世界中のゲームファンから注目を集めるPlayStation®4用ソフトウェア『The Last of Us Part II』。6月19日(金)の発売日が近づくにつれ、期待感はますます高まってきている。特集第2回では、そんな本作の見どころを総まとめ! エリーの旅路の新たな舞台となる世界、そこで繰り広げられるサバイバルアクションなど、前作からはるかにパワーアップした内容を見ていこう。
世界のゲームファンがなぜ『The Last of Us Part II』に期待するのか? その理由を前作から紐解く【前作のネタバレあり】
本作が非常に大きな期待を集めているのは、前作『The Last of Us』が世界的なヒットタイトルであり、そのストーリーやゲーム性に魅了されたファンが数多くいるからにほかならない。そして今回の『II』は、世界観や主要な登場人物を踏襲しつつ、探索やアクションのシステムなどが前作よりさらに進化して、続きの物語が描かれることになる。『II』をより深く楽しむため、まずは前作がどんなゲームだったのか振り返っておこう。
なお、前作のストーリーやエンディングに関するネタバレを含んでいるため、これからプレイする方は注意してほしい。
謎の寄生菌によって荒廃した世界で描かれる、ひとりの男とひとりの少女の長い旅路
『The Last of Us』は、「アンチャーテッド」シリーズを手掛けたノーティードッグによる新作タイトルとして、2013年6月にPlayStation®3で発売。全世界200以上のゲームアワードを受賞し、PS3世代の傑作サバイバルアクションとの評価を得た。
物語の舞台は、寄生菌の爆発的な感染によって荒廃が進むアメリカ。寄生菌に侵された人間は、ほどなくして理性を失い、異形の感染者へと変貌する。彼らは強い攻撃性をもって生存者を襲い、新たな感染者を増やしていく。感染爆発から20年。人口は激減し、打ち捨てられた都市は廃墟と化していたが、残された人々は軍の厳しい統制下にある「隔離地域」で命をつないでいた。
そんな中、闇市場での取引を生業とする主人公のジョエルは、軍の対抗組織「ファイアフライ」からひとつの仕事を引き受ける。依頼内容は、エリーという14歳の少女をある場所へ連れて行くこと。エリーは、感染者に噛まれても発症しない。寄生菌の免疫を持ち、世界を救う鍵となる少女だった。
しかし、ふたりの旅路は過酷で危険極まるものだった。隔離地域の外で待つのは、異形の姿となった感染者たち。そして、生き延びるために資源を奪おうと攻撃してくるほかの生存者たち。彼らとの戦いは、多数の敵に追われる不利な状況がほとんどで、正面からぶつかっても勝ち目はない。身を隠し、周囲のあらゆる環境を利用するサバイバルバトルが展開されることになる。
ジョエルとエリーは、ときにぶつかり合いながらも苦難を乗り越え、いつしか家族とも言える絆が生まれていた。そして、ついにたどり着いた旅の目的地。エリーの免疫からワクチンが生成されるはずだったが、そのためにはエリーの命と引き換えにしなければならないことが判明する。
ワクチン生成のために手術室に運ばれるエリー。世界を救うか、エリーを守るか──。ジョエルはファイアフライのリーダーや医師を殺して手術を阻止し、エリーを奪還する。脱出後に麻酔から目覚めたエリーは、何が起こっていたのか知らない。そして、生存者が集うジャクソンの町を見下ろす丘の上で、エリーがジョエルに問いかけるところでエンディングを迎える。
追加エピソード「Left Behind -残されたもの-」
2014年2月には、追加エピソード「Left Behind -残されたもの-」が配信された。これは、エリーがジョエルと出会う前の物語。エリーは親友のライリーとともに軍の寄宿学校を抜け出し、ショッピングモールへと向かう。しかし、そこでふたりの人生を永遠に変えることになる出来事が起こる──。
PS4リマスター版が好評発売中!
人間の慈愛と狂気を深くえぐる物語に加え、極限の緊張感が漂うサバイバルアクションは、多くのプレイヤーを惹きつけた。現在はPS4向けにグラフィックが強化された『The Last of Us Remastered』が販売されており、「Left Behind -残されたもの-」も収録されている。『II』が発売されるまでにプレイしておくのもいいだろう。
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前作から5年後を描く『The Last of Us Part II』
『The Last of Us Part II』では、前作の危険な旅路から5年後、エリーを主人公とした物語が描かれる。ストーリーはプレイヤーの感情をさらに激しく揺さぶり、新たな操作が追加されたサバイバルアクションは戦略性が増している。
公開中の「State of Play」映像では、開発スタッフの解説とともにゲームプレイの様子がたっぷりと映し出されているので、まだ見ていない人はぜひチェックしておこう。
※映像には過激な表現が含まれます。視聴にはご注意ください。
※YouTubeの字幕設定をオンにすると日本語字幕が表示されます。
【ストーリー】復讐を求めるエリーの無慈悲な旅
謎の感染爆発によって変わり果てたアメリカを横断した旅から5年、エリーとジョエルはワイオミング州ジャクソンで暮らしていた。生存者たちによるコミュニティーは順調に発展し、ふたりは安らぎと落ち着きを取り戻したかのように見える。
エリーには友達もでき、ディーナにはそれ以上の感情も持っているようだ。エリーたちは周辺のパトロールを行なっており、コミュニティーの安全を守っている。
もちろん、依然として危険は存在する。感染者とそれ以外──他のコミュニティーに属する生存者たちだ。そして、あるすさまじい出来事が平和を崩壊させたとき、エリーの無慈悲な旅が再び始まる。裁きを下し、すべてを終わらせるために。
エリーの復讐は、さまざまな正義や道徳との対立を生み出し、もたらされた暴力の連鎖がプレイヤーの感情を激しく揺さぶる。何が正しく、何が間違っているのか。どちらが正義で、どちらが悪なのか。誰が主人公で、誰が悪役なのか。その答えは、プレイヤーによってまったく異なるのかもしれない。
開発スタッフが解説する「Inside the Story」映像もチェック!
