注目のオープンワールドRPG『原神』CBTプレビュー! 7つの元素で構成される幻想世界を旅する自由な体験!

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注目のオープンワールドRPG『原神』CBTプレビュー! 7つの元素で構成される幻想世界を旅する自由な体験!

中国の開発会社miHoYoが手掛けるPlayStation®4用ソフトウェア『原神』は、2020年にリリースが予定されるマルチプレイ対応のオープンワールド型RPGだ。そのファイナルCBT(クローズドβテスト)が、7月2日(木)から約3週間にわたって実施された。

過去に実施されてきたテストはPC版やスマートフォンアプリ向けだったが、今回の”ファイナル”で初めてPS4版が対象に含まれ、クロスプラットフォームでの協力マルチプレイも可能となった。

広大で美しい世界を冒険するアクションRPG

本作の舞台は、7つの元素を司る神々と、それを信仰する幻想の世界「テイワット」。プレイヤーは旅人と呼ばれるキャラクターとなり、見知らぬ神に連れ去られた双子の兄妹を探すため、この幻想世界を旅していく。ゲーム冒頭では見知らぬ神との戦いのシーンが描かれ、兄妹のうちどちらを主人公にするか選ぶことになる。

【原神】オープニングイベントムービー

注目のオープンワールドRPG『原神』CBTプレビュー! 7つの元素で構成される幻想世界を旅する自由な体験!

オープンワールドのマップを自由に探索

本作はオープンワールドのゲームであり、広大な「テイワット」を自由に探索できる。切り立った崖をよじ登り、川や湖を泳ぎ、また「風の翼」を広げて高所から滑空するなど移動手段も多く、目に見える場所のほとんどに到達可能。時間経過と天候の変化もあり、生き生きとした世界の美しさも見どころだ。

軽快なアクションと7つの元素を駆使したバトル

プレイアブルキャラクターは主人公のほか、ストーリー進行によって加わる仲間、そして「祈願」(ガチャ)やシーズン報酬などで手に入れることで増えていく。これらのうち、最大4人のパーティを組んで冒険するのが基本だ。パーティメンバーの中で操作できるのはひとりだが、状況に合わせてリアルタイムで変更できる。

戦闘中は○ボタン連打、または長押しの組み合わせでコンボを繰り出す、シンプルで爽快なアクションを楽しめる。片手剣や大剣、槍、弓など、各キャラクターが得意とする固有の武器種が設定されており、同じ片手剣使いでもコンボやアクションが異なるため、個性の違いが表現されている。

さらに、本作の大きな特徴となっているのが元素の要素だ。各キャラクターは風、炎、氷、雷、水、草、岩という7つの元素のいずれかが設定されており、R2ボタンの元素スキル、△ボタンの元素爆発というアクションを実行できる。そして異なるふたつの元素が接触すると、「元素反応」と呼ばれる特別な効果が発生。炎と草が接触すると炎の継続ダメージが生まれる「燃焼」、水と氷が接触すると動きを封じる「凍結」、炎と雷が接触して大爆発を起こす「過負荷」など、組み合わせの効果はさまざまだ。

多くのゲームで見られる属性の相性ジャンケンという考えとは少し異なり、パーティメンバーを切り替えながら異なる元素を敵に付与し、「元素反応」の最大効果や連鎖を狙っていく戦略性が醍醐味だ。

また、元素は戦闘だけでなく、ギミックの攻略にも使用する。水辺を凍らせて足場を作ったり、雷で装置に電力を通したりと、周囲を観察しながら対応する元素を判断し、道を切り拓いていくパズル要素も楽しめる。

パーティメンバーの配置による「元素共鳴」

今回のファイナルCBTでは、これまでのテストにはなかった「元素共鳴」というシステムが実装された。これは4人のパーティメンバーがどんな元素タイプの持ち主かによって、さまざまな効果が得られるというもの。

4人の元素が異なる場合は「交錯の護り」としてすべての元素耐性がアップ。このほかは同じ元素タイプがふたりいることで効果が生まれ、炎元素なら「熱誠の炎」として水元素付着の継続時間が減少および基礎攻撃力のアップなど、特定の強敵やダンジョンを攻略する際に役立ちそうだ。

ほかのプレイヤーと力を合わせて戦うマルチプレイ

本作はオンラインマルチプレイに対応。ほかのプレイヤーの世界に助っ人として入ったり、自分がホストの世界で手伝ってもらったり、協力プレイを楽しめる。

ソロプレイはパーティメンバーのうちひとりのキャラクターしか操作できないが、マルチプレイなら最大4人のキャラクターが同時に行動できるため、攻撃アクションの手数が段違い。元素タイプをバラけさせることで、とくにタイムアタック的なミッションで大きな効果を発揮する。もちろん、元素タイプの担当分けやスムーズな連携が必要ではあるが、誰かと一緒に戦うことじたいがとても楽しい!

