巨大なEDMレーベルに立ち向かう音楽アクションアドベンチャー『No Straight Roads』が6月30日発売決定！

筆者：Wan Hazmer (ワン・ハズメー)
　　　『No Straight Roads』ゲームディレクター

プレイステーション®ファンの皆さん、こんにちは。PS.Blogに初めて公開する新しい情報を持ってきました。『No Straight Roads(ノー・ストレート・ロード)』は2020年6月30日(火)、PlayStation®4に登場します！

ついに、ついに！　ゲームの発売日が決定しました。今年の夏に皆さんが｢NSR｣というEDM(エレクトロニック・ダンス・ミュージック)帝国が支配するビニールシティの世界を体験し、そのNSRに立ち向かうミュージック・レボリューションを率いることを楽しみにしています。

本日のニュースはそれだけではありません──PS4版『No Straight Roads』のコレクターズエディションのご案内です。ゲームのオリジナル・サウンドトラックから選りすぐりの楽曲を収録した10トラックのレコード盤、64ページにおよぶ未公開アートワークが記載された｢The Art of NSR｣アートブック、そしてコレクターズドラムスティックのセットなど、さまざまなコレクターズアイテムがセットになった特別版をご用意しています。

▲『No Straight Roads コレクターズエディション』は現在予約販売中です。お近くのショップに在庫があるかどうか、必ずご確認ください。

2017年にスクウェア・エニックスを退職するまで(編集部注：Wan Hazmer氏は『ファイナルファンタジーXV』でリードゲームデザイナーを務めていた)、新しいインディースタジオとしてゲームを立ち上げるために必要な多くのことをスクウェア・エニックスで学ばせてもらいました。その後、ほかのインディーゲーム会社と同じように数多くの挑戦に満ちたゲーム開発を日々送っていますが、その途中で出会ったパートナー・Sold Outのサポートもあり、コレクターズエディションを発売するという夢を現実のものにすることができそうです。心から感謝しています。皆さんがもうすぐこのゲームを手にするかと思うと本当にワクワクしています。

私達はインディーズなので、もしかしたら『No Straight Roads』を知っていただくのは初めてかもしれません。ぜひ、ここで簡単に紹介させてください。

『No Straight Roads』は、リズム感のある戦闘と活気に満ちたオフビートな世界、そしてキラーサウンドトラックが融合したアクションアドベンチャーゲームです。このゲームでは音楽が中心的な役割を果たしていますが、リズムアクションゲーム(いわゆる音ゲー)ではありません。しかし、音楽を聴くことは戦闘をマスターする上で非常に重要な役割を果たします。プレイヤーは、ビートに合わせて敵が攻撃してくる間、攻撃の合図を聞きながら、攻撃、迎撃、ジャンプ、移動などを自由に行なうことができ、アクション性の高い3人称視点の戦闘を楽しむことができるのです。

情熱的なインディーズロックバンドの｢メイデイ｣と｢ズーク｣のふたりが、EDM帝国のNSRを相手に、ビニールシティの支配下でEDM以外の他のジャンルの音楽表現が禁止されているという状況に立ち向かっていきます。皆さんはメイデイとズークになってビニールシティのミュージック・レボリューションを率いながら、NSRのトップミュージシャンたちとの戦いに挑んでください。

『No Straight Roads』では音楽をとても重視しており、James Landino、Andy Tunstall、Funk Fiction、Masahiro “Godspeed” Aoki、Az Samad、Clyde、そして音楽ディレクターのFalk Au Yeongなどの才能豊かなアーティストの皆さんと協力して、各ステージを進むごとにEDMとロックの間を行き来するような素晴らしいサウンドトラックを作り上げました。

また、NSRのスーパースター・ボーイズグループであり、ビニールシティで最もクールなグループである｢1010(テンテン)｣の新しい姿をお届けします。今までに見たことのないポップミュージックとの出会いの中で、このスタイリッシュなスターたちとのハイスピードなバトルをどうぞお楽しみに！