さあ、そんなわけで、自分でゲームしたり、いろんな人に話を聞いたりしてPlayStation™Nowの魅力を伝えるこの「ヨッピーのPS Now日記」ですが、「PS Nowで遊べるマジおすすめのゲーム」を聞くために、本日はソニー・インタラクティブエンタテインメント インディーズ イニシアチブ代表の吉田修平(吉P)さんに来ていただきました。吉P・ヨッピー対談!
今日はよろしくお願いします!
よろしくお願いします! 僕、この連載を書くにあたって、「ゲームに詳しい人を紹介してくれ」ってお願いしたら「ああ、吉Pさんですね」って言って吉田さんを紹介されたんですが、吉田さんって偉い人なのに今でもそんなにゲームやってるんですか?
「はい。やってます」
まず、朝起きたら出勤までの通勤時間なんかにスマホのゲームを10種類ぐらいやります。いわゆるログインボーナスをゲットする作業ですね。
10種類!? 同時並行でやるのって3つぐらいが限界じゃありません!?
いや、それは確かにそうなんですよ。でも私、関西人なんで「お得!」とか「無料!」みたいな言葉に弱いんですよ。だから、とりあえず「もらえるものはもらっておこう」ということでログインボーナスを集めるだけ、っていう感じで遊んでるのが10種類で、ちゃんと遊ぶのは2~3種類ぐらいですね。
それにしたって多い……。
通勤時間中にPlayStation®Vitaを2台、コートの左右のポケットに1台ずつ持ち歩くなんてこともしていましたね。
ソニー・コンピュータエンタテインメント(発売当時)の携帯ゲーム機、PS Vita。僕も入院中に散々やった。
それはやりすぎ。1台あればじゅうぶんじゃないですか。
私は、いわゆるインディーゲーム(*)が大好きなんですよ。インディーゲームって日本市場向けのものとアメリカの市場向けのものでPlayStation™Storeに並ぶタイトルが違うので、1台は日本滞在時用のアカウント、もう1台はアメリカ滞在時用のアカウントといったように使い分ける感じで、いつでも持ち歩いて。
*インディーゲーム……大手のゲーム会社ではなく、独立した小規模かつ少数の開発者で開発されたゲーム。パッケージは販売されずダウンロード販売のみ対応のものが多く、開発環境の進歩により最近盛り上がってるゲーム市場でもある。
さすが、世界を飛び回られていますね! ちなみにNintendo Switchは持ってないんですか?
3台持ってますよ。
さっきから買いすぎですよ。
ただ、Nintendo Switchは私にとっては持ち歩くのにはちょっと大きいんですよね。Nintendo Switch Liteも出ましたけど、Nintendo Switchは娘が家でもっぱら『スプラトゥーン2』をやってます。これがめちゃくちゃ上手くて全然勝てないんですよ……。
すいません、吉田さんって暇なんですか?
(笑)
据え置き型のゲームもやるんですよね?
そうですね。ゲームするのも大事な仕事ですから! 注目されてる新作のゲームが出るたびに、1~2時間くらいは遊ぶ事にしてるんですよね。だから「どれぐらい遊んでるか?」と言われると、そもそもゲーム時間を気にしてないから全然わからない……。ただし、これは本当に仕事としてやってる、っていう感じですね。
で、触ってみた中で「おっ、これは!」っていうものがあると普通に遊んじゃうっていう……。
その通りです(笑)。それこそ『ゴッド・オブ・ウォー』が出た時なんかは延々やってましたし、ハマったゲームはプラチナトロフィー(*)取るぐらいまでやり込んでます。今なら『DEATH STRANDING(デス・ストランディング)』ですね。
*トロフィー……PlayStation®4のゲームによっては「ボス撃破!」みたいに何かしらの実績を解除するたびにトロフィーがもらえる。プラチナトロフィーはけっこうやりこまないとゲットできない。
戦いの神クレイトスを操って暴れて暴れて暴れ倒すPS4の超大作アクションゲーム。謎解き、神話の要素も多く遊びごたえ抜群! 12ヶ月利用権でPS Nowなら月額581円で遊べるぞ!(*)
*2020年1月1日(水)までの期間限定配信
あの小島秀夫監督の完全最新作。これまでにないゲーム性、ストーリー性でゲーム史にまったく新しいジャンルのゲームを生み出したと言える。現在世界中で人気爆発中。
私、夜はすぐ寝ちゃうので、朝4時に起きて……。
4時!?
