファン視点】
アクションが苦手でも、段階を追って、マルチプレイに慣れることができる親切設計!

「ゲーム慣れしていない、でもアベンジャーズの一員になってみたい」という初心者が、いきなりオンラインマルチプレイに参加するのは少々ハードルが高い。だがこのゲームでは、段階を追ってマルチプレイに慣れることができる。まずはソロプレイでミッションをある程度クリアし、操作に慣れたところでチュートリアル的な「HARMルームチャレンジ」でオンラインマルチプレイに挑戦。その後、短時間で手軽にプレイできる「ドロップゾーン・ミッション」を経て、いよいよ「ウォーゾーン・ミッション」をプレイ……と自分の習熟度に応じて徐々にマルチプレイに参加していけるのがうれしい。

ベータテストで操作できる4人のヒーローのうち、個人的に扱いやすかったのがブラック・ウィドウ、ミズ・マーベルといった動作が機敏なキャラクター。特にブラック・ウィドウは、体術に秀でているうえ射撃も得意。そのうえ、ウェブ・スイングのようにロープを射出して移動できたり、ロープで敵を引き寄せて攻撃したりできるので、非常に使い勝手がいい。相手の頭部を両脚で挟んで回転しながら投げ飛ばすコルバタを決めた時は、「これ、映画で見たヤツ!」と興奮してしまった。

なお、オンラインマルチプレイでは、ほかのプレイヤーと同じキャラを選択することはできない。要は、キャラかぶりNGというわけだ。そのため、最初はブラック・ウィドウとミズ・マーベルばかり使っていたものの、すべてのヒーローをまんべんなく扱うように。こうして育てたキャラがソロプレイではコンパニオンAIとして一緒に戦ってくれるため、チーム全体が強くなっていく喜びを味わうことができる。

威力絶大な「ヒーローアビリティ」で、初心者でも活躍できる!

敵の殲滅、拠点の占拠、巨大な敵の討伐など、ミッション内容もバラエティに富んでいる。ソロプレイだと勝手気ままに行動するが、オンラインマルチプレイになると自然と役割分担が生まれるのも面白い。アイアンマンがリパルサーで攻撃する中、ハルクが敵を蹴散らし、そのすきにブラック・ウィドウが破壊工作を行なうなど、それぞれの長所を活かして戦うと、チームとしての一体感が生まれ、「いい仕事をしたな……」という気分に。戦闘不能に陥った仲間を助けに行く時も、ヒーロー気分が高まる。

威力絶大な「ヒーローアビリティ」を駆使すると、ヒーロー気分はさらにアップする。このアビリティの中には、ほかの仲間にも影響を及ぼす技がある。例えば、ブラック・ウィドウのヒーローアビリティ「影のヴェール」。この能力を発動すると、姿が透明になり、敵に気づかれることなく無防備な相手をボコボコにできる。この時、近くにいるほかのヒーローも、一緒に透明化できるのだ。ミズ・マーベルが巨大化したタイミングで「影のヴェール」を発動すれば、もはや敵なし! こうした技を駆使すれば、アクションが苦手な人でもチームに貢献している感を味わえる。これであなたも、アベンジャーズの一員!

【アクションゲーム上級者視点】
ソロ+AIのチームとはまるで違う連携力にテンション上がりまくり!

ソロ+AIでのプレイでは、敵を見つけては突入して攻め続け、仲間が討ちもらした敵まで根こそぎ倒していくスタイルがもっぱら。回避やパリィを使いこなすことで乱戦の中でも被ダメージを減らせるし、敵が集まりすぎたら強力なヒーローアビリティで一掃してしまえばいい。アクションゲームとしての爽快感は格別で、自分で操るヒーローの強さを堪能していた。

ただし、このスタイルでは、後方の死角から攻撃を受けてピンチに陥ることもしばしば。AIは近くの敵と戦うことを考えているようで、プレイヤーのフォローを優先してくれるわけではないからだ。これがマルチプレイの場合、ボイスチャットで声を掛け合い、互いをフォローすることで、戦いはかなり安定する。ヒーローアビリティも発動を合わせて強敵を一気に攻めたてるなど、プレイヤー同士だからこその効果的な運用ができた。

また、ミッションによっては所定のエリアを一定時間守る、占領タイプのタスクがある。ソロの場合、占領はプレイヤーの仕事。暴れたくても占領が完了するまでエリアから離れられず、さらに複数のエリアをひとりで管理しなくてはならない。マルチプレイなら、「Aポイントは敵が少なくなってひとりで守れる。先にBポイントに行って!」といった分担が可能で、クリアタイムはソロよりも明らかに早かった。チームワークを発揮して手際よく攻略できたときの達成感は、マルチプレイならではだ。

ヒーローの個性を引き出し、仲間に見せつけるプレイが楽しい!

ソロで攻略していると、いくつかの使い勝手のいいコンボやヒーローアビリティに頼る戦いに偏りがち。ヒーローたちの多彩なアクションを再現していることは本作の魅力なのに、引き出すプレイができていないと感じることもあった。個人的には、アイアンマンがそのパターン。せっかくスキルを解放してさまざまな遠隔攻撃を使えるようになったわりに、実際の戦いでは近接コンボばかり。それでも敵を倒しやすいし、「誰に見せるわけでもない」と思い殴り続けていた。

しかし、マルチプレイでは一転。地上の敵との近接戦闘は仲間に任せ、離れた位置にいる射撃タイプの敵や空中のドローンをアイアンマンの遠隔攻撃で抑えると、チームとして安定した戦いぶりに。仲間から「ナイスフォロー!」と声を掛けられると、ようやくアイアンマンらしさを出せて、それを見てもらえたことで嬉しくなる。

『アベンジャーズ』ファンが集結するマルチプレイなのだから、うまいだけ、強いだけではもったいない。私のアイアンマンを、もっと見て!


Marvel’s Avengers (アベンジャーズ)

・発売元:スクウェア・エニックス
・フォーマット:PlayStation 4
・ジャンル:アクションアドベンチャー
・発売日:2020年9月4日(金)予定
・価格:パッケージ版 希望小売価格 7,980円+税
    ダウンロード版 スタンダードエディション 販売価格 8,778円(税込)
    ダウンロード版 PS Store限定エディション 販売価格 9,878円(税込)
    ダウンロード版 デラックスエディション 販売価格 10,978円(税込)
    リアッセンブルエディション 販売価格 27,478円(税込)
・プレイ人数:1人(オンライン時:最大4人)
・CERO:B(12才以上対象)


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