※本映像には過激な表現が含まれます。視聴にはご注意ください。
※YouTubeの字幕設定をオンにすると日本語字幕が表示されます。
【世界】リアルな存在感を放つ多彩なフィールド
エリーの旅の舞台となるのは、ジャクソンの安らぎに満ちた山岳や森林から、シアトル近郊の緑に覆われた廃墟まで。作中では感染爆発からおよそ25年が経過しており、都市の荒廃はさらに進み、自然が廃墟を飲み込み草木がうっそうと茂る表現が随所に見られる。
ノーティードッグ製の最新エンジンで命を吹き込まれたフィールドは、かつてないほどのリアルさに。また、馬やボートで移動する広大なエリアもあり、探索における魅力が増している。旅の先々で訪れる、美しくも危険に満ちた世界に注目だ。
開発スタッフが解説する「Inside the Details」映像もチェック!
※本映像には過激な表現が含まれます。視聴にはご注意ください。
※YouTubeの字幕設定をオンにすると日本語字幕が表示されます。
【アクション】小柄で俊敏なエリーならではのサバイバル
敵だらけの世界を戦い抜くサバイバルアクションは、進化したゲームプレイシステムによって緊迫感がさらにアップ。また、エリーは小柄だが、狭い隙間をすり抜けたり、俊敏さを活かして敵を翻弄したりと、戦略的でスピーディな戦い方ができる。
開発スタッフが解説する「Inside the Gameplay」映像もチェック!
※本映像には過激な表現が含まれます。視聴にはご注意ください。
※YouTubeの字幕設定をオンにすると日本語字幕が表示されます。
新操作の追加で探索・戦闘のアクションが幅広く!
本作では新たな操作として、ジャンプ、ほふく、回避のアクションが追加された。前作では特定の場所で壁を乗り越えるような動きがあったが、本作ではいつでもジャンプできるようになった。狭い隙間なら飛び越えることもできるので、立体的な移動や探索が可能だ。
ほふくは、地面に這いつくばって移動するアクション。しゃがみよりも低い姿勢になることで、草むらや車の下に隠れ、敵に見つかりにくくなる。壁の小さな穴もくぐり抜けられるので探索の幅が広がるほか、ほふく状態から銃や弓で攻撃することもできる。
回避は、小さく素早い動作で敵の攻撃をかわすアクション。回避後は、近接攻撃ですぐに反撃することができ、1対1の接近戦で敵を翻弄し、無傷のまま倒しきる戦い方もできる。
敵対するふたつの生存者グループと、新たな感染者
エリーが旅するシアトルでは、ふたつの生存者グループが残された資源をめぐって争っており、エリーはその争いの中で復讐の相手を探すことになる。
そのひとつである「ワシントン解放戦線」、通称「WLF」は、軍を打倒し、その装備を奪って武装した武力組織。訓練された番犬を連れている場合もあり、番犬はエリーの姿が見えなくても匂いを嗅ぎ分け、匂いをたどって追跡する能力を持っている。
もうひとつの「セラファイト」は、原始的宗教グループ・原理主義者のような集団。主に弓矢や近接武器で武装し、静かに敵を追い詰めるような戦い方をする。
もちろん、人類にとっての脅威である異形の感染者も登場する。生存者を見つけると猛然と襲いかかってくる「ランナー」、視力を失った代わりに聴力が発達した「クリッカー」などのほか、本作から新種の感染者として登場する「シャンブラー」も。「シャンブラー」は膿疱に覆われた巨体を持ち、ガス状の酸を放出する強敵だ。
生き延びるために必要な装備の強化
前作と同じく、探索中に拾い集めた資源を使い、治療キットや火炎瓶などを工作することができる。現地調達した資源を戦闘に活用するのは、まさにサバイバルだ。
また、部品を集めておけば作業台で装備を強化できたり、サプリメントでエリーの能力を解放したりすることもできる。どの武器を強化し、どの能力を伸ばしていくかは、それぞれのプレイスタイルが表れるところだ。
部品やサプリメントは、フィールドのあちこちで見つかるため、隅々まで探索するほどエリーの強化につながる。最短ルートを進むだけでなく、寄り道したり迷ったりすることにも意味がある。プレイヤーのあらゆる行動や選択は、エリーの旅の体験そのものになるわけだ。
続々と公開される映像で、その全貌が少しずつ明らかになりつつある『The Last of Us Part II』だが、まだまだ隠された謎も多い。発売日まで続報を要チェック!
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The Last of Us Part II
・発売元:ソニー・インタラクティブエンタテインメント
・フォーマット:PlayStation 4
・ジャンル:アクション
・発売日:2020年6月19日(金)予定
・価格:パッケージ版 通常版 希望小売価格 6,900円+税
パッケージ版 スペシャルエディション 希望小売価格 8,900円+税
パッケージ版 コレクターズエディション 希望小売価格 17,900円+税
ダウンロード版 通常版 販売価格 7,590円(税込)
ダウンロード版 デジタルデラックス版 販売価格 8,690円(税込)
・CERO:Z(18才以上のみ対象)
※ダウンロード版ご購入の際のご注意
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PS.Blogの『The Last of Us Part II 』記事はこちら
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