そう。4時に起きて会社に行くまで2時間くらいやるんですね。PS4はセーブデータをクラウド上にアップできるので、会社のPS4でそのセーブデータの続きをやる、と。『DEATH STRANDING』は20~30時間くらいやってるかな? でもこの一週間出張に行ってて全然できなかったのでウズウズしてます。
ゲームやってて楽しい瞬間ってなんですか?
やっぱり、のめり込んでる瞬間ですね。ゲーム画面と、ゲームのコントローラーと自分の体が一体化してるような感覚になると本当に時間を忘れてしまいますね。
【吉田さんのベストゲーム:『風ノ旅ビト』の話】
あとは、作った人に対する敬意とか、「これはすごいな」「これをよく作ったな」って感動する時もありますね。『風ノ旅ビト』っていう、私の人生のベストゲームがあるんですけど、主人公が旅に出て、人と出会って冒険をして、そして雪の中に倒れて死ぬ、というような、人生をそのまま表現したようなゲームなんですね。そこに出てくる登場人物と一緒に冒険したりするんですが、相手を初めはNPC(*)だと思ってたのに、実はどこかで『風ノ旅ビト』をプレイしているプレイヤーとマッチして繋がってるんですよ。
*NPC……ノン・プレイヤー・キャラクターの略。RPGにおける「村人」のような、人間が操作している人物以外のキャラクターを指す。
キャラクター同士は話す事はできないので、サインを出したりしながら、一緒に物語をすすめたりして、お互い行きたい方向が違ったらそこで別れてまた一人で旅に出たり……。出会いと別れがあるんですよ。まさに人生じゃないですか。
へーーーーー。
このゲームが、インディーゲームでありながら、あらゆるゲームの賞を獲ったんですね。今でこそインディーゲームが賞を獲ることは珍しくないんですが、当時は大手ゲームメーカーのビッグタイトルが並んでて、インディーゲームはまずなかったんです。それなのにいろんなタイトルを総なめにしたんですね。それだけ多くの人の心を動かしたゲームなんです。
えー! それを聞くとやりたくなりますね……。ちなみにPS Nowでは遊べるんですか?
PS NowでPlayStation®3版が遊べます。
あ、良かった。これだけ長々語っててPS Nowで遊べなかったらどうしようかと思った。
ああそうか。今日はPS Nowの話でしたね(笑)。PS4版の『風ノ旅ビト』はグラフィックがとても綺麗なので、気に入った人はぜひPS4版も買ってやってみてください(笑)
ちょっと! 大事な事を忘れないでください!
あ、そうそう! だから今日は「PS Nowのおすすめタイトル」をちゃんと用意してきたんですよ。PS NowってPS3のソフトもストリーミングで遊べるっていうのがウリなので、そのゲームも含めていろいろ用意しました!
【吉田さんおすすめのPS Nowで遊べるPS3のゲーム】
このへんはPS3のソフトなので、PS3をお持ちではない方でもPS Nowならプレイできるという意味でおすすめです。
『Demon’s Souls』って『SEKIRO: SHADOWS DIE TWICE』のフロム・ソフトウェアの作品ですよね。これめっちゃ死にゲーで初心者にはキツインディーゃないかっていう……。
10回死んで光が見え、20回死んでコツを掴み、30回死んでやっとボスが倒せる、というくらいの難しい難しいアクションゲーム。ヨッピーも散々ハマって何百回と死んだ。
そうですね。『DARK SOULS(ダークソウル)』とか『Bloodborne』の元祖なので、『DARK SOULS』やったけどまだ『Demon’s Souls』をプレイしてないって人はぜひプレイして欲しいです。
そういう意味ではこちらの『TOKYO JUNGLE』もかなりやりごたえのあるゲームなので、コアゲーマーでまだやったことがない人はばっちりハマると思います!
あとは『ワンダと巨像』、『人喰いの大鷲トリコ』をプレイ済の人はやっぱり『ICO』もやるべきですね。
あー、世界観が良いですよね。さっき言ってた没入感がすごいやつ。
<その他吉田さんおすすめのタイトル>
■『ピヨタマ』
■『SIREN: New Translation』
■『無限回廊 −序曲−』
■『PixelJunk モンスターズ』
■『Everyday Shooter』
■『biohazard 4』
■『KILLZONE 2』
さっきも言った通り、この辺のタイトルはPS3がないとできないゲームなので、まだやってない作品がある人はPS Nowでぜひ!