プレイヤーそれぞれの楽しみ方がある! 自由な冒険世界をプレビュー

今回のファイナルCTBには、PS.Blogから2名のスタッフが参加。探索、戦闘、育成などできることがたくさんある本作にまんまとハマり、それぞれの趣味嗜好を満喫する結果に。プレイヤーしだいで自由気ままに楽しめる、プレイ動画と合わせてプレビューをお届けしよう。

『原神』プレイ動画

注目のオープンワールドRPG『原神』CBTプレビュー! 7つの元素で構成される幻想世界を旅する自由な体験!

①美しい風景とかわいいキャラに満ちた世界をひたすら探索! あらゆる場所で新しい発見と出会えることがオープンワールドの醍醐味!

美しいビジュアルの新作オープンワールドゲームということで、PS4版リリース決定の発表から注目していたこの『原神』。今回のファイナルCTBで幻想世界「テイワット」に飛び込んでみると、そこには期待を裏切らない広大で自由な冒険が待っていた。

アニメ調の美麗な世界に浸る心地良さ!

アニメ調で描かれる本作のビジュアルは非常に美しい。オープニングムービーやイベントシーンはもとより、この世界に降り立った冒頭から美麗な風景が広がり、細かな作り込みに圧倒される。

最初に探索するモンドエリアは、風の神が司る土地。草原や森、川や湖、切り立った崖から眺める海まで、いたるところで風を感じられるようで、穏やかな風景はどこから見ても絵になる。物語が進んで西へと移動すれば、岩の神が司る璃月エリアに到達。こちらは雲海を突き抜ける高い岩山や夜景が映える港町など、中国モチーフのロケーションが広がる。どこへ行っても風景を見て楽しめることがすばらしく、スクリーンショットを保存するSHAREボタン連打が止まらない!

ロケーションの美しさだけでなく、キャラクターも魅力的だ。主人公のパートナーとして旅をともにするパイモン、モンド騎士団の優秀な偵察騎士でありながら性格は大雑把で元気なアンバー、騎士団長の重責を担い凛々しく振舞うジン、おっとりしたお姉さんタイプと思いきや怒らせると恐いリサなど、かわいいキャラが次々と登場。男性キャラもイケメン揃いで女性ユーザーのハートを掴みそうだ。

本作を開発するmiHoYoは中国のデベロッパーだが、日本のアニメやサブカル文化に強く影響を受けているとのこと。日本人ユーザーに合いそうなビジュアルも納得で、キャラ萌え要素までしっかりと押さえている。バトルの効率を重視したパーティ編成もいいけれど、お気に入りのキャラをはべらしての旅も悪くない。

「気になるあの場所まで行ってみよう」が数珠つなぎ! オープンワールドの探索が楽しすぎる!

先ほど、モンドの西に璃月があるとサラッと述べたが、実際の移動距離はかなり長い。それでも、モンド内の任務目的地へ向かうついでに道草を食っていたら璃月に入り込んでしまったほど、フィールド探索が楽しい。

オープンワールドの本作では、目に見えるほとんどの場所に到達できる。よじ登り、泳ぎ、滑空はスタミナゲージを消費するが、うまく回復させながらゲージを管理していれば、育成が進んでいない序盤のスタミナ量でも広範囲の移動が可能だ。

周囲をちょっと見渡せば宝箱や意味ありげに並ぶ遺跡が見つかり、強化アイテムや食材などを獲得して探索の成果をきちんと得られる。そこで本来の任務に戻ればいいのだけれど、次の探索ポイントが目に入ってまた道草……といった具合に、気になる場所が数珠つなぎに現れて探索のループにのめり込んでしまうわけだ。新しい発見が次々とやってくるこのフィールド構成は、まさに絶妙!

ちなみに、世界の各地には七天神像やダンジョンの「秘境」、ワープポイントが点在しており、発見・解放することで瞬時に移動可能になる。長い距離を進んだあとの帰り道を考えると、探索の歩みは鈍くなるが、ファストトラベルですぐに帰ることができる安心感があるから、探索がはかどるというもの。また、ファストトラベルになんらかのリソースを必要とすることもない。

こうして書くと、目的なく宝を求めて探索だけしているように思われるかもしれないが、「冒険ランク」を上げるという本作の重要な行動を兼ねていたりする。

「冒険ランク」とは、キャラクターの育成レベルとは別にある、プレイヤーレベルのようなもの。「冒険ランク」が上がることで、新しいストーリーの任務や「秘境」ダンジョンに挑めるようになったり、マルチプレイなどのゲームシステムのいくつかがアンロックされたりと、できることがどんどん増えていく。

「冒険ランク」を上げるために必要なのが「冒険経験」であり、宝箱を開ける、ワープポイントを解放するといった行動で入手できる。

すなわち、探索は自分の冒険心を満足させるためだけのものではなく、ゲームを進行させる重要な行動でもある。ストーリーが進んでいないとか、バトルテクニックを磨けていないとか、プレイスタイルへのツッコミどころはたくさんあるけれど、自信を持って次の探索ポイントに行きたいと思う。

②7つの元素を駆使する冒険に没頭! キャラや装備をコツコツと強化していくのもやめられない!

