話題の新作、『オーバーウォッチ 2』の気になる質問にBlizzardの開発者たちが答えるQ&A!

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話題の新作、『オーバーウォッチ 2』の気になる質問にBlizzardの開発者たちが答えるQ&A!

米国PS.Blogに掲載された本作のインタビューを紹介。

Blizzard(ブリザード)のゲームディレクターとリードライターが語る『オーバーウォッチ 2』で伝えたい物語とは?

著者:Justin Massongill


 

世界には、まだヒーローが必要です!今月BlizzConのオープニングセレモニーで発表された『オーバーウォッチ 2』。皆さんも、この発表で気になったことが多くあるはず。前作の『オーバーウォッチ』との繋がりは?ストーリー重視の新たなモードとは?新しいカスタマイゼーションとはいったい?

今回はなんと、これらの質問にBlizzard(ブリザード)から『オーバーウォッチ 2』のアシスタントゲームディレクターを担当したアーロン・ケラー氏(以下アーロン)とリードライターのマイケル・チュー氏(以下マイケル)にお答えいただけます。

 

PlayStation®.Blog(以下.PSB):『オーバーウォッチ 2』に目標があるとすれば、それは何ですか?

アーロン:「オーバーウォッチ」の世界はとても興味深いものなので、プレイヤーの皆さんに、それをもっと体験してもらうのが目標です。プレイヤー同士で戦うのではなく、AIを相手に任務を遂行するモードをプレイしていく中で、この世界感をより感じられるようになっていると思います。ストーリー任務では、魅力的な物語を通して、新たな世界の危機にヒーローたちがどう立ち向かうのかを見ることができます。加えて、ヒーロー任務は、世界の様々な場所で他のプレイヤーと協力しながら楽しめる、リプレイ性の高いモードとなっています。プレイヤーの皆さんは、レベルを上げてヒーローを強化し、様々なカスタム要素で好みのヒーローを作ってみてください。

PSB:『オーバーウォッチ 2』で伝えようとしている物語はどのようなものになりますか?

マイケル:私たちは、数年前からこの物語の準備を進めてきました。『オーバーウォッチ 2』で語られる物語は、「オーバーウォッチ」の世界の物語展開における次なるステップです。メインキャラクター、そしてこの世界における紛争や歴史に触れてきたいま、次のチャプターに進むときがきました。世界の危機に立ち向かうため、ウィンストンはリコールボタンを押し、オーバーウォッチのエージェントたちを集めました。すでに複数のヒーローがウィンストンに応え、参加していることがわかっていますが、ヒーローたちは何をするのか?世界はヒーローたちにどのような反応をするのか?そしてオーバーウォッチが世界に必要な解決策なのか?私たちは、これらを伝えていきたいと思っているんです。

PSB:『オーバーウォッチ2』を前作と関わりのないものにしようという考えはありましたか?それとも共通点を持つことが常に目標としてあったのですか?

アーロン:『オーバーウォッチ』は発売以来ずっと、世界クラスのチームアクション・シューターです。私たちはゲームのその要素に尽力しており、協力プレイ体験のためにチームアクション・シューター要素を切り捨てようと考えたことは一度もありません。『オーバーウォッチ 2』を制作するにあたって、5千万人ものプレイヤーを置き去りにできるわけがないと確信していましたね。

PSB:新しいヒーローたちを迎えることで、ゲームプレイにどのような変化をもたらそうとしていますか?

アーロン:今たくさんの『オーバーウォッチ 2』のヒーローが制作されています。どんなヒーローか、どんなゲームプレイになるのかについてはまだお話しできませんが、新たなヒーローたちが加わることで「オーバーウォッチ」の世界が仕上がり、見たことのないゲームプレイメカニクスを楽しめるようになるはずです。総じて、『オーバーウォッチ 2』のヒーロー任務では、これまでのゲームプレイとは違う遊び方でヒーローをプレイできるようになります。例えばラインハルトのタレントである「エピセンター」(訳注:開発が進むにつれ名称が変更される場合があります)では、扇状範囲に効果を発動するアビリティ「アース・シャター」を強化し、360度範囲に効果を発動できるようにします。

PSB:『オーバーウォッチ 2』で新登場するソジョーンですが、このキャラクターは前々から映像に登場していたと思います。その時からすでに、ソジョーンが『オーバーウォッチ 2』のメインキャラクターになると決定していたのですか?それとも制作中に決まっていったのですか?

マイケル:実はソジョーンは、前作の『オーバーウォッチ』が発売される前から存在していたキャラクターなんです。ソジョーンはオーバーウォッチ組織内で中心的な人物であり、今後も重要なキャラクターとなります。最近公開した様々なストーリーで彼女が出てきますが、『オーバーウォッチ 2』で起こる出来事においてソジョーンは、とても大きな役割を持っています。ついにソジョーンの物語をお伝えできるのが楽しみです。

PSB:『オーバーウォッチ 2』のライバル・プレイは前作と基本的には近いものですか?それとも『オーバーウォッチ 2』と前作のクライアントが統合されると、大きな変化が待っているのでしょうか?

