11月15日(金)にエレクトロニック・アーツから発売された『Star Wars ジェダイ:フォールン・オーダー™』。世界中に多くのファンを持つスペースオペラ作品『スター・ウォーズ』ゲームの最新作である本作は、エピソード3後の物語が描かれるということで、大きな注目を集めています。年末に映画の最新作の公開を控えた今、改めて『スター・ウォーズ』の世界に触れたいという人もいるでしょう。本連載では、過去2回に渡って本作の世界観やアクションを紹介してきているので、本作の基礎知識については、ぜひそちらもご覧いただければと思います。
前回までの特集記事はこちら
今回は、電撃PlayStation編集部による製品版のインプレッションをお届け。アクション好きはもちろん、『スター・ウォーズ』ファンがより楽しめる細かい魅力についても触れていきます。
ライトセーバーとフォースのアクションを状況に応じて使い分けるおもしろさ!
主人公のカルは、ジェダイ粛清による心の傷が原因で、フォースをうまく扱えない状態からスタートします。序盤は手持ちのライトセーバーと、敵の動きを遅くする”スロウ”を中心に戦いますが、ストーリーを進めていくことでかつての教えを取り戻し、さまざまなフォースアクションを使えるようになります。
また、敵を倒すことなどで得られる経験値からスキルポイントを獲得し、それを消費してカルの能力を向上させたり、新しいアクションを習得したりすることも可能です。どのスキルから強化するかはプレイヤーしだいなので、自分のプレイスタイルと合わせて、どのようにカルを育成していくかを考えるのも楽しみのひとつとなります。
映画などでも描かれていますが、ジェダイは決して無敵の存在ではありません。敵の数が多いと銃撃をさばき切れなかったり、ジェダイ狩りを専門とするパージ・トルーパーを相手にする際に、ライトセーバーに頼った力任せの戦い方では苦しくなるでしょう。そんなときにフォースをどのように生かすかがジェダイの腕の見せどころ。戦場が高所なら”プッシュ”で敵を落としたり、遠距離から攻撃してくる敵を”プル”で引き寄せたりと、状況に応じてフォースを使い分けることが、うまく立ち回るうえでのコツとなります。
スキルをアップグレードすることで、一度に複数の敵を吹き飛ばしたり、ライトセーバーを敵に投げつけたりすることも可能です。アクションの種類が増え、より多くの戦況に対応できると、自分なりの戦術を組み立てるおもしろさが増していくでしょう。
ボスなどの特別な敵を相手にする際は、フォースによるアクションが特に有効な場合も! 例えば帝国軍のAT-STはロケットランチャーを搭載していますが、発射されたロケットを”プッシュ”で押し返して相手に当てると、大きなダメージを与えられます。ほかにも、爆発する生物を”プル”で引き寄せ、”プッシュ”で別の敵に向かって投げつけるという戦法を取れるなど、フォースの使い方の幅はプレイヤーの創意工夫で広がります。
敵の攻撃をタイミングよくガードすることで発動する”パリィ”は、どんなときでも役立つテクニック。特に敵の撃ったブラスターを跳ね返して相手に当てられるのが利点です。エレクトロ・ライオット・バトンなどで武装した敵はこちらの攻撃をガードすることが多いので、相手の攻撃を誘い、パリィすることでスキを生み出すことにも使用できます。敵によっては、大振りの攻撃をパリィしたあとに一撃で仕留められることも! パリィを決めて反撃につなげられたときの快感たるや、まさに自分こそジェダイであると錯覚してしまうほどです!
ライトセーバーとフォース、どちらも習熟していくことで、まさに”ジェダイらしい”立ち回りをできるのが本作の一番の魅力。ゲームが進むにつれ、未熟なパダワンだったカルがフォースの技をものにしていくに従いプレイヤー自身の技量が上昇していく、このシンクロ感がゲームへの没入度を高めてくれるはずです。
フォースを使った謎解きや惑星の探索など、戦闘以外の要素も充実!