広大かつ美麗な世界はもちろん、かわいらしいキャラクターデザインにまず目を奪われる本作。ワクワクしながらプレイしてみると、7つの元素を駆使するバトル&ギミックをはじめ、豊富な育成手段でじっくりとキャラを強化していく面白さにどっぷりとハマってしまい、時間を忘れて遊んでしまった。

元素はバトルやギミック解除で大活躍! 周囲の環境も利用した手段の模索が楽しい

本作のプレイアブルキャラには、風、炎、氷、雷、水、草、岩という7つの元素のいずれかが設定されている。そして、元素スキルや特殊な行動などにより、元素を伴った攻撃を繰り出すことが可能だ。

元素は一部の敵やオブジェにも設定されており、元素を伴う攻撃が他の元素と接触すると、さまざまな効果をおよぼす「元素反応」が発生する。例えば、炎元素に風元素が接触すると炎が「拡散」! さらに、その際に周囲の環境が草原などの草元素の場合は拡散した炎による「燃焼」で草木が炎上し、炎ダメージが一定時間発生するといった連鎖効果もある。また、行く手を阻む植物を炎元素で燃やして排除したり、炎をまき散らす装置を氷元素で凍らせて無効化したりなど、元素はバトルだけでなくギミック解除の際にも大活躍だった。

元素が設定されていない敵にも、元素を伴う攻撃を当てたり、元素が設定されているオブジェに誘導したりすることで、その元素を一時的に付与できた。水元素の攻撃や水場への誘導で濡らした敵に雷元素の攻撃を当て、強引に「感電」させるといったことも可能だ。プレイアブルキャラに設定された元素はひとつのため、さまざまな「元素反応」を狙うならキャラを切り替えつつ戦う必要がありいそがしいのだが、周囲の環境までも利用して敵を圧倒できたときの快感がたまらない。

マルチプレイの場合は、異なる元素を持つキャラを互いに操作することで、自分のキャラを切り替えることなく目的の「元素反応」を狙えるのが大きなポイント。炎元素のキャラと雷元素のキャラで集中攻撃を仕掛けて「過負荷」のダメージを連続して与え、強敵を難なく撃破できたときは感動モノだった。マルチプレイ時は敵のターゲットが分散するので、戦いやすいのもうれしい!

高難度のチャレンジにふたりのマルチプレイで挑んだ際も、ともに戦ってくれるプレイヤーがいることの心強さを実感。レベルが高いうえにHPが多い敵を60秒以内にすべて倒せ、という内容で、何度か失敗してしまったものの、互いのキャラや食事の効果、そして狙う「元素反応」などを吟味して作戦を立案してみる。「今のレベルではまだ無理かも……」という弱気な考えも頭をよぎったが、なんとか達成できたときは思わずガッツポーズ! ボイスチャットで互いの健闘を称え合うほどの興奮と達成感を得られた。

冒険し、キャラを育てて、また冒険……というサイクルがクセになる!

プレイアブルキャラの育成手段が豊富に用意されているのも、本作の魅力のひとつ。キャラのレベル上げに必要な経験値は、冒険中に獲得したアイテムを使うことで得られる。そのため、よく使っているキャラはもちろん、使っていないキャラのレベルを上げることもできるのはうれしいところだ。

キャラだけでなく、攻撃で使う武器や、アクセサリ的な装備の「聖遺物」、特殊な能力に関する「命ノ星座」、そして攻撃や元素に関する「天賦」といった要素も、獲得したアイテムを使って強化できる。キャラのレベルアップや装備の強化は、バトルですぐに体感できるほどの効果があるので、育成に対するモチベーションが高まるというもの。複数のキャラやさまざまな要素を強化するのはなかなか大変だが、攻撃力や防御力といった数値がコツコツと上がっていくのを見るとニヤけてしてしまう人には、たまらないはずだ。

強化に必要なアイテムは、フィールドやダンジョンの宝箱をはじめ、クエスト的な扱いの任務、日替わりで変化するデイリー依頼、時間の経過で補充される「天然樹脂」を使って挑戦する「秘境」の報酬などで入手できる。これらの要素は、広大な世界の各地に点在しており、気づけば、メインストーリーそっちのけで各地を冒険→その途中で獲得したアイテムでキャラを育成、というサイクルが止まらない。

終了後にはデータが消えてしまうβテストなのにこれだけハマってしまうのだから、正式にサービスが開始されたらどうなってしまうのやら……。今回のβテストは”ファイナル”と銘打っていることもあり、できることや行ける場所はかなり多めに用意されていた。βテスト期間中ではとても遊び尽くせないほどのボリュームだと感じたので、サービスの開始が待ち遠しい!


原神

・発売元:miHoYo Limited
・フォーマット:PlayStation 4
・ジャンル:オープンワールド型RPG
・発売日:未定
・価格:基本プレイ無料(一部アイテム等課金あり)
・プレイ人数:1人(オンライン時:2~4人)
・CERO:審査予定


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