アーロン:「オーバーウォッチ」のライバル・プレイは、私たちにとって非常に大切なものです。今は制作中の段階であって、『オーバーウォッチ 2』では変更点も検討していますが、まだ詳細を発表できる段階ではありません。ただ言えるのは、現在の『オーバーウォッチ』のプレイヤーと『オーバーウォッチ 2』のプレイヤーは、『オーバーウォッチ 2』が発売されると同じライバル・プレイの環境でプレイすることになるということです。

PSB:これまでの方法(ヒーローごとのトレーラーやシネマティックトレーラーなど)では伝えきれなかった「オーバーウォッチ」世界の物語を、『オーバーウォッチ 2』ではどのように伝えるのでしょうか?

マイケル:すぐに思いつくものが二つあります。ストーリー任務では、より従来的な方法、つまり、起承転結がある完全なストーリーといった形で「オーバーウォッチ」の世界観を伝えられるようになります。また、ウィンストンのリコール後の物語をついに語ることができました。これからもその先の物語を展開していきたいと考えています。

アーロン:『オーバーウォッチ 2』では、技術的な観点からも、より物語を伝えられるようになります。マップの大きさが従来の『オーバーウォッチ』のものより2倍広くなり、天気、雷、爆発、などをダイナミックに表現する技術も備えられています。マップは『オーバーウォッチ 2』で物語を伝えるキャラクターのひとつと言っても過言ではありません。また、全てのストーリー任務にはイントロ映像とアウトロ映像があります。ストーリー&フランチャイズチームと協力して、ストーリー任務用に多くの映像を制作しています。プレイヤーの皆さんにも楽しんでいただけると思います。

 

 

PSB:『オーバーウォッチ 2』のストーリーとPvEモードは、前作『オーバーウォッチ』の期間限定イベントと同じような形になるのでしょうか?それとも完全シングルプレイヤーのキャンペーンモードと似たものになるのでしょうか?また、いつから「オーバーウォッチ」の物語をゲームの中核としたいと考えていましたか?

マイケル:私たちは、ずっと「オーバーウォッチ」の世界で物語を伝えたいと思っていました。もともとは、前作の『オーバーウォッチ』ゲーム内でこの世界を表現してきました。しかし近年では、毎年開催しているアーカイブイベント内のPvEモードで物語を展開することを試みていて、プレイヤーの皆さんからの評判も良好です。『オーバーウォッチ 2』のストーリー任務では、もっと新しい方法で「オーバーウォッチ」の世界を表現する機会があると考えています。私たちは、ストーリーを「ストーリー体験」と呼んでいます。シングルプレイヤーのキャンペーンモードとは違い、他に3人のプレイヤーと一緒にプレイする協力プレイで、友達とストーリー体験を共有できるようになっています。

PSB:『オーバーウォッチ 2』では、PvEとPvPモード間で共有される進行度やシナジー要素はありますか?

アーロン:今のところPvEとPvPの進行システムは完全に分かれています。ゲームプレイを変えてしまうようなタレントやアビリティにより、PvPに不公平なアドバンテージを与えたくはありません。まだPvEでプレイヤーが得られるものを模索している最中で、そのための進行システムを制作しています。目標としては、ヒーロー任務に強力かつ意味のある進行システムを組み込むことで、『オーバーウォッチ 2』のストーリーをクリアしたあとでもメインのモードとして繰り返し楽しめるものにしたいと考えています。

PSB:『オーバーウォッチ 2』のシネマティックトレーラーでは、チームワークに焦点が当てられていたと思います。そのチームワークは、ゲーム内でどのように反映されているのですか?

アーロン:チームワークとヒーローアビリティのコンビネーションは、昔から『オーバーウォッチ』のコアゲームプレイの一つでした。例えば、ザリアの「グラビトン・サージ」とハンゾーの「龍撃波」によるコンビネーションなどがそうですね。今回のトレーラー「Zero Hour」では、すでに存在するシナジーを描写しています。『オーバーウォッチ 2』で新たに登場するタレントとアビリティを使って、新しいパワフルなコンビネーションを見つけてみてください。

PSB:新たなカスタマイズ・アイテムやキャラクターカスタマイゼーションのシステムを作ることは、考えていますか?前作の『オーバーウォッチ』に登場するヒーローのスキンは『オーバーウォッチ 2』でも使用可能になるのでしょうか?

アーロン:私たちは、全てのヒーローが大好きです。『オーバーウォッチ 2』でもスキンなどのアイテムを全てのヒーローに作る予定です。残念ながらまだ、どのようなカスタマイズ・アイテムを予定していて、そのシステムにどのような変化があるのかというお話はできません。ただ、『オーバーウォッチ 2』ではカスタマイズ・アイテムに様々なオプションがあるとだけはお伝えできます。

PSB:ファンの皆さんが見逃したかもしれない、キャラクターの見た目の変更点はありますか?

アーロン:皆さんがお気づきになったかわかりませんが、ルシオの見た目は演奏する音楽によって変わるようになっています。ルシオの髪、スーツのエフェクト、そして彼が刻むビートも変わります。加えて、髪も暗闇で光るようになっています。移動速度上昇の曲とライフ回復の曲の切り替え、そして「サウンド・バリア」でビートをドロップすると変化するスーツに、ゲームプレイ映像で注目してみてください。また、『オーバーウォッチ 2』に向けてほぼ全てのヒーローの見た目をアップデートする予定です。これからヒーローたちにカッコいいアップデートを行っていくので、期待してお待ちください!

 

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