これ全部やったらめちゃくちゃ元がとれるぞ……!
【PS Nowで遊べるビッグタイトル】
『ペルソナ5』
※2020年2月3日(月)までの期間限定配信
『ゴッド・オブ・ウォー』
※2020年1月1日(水)までの期間限定配信
この辺のビッグタイトルは幅広く、初心者の人でも遊べるように難易度が変えられたりしますから、普段ゲームやらない、とか久しぶりにゲームやるぞ、なんて人はこの辺からやっていただければいいかと。
「この辺からやっていただければ」っていうわりにめっちゃ重いタイトルじゃないですか! 僕も『Fallout 4』は散々やったな~。なんか、やり込んでるうちにクリアするのがもったいなくて、ボスを残したまんまになってていまだにクリアしてないんですよね。
あーそれ、わかります。私もけっこうそういうタイトルあります(笑)。
<その他PS Nowで遊べるビッグタイトル>
■『グランド・セフト・オートV』 ※2020年1月1日(水)までの期間限定配信
■『アンチャーテッド 海賊王と最後の秘宝』 ※2020年1月1日(水)までの期間限定配信
■『inFAMOUS Second Son』 ※2020年1月1日(水)までの期間限定配信
■『Bloodborne』
■『HEAVY RAIN -心の軋むとき-』
■『NBA 2K18』
■「LEGO」シリーズのタイトル(複数)
【吉田さんおすすめのPS Nowで遊べるインディータイトル】
この辺はね、もうハマると一気にゲームの世界が広がりますよ。
僕、いまだにインディーゲームやったことないんだよな~~~。少なくとも『風ノ旅ビト』はやってみますね。
ゲームって、どんどんボリュームが大きくなって、開発費がたくさんかかるようになったので発売される本数って実はそんなに多くないんですよ。開発費に何十億円もかかるゲームをボコボコ発売できないじゃないですか。
おーなるほど。
映画産業に構造が似てきているんですけど、たくさん開発費をかけて開発して、それを世界中で売って回収するっていう。でもインディーゲームはそこまで開発費がかからないので、無数のタイトルが存在するんですよ。そのぶん今までにないような、新しい試みのゲームも多くて本当にハマっちゃいますね。
<その他おすすめのゲーム>
■『ロケットリーグ』
■『サウンドシェイプ』
■『LIMBO』
■『ボコスカウォーズ2』
■『スチームワールド ディグ』
■『Velocity 2X』
■『The Unfinished Swan』
■『ALIENATION』
これだけあったらどれから始めるか迷っちゃうじゃないですか。
いやそうなんですよ。私はね、今こうやってゲームの仕事をしてるのは、老後を楽しむためなんですよ。自分の老後に面白いゲームをたくさんやりたいから、今のうちにゲーム業界を発展させるぞ!っていう。
いやー、いい話だな~~。
昔からね、「ゲームが好き」って言うと「オタクだ!」って言われたじゃないですか。「暗そう」とか。あれが理不尽だと思っててなんとかしたいなってずっと思ってるんです。「小説が好き」「映画が好き」だと別に言われないのに。でも、さっきも言ったゲームの面白さ、没入感とか作ってる人に対する尊敬の念とか、そういう根本的なものは同じなんですよね。
あー、確かに。映画も没入感大事だし、めちゃくちゃ面白い作品に出会うと作った人に拍手を送りたくなりますよね。
でしょう。ゲームもそうあるべきだと思って、その思いでずっと仕事をしてきて、ようやくそういう土壌が整いつつあるかな、っていう感じですね。老後が楽しみですよ本当に。それこそPS Nowがあれば一生遊ぶゲームに困らないですからね。
わかりました!
「おすすめゲーム」の話になるとマジで止まらなくなる吉田さん。
そんなわけで早速、吉田さんが「人生のベストゲーム」とおっしゃってた『風ノ旅ビト』をPS Nowで遊んでみた! 次回の「ヨッピーのPS Now日記」は年明けに更新! 今日出てきたゲームを年末年始にPS Nowでチェックして待っていてくれよな! それではPlayStation®.Blogの皆様、良いお年を~~~~!
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