ジェダイを主役にした『スター・ウォーズ』ゲームと聞くと、やはり戦闘を中心にしたものだとイメージする人が多いかと思います。確かに本作でも戦う場面は多いのですが、いくつもの惑星を訪れてアイテムの収集や謎解きを行なう探索要素もまた、本作の魅力のひとつ。特に謎解きは、フォースアクションを使うパズル的なものになっているため、少し頭を使わなければなりません。惑星特有の地形や施設を利用したギミックも存在するため、現場の状況をよく観察し、解決方法を見つけ出す必要があります。遺跡などを前に考え込む姿もまた、探求者の多かったジェダイらしさを味わえる要素と言えるかもしれません。
特定の場所へ行く際にフォースアクションが必要となるため、ストーリーを進めて新しいアクションを習得することで行動範囲が広がっていきます。探索で手に入るのは、ライトセーバーの外見をカスタマイズするパーツや、カルやBD-1、母船となるマンティスの外見を変更するスキンパターン、そして設定を知ることができる各種データなどが中心で、ゲームプレイには直接影響はしませんが、わかりにくい場所で何かを発見する喜びというのは、探索要素ならではの楽しみです。
加えて、ダソミアやキャッシークなど、『スター・ウォーズ』世界において有名ではあるものの、登場機会の少なかった惑星に降り立つことができるのも魅力です。過去の『スター・ウォーズ』ゲームでも登場したことはありますが、最新のビジュアルで各惑星の空気感を体験できるのは本作だけ! さらに現地に生息する動植物についてのデータを集めることもできるので、世界設定が好きなファンにはたまらない要素となっています。
個性的なキャラクターたちのかけ合いは、まさに『スター・ウォーズ』!
『スター・ウォーズ』ファンにとっては、やはりストーリーは見逃せません。”オーダー66″でジェダイ・オーダーが崩壊したのち、数少ない生き残りたちはどうなったのか……。いくつかは別の関連作品で語られているものもありますが、エピソード3後の情勢を描いている作品は少なく、ファンとしては気になる時代でもあります。
ストーリーについての詳しい言及は避けますが、帝国の尋問官の強烈さは、さすがダース・ベイダーに鍛えられただけあると言えるほどの存在感でしたし、ソウ・ゲレラをはじめとする映画にも登場しているキャラクターについても新たに描写されている部分があり、彼らの設定にいたるまでチェックしているファンにとっては素晴らしい体験となるでしょう。それぞれ悩みや問題を抱えている登場人物たちが、振り回されつつも前へ進んでいくさまは、じつに『スター・ウォーズ』らしいと感じます。
とくに長い時間をいっしょに旅するBD-1はとても愛らしく、彼の一挙一動に心をつかまれる人も多そうです。ルークやアナキンにとってのR2-D2、レイたちにとってのBB-8のように、主人公とドロイドの組み合わせは『スター・ウォーズ』にとっての”お約束”のタッグ。その素敵なチームワークは本作でもしっかり踏襲されており、カルとBD-1のやり取りは見ていて心温まること間違いなし。このような”お約束”は本作にも散りばめられているので、ファンの方はそういった点もチェックしながら遊んでみてください。
さまざまな魅力に彩られた本作ですが、その魅力の核となっているのは、”いかにジェダイらしいことができるか”ということ。その点において、本作は比類なき楽しさを感じられることでしょう。『スター・ウォーズ』を知らなくても遊べはするものの、その魅力を十全に味わうには、やはり映画など『スター・ウォーズ』の世界に触れておくことをオススメします。ファンの方は、12月に公開される映画の新作に合わせて本作を遊ぶことで、より『スター・ウォーズ』の世界にひたってみてはいかがでしょうか。
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Star Wars ジェダイ:フォールン・オーダー
・発売元:エレクトロニック・アーツ
・フォーマット:PlayStation 4
・ジャンル:アクションアドベンチャー
・発売日:好評発売中
・価格:パッケージ版 通常版 希望小売価格 7,727円+税
パッケージ版 デラックスエディション 希望小売価格 8,636円+税
ダウンロード版 通常版 販売価格 8,657円(税込)
ダウンロード版 デラックスエディション 販売価格 9,676円(税込)
・CERO:C(15才以上対象)
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